倒れてはいけない、
この邪悪は命ある限り多くの者立ちを
そして何もかもが美しい世界を踏みにじる。
この邪悪は命ある限り多くの者立ちを
そして何もかもが美しい世界を踏みにじる。
冷徹な行動で他人を冷遇する者といえば
縁壱の中では父親の存在があった。
縁壱の中では父親の存在があった。
自身を忌子と罵り三畳の間に入れた父上、
そして忌子の縁壱と遊んだことに激高し、
優しかった兄上を腫れるほどぶってしまったこともあった。
そして忌子の縁壱と遊んだことに激高し、
優しかった兄上を腫れるほどぶってしまったこともあった。
しかしこれらの過激とも言える行いは
何も悪意からではなく信仰の教えにまっすぐに従っただけなのだ。
戦国の時代では何も珍しいことではなかった。
何も悪意からではなく信仰の教えにまっすぐに従っただけなのだ。
戦国の時代では何も珍しいことではなかった。
だがこの邪悪からは事情もなく悪意をもたらす存在。
非道な行いそのものが目的の外法の権化。
今まで本当の極悪人を知らなかった縁壱でも生まれついての邪悪さを察知できた。
非道な行いそのものが目的の外法の権化。
今まで本当の極悪人を知らなかった縁壱でも生まれついての邪悪さを察知できた。
「先の戦い、いや蹂躙を目の当たりにしておらんようだな!
貴様如きに交代したところでなにができるというのだ!」
貴様如きに交代したところでなにができるというのだ!」
大魔王の憤りと疑問の言葉を意に介さず
無言のまま剣を構え、股間の肉棒に一層力をいれる。
この体では元の幼い体では可能だった相手の肉体の内側を見ることはできない。
兄、巌勝の師範を圧倒した時のような感覚で挑むのは得策とは言えない。
無言のまま剣を構え、股間の肉棒に一層力をいれる。
この体では元の幼い体では可能だった相手の肉体の内側を見ることはできない。
兄、巌勝の師範を圧倒した時のような感覚で挑むのは得策とは言えない。
しかしキンターマンの肉体は僅かな時間で地球と月を往復しても
息切れを起こさない恐るべきスタミナを持つ。
息切れを起こさない恐るべきスタミナを持つ。
男性の陰茎は勃起すれば血液で充満し、そそり立ち、陰茎とその周囲もさらに熱くなる。
超人のキンターマンがひとたび勃てば、人間のものとは比較すら馬鹿馬鹿しくなるほどの
圧巻のサイズとなり、業火すら涼しく思える熱を宿す。
元の熱に加え生まれ持った特異な呼吸法により肉体にはさらなる熱が生じている。
超人のキンターマンがひとたび勃てば、人間のものとは比較すら馬鹿馬鹿しくなるほどの
圧巻のサイズとなり、業火すら涼しく思える熱を宿す。
元の熱に加え生まれ持った特異な呼吸法により肉体にはさらなる熱が生じている。
そして今、呼吸法を持って活動を続けた影響か
呼吸法による熱が極まった影響か額の左側から側頭部にかけて、
そして陰茎にも太陽の熱気を彷彿とさせる痣が発現した。
呼吸法による熱が極まった影響か額の左側から側頭部にかけて、
そして陰茎にも太陽の熱気を彷彿とさせる痣が発現した。
大魔王の極寒呪文のマヒャドが直撃しても、
凍結化するどころかしもやけのあとすら一切残らず
むしろ余裕でマホカンタの如く跳ね返せるのだ。
凍結化するどころかしもやけのあとすら一切残らず
むしろ余裕でマホカンタの如く跳ね返せるのだ。
「先の氷塊を打ち返しただけで得意気になっているようだが…
わしの大技があれだけと思うなよ!」
わしの大技があれだけと思うなよ!」
ピッコロは佩狼たちを大いに苦しめた
マヒャドをたやすくうちかえされ狼狽えた。
マヒャドをたやすくうちかえされ狼狽えた。
