842:ソロモンの悪夢 ◆EPyDv9DKJs:2023/07/23(日) 01:32:52 ID:nHym/M2.0
殺し合いの為に生まれた舞台。
そう書くと物騒であり、事実物騒なのは間違いない。
雪原は参加者の体力を奪うため、森林は参加者の目を欺くため。
街は地の利を把握して立ち回り、海は人を島から逃がさぬかため。
しかし、だからと言ってそこにある自然や景観が全て醜悪で罪深きものではない。
森や海の自然、町並みだって当人の環境次第ではより美しいものに見える。
殺し合いの為に生まれた舞台。
そう書くと物騒であり、事実物騒なのは間違いない。
雪原は参加者の体力を奪うため、森林は参加者の目を欺くため。
街は地の利を把握して立ち回り、海は人を島から逃がさぬかため。
しかし、だからと言ってそこにある自然や景観が全て醜悪で罪深きものではない。
森や海の自然、町並みだって当人の環境次第ではより美しいものに見える。
「おー。すっごいおっきくて見晴らしいいっぽーい!」
特に、戦いに身を置き続けてきたものにとっては。
厳密には違うが、景色に声を上げるものだっているわけだ。
草原から見える暗い大海原を眺めながら、少女は感嘆の声を上げる。
いや、少女と呼ぶにはそれはあまり呼べるものではない背丈をしており。
二メートル近くのモデルどころか、並みの男性さえも凌駕するであろう高身長、
蒼と白銀の鎧越しでも豊満なバストを筆頭としたスタイルの良さは隠しきれておらず、
見事なプロポーションを持ちながら、凛々しい青い瞳は見るだけで他者を圧倒できる。
男性、女性問わず惹かれて然るべき、ティアラの装飾品のような角が生えた女騎士の姿。
だから、子供っぽい言葉を大人びた声色で出すこの光景は何とも言えないシュールさがある。
厳密には違うが、景色に声を上げるものだっているわけだ。
草原から見える暗い大海原を眺めながら、少女は感嘆の声を上げる。
いや、少女と呼ぶにはそれはあまり呼べるものではない背丈をしており。
二メートル近くのモデルどころか、並みの男性さえも凌駕するであろう高身長、
蒼と白銀の鎧越しでも豊満なバストを筆頭としたスタイルの良さは隠しきれておらず、
見事なプロポーションを持ちながら、凛々しい青い瞳は見るだけで他者を圧倒できる。
男性、女性問わず惹かれて然るべき、ティアラの装飾品のような角が生えた女騎士の姿。
だから、子供っぽい言葉を大人びた声色で出すこの光景は何とも言えないシュールさがある。
「戦艦の人でも、こうも大きい人はいなかったっぽい?」
全身を見やりながら彼女、艦娘こと夕立はそう呟く。
駆逐艦は基本的に小学生の体躯で、小柄な存在になるのが定石。
なので突如として戦艦か、それ以上のサイズから見る景色は珍しく見えてしまう。
椅子の上に立ってから見なければ、きっと見れないであろうその景色は爽快感がある。
もし戦艦の武蔵に憧れていた駆逐艦、清霜がこれを体験したらどんな気分だったのだろうか。
テンションが上がるどころではなかっただろう。
駆逐艦は基本的に小学生の体躯で、小柄な存在になるのが定石。
なので突如として戦艦か、それ以上のサイズから見る景色は珍しく見えてしまう。
椅子の上に立ってから見なければ、きっと見れないであろうその景色は爽快感がある。
もし戦艦の武蔵に憧れていた駆逐艦、清霜がこれを体験したらどんな気分だったのだろうか。
テンションが上がるどころではなかっただろう。
「っと、鎧はなんとかつけたけど楽しんでる場合じゃないよね。」
今の姿を少し堪能したあと改めて状況を整理する。
艦娘と言う大分非科学的な存在ではあるので順応は早い。
人類が深海棲艦から制海権を奪還する、人類の味方が艦娘の仕事。
ならば答えは最初から決まっている。殺し合いなんてものはしない。
けれども、深海棲艦がいたとしてもそれは人の身体の可能性もあるし、
逆に深海棲艦の身体にさせられた人だっている可能性もあるわけだ。
こんな半端な気持ちで動くべきかと、少しばかり疑問に思ってしまう。
艦娘と言う大分非科学的な存在ではあるので順応は早い。
人類が深海棲艦から制海権を奪還する、人類の味方が艦娘の仕事。
ならば答えは最初から決まっている。殺し合いなんてものはしない。
けれども、深海棲艦がいたとしてもそれは人の身体の可能性もあるし、
