夜の静寂を裂く一陣の風が通り過ぎる。
静けき森の草木は揺らめき、風と共に影が通り過ぎれば、大木のうちの一本の根本が平面に切り裂かれ、大きな音を立てて倒れる。
静けき森の草木は揺らめき、風と共に影が通り過ぎれば、大木のうちの一本の根本が平面に切り裂かれ、大きな音を立てて倒れる。
「……この身体、意外にいいかも。」
そう軽く呟いたのは、一人の少女の姿。
短い銀髪を靡かせ、空を眺める少女の名。
否。その中に宿る魂の真名は時透無一郎。
鬼殺隊所属、霞柱と称される天才剣士。
短い銀髪を靡かせ、空を眺める少女の名。
否。その中に宿る魂の真名は時透無一郎。
鬼殺隊所属、霞柱と称される天才剣士。
彼がやっていたのは、身体と支給品の試運転と言った所か。
無一郎に施されたのは刀使・糸見沙耶香の身体。
刀使イコール剣士である、ということを把握するのに数秒。
この身体が左利きである事を察し、左利きでの霞の呼吸の技の使用可否を判断するのに数分。
その後、写シや迅移等のこの身体だからこそ使える技術の確認。そして先程大木の一本を切断した。
無一郎に施されたのは刀使・糸見沙耶香の身体。
刀使イコール剣士である、ということを把握するのに数秒。
この身体が左利きである事を察し、左利きでの霞の呼吸の技の使用可否を判断するのに数分。
その後、写シや迅移等のこの身体だからこそ使える技術の確認。そして先程大木の一本を切断した。
結果だけ告げれば、この身体と無一郎の相性は抜群の一言だ。
時透無一郎が扱う霞の呼吸とは敵を翻弄する高速移動がその本質。かつこの身体の本来の持ち主は迅移なる特殊な移動術を用いている。
迅移とは瞬間的な高速移動であるのだが、無一郎からすればその一瞬ですら大きな価値だ。
時透無一郎が扱う霞の呼吸とは敵を翻弄する高速移動がその本質。かつこの身体の本来の持ち主は迅移なる特殊な移動術を用いている。
迅移とは瞬間的な高速移動であるのだが、無一郎からすればその一瞬ですら大きな価値だ。
「まあでも、女の体なのはちょっと戸惑うかな。」
唯一懸念があるとすれば、男の体から女の体にされたことによる体の違和感だ。
微妙に胸が重い、下半身がスースーして違和感がある。
今まで自分を鍛えてきた最中にこんな感覚を覚えたことはなかった。というか思春期特有の悶々との縁など全く無かった無一郎にとって、新鮮を通り越して未知の感覚だったのは言うまでもなく。
微妙に胸が重い、下半身がスースーして違和感がある。
今まで自分を鍛えてきた最中にこんな感覚を覚えたことはなかった。というか思春期特有の悶々との縁など全く無かった無一郎にとって、新鮮を通り越して未知の感覚だったのは言うまでもなく。
「………ッ!」
途端に、恥ずかしくなった。甘露寺や胡蝶のような大人の女性ではない。
何ならカナヲよりも年下のロリっ子寄りボディ、しかも胸の方は成長の余地がある(byねね)
所謂えっちな気分とは一切無縁だった無一郎は、ここに来て始めてそんなもどかしい気分を味わったのだ。
何ならカナヲよりも年下のロリっ子寄りボディ、しかも胸の方は成長の余地がある(byねね)
所謂えっちな気分とは一切無縁だった無一郎は、ここに来て始めてそんなもどかしい気分を味わったのだ。
『人のためにすることは、巡り巡って自分のために』
そして、何故か炭治郎のあの時の顔が思い浮かんだ。そして再び顔を赤らめた。
「……何余計な事を考えていたんだ、僕は。」
確かに時透無一郎にとって竈門炭治郎はある種恩人だ。
彼の言葉を始まりに過去を思い出せたようなものだから。
いやだからといって女の体になったからといって精神的な意味で炭治郎が好きだとかどうしてそういう事一瞬でも頭によぎってしまったとか、冷静な顔立ちに反して内心滅茶苦茶困惑していたのだ。
彼の言葉を始まりに過去を思い出せたようなものだから。
いやだからといって女の体になったからといって精神的な意味で炭治郎が好きだとかどうしてそういう事一瞬でも頭によぎってしまったとか、冷静な顔立ちに反して内心滅茶苦茶困惑していたのだ。
「まあいいや。"これ"はもう忘れよう。」
何故か浮かんだ雑念を振り払い、これからどうするかを考える。
考える、と言うが実際の所元凶である魘夢を斬るという方針には何も変わらない。
問題はその魘夢の今の身体が巻き込まれただけの人間であること。
昔の自分なら手遅れだと判断して切り捨てていただろうけど、そうはいかない。
やれることなら出来るだけ手は尽くす。
たとえ無意味な行為だとしても、それが巡り巡って自分のためになることを知っている。
考える、と言うが実際の所元凶である魘夢を斬るという方針には何も変わらない。
問題はその魘夢の今の身体が巻き込まれただけの人間であること。
昔の自分なら手遅れだと判断して切り捨てていただろうけど、そうはいかない。
やれることなら出来るだけ手は尽くす。
たとえ無意味な行為だとしても、それが巡り巡って自分のためになることを知っている。
「どっちにしたって、やること変わらないなら楽かな。」
そう、身体が変わろうと、精神が女の子よりの感情になろうと鬼殺隊の役目は変わらない。
弱きを助け、人に仇成す悪鬼どもを滅殺する。
弱きを助け、人に仇成す悪鬼どもを滅殺する。
【時透無一郎@鬼滅の刃】
[身体]:糸見沙耶香@刀使ノ巫女
[状態]:健康、女の体になったことによる精神的な変化への戸惑い(小)
[装備]:妙法村正@刀使ノ巫女
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:魘夢を倒して殺し合いを止める
1:なるべく人は助ける。
2:……この感情は、何?
[備考]
※参戦時期は裁定でも刀鍛冶の里編終了後
[身体]:糸見沙耶香@刀使ノ巫女
[状態]:健康、女の体になったことによる精神的な変化への戸惑い(小)
[装備]:妙法村正@刀使ノ巫女
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:魘夢を倒して殺し合いを止める
1:なるべく人は助ける。
2:……この感情は、何?
[備考]
※参戦時期は裁定でも刀鍛冶の里編終了後
『支給品紹介』
【妙法村正@刀使ノ巫女】
時透無一郎に支給。本来は糸見沙耶香の御刀。
千子村正が作成した村正唯一の重要美術品で。かつて佐賀藩初代藩主である鍋島勝茂が愛刀として所有していた。
【妙法村正@刀使ノ巫女】
時透無一郎に支給。本来は糸見沙耶香の御刀。
千子村正が作成した村正唯一の重要美術品で。かつて佐賀藩初代藩主である鍋島勝茂が愛刀として所有していた。
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