魔族(またはナメック星人)に不要で付いていない器官の陰茎を
丸太のように太く分厚く巨大化させる時点で気味が悪く、
その上、マヒャドを苦も無く
先ほど唱えたマホカンタの如く跳ね返した。
これで動揺せず平静を保てというのは無理がある。
丸太のように太く分厚く巨大化させる時点で気味が悪く、
その上、マヒャドを苦も無く
先ほど唱えたマホカンタの如く跳ね返した。
これで動揺せず平静を保てというのは無理がある。
しかし今放てる技は何もマヒャドのみではない
単に恐ろしく温度が低く、対象の敵を等しく極寒の地獄に晒すこごえるふぶきがある。
氷の塊では跳ね返されるが、肺をも凍らせる冷気ならば打ち返せはしまい。
その巨根を振るい返そうとしてもたちまち氷結するはず。
単に恐ろしく温度が低く、対象の敵を等しく極寒の地獄に晒すこごえるふぶきがある。
氷の塊では跳ね返されるが、肺をも凍らせる冷気ならば打ち返せはしまい。
その巨根を振るい返そうとしてもたちまち氷結するはず。
「カアアアアァァ!!」
口から文字通りゾッとする白色の冷気がほとばしる
地面と空気を凍てつかせつつ縁壱を氷結させ
氷のオブジェにするべく邪悪な吹雪は直進する。
地面と空気を凍てつかせつつ縁壱を氷結させ
氷のオブジェにするべく邪悪な吹雪は直進する。
冷気を見据えた縁壱は微動だにせず
股間を大きく開き陰茎を戦槍のようにまっすぐ伸ばしつつ
鉄球の如くのようにぶんまわす。
股間を大きく開き陰茎を戦槍のようにまっすぐ伸ばしつつ
鉄球の如くのようにぶんまわす。
「なっ…あり得るか!?こんな光景が!?」
扇風機のように激しくまわる巨大な陰茎がおいかぜを巻き起こし
すぐさま大魔王への逆風と肥大化し
こごえるふぶきを反射した。
すぐさま大魔王への逆風と肥大化し
こごえるふぶきを反射した。
今度はこちらが敵を死に至らしめる技を反射させられる。
ピッコロとて予想できなかった。
刃向かうムシケラを絶望させ凍てつかせる猛吹雪が
己を氷結させる危機を招こうなどとは。
ピッコロとて予想できなかった。
刃向かうムシケラを絶望させ凍てつかせる猛吹雪が
己を氷結させる危機を招こうなどとは。
「カアアァッ!」
もう一度こごえるふぶきを吐き起こし
反射された壱度目のふぶきを相殺することで掻き消す。
反射された壱度目のふぶきを相殺することで掻き消す。
掻き消えている最中のふぶきから縁壱がとびだしてきた。
「き、貴様ァァ!!」
大魔王が2発目の冷気を放った時点で縁壱は地を蹴り
陰茎と託された日輪刀を構えて大魔王へ飛び出す。
陰茎と託された日輪刀を構えて大魔王へ飛び出す。
ピッコロも右手で陰茎を
左手で刀を受け止めるが反応が遅れ
耐性を崩し、受け止めきれず刀は受け流せたものの
巨根による殴打は捌けなかった。
左手で刀を受け止めるが反応が遅れ
耐性を崩し、受け止めきれず刀は受け流せたものの
巨根による殴打は捌けなかった。
さながら民家など積み木のようにバラバラに粉砕する丸太を打ち込まれたようだった。
大魔王は溝に打ち込まれた多大な衝撃に耐えきれず
口からは血液と唾液がこぼれ
腹部を押さえながら徐々に後ずさる。
大魔王は溝に打ち込まれた多大な衝撃に耐えきれず
口からは血液と唾液がこぼれ
腹部を押さえながら徐々に後ずさる。
その隙を縁壱は逃さず
ピッコロの懐へ飛び込み刀を突き刺そうとする。
ピッコロの懐へ飛び込み刀を突き刺そうとする。
先ほど2連でこごえるふぶきを吐き起こしため
3発目を放つのは多少のインターバルが必要となる。
3発目を放つのは多少のインターバルが必要となる。
