一度だけ、本物の流れ星を見たことがある
キリト
キリト
「42……43……44」
ソードスキル”リニア―”で突き刺す。突き刺す。突き刺す。
「45……46……47」
剣を体を中心に構え、敵の攻撃を避けては突き刺す。
「48……49……50!」
己の能力全てを振り絞り、戦う。
この世界(殺し合い)でがむしゃらに前へ進み死ぬために
この世界(殺し合い)でがむしゃらに前へ進み死ぬために
☆彡 ☆彡 ☆彡
時は少し戻り――――
「それにしても、権現様(家康)に太閤様(秀吉)までいるとはのう」
「……ま、今は置いておくとしよう」
「……ま、今は置いておくとしよう」
放送が終わり、なれぬアプリの操作に四苦八苦するが、アスナの手助けを借りつつ名簿とやらを小兵衛は確認する。
確認し終えると、小兵衛は名簿に記載されている徳川家康と豊臣秀吉がいることに驚きを隠しきれない。
普段なら、記載されている両人を名を騙っていると斬り捨てるが、この状況では荒唐無稽と言えないためだ。
徳川家康も豊臣秀吉も小兵衛から見たら既に故人。とはいえ、アスナから見れば自身も過去の人物……故人にあたることから、小兵衛はひとまず、真偽の方は脇に置くことに決めた。
確認し終えると、小兵衛は名簿に記載されている徳川家康と豊臣秀吉がいることに驚きを隠しきれない。
普段なら、記載されている両人を名を騙っていると斬り捨てるが、この状況では荒唐無稽と言えないためだ。
徳川家康も豊臣秀吉も小兵衛から見たら既に故人。とはいえ、アスナから見れば自身も過去の人物……故人にあたることから、小兵衛はひとまず、真偽の方は脇に置くことに決めた。
「幸いにも儂の身内に知り合いは一人もおらぬが、お主はどうだ?」
「……私もいませんでした」
「……私もいませんでした」
アスナも名簿を確認終える。
その表情はどこか憂いが見える。
その表情はどこか憂いが見える。
「……」
(ミト……)
(ミト……)
アスナは親友の名前がないことに、嬉しいはずだが、素直に喜べない。
”なぜ、自分だけ……”と思わなくはないためだ。
そもそもSAOにはそんなに乗り気ではなかった。
たまたまミトに誘われたゲーム名がSAOだった。
たまたま兄の部屋の机上ににナーヴギアが置かれていた。
そんなたまたまな偶然が偶然を重ねた結果、この悪夢に囚われることになったのだから。
”なぜ、自分だけ……”と思わなくはないためだ。
そもそもSAOにはそんなに乗り気ではなかった。
たまたまミトに誘われたゲーム名がSAOだった。
たまたま兄の部屋の机上ににナーヴギアが置かれていた。
そんなたまたまな偶然が偶然を重ねた結果、この悪夢に囚われることになったのだから。
「ふむ。ただ、一つ気がかりは、クルーゼなる男が申していた名簿の並びだが、アスナと同じ仮名文字で記載されている者たちは、その……ゲーム?とやらの参加者と関係があるやもしれぬな」
「はい。おそらくキリトからユージオまではおそらくSAOのプレーヤーかと思います」
「はい。おそらくキリトからユージオまではおそらくSAOのプレーヤーかと思います」
オンラインゲームの知識は深くないアスナだが、ミトもそうだがSAOのプレイヤー名は苗字はなく、カタカナの名前ばかりであった。
たまたまなのかもしれないが、ウンベールと名乗った参加者は、苗字のある貴族でかつ、発言からSAOとは無関係そうだった。キリトの上にあるラクス・クラインも苗字があるため、キリトからユージオまでSAOの参加者だとアスナも小兵衛同様推測する。
厳密にはユージオはSAOではないのだが、参戦時期の影響もあり、アスナが勘違いするのは無理もない。
たまたまなのかもしれないが、ウンベールと名乗った参加者は、苗字のある貴族でかつ、発言からSAOとは無関係そうだった。キリトの上にあるラクス・クラインも苗字があるため、キリトからユージオまでSAOの参加者だとアスナも小兵衛同様推測する。
