「殺し合いなんていきなり言われても、実感湧かないなぁ」
如何にも魔法使いといった服装の少女は、呑気にそう呟いていた。
彼女の名はめぐみん。されども入ってる魂の名は――条河麻耶。
今まで殺し合いとは無縁の生活をしていたがゆえに魘夢の言葉にあまりしっくりと来ない。
彼女の名はめぐみん。されども入ってる魂の名は――条河麻耶。
今まで殺し合いとは無縁の生活をしていたがゆえに魘夢の言葉にあまりしっくりと来ない。
「そもそも本当に別人に生まれ変わっ――てた!?すごっ!」
試しに手鏡を見るとそこには別人が写っており、自分の肉体が変わっていることを強く実感する。
だがその紅い瞳に眼帯という佇まいは、マヤ的に嫌いじゃない。むしろ好みだとすら思う。
だがその紅い瞳に眼帯という佇まいは、マヤ的に嫌いじゃない。むしろ好みだとすら思う。
「へー、爆裂魔法なんて使えるんだ!」
タブレットを操作してプロフィールを見ると紅魔族という特殊な一族で、爆裂魔法が得意と書いてある。マヤにとっては思わず心惹かれる単語だ。
しかも支給品にはめぐみんの杖。その典型的な魔法使いっぽい杖を手に取り、マヤは「いいじゃん、これ!」とご機嫌な様子。
「めぐみん!?めぐみんじゃない!」
――と、そんな時だった。
ピンク髪の小さなツインテールが特徴的な少女が駆け寄って来たのは。
ピンク髪の小さなツインテールが特徴的な少女が駆け寄って来たのは。
「え、誰?」
もちろん相手のことを知らないマヤは首を傾げ、疑問符を浮かべるばかりで。
声を掛けたピンク髪の少女は「あっ、身体が入れ替わってるんだったわね……」と納得した様子で――。
声を掛けたピンク髪の少女は「あっ、身体が入れ替わってるんだったわね……」と納得した様子で――。
「えっと……私はゆんゆんです」
「私はマヤ!チマメ隊のマヤだよ!」
「私はマヤ!チマメ隊のマヤだよ!」
相手が“めぐみん”ではないと知ると、態度が急変。ゆんゆんと名乗る少女は敬語で自己紹介し、マヤも元気良く名乗った。
「あ、タブレットに書いてあったプロフィール的にはこうかな?」
……名乗り直後、マヤは思い出した。タブレットに書いてあっためぐみんなりの挨拶を。
ゆんゆんは何かを察して「そんなことしなくても――」と言い掛けるがもう遅い。
ゆんゆんは何かを察して「そんなことしなくても――」と言い掛けるがもう遅い。
「我が名はマヤ!チマメ隊の一員にして、えーと……」
「そんなことしなくてもいいのよ、マヤちゃん……」
「そんなことしなくてもいいのよ、マヤちゃん……」
名乗りが思い浮かばず、言葉に詰まるマヤにゆんゆんは優しく声を掛けた。
○
「改めて……私はゆんゆん。この身体の女の子は“鹿目まどか”ちゃんっていうみたいだけど……私はゆんゆんよ」
その口調や雰囲気からマヤを幼い少女だと感じ取ったゆんゆんは、彼女をちゃん付けして敬語も辞めた。
とはいえ実際の年齢は大して変わらないのだが、何故かチマメ隊はみんな性格も見た目も幼いから仕方ない。ごちうさを見たことない人には小学生だと思われがちでもある。なんで?なんで?中学生!
とはいえ実際の年齢は大して変わらないのだが、何故かチマメ隊はみんな性格も見た目も幼いから仕方ない。ごちうさを見たことない人には小学生だと思われがちでもある。なんで?なんで?中学生!