元の肉体の大魔王ゾーマにはバラモスブロスという
青い体肌のカバのような(一部では竜頭とも言うらしい)魔物がいた。
短時間でもまれに上司の大魔王にすら不可能な3回の行動をやってのける特性を持つ。
青い体肌のカバのような(一部では竜頭とも言うらしい)魔物がいた。
短時間でもまれに上司の大魔王にすら不可能な3回の行動をやってのける特性を持つ。
配下の魔物にできる技や呪文は上位の魔物も可能とは限らない。
そもそもできるがあえてやらないこともあり得るものの
3回行動は少なくとも元の世界ではバラモスブロスしかできない。
3回の動きは上官の大魔王もあらゆる願いを実現化する神の龍ですらなし得ない。
そもそもできるがあえてやらないこともあり得るものの
3回行動は少なくとも元の世界ではバラモスブロスしかできない。
3回の動きは上官の大魔王もあらゆる願いを実現化する神の龍ですらなし得ない。
ようする今すぐ吹雪を吐くのは不可能で、
両手も激痛とダメージが走る腹部を押さえているため
今の大魔王に
巨根の殴打と刀による切り傷の苦痛をかみしめること以外できることはない。
佩狼と真希による疾風迅雷の斬撃と刺突の傷もますます疼く。
防御の構えも回避もできないピッコロは日輪刀の斬撃をもろにうけた。
今回の殺し合いでここまで瞬く間に
翻弄されたの初めてであった。
両手も激痛とダメージが走る腹部を押さえているため
今の大魔王に
巨根の殴打と刀による切り傷の苦痛をかみしめること以外できることはない。
佩狼と真希による疾風迅雷の斬撃と刺突の傷もますます疼く。
防御の構えも回避もできないピッコロは日輪刀の斬撃をもろにうけた。
今回の殺し合いでここまで瞬く間に
翻弄されたの初めてであった。
「やってくれたな…肉体が異なるがわしを
こんなあっという間に痛めつけたのは貴様が初めてだ。」
こんなあっという間に痛めつけたのは貴様が初めてだ。」
異なる世界の大魔王の肉体を手に入れ
先ほどの3人組を多少驚くことはあったが容易に蹴散らし
ピッコロは少なからず慢心していた。
先ほどの3人組を多少驚くことはあったが容易に蹴散らし
ピッコロは少なからず慢心していた。
このパワーで猛威を振るえば必ずや悪と恐怖で殺し合いの舞台を埋め尽くせる。
そして最後には願いを我が物とするのだ。
正義を振りかざす輩などこの手で退治し、
役に立ちそうな極悪な参加者は配下に引き込もうとしていた。
そして最後には願いを我が物とするのだ。
正義を振りかざす輩などこの手で退治し、
役に立ちそうな極悪な参加者は配下に引き込もうとしていた。
そして何もかもが思い通りになるとは限らないことを思い知らされていた。
唐突に現れた褐色の巨漢の刀と股間にそびえる巨根わけのわからぬ
攻撃の前に追い詰められ動揺しつつも闘志をふり絞る。
大魔王として矜持と悪への執念が敗北を許さぬのだ。
唐突に現れた褐色の巨漢の刀と股間にそびえる巨根わけのわからぬ
攻撃の前に追い詰められ動揺しつつも闘志をふり絞る。
大魔王として矜持と悪への執念が敗北を許さぬのだ。
◆
嫌だ、心苦しい、やっぱり自分は武器を持って
相手を傷つけることに向いていないのだ。
目の前の者を痛めつけ破滅の渦中に引きずり込む殺し合いに
どうしても価値があるとは思えない。
相手を傷つけることに向いていないのだ。
目の前の者を痛めつけ破滅の渦中に引きずり込む殺し合いに
どうしても価値があるとは思えない。
この邪悪を倒さないと他の美しい命が奪われる。
だから刀を手に取って切らなくてならない。
股間に龍のように伸びた男根を叩きつけなければならない。
