タブレット端末の電源を落とし、音も無く瞼を閉じる。
眉目秀麗という言葉がこれ程までに似合う者はそういない。
見る者へそんな感想を抱かせる少年だった。
男ながらに細い体と白い肌が月に照らされ、どこか危険な艶やかさを放っている。
異性のみならず同性までもが心臓の高鳴りを抑えられない彼は暫しの沈黙を挟み、やがて静かに言葉を紡いだ。
眉目秀麗という言葉がこれ程までに似合う者はそういない。
見る者へそんな感想を抱かせる少年だった。
男ながらに細い体と白い肌が月に照らされ、どこか危険な艶やかさを放っている。
異性のみならず同性までもが心臓の高鳴りを抑えられない彼は暫しの沈黙を挟み、やがて静かに言葉を紡いだ。
「君はそうしたんだね」
ここにいて、だけどここにはいない。
身体の持ち主へと、届かない思いを告げる。
全てを知った。
彼がどのように生きて来たのか、どんな力を持っているのか。
何より、彼が下した選択を。
身体の持ち主へと、届かない思いを告げる。
全てを知った。
彼がどのように生きて来たのか、どんな力を持っているのか。
何より、彼が下した選択を。
全てを知って心に宿った感情を一言で表すのは難しい。
自分の知る彼と同じ名前、同じ顔、同じ家族構成。
しかし決定的に違う、選び取った結末。
どうしてその道を選んだと、憤りがあるかもしれない。
他に方法は無かったのかと、悲しみがあるかもしれない。
自分の知る彼と同じ名前、同じ顔、同じ家族構成。
しかし決定的に違う、選び取った結末。
どうしてその道を選んだと、憤りがあるかもしれない。
他に方法は無かったのかと、悲しみがあるかもしれない。
でも確実にあるのは、きっと安堵だ。
自分の知る彼は妹を心の底から愛していた。
自分の知らない彼も、同じく妹を愛した。
世界を敵に回そうと、人の道を外れ、袂を分かつ事になっても。
妹への愛は最初から最後まで失わなかった。
それがきっと嬉しいから、だから自分は今ほんの少しだけど笑みを浮かべているんだろう。
自分の知る彼は妹を心の底から愛していた。
自分の知らない彼も、同じく妹を愛した。
世界を敵に回そうと、人の道を外れ、袂を分かつ事になっても。
妹への愛は最初から最後まで失わなかった。
それがきっと嬉しいから、だから自分は今ほんの少しだけど笑みを浮かべているんだろう。
「……」
すぐに顔を引き締め、これから為すべき事を考える。
殺しあえと言われた、勝者が出ねば全員死ぬとも脅された。
見上げれば地上の人々を優しく照らす月は無く、三日後の地獄を今か今かと待ち侘びる凶月と目が合う。
ハッキリ言おう、こんな事をしている場合ではない。
自分には、いや自分達には為さねばならない大仕事が控えている。
命を捨て、己を捨て、新たな世界の礎とならねばならない。
であれば殺し合いなどにかまけている余裕は全く無いのだ。
殺しあえと言われた、勝者が出ねば全員死ぬとも脅された。
見上げれば地上の人々を優しく照らす月は無く、三日後の地獄を今か今かと待ち侘びる凶月と目が合う。
ハッキリ言おう、こんな事をしている場合ではない。
自分には、いや自分達には為さねばならない大仕事が控えている。
命を捨て、己を捨て、新たな世界の礎とならねばならない。
であれば殺し合いなどにかまけている余裕は全く無いのだ。
早急な帰還が望ましく、手っ取り早い方法は殺し合いの優勝。
されどすぐさま皆殺しを選ぶ程の短慮にはならず。
自分がここにいるのなら、仕える主までもが参加している可能性を否定できない。
あの計画には自分と主、双方の存在が必要不可欠。
故に今は待つ。
