「ENTRY」
【詳細】
浮世英寿がデザイアドライバーにギーツIDコアを装着し変身した仮面ライダーギーツの基本形態。
パーソナルカラーは白で、「キツネ」あるいは「稲荷の面」を模した頭部が特徴。
エントリーフォームとはデザイアドライバーを起動した直後の素体スーツを纏った状態であり装備もなにもないため戦闘力で言えば最低。
しかしデザイアドライバーの左右スロットに各種レイズバックルを追加で装備することで能力や武装を装着し、複数のフォームを使い分ける拡張性の高さが売り。
レイズバックルは特定の武装を装備するタイプ、ライダー本体に能力を付与し性能を強化するタイプが存在し、装備の上下を入れ替える「リボルブオン」により任意で特性を入れ替えることができる。
エントリーフォームはマスク部分以外にライダーごとの差異は少ないが、「パーソナルアクセサリー」と呼ばれる固有パーツが存在しているライダーが存在している。
ギーツの場合は狐の尾を模した先端部が赤いマフラーを装着しており、ギーツテールと呼ばれるそれはフォームによってはジャミング機能を持つともされている。
主役ライダー故にギーツは登場したレイズバックルを装着した派生フォームには一通り変身している。
マグナムバックルあるいはブーストバックルを変身の基軸として戦闘をする。
バックル同士を組み合わせる形での変身も多く披露しており、現状最もフォームが多く強化形態と呼べる上位能力を持ったフォームへの変身も行っている。
なお、大型バックルはライダー固定タイプ以外のものはだいたい使用して変身を行っており、ブースト主体のデュアルオン形態が多かった。
【各種機能】
腰に装着したデザイアドライバーに専用のIDコアを装着することで、デザイアベーシックが展開。
スーツ型ゲーミングデバイスである、それはデザイアドライバーからエネルギー供給を受けることでプレイヤーの身体能力を底上げして出力する機能を持つ。
「申込み」を意味するエントリーフォームに由来するこの形態は本作品に登場するライダーに共通する「素体」に当たるフォームであり、
デザイアドライバーのスロットに様々な装備をもたらすレイズバックルを装着していくことで武装や能力を拡張していく方式となっている。
エントリーフォームでも唯一ライダーごとに異なるのは頭部。
ギーツエントリーフォームではギーツヘッドと呼ばれ、白い狐、あるいは稲荷の面を模したマスクを顔の上半分に装着している。
軽量ながら非常に強固な複合装甲を採用し、あらゆるダメージから頭部を保護するギーツクレストギアに保護され、プレイヤーの頭部機能を拡張する役割を持つ。
他、ビジュアルアイテムとしての一面も持ち、個人識別符号端末「IDコア」に刻まれたライダーズクレストを象徴した形状を有し、ギーツの視認性を高めている。
額にはオーディットシグナルと呼ばれる検査装置を持ち、仮面ライダーの状態を常時モニタリングし、各部の稼働効率やダメージ状態などから変身継続性を診断、必要に応じて変身解除を実行する。
ギーツ最大の特徴である耳部分ギーツイヤーは音だけでなくレーダーとして各種情報収集機能を備え、状況把握に優れる。
複眼はギーツアイと呼ばれ、視覚情報を内部のディスプレイを介して伝達し、ゲーム中に突然起こる爆発などの強烈な光からプレイヤーの目を保護する。
各種レイズバックルを装着した場合、バックルが持つ能力が付加され機能が拡張される上、バックルによって複眼の色が変化する。
口腔部は大騒音下でもクリアな会話を実現するボイスチャット機能を持つブランククラッシャーを持ち、協力プレイ等で仮面ライダー間の意思疎通を図ることが可能。
こちらもフォームチェンジを行うタイプのバックルを装着した際にはパーツが追加され能力が拡張される。
腕部のプログレッシブアームは変身者の腕力を増強し、ジャマトを打倒する力を発揮。
更に拡張装備の装着によって様々な機能が付与される。
ハイセンシに設定することで素手以上に繊細な作業を行うエントリーグローブは、装着した各種レイズバックルの機能によりカスタム可能。
大腿部のプログレッシブレッグはアーム部分と同様、プレイヤーの脚力を増強、さらにジャンプ力を高めゲームフィールドでの優れた走破性を誇るエントリーブーツの機能を加えることで様々な機能が付与される。
必殺技はなし。
【活躍】
ギーツ1話ではマグナムバックルをセットしての変身だったため、エントリーフォームの登場は2話から。
劇場版『バトルファミリア』で先行し登場している。
ギーツは積極的に大型バックルを装着しフォームチェンジを行うため、アームド装備の使用は少ない。
しかし、大型バックルと小型バックルの併用は比較的多く見られるため、アームド装備の性能を大型バックルから得られる大型の拡張装備で底上げすることで戦闘力を補強する狙いがあると思われる。
13話より登場した
レイジングフォームはエントリーフォームそのものの強化形態と言えるポジションにある。
スペックの向上はもとより、レイジングソードの剣戟に特化した調整が行われており、武器の存在もあってエントリーフォームよりも戦闘力が向上している。
25話から始まった「慟哭編」にて強さの理由が判明する。
それは「エース」という名を持つプレイヤーとして何代にもわたって「デザイアグランプリ」に出場している複数の前世の記憶を保有する力を持った人物。
前世の英寿たちが「ギーツ」に変身していたかは不明。
このころからエントリーフォームの登場は皆無となっている
【余談】
You Tubeで公開された変身講座や仮面ライダーギーツの商品玩具(装動等)では「エントリーレイズフォーム」と表記されているものの、公式サイトでは「エントリーフォーム」名義のため、本ウィキではそれに習っている。
「エントリーフォーム」、「エントリーレイズフォーム」の表記ゆれはガンバライジングカードでも見られる。何か条件があるのだろうか?
今のところエントリーレイズフォームと言う名称は立体フィギュアなどで使われる名称で、新しく仮面ライダーが登場しても公式サイトではエントリーフォームで統一されている。
なお、この表記ゆれはレイズバックル各種でも見られる。
IDコアを装着しただけのいわゆる「素体」、ここからベルトに追加アイテムをセットしてパーツが増える方式はエントリーフォームで4例目。
仮面ライダー龍騎に登場するブランク体(モンスターと未契約状態)、
仮面ライダー電王のプラットフォーム(イマジンを憑依させずに変身)、
仮面ライダーゴーストに登場するトランジェント(英雄ゴーストを憑依させていない状態)が先輩に当たる。
玩具ではIDコアごとの個別音声が存在しないためか、『ギーツ』に登場する現時点で全ての仮面ライダーはこのエントリーフォームを有する。
コアだけでは音声や発光パターンの変化はないが、これはコレクションアイテムをバックルで統一するためとのこと。
アレも集めてこれも集めてでは親御等が混乱するとの判断によるものらしい。
実際IDコアは発売されるバックルに付属するもの以外、プレミアムバンダイ限定でまとめて販売されることとなった。
他ロポやナッジスパロウは雑誌付録となっており、今後もこういった形でフォローされていくと思われる。
最終更新:2025年05月23日 18:48