だから刀を手に取って切らなくてならない。
股間に龍のように伸びた男根を叩きつけなければならない。
理性ではそう思いこもうとしても
武器で傷つけること事態に恐怖と逃避感を感じずにはいられない。
巨根で殴られ刀の切り傷を負わせられた
ピッコロを見るごとに縁壱は静かな怒りとは別に
蝕むような罪悪感が芽生える。
武器で傷つけること事態に恐怖と逃避感を感じずにはいられない。
巨根で殴られ刀の切り傷を負わせられた
ピッコロを見るごとに縁壱は静かな怒りとは別に
蝕むような罪悪感が芽生える。
四肢の動き、的確な判断力、敵の技への対応
どれをとってもまるで幾多の修羅場をくぐり抜けた熟練者のような無駄のない
初めての実戦とは思えぬほど戦い様であった。
少なくとも動揺と恐怖といった負の感情を背負い
戦いに逃避感とおびえを持つ者とは思えぬ強さだった。
どれをとってもまるで幾多の修羅場をくぐり抜けた熟練者のような無駄のない
初めての実戦とは思えぬほど戦い様であった。
少なくとも動揺と恐怖といった負の感情を背負い
戦いに逃避感とおびえを持つ者とは思えぬ強さだった。
「可能ならもう引いて欲しい。」
「なに…?」
「こんなに痛めつけ合って何になるんだ。」
縁壱の口から戦いの終息を願う言葉がこぼれる。
素朴な感性の持ち主で争いを拒むこどもにとって
命のやりとりはこころ苦しい災厄でしかなかった。
素朴な感性の持ち主で争いを拒むこどもにとって
命のやりとりはこころ苦しい災厄でしかなかった。
「はっはっはははは…おかしなことを抜かしおって!
わしにあれほどのこうげきを叩きつけたヤツの言葉とは思えんわ!!」
わしにあれほどのこうげきを叩きつけたヤツの言葉とは思えんわ!!」
一方ピッコロ大魔王からすればつまらんギャグにもならない
戯れ言にしか聞こえなかった。
甘ったれたしょうも無い正義感を振りかざし
殺し合いを止めようとする時点で論外だが
こいつはもう論外未満だ。
戯れ言にしか聞こえなかった。
甘ったれたしょうも無い正義感を振りかざし
殺し合いを止めようとする時点で論外だが
こいつはもう論外未満だ。
今までも正義の味方気取りの武道家どもは数えきれぬほど殺してやったが
苦痛に悶えているにも関わらず笑ってしまうほど滑稽だ。
そもそもこの大魔王を苦戦させるほどの猛者なのだから
邪魔な者は実力でねじ伏せれば済むだろうに。
この大魔王がお涙頂戴の説得や
ちょっと不利に追い込まれたくらいで降参するわけがない。
苦痛に悶えているにも関わらず笑ってしまうほど滑稽だ。
そもそもこの大魔王を苦戦させるほどの猛者なのだから
邪魔な者は実力でねじ伏せれば済むだろうに。
この大魔王がお涙頂戴の説得や
ちょっと不利に追い込まれたくらいで降参するわけがない。
悪の権下ピッコロ大魔王にとって素朴で善良な人間の感性なんぞ
生まれ変わって善良にでもならない限り理解も受け入れもできるわけがなかった。
生まれ変わって善良にでもならない限り理解も受け入れもできるわけがなかった。
「しかしやってくれたな…肉体が異なるがわしを
こんなあっという間に痛めつけたのは貴様が初めてだ。」
こんなあっという間に痛めつけたのは貴様が初めてだ。」
命のやりとりを好んでも逃避感があろうとも
この戦いはどちらかがバラバラになるまで終わらない。
この戦いはどちらかがバラバラになるまで終わらない。
激しい猛攻を正面から喰らったピッコロは苦痛が多少は治まったのか
腹から手を離し闘志と殺意を燃え上がらせ構える。
腹から手を離し闘志と殺意を燃え上がらせ構える。