逆に深海棲艦の身体にさせられた人だっている可能性もあるわけだ。
こんな半端な気持ちで動くべきかと、少しばかり疑問に思ってしまう。
最悪それは人質になりうる。
誰かに手を汚させるわけにもいかず、
かといって深海棲艦の味方もできない。
そういったとき、ちゃんとした判断は取れるのか。
重巡洋艦や戦艦、空母のような冷静な考えはできるのか。
どうあっても子供に近い駆逐艦には、その判断は少し難しい。
いくらソロモンの悪夢を見せると言った好戦的な発言が多くある彼女だが、
根はどちらかと言えば子供っぽい。何なら提督と言う飼い主に褒めてもらいたい子犬。
冷酷無比ではない彼女に、合理的だったり最適解な判断を取れと言うのは酷な話だ。
難しい状況にどんよりとした空気が流れていく。
誰かに手を汚させるわけにもいかず、
かといって深海棲艦の味方もできない。
そういったとき、ちゃんとした判断は取れるのか。
重巡洋艦や戦艦、空母のような冷静な考えはできるのか。
どうあっても子供に近い駆逐艦には、その判断は少し難しい。
いくらソロモンの悪夢を見せると言った好戦的な発言が多くある彼女だが、
根はどちらかと言えば子供っぽい。何なら提督と言う飼い主に褒めてもらいたい子犬。
冷酷無比ではない彼女に、合理的だったり最適解な判断を取れと言うのは酷な話だ。
難しい状況にどんよりとした空気が流れていく。
「……ダメダメ! こんなの夕立っぽくなーい!」
暗い気分になるが首を横に振り、頬をパチンと叩いた後両手を空へと伸ばす。
容姿端麗で麗しい声色の騎士がすると、流石に不格好が過ぎる光景だ。
容姿端麗で麗しい声色の騎士がすると、流石に不格好が過ぎる光景だ。
「このバーゲストって人だって、きっと守ることを選ぶよね!」
妖精騎士ガウェイン、またの名をバーゲスト。
妖精國と言う、夕立とは別の世界で國に尽くしてきた騎士。
強者は弱者を守るべきものとする、騎士らしいとも言える人物の身体だ。
それが過ぎて弱者を侮ることもあったそうだが、基本的には根は良い方になる。
砲雷撃戦とは全く違う剣での戦術だし、体格も違いすぎて色々不便なのは間違いない。
ただそれでも、妖精騎士は女王モルガンから円卓の騎士の名と霊基を賜った存在だ。
単純に戦うだけでも、きっと強いのだろうと言うことはなんとなく予想できる。
だったら一人でも多く人類を守る。それこそが彼女の、艦娘のするべきことだ。
妖精國と言う、夕立とは別の世界で國に尽くしてきた騎士。
強者は弱者を守るべきものとする、騎士らしいとも言える人物の身体だ。
それが過ぎて弱者を侮ることもあったそうだが、基本的には根は良い方になる。
砲雷撃戦とは全く違う剣での戦術だし、体格も違いすぎて色々不便なのは間違いない。
ただそれでも、妖精騎士は女王モルガンから円卓の騎士の名と霊基を賜った存在だ。
単純に戦うだけでも、きっと強いのだろうと言うことはなんとなく予想できる。
だったら一人でも多く人類を守る。それこそが彼女の、艦娘のするべきことだ。
(でも、こんなことなら天龍や木曾とかに剣とか習った方が良かったっぽい?)
深海棲艦と接近戦なんてすることなんてまずないので、
当然剣の心得なんてものはない。肉体の経験でなんとか頑張るしかない。
どこか呑気に思いながら、暫く海の上は走れないことを惜しみながら夕立はその場を去った。
太陽の騎士の名を賜った騎士の艦娘は、人々に平和な朝を迎える為戦いに挑む。
当然剣の心得なんてものはない。肉体の経験でなんとか頑張るしかない。
どこか呑気に思いながら、暫く海の上は走れないことを惜しみながら夕立はその場を去った。
太陽の騎士の名を賜った騎士の艦娘は、人々に平和な朝を迎える為戦いに挑む。
843:ソロモンの悪夢 ◆EPyDv9DKJs:2023/07/23(日) 01:33:27 ID:nHym/M2.0
【夕立@艦隊これくしょん-艦これ-】
[身体]:妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)@Fate/Grand Order
[状態]:健康
[装備]:妖精騎士ガウェインの鎧@Fate/Grand Order
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしないっぽい!