主が参加しているか否かを把握可能になるまでの一時間は、じっと待つしかあるまい。
されどすぐさま皆殺しを選ぶ程の短慮にはならず。
自分がここにいるのなら、仕える主までもが参加している可能性を否定できない。
あの計画には自分と主、双方の存在が必要不可欠。
故に今は待つ。
主が参加しているか否かを把握可能になるまでの一時間は、じっと待つしかあるまい。
もし、主が不参加で、尚且つ殺し合いから生還する方法が何も見つからなければ。
その時は、
その時は、
「その時は……僕はもう一度自分の手を汚す」
思い出せ、決して許しを求めぬ己の罪を。
父を手に掛け、友を敵国に売り、多くの人々を焼き払った。
必要ならば此度も自分は罪を犯す。
数多の屍を積み上げる、騎士とは思えぬ悪魔に。
父を手に掛け、友を敵国に売り、多くの人々を焼き払った。
必要ならば此度も自分は罪を犯す。
数多の屍を積み上げる、騎士とは思えぬ悪魔に。
「いや、今だけは魔王だ」
決意新たに右手を翳し、己が身に纏うは黒。
世界を相手取り、世に混沌を齎す使命を背負った魔王が君臨する。
世界を相手取り、世に混沌を齎す使命を背負った魔王が君臨する。
零を冠した騎士は、零を名乗る魔王の肉体を得た。
彼がこの地に齎すは絶望か、或いは……。
彼がこの地に齎すは絶望か、或いは……。
【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[身体]:ゼロ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1〜3
[思考・状況]
基本方針:ゼロレクイエムの為に急ぎ帰還する。
1:名簿が見れるようになるまで待つ。
2:ルルーシュが参加しているなら合流する。
3:ルルーシュが参加しておらず、脱出方法が見つからなければ優勝を選ぶ。
[備考]
※参戦時期はR2でルルーシュが新皇帝になって以降〜ゼロレクイエム完遂の前。
※能力の制限などは後続の書き手に任せます。
[身体]:ゼロ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1〜3
[思考・状況]
基本方針:ゼロレクイエムの為に急ぎ帰還する。
1:名簿が見れるようになるまで待つ。
2:ルルーシュが参加しているなら合流する。
3:ルルーシュが参加しておらず、脱出方法が見つからなければ優勝を選ぶ。
[備考]
※参戦時期はR2でルルーシュが新皇帝になって以降〜ゼロレクイエム完遂の前。
※能力の制限などは後続の書き手に任せます。
○
(………………って不穏な地の分で終わらせないで下さいよ!?)
ガンガンと脳内に響く大声に足を止める。
仮面の下でそれそれは重苦しいため息を吐いた。
殺し合いが始まってまだたったの数十分とは思えない程、心の疲れがこれでもかと籠められたため息である。
威圧感のある魔王の雰囲気はどこへやら、勘弁してくれとでも言いたげなオーラが漂う。
そんなスザクに構わず声は更に響いて来た。
仮面の下でそれそれは重苦しいため息を吐いた。
殺し合いが始まってまだたったの数十分とは思えない程、心の疲れがこれでもかと籠められたため息である。
威圧感のある魔王の雰囲気はどこへやら、勘弁してくれとでも言いたげなオーラが漂う。
そんなスザクに構わず声は更に響いて来た。
(どうして殺すとかそういう物騒な方に行っちゃうんですか!普通に帰れる方法を探しましょうよ!私も手伝いますから!)
「……」
(な、何だその沈黙は!私じゃ不満だって言うのかー!)
「……」
(な、何だその沈黙は!私じゃ不満だって言うのかー!)