そんなこんなで二人は互いに自己紹介し、タメ口で話していた。
ゆんゆんでもマヤに接しやすいのは、彼女の人懐っこい性格と身体がめぐみんだったということが大きいだろう。
マヤは明るく、元気だ。その天真爛漫さはこの殺し合いでも遺憾無く発揮され、ゆんゆんに安らぎを与える。
ゆんゆんでもマヤに接しやすいのは、彼女の人懐っこい性格と身体がめぐみんだったということが大きいだろう。
マヤは明るく、元気だ。その天真爛漫さはこの殺し合いでも遺憾無く発揮され、ゆんゆんに安らぎを与える。
「そういえばゆんゆんって、めぐみんの友達なの?」
マヤはこう見えて地頭が悪いわけじゃない。
めぐみんの身体に惹かれて自分に接触してきたということは――きっと友達なのだろうと推測した。
めぐみんの身体に惹かれて自分に接触してきたということは――きっと友達なのだろうと推測した。
「私とめぐみんは、ライバルよ!」
マヤの質問に対して――この時ばかりはテンションが上がったのか、少しだけ声高らかに自分達の関係性を教える。
恥はない。だって二人にとって“ライバル”はトクベツな関係だから。
恥はない。だって二人にとって“ライバル”はトクベツな関係だから。
「ライバルか~。いい関係だね!」
その関係性をマヤは素直に受け取り、賞賛した。
ライバル。その言葉の意味はもちろんマヤも理解している。まあマヤにはライバルなんて言える相手は居ないのだが、漫画や映画で何度も見てきたからよくわかる。
ライバル。その言葉の意味はもちろんマヤも理解している。まあマヤにはライバルなんて言える相手は居ないのだが、漫画や映画で何度も見てきたからよくわかる。
「あ。ライバルってことはゆんゆんも魔法が使えるの?」
「ええ、使えるわ!……まあこの身体だと上級魔法は使えないけど」
「ええ、使えるわ!……まあこの身体だと上級魔法は使えないけど」
あくまで今のゆんゆんは、鹿目まどかの身体だ。魔法少女にこそなれるが、魔法は使えない。
本当は上級魔法を見せてあげたいところだが、それが出来ずに苦笑いして誤魔化す。
本当は上級魔法を見せてあげたいところだが、それが出来ずに苦笑いして誤魔化す。
「そっか。残念だけど、身体が違うから仕方ないよね~」
状況が状況だからマヤもそれ以上は深追いせず、諦める。今のマヤが爆裂魔法を使えるように、身体が変わったことで技能を失った者だって存在するわけで。そのうちの一人がゆんゆんというだけだ。
「あっ、でも魔法少女っていうのに“変身”することは出来るみたいよ」
「魔法少女!?いいね、やってみてよっ!」
「魔法少女!?いいね、やってみてよっ!」
マヤの食い付きは早かった。
ゆんゆんの方も断る理由がなく、魔法少女に変身する。
ピンク色を基調としたフリルたっぷりの服装は正に“魔法少女”と呼ぶに相応しい。
ゆんゆんの方も断る理由がなく、魔法少女に変身する。
ピンク色を基調としたフリルたっぷりの服装は正に“魔法少女”と呼ぶに相応しい。
「本当に変身した……!?すっごいじゃん!!」
「ありがとう、マヤちゃん」
「ありがとう、マヤちゃん」
興奮気味に褒めてくるマヤに対して、ゆんゆんは頬を朱にして感謝の言葉を口にする。
○
――あ、あのめぐみんが素直に私を褒めてる!?
いや、違うわ。このめぐみんは――めぐみんの身体だけど、めぐみんじゃなくて。
この子はマヤちゃん。明るくて元気で、ひねくれ者のめぐみんとは違って素直な子。
いや、違うわ。このめぐみんは――めぐみんの身体だけど、めぐみんじゃなくて。
この子はマヤちゃん。明るくて元気で、ひねくれ者のめぐみんとは違って素直な子。
それはわかってるんだけど――わかってるのに、やっぱりめぐみんにも見えちゃう。
だって声も見た目もめぐみんで――性格や言動は違うけど、マヤちゃんもめぐみんと少し感性が似てて。爆裂魔法にも興味津々だし……。
それに――やっぱり誰かに褒められるって、嬉しいわね。
も、もちろんめぐみんの声で褒められたから嬉しいというわけじゃないわ!マヤちゃんに褒められて嬉しいのよ。
も、もちろんめぐみんの声で褒められたから嬉しいというわけじゃないわ!マヤちゃんに褒められて嬉しいのよ。
でも――めぐみんは今頃、どこで何をしてるのかな?
マヤちゃんがめぐみんの身体っていうことは――きっとめぐみんも巻き込まれてるんだよね?
それなら私が見付なきゃ……めぐみんだけだと、ちょっと心配ね。
マヤちゃんがめぐみんの身体っていうことは――きっとめぐみんも巻き込まれてるんだよね?