氷塊の呪文も吹雪のブレスもこの棍棒男には通じない。
ならばこの肉体のパワーと技術を持って
息の根を止めるしかない。
ならばこの肉体のパワーと技術を持って
息の根を止めるしかない。
極寒の技だけが大魔王の武器にあらず。
ローブとネックレスを身につけた外見のため
戦士のような豪快な物理攻撃は
得意ではないように見えなくもないが実際は別だ。
ローブとネックレスを身につけた外見のため
戦士のような豪快な物理攻撃は
得意ではないように見えなくもないが実際は別だ。
先の戦いで佩狼の肉体を手刀でたやすく貫いたように
大魔王ゾーマのこうげき力は人体など簡単に貫き壊せるほど凄まじい。
しかし凄まじい破壊力を備えるのは敵も同様、
肉弾戦は熾烈を極めどちらかがバラバラになるまで終わらないほどに激しくなるはず。
大魔王ゾーマのこうげき力は人体など簡単に貫き壊せるほど凄まじい。
しかし凄まじい破壊力を備えるのは敵も同様、
肉弾戦は熾烈を極めどちらかがバラバラになるまで終わらないほどに激しくなるはず。
「ぬうぉぉおおりやあ!!」
地を蹴飛ばしたピッコロが縁壱の身を粉々に砕くために
鉄拳を握りしめ振るわんとする。
地を蹴飛ばしたピッコロが縁壱の身を粉々に砕くために
鉄拳を握りしめ振るわんとする。
約7尺(約2メートル)以上の巨体からは想像もつかないほどの速度で向かってくる。
元の体で相手の臓腑な筋肉の流れを見れば回避はたやすいが今の肉体ではそれが不可。
無理に避けようとしてもタイミングが遅れ対処をするのは極めて難しい。
ならばとれる手段はただ一つ。
無理に避けようとしてもタイミングが遅れ対処をするのは極めて難しい。
ならばとれる手段はただ一つ。
真正面から棍棒のような肉帽で大魔王の拳撃をうけとめるのみ。
「ぐんぬ…おおおおお!!」
ピッコロの片手は肉帽に止められた。
互いの動きがつばぜり合いで止まる。
互いの動きがつばぜり合いで止まる。
縁壱の魂が宿ったキンターマンの肉体は
本来背丈の小さい50万パワーのとある超人にも
力が劣り35万パワーしかない。
本来背丈の小さい50万パワーのとある超人にも
力が劣り35万パワーしかない。
筋骨隆々のマッシブな外見ではあるものの
力は並かそれ以下の可能性がある。
故に世界を闇で塗り替える大魔王のパワーにあらがえるはずもないが
縁壱が使いこなせる呼吸の特異な力によって限度を超えた膂力を引き出している。
力は並かそれ以下の可能性がある。
故に世界を闇で塗り替える大魔王のパワーにあらがえるはずもないが
縁壱が使いこなせる呼吸の特異な力によって限度を超えた膂力を引き出している。
単純な力比べで渡り合えるのは縁壱の呼吸のおかげだ、
逆に言えば呼吸の力がなければ渡り合えないことでもある。
逆に言えば呼吸の力がなければ渡り合えないことでもある。
正面から伸びた陰茎が防がれ動けなくなれば何もできない。
片手に携えた日輪刀で斬りかかれはしない。
陰茎が長すぎるあまりに先端を止められれば武器による攻撃は届かない。
その気になれば強引に陰茎を切り離して自由に動くことはできるだろうが
キンターマンの肉体を縁壱は極力傷つけず
本人に返すつもりでいるためそんなことをするわけにはいかなかった。
片手に携えた日輪刀で斬りかかれはしない。
陰茎が長すぎるあまりに先端を止められれば武器による攻撃は届かない。
その気になれば強引に陰茎を切り離して自由に動くことはできるだろうが
キンターマンの肉体を縁壱は極力傷つけず
本人に返すつもりでいるためそんなことをするわけにはいかなかった。