厳密にはユージオはSAOではないのだが、参戦時期の影響もあり、アスナが勘違いするのは無理もない。
「それにしても、名の順じゃが、アスナが先頭ではなくキリトが先頭となっておるのは気になるの」
「地図にはキリトの家と書かれていますしね」
「うむ……わざわざ地図に記載されている程。奴らと関係は深そうじゃが……」
「地図にはキリトの家と書かれていますしね」
「うむ……わざわざ地図に記載されている程。奴らと関係は深そうじゃが……」
キリト……
聞いたことない名前。ミトなら知っているかもしれないけど……
アスナは自身の記憶を辿るが、やはりその名が出てくることはなかった。
アスナは自身の記憶を辿るが、やはりその名が出てくることはなかった。
「ま、それもおいおいでよかろう。……さて、アスナよ。剣術ではなくこの殺し合い。お前は人体のどこを狙う?」
小兵衛は弟子としてアスナに問いかける。
「……首ですか」
「うむ。確実に命を奪うなら”目”か”首”じゃ」
「うむ。確実に命を奪うなら”目”か”首”じゃ」
小兵衛はアスナの返答に満足げに両手で己の目と首を指す。
人間の骨は意外と頑丈だ。
簡単に刃は通らない。
ならば、斬る場所として大量出血を狙える首は狙い場所となる。
現に小兵衛がウンベールなる貴族と名乗った異国の公方らしき男を仕留めたのも首元だった。
そして、首元以外を狙うなら眼窩。
眼窩とは眼球が入っている頭骨前面の穴のこと。
眼窩の入り口は丈夫だが、その奥にある眼窩壁は薄くて刺せば脳まで痛みを達する。
つまり相手の”即死”を狙える。
簡単に刃は通らない。
ならば、斬る場所として大量出血を狙える首は狙い場所となる。
現に小兵衛がウンベールなる貴族と名乗った異国の公方らしき男を仕留めたのも首元だった。
そして、首元以外を狙うなら眼窩。
眼窩とは眼球が入っている頭骨前面の穴のこと。
眼窩の入り口は丈夫だが、その奥にある眼窩壁は薄くて刺せば脳まで痛みを達する。
つまり相手の”即死”を狙える。
「それにしてもかつて、倅に十日で強くしてほしいといってきた男がおったが……それ以上の条件で鍛えなければならぬ者が現れるとはな」
「アスナよ、剣術というのは先ず十年。それほどやることで俺は強いという自信(こころ)になる」
「……」
「十年やってまた十年やると今度は相手の強さが分かるようになる。それから十年やるとな…今度はおのれがいかに弱いかということがわかる」
「……え?」
「四十年やるともう何が何だがわからなくなる」
「それが剣術というやつだ」
「……では、先生はどうして私を弟子にすることを承諾したのですか?」
「アスナよ、剣術というのは先ず十年。それほどやることで俺は強いという自信(こころ)になる」
「……」
「十年やってまた十年やると今度は相手の強さが分かるようになる。それから十年やるとな…今度はおのれがいかに弱いかということがわかる」
「……え?」
「四十年やるともう何が何だがわからなくなる」
「それが剣術というやつだ」
「……では、先生はどうして私を弟子にすることを承諾したのですか?」
小兵衛の言葉をそのまま受け取るなら、この殺し合いが定められているデッドラインである50時間では無理だと言っているようなもの。
アスナが不安がるのも当然。
アスナが不安がるのも当然。
「不安か?ふふ・・・…・ま、普段なら無理だが、この環境なら可能かもしれぬ」
「……?」
「だが……その前に今一度尋ねる。本当にお主はその道を選ぶのじゃな?それ相応の覚悟をして来ているだろうな?」
「……はい」
「どんなことでも耐えるかえ?」
「はい!」
「なら……その上半身のみ肌身になりなさい」
「え!?」
「……?」
「だが……その前に今一度尋ねる。本当にお主はその道を選ぶのじゃな?それ相応の覚悟をして来ているだろうな?」
「……はい」
「どんなことでも耐えるかえ?」
「はい!」
「なら……その上半身のみ肌身になりなさい」
「え!?」