1:がんばるっぽい……けど剣とかないとだめっぽい?
2:宝具? の角は使うのは、気を付けないと危ないっぽい?
3:同じ世界の仲間や身体の人がいたら合流したい。
4:■■■■■(■■■)。
※参戦時期の概念はほぼありません。
ただし少なくとも改二改修を受けています。
名簿に夕立か夕立改二になるかは採用された場合にお任せします。
※姿は第一再臨のものとしています。鎧の中は第二再臨です。
※肉体の参戦時期は■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■───
【夕立@艦隊これくしょん-艦これ-】
[身体]:妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)@Fate/Grand Order
[状態]:健康
[装備]:妖精騎士ガウェインの鎧@Fate/Grand Order
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしないっぽい!
1:がんばるっぽい……けど剣とかないとだめっぽい?
2:宝具? の角は使うのは、気を付けないと危ないっぽい?
3:同じ世界の仲間や身体の人がいたら合流したい。
4:■■■■■(■■■)。
※参戦時期の概念はほぼありません。
ただし少なくとも改二改修を受けています。
名簿に夕立か夕立改二になるかは採用された場合にお任せします。
※姿は第一再臨のものとしています。鎧の中は第二再臨です。
※肉体の参戦時期は■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■───
844:■■■の悪夢 ◆EPyDv9DKJs:2023/07/23(日) 01:34:02 ID:nHym/M2.0
以上■投下終了
■■■
以上■投下終了
■■■
罪滅ぼしに命を絶つのかい?
気持ちは分かるけど、まあ落ち着いて。
妖精の中でも随一と言える、高潔な君が自決とはあまりに悲しい。
契約をしよう、バーゲスト。君が呪いを受けるには、まだすこし刻が早い。
この記憶にフタをしてあげよう。君の心の中で、いつまでも彼は生きているように。
なに、辛くなったらこの部屋に戻ってくればいい。
彼の最後の日を、夢のように繰り返そう。
気持ちは分かるけど、まあ落ち着いて。
妖精の中でも随一と言える、高潔な君が自決とはあまりに悲しい。
契約をしよう、バーゲスト。君が呪いを受けるには、まだすこし刻が早い。
この記憶にフタをしてあげよう。君の心の中で、いつまでも彼は生きているように。
なに、辛くなったらこの部屋に戻ってくればいい。
彼の最後の日を、夢のように繰り返そう。
そう、これは夢の終わり。
845:妖■■の悪夢 ◆EPyDv9DKJs:2023/07/23(日) 01:34:54 ID:nHym/M2.0
此処にあるのは、高潔な騎士の物語はではない。
惨めで、滑稽で、どうしようもなかった哀れな騎士の物語。
此処にあるのは、高潔な騎士の物語はではない。
惨めで、滑稽で、どうしようもなかった哀れな騎士の物語。
バーゲストは、騎士としてはさぞ立派な方だったのだろう。
敵の時は残忍な手段や冷酷さはあった。森を焼き払う行為すら厭わないぐらいに。
それでもだ。曲者ばかりの集うの妖精國の中では、大分常識的な部類になるだろう。
ある妖精騎士でさえ彼女が謹慎処分を受ければ『バーゲストの代わりはいない』言ってのけた。
その妖精騎士はとても人を褒めない、我がままで嫌われ者の存在が、そうまで言うのだから。
容姿端麗と才色兼備。バーゲストを表するのであれば、恐らくそれがとても似合うと言える。
敵の時は残忍な手段や冷酷さはあった。森を焼き払う行為すら厭わないぐらいに。
それでもだ。曲者ばかりの集うの妖精國の中では、大分常識的な部類になるだろう。
ある妖精騎士でさえ彼女が謹慎処分を受ければ『バーゲストの代わりはいない』言ってのけた。