そしてピッコロは空いているもう片方の手に魔力を込め弾丸のように放つ。
弾の速度は半端ではなく縁壱は被弾する。
焼け付くような衝撃と痛みに眉を顰める。
焼け付くような衝撃と痛みに眉を顰める。
(ようやくこちらの一撃が通じたわ…氷の呪文は完全に対処されたが
あらゆる技が通用しないわけではないようだな。)
あらゆる技が通用しないわけではないようだな。)
攻撃が初めて通じ、ピッコロは少し安堵する。
この猛攻の手を緩めずケリを一気に付けに行く。
この猛攻の手を緩めずケリを一気に付けに行く。
大魔王ゾーマの肉体で可能な技や特殊能力を調べるために
フルパワーを敢えて発揮せず、あえて茶番に興じるような
遊び感覚で戦ってきたが、
余計なお遊びは今は控え目の前の男を手加減せず
全身全霊で殺そうとする。
フルパワーを敢えて発揮せず、あえて茶番に興じるような
遊び感覚で戦ってきたが、
余計なお遊びは今は控え目の前の男を手加減せず
全身全霊で殺そうとする。
そのためにもピッコロは再度、指先に魔力をため込み光弾を発射する。
大魔王は光弾の連射をやめず、執拗に撃ってくる。
大魔王は光弾の連射をやめず、執拗に撃ってくる。
何発放ってきたのか、縁壱は何発喰らってしまったか。
両手ではとても数え切れないほどの
光弾を受けた縁壱の身は焦げぐったり倒れ伏せた。
両手ではとても数え切れないほどの
光弾を受けた縁壱の身は焦げぐったり倒れ伏せた。
日輪刀を手から離してしまい
その隙を見逃さずピッコロは煉獄の日輪刀にも光弾を放ち粉々に破壊した。
その隙を見逃さずピッコロは煉獄の日輪刀にも光弾を放ち粉々に破壊した。
「さぁどうする?もうたちあがらんのか?」
大魔王が放つ攻撃手段に完全に対応できる人間などやはりいるはずがない。
ガンガン攻めていき、この薄気味悪い棍棒男をとっととぶち殺したいが
まだまだ手札を隠している恐れもある。
ガンガン攻めていき、この薄気味悪い棍棒男をとっととぶち殺したいが
まだまだ手札を隠している恐れもある。
慢心を抑えた大魔王に隙は極めて少なかった。
(苦しい、背を向けて逃げたい気持ちがある、だけど。)
攻撃が初めて通じたピッコロに対し
縁壱にも初めてのことがあった、それも生まれて初めてのことだ。
それは相手の反撃で傷を負ったこと。
争いはやはり何より恐ろしく肯定しがたい。
乱暴な言葉による争い、武器を持って命を狙う争い。
父上はかつて忌子の自分と遊んでくれた兄上を殴り、
それを良しとせず烈火の如く怒りを燃やした母上と言い争った経緯がある。
縁壱にも初めてのことがあった、それも生まれて初めてのことだ。
それは相手の反撃で傷を負ったこと。
争いはやはり何より恐ろしく肯定しがたい。
乱暴な言葉による争い、武器を持って命を狙う争い。
父上はかつて忌子の自分と遊んでくれた兄上を殴り、
それを良しとせず烈火の如く怒りを燃やした母上と言い争った経緯がある。
あの時は悲しく苦しく気持ちでいっぱいだった。
自分の存在があったせいで命を助けてくれた母が、
信心深く武家の使命と責任に真摯な父が、
そして禁じられ発覚した時は容赦なく暴力を振るわれるのにも関わらず
自分を気遣ってくれた優しい兄が。
自分の存在があったせいで命を助けてくれた母が、
信心深く武家の使命と責任に真摯な父が、
そして禁じられ発覚した時は容赦なく暴力を振るわれるのにも関わらず
自分を気遣ってくれた優しい兄が。
優しくて正しい家族が憤りを向けあい傷つく機会はもう二度と来ないで欲しい。
あの時以来縁壱はもめ事や喧騒を一層苦手とするようになったかもしれない。