まさかの小兵衛の言葉に流石のアスナも驚愕の声を出した。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「どうした?先ほど、どんなことでも耐えるかと尋ねたら耐えると答えただろう」
「は、はい……ですが……」
「は、はい……ですが……」
まさかの小兵衛にアスナは困惑する。
いくら、年が離れていると言っても異性相手に肌身を見せるのは年頃の乙女には堪える。
いくら、年が離れていると言っても異性相手に肌身を見せるのは年頃の乙女には堪える。
(でも、先生の眼差し……真剣だわ)
小兵衛の眼差しは好色のそれではなく、剣客そのもの。
決して先ほどのウンベールのような下種な思惑ではないと理解できる。
決して先ほどのウンベールのような下種な思惑ではないと理解できる。
「わ……わかりました」
アスナは意を決する。
胸のプレートを脱ぎ、上半身の衣類を脱ぐ。
胸のプレートを脱ぎ、上半身の衣類を脱ぐ。
「……」
それはなんとも美しい肌であった。
小兵衛は黙ってそれを見つめると、刀を構え――
小兵衛は黙ってそれを見つめると、刀を構え――
「鋭!」
――スス
「うッ!」
アスナの雪のような白い肌に一線。また一線と薄皮一枚斬られる。
アスナも女だ。
肌に傷が残るのは想像を絶する苦しみであろう。
それでもアスナは耐え抜いた。
気も失わず。
アスナも女だ。
肌に傷が残るのは想像を絶する苦しみであろう。
それでもアスナは耐え抜いた。
気も失わず。
「鋭!」
今度は眼前すれすれに剣先が交差する。
これらの行為が何度か続いた――――
☆彡 ☆彡 ☆彡
「よくぞ、耐えた」
行為を終えると、小兵衛は傷の手当てを行う。
「痛むか?」
「……ちくちくするだけです」
「……ちくちくするだけです」
アスナは顔を赤らみつつも気丈に見せる。
そう、傷が残るといってもこれはデータ上の身体。偽りの身体。
本当の自分の身体は傷一つない。
そうアスナは言い聞かせ立ち上がる。
そう、傷が残るといってもこれはデータ上の身体。偽りの身体。
本当の自分の身体は傷一つない。
そうアスナは言い聞かせ立ち上がる。
「だが、これで仕舞ではないぞ?おぬしに今から課題を命ずる」
「……はい」
「……はい」
服を着直し、小兵衛の課題という言葉にアスナは身構える。
「今から化生共を50匹斬りなさい。全て”眼窩への突き”でだ」
想像以上の課題であった。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「眼窩への突きだけですか?」
「そうだ。例外は認めない。全て”それ”でやりなさい」
「……仮面ライダー対策でしょうか?」
「そうだ」
「そうだ。例外は認めない。全て”それ”でやりなさい」
「……仮面ライダー対策でしょうか?」
「そうだ」
アスナは小兵衛の意図に気づく。
そう、ルルーシュなる者の放送で見せた従者の”力”
仮面ライダーの力
そう、ルルーシュなる者の放送で見せた従者の”力”
仮面ライダーの力
「あれらの他にも仮面ライダーと呼ばれる者もしくは、その力を有している参加者はおそらく多い。なら、敵として対峙する対策も練っておかなければの」
ニヤリと小兵衛は話し続ける。
「あの仮面ライダーなる者の鎧は見たところ頑丈じゃ。並の剣技では、傷一つ与えられぬだろう……だが、先ほども申したが、首と眼窩なら話は別。いかに強固でもそこをつら貫けば斃すことができるだろう」
「儂の見立てでは、お主のその刀(ウインド・フルーレ)とソードスキルは”突き”に特化している。なら……極めるは眼窩への突きよ」
異国の剣(ウインド・フルーレ)は見たところ、日本刀とは扱いが違う。
”袈裟斬り”より”突き”が適しているだろう。
故に小兵衛はアスナに突きのみの50匹斬りを命じた。
”袈裟斬り”より”突き”が適しているだろう。
故に小兵衛はアスナに突きのみの50匹斬りを命じた。
「分かりました……やります!」