その妖精騎士はとても人を褒めない、我がままで嫌われ者の存在が、そうまで言うのだから。
容姿端麗と才色兼備。バーゲストを表するのであれば、恐らくそれがとても似合うと言える。
───けれど。彼女は立派な志を持つからこそ壊れた。壊れてしまった。
彼女は自分の領土の妖精を、そして恋人のアドニスを守りたいと願ったのだ。
妖精國の女王であるモルガンは妖精國ブリテンを守ってきた。長い間、途方もない時間の間。
一代の女王として君臨し続けてきたのだから、それがどれだけの偉業かは語るに及ばず。
しかし、彼女が守っているのは國だけだ。そこに根差す民たる妖精については守る気がない。
弱者は守るべき存在とするバーゲストにとって、その行為について疑念を抱いていた。
だから妖精國の敵たるカルデアへと協力……いや、邪魔をしない形で反抗を選んだ。
その代わりとして、汎人類史の世界へ妖精達を連れて行くと言う約定を結んで。
激戦だったが無事その反乱は成功に終わり、約定もまた無事結ばれるはずだった。
だが、待っていたのは地獄と言う言葉で片づけることのできない程の連鎖。
自分を戒めるつもりの鎖を皮肉るかのように、繋がり続ける悲劇の連鎖。
彼女は自分の領土の妖精を、そして恋人のアドニスを守りたいと願ったのだ。
妖精國の女王であるモルガンは妖精國ブリテンを守ってきた。長い間、途方もない時間の間。
一代の女王として君臨し続けてきたのだから、それがどれだけの偉業かは語るに及ばず。
しかし、彼女が守っているのは國だけだ。そこに根差す民たる妖精については守る気がない。
弱者は守るべき存在とするバーゲストにとって、その行為について疑念を抱いていた。
だから妖精國の敵たるカルデアへと協力……いや、邪魔をしない形で反抗を選んだ。
その代わりとして、汎人類史の世界へ妖精達を連れて行くと言う約定を結んで。
激戦だったが無事その反乱は成功に終わり、約定もまた無事結ばれるはずだった。
だが、待っていたのは地獄と言う言葉で片づけることのできない程の連鎖。
自分を戒めるつもりの鎖を皮肉るかのように、繋がり続ける悲劇の連鎖。
『マンチェスターに……私は、あの街の領主として……』
突如として、ブリテン中に起きた大厄災。
モースの毒に侵されようとも、彼女は独り戦い続けた。
次々と現れる敵を斬り倒し、逃がそうとした仲間を喪い絶望しながらも、
自分の傷さえも顧みることなく、せめて自分の領地の者だけでも守らねばと。
なんとか自分の領土へと戻り───彼女は見た。見てしまった。
モースの毒に侵されようとも、彼女は独り戦い続けた。
次々と現れる敵を斬り倒し、逃がそうとした仲間を喪い絶望しながらも、
自分の傷さえも顧みることなく、せめて自分の領地の者だけでも守らねばと。
なんとか自分の領土へと戻り───彼女は見た。見てしまった。
『え───』
地獄を見た。
そこには、自分が庇護する民は残っていた。
笑いながら民が、妖精が人間を■■にしている。
そこには、自分が庇護する民は残っていた。
笑いながら民が、妖精が人間を■■にしている。
『さあ行こう、すぐ行こう!
人間達のたくさんいる外の世界にひとっとび!』
人間達のたくさんいる外の世界にひとっとび!』
『もうすぐ引っ越しだ、古いオモチャは始末しろ!』
地獄を見た。
人間の手足をもぎ、腸を引きずり出す妖精。
妖精が変質した敵となるモースなどではなかった。
それは、自分が守り続けた領民達が自らの意志で行ったこと。
人間の手足をもぎ、腸を引きずり出す妖精。
妖精が変質した敵となるモースなどではなかった。
それは、自分が守り続けた領民達が自らの意志で行ったこと。
『最初の鳴き声が最高だね! その後の鳴き声はよくないね!』
『楽しいぞ楽しいぞ、きっと何十倍も楽しいぞ!』
地獄を見た。
妖精が人間を■している。罪悪感など欠片もない。
まるで、無邪気な子供が玩具で遊んでいるかのように。
妖精が人間を■している。罪悪感など欠片もない。
まるで、無邪気な子供が玩具で遊んでいるかのように。
『遊ぼう遊ぼう、人間たちで愉快になろう!