あの時以来縁壱はもめ事や喧騒を一層苦手とするようになったかもしれない。
まだ縁壱は諦めてはいない、
今は恐怖だがここで果てればさらに多くの者が
恐怖のそこに沈みゆく。
今は恐怖だがここで果てればさらに多くの者が
恐怖のそこに沈みゆく。
それでも闘志がまだ完全には霧散していない証なのか
股間の熱き肉の棒はいまだに大樹の如くそそり立っていた。
股間の熱き肉の棒はいまだに大樹の如くそそり立っていた。
「やはり人間どものレベルはこの程度よ、
ちょっと痛めつけられたくらいでズダボロではないか
お前ら人間なんぞが魔を凌駕できるはずなどなかったのだ!」
ちょっと痛めつけられたくらいでズダボロではないか
お前ら人間なんぞが魔を凌駕できるはずなどなかったのだ!」
完全なとどめを刺すべくピッコロ大魔王は縁壱の縮まらない肉棒を握り
まるで旗を陰るように中へ上げた。
そのまま大地へ振り下ろし地へ叩きつけ、次は左方向に上げて再度叩きつける。
まるで旗を陰るように中へ上げた。
そのまま大地へ振り下ろし地へ叩きつけ、次は左方向に上げて再度叩きつける。
左のつぎは右に、そのつぎはまた左に、そのまた次は右に振り上げ
叩きつけるのを何度も繰り返し地へ、さながらムチのように叩きつけた。
一度一度地へぶつけられるごとに肉体へ激痛が蝕む、
数多の手傷が生じる巨漢の肉体からは血が噴水のように噴きあがる。
地べたのぶつかり合う衝撃と轟音が生じる。骨もいくらか折れている。
鍛錬を繰り返した強靭な筋力と
丸太のような陰茎を有する肉体でもこれほど攻められば瀕死は免れない。
叩きつけるのを何度も繰り返し地へ、さながらムチのように叩きつけた。
一度一度地へぶつけられるごとに肉体へ激痛が蝕む、
数多の手傷が生じる巨漢の肉体からは血が噴水のように噴きあがる。
地べたのぶつかり合う衝撃と轟音が生じる。骨もいくらか折れている。
鍛錬を繰り返した強靭な筋力と
丸太のような陰茎を有する肉体でもこれほど攻められば瀕死は免れない。
幾度となく叩きつけてやったピッコロは
とどめに真上に跳躍し、掴んだ縁壱を投槍の如く地面へ投擲する。
とどめに真上に跳躍し、掴んだ縁壱を投槍の如く地面へ投擲する。
「とっておきのダメ押しといってやるわ!グチャグチャにしてくれるぞ!」
重傷を負い動けない縁一を狙い大魔王は、宙に浮いた状態でマヒャドを唱えぶつける。
さらにそのまま急接近し、魔族特有の人差し指から気光弾をゼロ距離でぶっぱなし、
とどめに凍える吹雪も吐き散らし、これも気光弾に続きゼロ距離で放った。
さらにそのまま急接近し、魔族特有の人差し指から気光弾をゼロ距離でぶっぱなし、
とどめに凍える吹雪も吐き散らし、これも気光弾に続きゼロ距離で放った。
「これにてお終いよ…、多少は驚かせてくれたが、
貴様たち軟弱な人間がどんな力も得ようが大魔王様には足元にも及ばんのだ。」
貴様たち軟弱な人間がどんな力も得ようが大魔王様には足元にも及ばんのだ。」
大魔王は勝利を確信していた。
取るに足らない愚かな人間なんぞが魔に属する者たちの頂点に勝てるはずがない。
取るに足らない愚かな人間なんぞが魔に属する者たちの頂点に勝てるはずがない。
かつて大魔王を電子ジャーに封じこみトラウマを植え付けてきた
武道家どもの長を務めていた武泰斗でさえ
結局倒しきることはできなかった。
むしろ絶対に倒せないからこそ封印という手段をやむを得ず選択したのだ。
武道家どもの長を務めていた武泰斗でさえ
結局倒しきることはできなかった。
むしろ絶対に倒せないからこそ封印という手段をやむを得ず選択したのだ。