名前とは、その人物を構成する大きな要素な一つである。
ゆえにそれに問題があれば、その人物の人生に大きな影響を及ぼすことになる。
ゆえにそれに問題があれば、その人物の人生に大きな影響を及ぼすことになる。
◆ ◆ ◆
「なんか……とんでもないことになってる……」
由崎星空(星空と描いてナサと読む)は、呆然とした表情で呟いた。
体を別人のものに入れ替えての殺し合い。
空に浮かぶ、顔のついた月。
とても現実とは思えない状況だ。
だが幸か不幸か、ナサはこの世に常識では理解できない事象があることを理解していた。
何せ彼の愛する妻・司は、1000年以上の時を生きる「不死者」なのだから。
体を別人のものに入れ替えての殺し合い。
空に浮かぶ、顔のついた月。
とても現実とは思えない状況だ。
だが幸か不幸か、ナサはこの世に常識では理解できない事象があることを理解していた。
何せ彼の愛する妻・司は、1000年以上の時を生きる「不死者」なのだから。
「そうだ、司ちゃん!?
まさか司ちゃんまで巻き込まれてないよね!?
司ちゃんが死なないって言ってもそれは司ちゃんの肉体の特性であって、別の人の肉体に入れられたら……」
まさか司ちゃんまで巻き込まれてないよね!?
司ちゃんが死なないって言ってもそれは司ちゃんの肉体の特性であって、別の人の肉体に入れられたら……」
最愛の女性に危機が及んでいる可能性を考え、あわてふためくナサ。
だがひとしきり取り乱した後で、彼は何事もなかったように冷静さを取り戻す。
だがひとしきり取り乱した後で、彼は何事もなかったように冷静さを取り戻す。
「落ち着け、僕……。
確定してない事象を心配しても仕方ない……。
今は自分が生き残ることを考えないと……」
確定してない事象を心配しても仕方ない……。
今は自分が生き残ることを考えないと……」
地べたに腰を下ろし、ナサはまず手鏡で自分の顔を確認する。
鏡面に映るのは、ブレザーを着た高校生と思わしき青年の姿。
端整な顔立ちだが派手さはなく、どこかおとなしそうな印象を受ける。
鏡面に映るのは、ブレザーを着た高校生と思わしき青年の姿。
端整な顔立ちだが派手さはなく、どこかおとなしそうな印象を受ける。
「外見に、特に変わったことはなし……。
中身の方は……」
中身の方は……」
続いてナサはタブレットを取り出し、肉体の情報を表示する。
「熱田……充瑠……?
この名前、ジュールが由来かな?
ちょっと親近感が湧くな……」
この名前、ジュールが由来かな?
ちょっと親近感が湧くな……」
かすかに口元をほころばせながら、ナサはプロフィールを読み進めていく。
だがその顔は、あっという間に真顔になってしまった。
だがその顔は、あっという間に真顔になってしまった。
「キラメイジャー……?
何これ……? まんま子供向け番組のヒーローじゃん……」
何これ……? まんま子供向け番組のヒーローじゃん……」
記されていたプロフィールは、充瑠がヒーローとして地球を襲う侵略者と戦っていたという、荒唐無稽なもの。
非現実的な存在に慣れたナサですら、それは容易に受け入れられなかった。
非現実的な存在に慣れたナサですら、それは容易に受け入れられなかった。
「まあこれが嘘であろうと本当であろうと、僕にはあまり関係ない。
重要なのは生き残るのに有利な能力を持ってるかだ」
重要なのは生き残るのに有利な能力を持ってるかだ」
さらにプロフィールを読み込んでいくが、どうやら充瑠は変身しなければ身体能力は一般人レベルらしい。
そして変身アイテムは、支給品の中には見当たらない。
そして変身アイテムは、支給品の中には見当たらない。
「つまりはただの一般人、ってことか……。
楽には生き残れそうにないなあ」
楽には生き残れそうにないなあ」
ナサは、殺し合いに乗るつもりはない。
しかしだからといって、むざむざ殺されるつもりもない。
生き延び続け、この殺し合いを止める方法を見つける。
それが、彼の方針だ。
しかしだからといって、むざむざ殺されるつもりもない。
生き延び続け、この殺し合いを止める方法を見つける。
それが、彼の方針だ。
「さて、それじゃそろそろ動くか……。
さすがにこんな道端でじっとしてても、どうしようもない」
さすがにこんな道端でじっとしてても、どうしようもない」