漂流物で読んだことがある! こういうのって、悪魔っていうんだよね!』
漂流物で読んだことがある! こういうのって、悪魔っていうんだよね!』
───結論を言おう。
彼らは、守るべき存在などではなかったのだ。
妖精とはそういう存在だ。例外はあるにはあったものの、
妖精國の妖精の大半は、自己の気まぐれや都合を優先して行動を起こす。
森に迷い込んだ人間を、当人の意思を問わずバラそうとしたりと言ったように。
ある意味、その身勝手さは『はじまり』から続くものではあるのだが……とにかく、
彼らは自由気ままに過ごしているだけだ。それが人間からしたら醜悪で、惨酷でも。
これもその一つに過ぎない。彼らは別に虐殺も、処刑も、殺人もしてない。
彼らは───遊んでいるだけだ。人間を使って。
罪の意識なんてものは、何処にも。
彼らは、守るべき存在などではなかったのだ。
妖精とはそういう存在だ。例外はあるにはあったものの、
妖精國の妖精の大半は、自己の気まぐれや都合を優先して行動を起こす。
森に迷い込んだ人間を、当人の意思を問わずバラそうとしたりと言ったように。
ある意味、その身勝手さは『はじまり』から続くものではあるのだが……とにかく、
彼らは自由気ままに過ごしているだけだ。それが人間からしたら醜悪で、惨酷でも。
これもその一つに過ぎない。彼らは別に虐殺も、処刑も、殺人もしてない。
彼らは───遊んでいるだけだ。人間を使って。
罪の意識なんてものは、何処にも。
『責任を取らなければ。』
846:妖精■の悪夢 ◆EPyDv9DKJs:2023/07/23(日) 01:35:31 ID:nHym/M2.0
それだけでも十分、バーゲストの精神に来るものはあっただろうが、
バーゲストの恋人のアドニスは既にいない存在だ。領民が殺した? 否。
とっくに、バーゲスト自身が昔に喰った。愛した者を喰らう、バーゲストの呪いとも言える本能。
相手が好みの強者でも喰い殺す。だから彼女には、長い間恋人ができたとしても最期は喰い殺して独りになる。
そんな中、新しい恋人のアドニスは病弱で弱い少年。彼女の言う強者とは無縁だ。だから喰い殺すことはなく過ごせた。
けれど、彼女は彼をも喰い殺した。恐らくは満足に動けずとも、懸命に生きる心を『強い』と認識したのかもしれないし、
或いは死期を悟ったアドニスが自らその身を差し出したのか。どちらにせよ、その理由は語られることはないが結果として、
弱小なる存在であるはずの彼ですら食い殺してしまい、彼女の精神はついに限界を迎えた。
そんな彼女を、ある人物が記憶操作することで今日までやり過ごしていた。
あの最後の日を、夢のように繰り返し続ける形で。
それだけでも十分、バーゲストの精神に来るものはあっただろうが、
バーゲストの恋人のアドニスは既にいない存在だ。領民が殺した? 否。
とっくに、バーゲスト自身が昔に喰った。愛した者を喰らう、バーゲストの呪いとも言える本能。
相手が好みの強者でも喰い殺す。だから彼女には、長い間恋人ができたとしても最期は喰い殺して独りになる。
そんな中、新しい恋人のアドニスは病弱で弱い少年。彼女の言う強者とは無縁だ。だから喰い殺すことはなく過ごせた。
けれど、彼女は彼をも喰い殺した。恐らくは満足に動けずとも、懸命に生きる心を『強い』と認識したのかもしれないし、
或いは死期を悟ったアドニスが自らその身を差し出したのか。どちらにせよ、その理由は語られることはないが結果として、
弱小なる存在であるはずの彼ですら食い殺してしまい、彼女の精神はついに限界を迎えた。
そんな彼女を、ある人物が記憶操作することで今日までやり過ごしていた。
あの最後の日を、夢のように繰り返し続ける形で。
『決して外の世界に出してはならない。』
それを領民の妖精たちは、覗き見た
アドニスを保護しながらも、最後は喰い殺す彼女の光景を見てそれを真似た。
彼女が領地で目の当たりにした光景とは、即ちバーゲストを真似た『ごっこ遊び』でしかないのだと。
領民の妖精はやがて外の世界……カルデア達の汎人類史でも、同じように人間達を扱おうとしていた。
この妖精國には、彼女が守るべきものも、正義も、救いも。はなから何一つとしてなかったのだ。
だからこそ切除される。異聞帯(ロストベルト)、過った選択や繁栄を辿り行き止まりとなる人類史。