よく知る魔女の声で、魔女本人は絶対に言わないだろう事を言う者。
彼女は正式な参加者ではない。
スザクに与えられた身体はブリタニアの少年ルルーシュと、魔女C.C.が契約を交わし一体化した事で生まれた魔王。
正式な参加者の資格を得たのはスザクの方、しかしもう一つの人格であるC.C.にも彼女とは別の精神が宿っているのだ。
厄介な事にもう一人の精神は、いざとなれば優勝を選ぶスザクの方針に大反対。
そればかりか誰も殺さずに生きて帰りたいと言い出す始末。
体の主導権は自分にあって心底良かったとスザクは思う。
もし逆だったら無謀と言う他無い彼女に振り回された挙句、きっとルルーシュの元に帰れず命を落としていたに違いない。
彼女は正式な参加者ではない。
スザクに与えられた身体はブリタニアの少年ルルーシュと、魔女C.C.が契約を交わし一体化した事で生まれた魔王。
正式な参加者の資格を得たのはスザクの方、しかしもう一つの人格であるC.C.にも彼女とは別の精神が宿っているのだ。
厄介な事にもう一人の精神は、いざとなれば優勝を選ぶスザクの方針に大反対。
そればかりか誰も殺さずに生きて帰りたいと言い出す始末。
体の主導権は自分にあって心底良かったとスザクは思う。
もし逆だったら無謀と言う他無い彼女に振り回された挙句、きっとルルーシュの元に帰れず命を落としていたに違いない。
「さっきも言ったけど、僕だってすぐに殺し合いに乗るつもりは無いよ。殺さずに終わるそれに越した事はない」
(それなら…)
「だけど、僕にはどうしても帰らなければならない理由がある。他の人の命を踏み躙り、大勢に怨まれたとしても帰らなくてはならないんだ」
(……っ)
(それなら…)
「だけど、僕にはどうしても帰らなければならない理由がある。他の人の命を踏み躙り、大勢に怨まれたとしても帰らなくてはならないんだ」
(……っ)
有無を言わせぬ声色で言い切ると、向こうが言葉に詰まったのが分かった。
彼女には悪いが自分の考えを変える気は一切ない。
無論、誰も殺さないで帰れるならそれは悪いとは言わない。
だがそんな都合の良い展開は有り得ない、たとえ殺し合いに乗らずとも障害が立ち塞がるなら排除するのに躊躇は無いのだ。
黙り込んだ彼女へそれ以上は何も言わず、話は終わりだと足を動かし、
彼女には悪いが自分の考えを変える気は一切ない。
無論、誰も殺さないで帰れるならそれは悪いとは言わない。
だがそんな都合の良い展開は有り得ない、たとえ殺し合いに乗らずとも障害が立ち塞がるなら排除するのに躊躇は無いのだ。
黙り込んだ彼女へそれ以上は何も言わず、話は終わりだと足を動かし、
(……でも)
再び動きを止める。
(でもやっぱり、誰も死なないのが一番だと思うんです。殺されたらきっと悲しむ人がいますし、殺したり傷付けても色んな人が悲しくなります。皆を悲しませて帰るより、一緒に安心して帰る方がずっと良いです)
「……」
「……」
甘すぎる、温すぎる考えだ。
殺し合いという現実を見れていない、理想主義にも程がある。
無視すれば良い、聞く価値無しの雑音と切って捨てて良い筈。
なのにどうしてか、そんな風には思えなくて
殺し合いという現実を見れていない、理想主義にも程がある。
無視すれば良い、聞く価値無しの雑音と切って捨てて良い筈。
なのにどうしてか、そんな風には思えなくて
「……」
何かを言おうとし、結局言葉にはせず歩き出す。
「無視しないでくださいよ!」という声には反応せず、ただふと思う。
前の自分なら、結果ではなく過程を重視していたあの頃の自分なら。
彼女の言葉にもっと違う想いを抱いたのだろうかと。
「無視しないでくださいよ!」という声には反応せず、ただふと思う。
前の自分なら、結果ではなく過程を重視していたあの頃の自分なら。
彼女の言葉にもっと違う想いを抱いたのだろうかと。
(あっ、他の参加者の人と会ったら私に代わってくださいね?まぞくのトーク力でばっちり安心させてみせますから!)
「余計な事まで言いそうで心配しかないよ、吉田さん」
「余計な事まで言いそうで心配しかないよ、吉田さん」
[副人格キャラ状態表]
【吉田優子@まちカドまぞく】
[身体]:C.C.@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[状態]:健康
[思考・状況]
基本方針:殺し合いとかしないで帰りたい。
1:スザクさんと一緒に帰る方法を探す。
2:もしスザクさんが殺し合いに乗ったら…?
[備考]
※明確な参戦時期は後続の書き手に任せます。
【吉田優子@まちカドまぞく】
[身体]:C.C.@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[状態]:健康
[思考・状況]
基本方針:殺し合いとかしないで帰りたい。
1:スザクさんと一緒に帰る方法を探す。
2:もしスザクさんが殺し合いに乗ったら…?
[備考]
※明確な参戦時期は後続の書き手に任せます。
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