護身用に支給された剣を手にすると、ナサは移動を始めた。
◆ ◆ ◆
しばらく歩くと、ナサは一人の少女と遭遇した。
黒髪を長く伸ばした、育ちの良さそうな容姿だ。
黒髪を長く伸ばした、育ちの良さそうな容姿だ。
「ひいっ! こ、来ないでください!」
ナサに気づくなり、少女は涙を浮かべて後ずさる。
完全におびえてしまっているようだ。
完全におびえてしまっているようだ。
「大丈夫。僕は、殺し合いをするつもりはないから。
君を襲ったりしないよ」
君を襲ったりしないよ」
剣を地面に置き、ナサはできる限り優しい声色で語りかける。
それでも少女はなかなか警戒を解かなかったが、粘り強く会話を続けることでようやく心を開き始めた。
それでも少女はなかなか警戒を解かなかったが、粘り強く会話を続けることでようやく心を開き始めた。
「……そう、ですね。そこまで言っていただけるのでしたら」
「うん、わかってくれて嬉しいよ」
「うん、わかってくれて嬉しいよ」
信頼を勝ち取ることに成功し、ナサは安堵の笑みを浮かべる。
彼は、心優しい男である、
こんな危険な状況で、子供を放置することなどできない。
彼女を保護できそうなことは、ナサにとって喜ばしいことだった。
だがここで、彼はある可能性に気づく。
彼は、心優しい男である、
こんな危険な状況で、子供を放置することなどできない。
彼女を保護できそうなことは、ナサにとって喜ばしいことだった。
だがここで、彼はある可能性に気づく。
「あれ、ひょっとして体は子供だけと中身は大人?
だとしたら、とんだ失礼を……」
「ああ、いえ。中身も小学生です、私」
「それならよかったけど……。
というか、名前も聞いてなかったね」
「名前……ですか……」
だとしたら、とんだ失礼を……」
「ああ、いえ。中身も小学生です、私」
「それならよかったけど……。
というか、名前も聞いてなかったね」
「名前……ですか……」
唐突に、少女の表情が暗くなる。
「えーと、この体の名前は橘ありすらしいです」
「いや、体じゃなくて。
中に入ってる、君の名前」
「……どうしても言わないとダメですか?」
「え、そんなに名前言うのいやなの?」
「はい……」
「そ、そう……」
「いや、体じゃなくて。
中に入ってる、君の名前」
「……どうしても言わないとダメですか?」
「え、そんなに名前言うのいやなの?」
「はい……」
「そ、そう……」
自分も名前にコンプレックスがあるだけに、ナサはそれ以上追求できなかった。
(ごめんなさい……。でも、できる限り名前は知られたくないんです!)
ありすの体に宿った少女……珍子は、罪悪感に潰されながらうなだれた。
【由崎星空@トニカクカワイイ】
[身体]:熱田充瑠@魔進戦隊キラメイジャー
[状態]:健康
[装備]:ぎんがのつるぎ@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める方法を見つける
1:少女を保護する
[備考]
※参戦時期は、少なくとも司の過去を知った後
[身体]:熱田充瑠@魔進戦隊キラメイジャー
[状態]:健康
[装備]:ぎんがのつるぎ@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める方法を見つける
1:少女を保護する
[備考]
※参戦時期は、少なくとも司の過去を知った後
【小仏珍子@炎の闘球女 ドッジ弾子】
[身体]:橘ありす@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:死にたくない
1:できるだけ名乗りたくない
[身体]:橘ありす@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:死にたくない
1:できるだけ名乗りたくない
【ぎんがのつるぎ@ドラゴンクエストシリーズ】
登場作品のいずれにおいても、最強クラスの攻撃力を持つ剣。
攻撃が命中した時、まれに相手の守備力を下げることがある。
登場作品のいずれにおいても、最強クラスの攻撃力を持つ剣。
攻撃が命中した時、まれに相手の守備力を下げることがある。
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