悪を切除し続けるだけの人類史、僅かな人類を管理するだけの人類史、この世界はそれらと同じ存在。
その一つとなりうるだけの光景を、彼女は身をもって経験したのだから。
こんな存在が、繁栄などできようはずがないのだから。
アドニスを保護しながらも、最後は喰い殺す彼女の光景を見てそれを真似た。
彼女が領地で目の当たりにした光景とは、即ちバーゲストを真似た『ごっこ遊び』でしかないのだと。
領民の妖精はやがて外の世界……カルデア達の汎人類史でも、同じように人間達を扱おうとしていた。
この妖精國には、彼女が守るべきものも、正義も、救いも。はなから何一つとしてなかったのだ。
だからこそ切除される。異聞帯(ロストベルト)、過った選択や繁栄を辿り行き止まりとなる人類史。
悪を切除し続けるだけの人類史、僅かな人類を管理するだけの人類史、この世界はそれらと同じ存在。
その一つとなりうるだけの光景を、彼女は身をもって経験したのだから。
こんな存在が、繁栄などできようはずがないのだから。
『この邪悪な生き物を。一匹のこらず、殺さなくては。』
何も守れなかった彼女───いや、そも守るべきものさえなかった。
マンチェスターの妖精を全て殺し、まだ残っていた人間をも喰い殺し、
やがて獣の厄災となり妖精國を蹂躙する。そんな姿へと至る前の、
まだ辛うじて人の姿を保っていたバーゲストの身体へと夕立は入れられた。
マンチェスターの妖精を全て殺し、まだ残っていた人間をも喰い殺し、
やがて獣の厄災となり妖精國を蹂躙する。そんな姿へと至る前の、
まだ辛うじて人の姿を保っていたバーゲストの身体へと夕立は入れられた。
今の彼女には妖精を殺すと言う、
肉体の奥底から来る殺意に自覚は全くなかった。
妖精となりうるものを見たら、無意識に殺しかねないことにも。
妖精と言えば、概ね小さい羽が生えた小人を指すので基本少ないのでは?
そう思うかもしれないが、ゴブリン、ケット・シー、グレムリンなども妖精だ。
言ってしまえば、日本における妖怪も西洋風に言えばそれは『妖精』とも言えるだろう。
つまり、彼女は妖精と誤認した相手を、善良だろうと殺害対象にしかねない危険性を持つ。
妖精騎士と言う立場の都合、多種多様な妖精を見てきしまったので彼女ならなおの事。
肉体の奥底から来る殺意に自覚は全くなかった。
妖精となりうるものを見たら、無意識に殺しかねないことにも。
妖精と言えば、概ね小さい羽が生えた小人を指すので基本少ないのでは?
そう思うかもしれないが、ゴブリン、ケット・シー、グレムリンなども妖精だ。
言ってしまえば、日本における妖怪も西洋風に言えばそれは『妖精』とも言えるだろう。
つまり、彼女は妖精と誤認した相手を、善良だろうと殺害対象にしかねない危険性を持つ。
妖精騎士と言う立場の都合、多種多様な妖精を見てきしまったので彼女ならなおの事。
加えて、彼女が悪夢のような惨劇を前にすれば。
もし、彼女が守るべきものを守れなかったのであれば。
ソロモンの悪夢は、やがて獣の厄災となりこの舞台へ降り立つだろう。
人面の月が見下ろすこの場における悪夢となって。
もし、彼女が守るべきものを守れなかったのであれば。
ソロモンの悪夢は、やがて獣の厄災となりこの舞台へ降り立つだろう。
人面の月が見下ろすこの場における悪夢となって。
此処にいるのは、一匹の狂犬だ。
ソロモンの悪夢を見せた一隻の狂犬であり、
妖精國を蹂躙せんとした、黒い狂犬ただ一匹。
ソロモンの悪夢を見せた一隻の狂犬であり、
妖精國を蹂躙せんとした、黒い狂犬ただ一匹。
【夕立@艦隊これくしょん-艦これ-】
[身体]:妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)@Fate/Grand Order
[状態]:健康、元の身体の精神疲労(超絶大・夕立自身は完全無自覚)、妖精に対する殺意(夕立は無自覚)、魔力喰い発生
[装備]:妖精騎士ガウェインの鎧@Fate/Grand Order
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2(剣の類はない)
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしないっぽい!