それなら私が見付なきゃ……めぐみんだけだと、ちょっと心配ね。
だってめぐみんは私のライバルで。
ライバルなんだけど……一番大事な友達で。
ライバルなんだけど……一番大事な友達で。
めぐみんがすごいことは――知ってる。
爆裂魔法なんてネタ魔法で色々な困難を乗り越えて――そんなめぐみんはね、すごいと思うよ。
爆裂魔法なんてネタ魔法で色々な困難を乗り越えて――そんなめぐみんはね、すごいと思うよ。
でもね。
これは殺し合い。めぐみんには……ううん、私達には向いてないと思う。
これは殺し合い。めぐみんには……ううん、私達には向いてないと思う。
だからめぐみんを見つけ出して――助けたい。もちろんめぐみんの身体のマヤちゃんもね。
大丈夫。きっと私達なら魘夢にも勝てるわ!
――なんて、本当は思ってもないんだけどね。でも私とゆんゆんなら――きっとあの時みたいに、二人で魘夢を倒せるから。
――なんて、本当は思ってもないんだけどね。でも私とゆんゆんなら――きっとあの時みたいに、二人で魘夢を倒せるから。
本当は私だけで魘夢を倒したいけど――そうやってあの悪魔に私が立ち向かった時もめぐみんが来てくれて。
だからね。今回はめぐみんと“一緒に”倒そうかなって。紅伝説(あの時)みたいに、二人なら――きっと、出来るよね
だからね。今回はめぐみんと“一緒に”倒そうかなって。紅伝説(あの時)みたいに、二人なら――きっと、出来るよね
○
「ゆんゆん?」
「……はっ!どうしたの?マヤちゃん」
「さっきから何か考えてるみたいだったからさ!悩み事とか?」
「……ううん。大切な友達のことを、思い出してただけだよ」
「……はっ!どうしたの?マヤちゃん」
「さっきから何か考えてるみたいだったからさ!悩み事とか?」
「……ううん。大切な友達のことを、思い出してただけだよ」
「へー!やっぱりめぐみんとゆんゆんって友達なんだ!!」
「そうね。――私にとってめぐみんはライバルで、大好きな友達よ!」
「そうね。――私にとってめぐみんはライバルで、大好きな友達よ!」
「私にも大切な友達がいるんだよ。チノとメグっていうんだけど……」
「うんうん」
「チノと私とメグで、三人揃ってチマメ隊なんだ~!」
「そうなんだね。……じゃあチノちゃんとメグちゃんも、探さないとね」
「うん!もちろん、めぐみんの魂もね!」
「ありがとう、マヤちゃん。……マヤちゃんも、優しいのね」
「うんうん」
「チノと私とメグで、三人揃ってチマメ隊なんだ~!」
「そうなんだね。……じゃあチノちゃんとメグちゃんも、探さないとね」
「うん!もちろん、めぐみんの魂もね!」
「ありがとう、マヤちゃん。……マヤちゃんも、優しいのね」
「私も?ていうことは、めぐみんも優しいんだ!」
「そっ、そういうことじゃないから……」
「あれ?ゆんゆんの顔、赤くなってるぞ~!?」
「そっ、そういうことじゃないから……」
「あれ?ゆんゆんの顔、赤くなってるぞ~!?」
――意気投合した二人は、その後仲良く笑い合った。
ついでに爆裂魔法のデメリットが大きくて使い勝手が悪いことも教えたとか、なんとか
ついでに爆裂魔法のデメリットが大きくて使い勝手が悪いことも教えたとか、なんとか
【条河麻耶@ご注文はうさぎですか?】
[身体]:めぐみん@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ
[状態]:健康
[装備]:めぐみんの杖@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:ゆんゆんと一緒に居る。もちろん魘夢も倒さなきゃね!
1:チノとマヤは居るのかな?
2:爆裂魔法を使うタイミングは気を付けよっと
[備考]
[身体]:めぐみん@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ
[状態]:健康
[装備]:めぐみんの杖@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:ゆんゆんと一緒に居る。もちろん魘夢も倒さなきゃね!
1:チノとマヤは居るのかな?
2:爆裂魔法を使うタイミングは気を付けよっと
[備考]
【ゆんゆん@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ(アニメ版)】
[身体]:鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ
[思考・状況]基本方針:めぐみん……また紅伝説(あの時)みたいに、一緒に魘夢を倒さない?
1:マヤちゃんとめぐみんの身体は私が守るわ
2:めぐみん……どこにいるのかな……?
[備考]
※参戦時期は紅伝説終了後です
[身体]:鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ
[思考・状況]基本方針:めぐみん……また紅伝説(あの時)みたいに、一緒に魘夢を倒さない?
1:マヤちゃんとめぐみんの身体は私が守るわ
2:めぐみん……どこにいるのかな……?
[備考]
※参戦時期は紅伝説終了後です
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