1:がんばるっぽい……けど剣とかないとだめっぽい?
2:宝具? の角は使うのは、気を付けないと危ないっぽい?
3:同じ世界の仲間や身体知り合いとかがいたら合流したい。
4:妖精は殺す(夕立自身は無自覚)。
[身体]:妖精騎士ガウェイン(バーゲスト)@Fate/Grand Order
[状態]:健康、元の身体の精神疲労(超絶大・夕立自身は完全無自覚)、妖精に対する殺意(夕立は無自覚)、魔力喰い発生
[装備]:妖精騎士ガウェインの鎧@Fate/Grand Order
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2(剣の類はない)
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしないっぽい!
1:がんばるっぽい……けど剣とかないとだめっぽい?
2:宝具? の角は使うのは、気を付けないと危ないっぽい?
3:同じ世界の仲間や身体知り合いとかがいたら合流したい。
4:妖精は殺す(夕立自身は無自覚)。
847:妖精國の悪夢 ◆EPyDv9DKJs:2023/07/23(日) 01:36:13 ID:nHym/M2.0
[備考]
※参戦時期はゲーム版の為概念はほぼありません。
ただし少なくとも改二改修を受けています。
名簿に夕立か夕立改二になるかは採用された場合にお任せします。
※姿は鎧の都合第一再臨のものとしていますが、鎧の中は基本第二再臨です。
※肉体の参戦時期は29節、マンチェスターの妖精や人間を殺した直後です。
アヴァロン・ル・フェのバーゲストであるためサーヴァントではありません。
その為、魔力が切れると言った理由で消滅はしないため魔力供給も必要ありません。
※魔力喰いは抑えてないので勝手に発生していますが、現状では大した量は奪えません。
※捕食する日輪の角(ブラックドッグ・ガラティーン)はそのうち使用可能です。
※妖精かそれに該当する容姿等をしていた場合、攻撃する恐れがあります。
現時点では夕立がバーゲストになったばかりなので起きることは稀です。
※攻撃時に左手から鎖は出せます。
黒犬が召喚できるかは採用された場合、後続の書き手にお任せします。
※惨劇や悪夢などによって深い絶望をする場合、獣の厄災となります。
なった場合、元のバーゲストには通常の手段では戻ることはできず暴走します。
原作では40Mでしたが、本ロワでどの程度のサイズになるかは後続の書き手にお任せします。
[備考]
※参戦時期はゲーム版の為概念はほぼありません。
ただし少なくとも改二改修を受けています。
名簿に夕立か夕立改二になるかは採用された場合にお任せします。
※姿は鎧の都合第一再臨のものとしていますが、鎧の中は基本第二再臨です。
※肉体の参戦時期は29節、マンチェスターの妖精や人間を殺した直後です。
アヴァロン・ル・フェのバーゲストであるためサーヴァントではありません。
その為、魔力が切れると言った理由で消滅はしないため魔力供給も必要ありません。
※魔力喰いは抑えてないので勝手に発生していますが、現状では大した量は奪えません。
※捕食する日輪の角(ブラックドッグ・ガラティーン)はそのうち使用可能です。
※妖精かそれに該当する容姿等をしていた場合、攻撃する恐れがあります。
現時点では夕立がバーゲストになったばかりなので起きることは稀です。
※攻撃時に左手から鎖は出せます。
黒犬が召喚できるかは採用された場合、後続の書き手にお任せします。
※惨劇や悪夢などによって深い絶望をする場合、獣の厄災となります。
なった場合、元のバーゲストには通常の手段では戻ることはできず暴走します。
原作では40Mでしたが、本ロワでどの程度のサイズになるかは後続の書き手にお任せします。
【妖精騎士ガウェインの鎧@Fate/Grand Order】
夕立に支給、と言うよりデフォルト装備。
妖精國でエクターと言う鍛冶師が作った鎧。
曰く一番やりがいのある仕事だったとのことだし長い間使ってるので多分頑丈。
一方で彼女の特性も合わさることで鎧は結構窮屈とのことでもある。
夕立に支給、と言うよりデフォルト装備。
妖精國でエクターと言う鍛冶師が作った鎧。
曰く一番やりがいのある仕事だったとのことだし長い間使ってるので多分頑丈。
一方で彼女の特性も合わさることで鎧は結構窮屈とのことでもある。
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