小兵衛の説明にアスナは納得するとその課題に取り組む。
「うむ。それでは……始め!」
小兵衛の合図とともにアスナはNPCモンスターと立ち会う。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……」
(ふむ……なかなか”すじ”がよい)
(ふむ……なかなか”すじ”がよい)
小兵衛はアスナのNPC50匹斬りの様子から評する。
リニア―なる突きは見事。
準備動作と技後の動きに速さ。
所作の美しさも兼ねている。
リニア―なる突きは見事。
準備動作と技後の動きに速さ。
所作の美しさも兼ねている。
「道場主をしていた頃を思い出すわい」
かつて小兵衛は四谷の仲町に道場を構え、門人も数多くいた。
後に大名となる”若様”や”滋野忠四郎”もいれば、”黒田精太郎”に”川越中納言”といった輩も含め、門人たちは清濁ある者たち。
後に大名となる”若様”や”滋野忠四郎”もいれば、”黒田精太郎”に”川越中納言”といった輩も含め、門人たちは清濁ある者たち。
「……」
(水は器によっていかようにも姿を変える。さてアスナはこの殺し合いという器でどのようになるか)
(水は器によっていかようにも姿を変える。さてアスナはこの殺し合いという器でどのようになるか)
初めは正直、アスナを弟子とすることに乗り気ではなかった。
既に道場は閉じ、余生を送る身。
倅に嫁ができ、孫もできた。
だが……アスナの目。
始めは異国の者かと思えた薄い茶色の目に宿る信念。
流れ星のような儚さに鋼鉄の鋭さが同居するその佇まいに小兵衛の剣客としての血が滾ったのだ。
既に道場は閉じ、余生を送る身。
倅に嫁ができ、孫もできた。
だが……アスナの目。
始めは異国の者かと思えた薄い茶色の目に宿る信念。
流れ星のような儚さに鋼鉄の鋭さが同居するその佇まいに小兵衛の剣客としての血が滾ったのだ。
(今や刀に何を求めるかは人それぞれだが……斬るも斬らざるも人が為す業(わざ)じゃ)
聞けば、アスナが住む日本では、もはや武士も居らず、刀を持ち歩く者はいないらしい。
斬らぬのならそれにこしたことはない。
だが、アスナは斬ることを選んだ。
なら、自分は手を貸すのみ。
その道の果てが散る花だとしても。
老剣客はそうケツイしたのだ。
斬らぬのならそれにこしたことはない。
だが、アスナは斬ることを選んだ。
なら、自分は手を貸すのみ。
その道の果てが散る花だとしても。
老剣客はそうケツイしたのだ。
「さて……儂もやるとするか」
小兵衛の前に現れしは幻妖。
もっともそれはNPC。
贋でしかない存在。
それでもレベル3と称されるそれは、容易ならざる化生。
もっともそれはNPC。
贋でしかない存在。
それでもレベル3と称されるそれは、容易ならざる化生。
(ふふ…血がおどるわい)
幻妖を前にした小兵衛が抱くのは恐怖ではなく期待。
江戸の一剣客では、一生対峙することもない者達がこの殺し合いにいる。
なら剣客として剣を交えてみたい。
刀を納刀せし構える。
正座するそれは”居合い”
江戸の一剣客では、一生対峙することもない者達がこの殺し合いにいる。
なら剣客として剣を交えてみたい。
刀を納刀せし構える。
正座するそれは”居合い”
――ギュル
瞬時に危険性を認識したレベル3は淤刀を吐き出し活性化した脳を更にしばいて勝機を絞り出す。
全力で避ける
小兵衛(ジジイ)はその刀で斬りかかってくるだろう。
それを避けた上で渾身の一撃をお見舞いする。
体勢は小兵衛(ジジイ)に攻撃をしかけているが、考えていることは避けることだけ。
どんな攻撃が来ても避けられる。
レベル3の目と洞察力は極限迄集中していた。
それを避けた上で渾身の一撃をお見舞いする。
体勢は小兵衛(ジジイ)に攻撃をしかけているが、考えていることは避けることだけ。
どんな攻撃が来ても避けられる。
レベル3の目と洞察力は極限迄集中していた。
「円」
小兵衛はただ一言”それ”を口にした。
”円”それは念の応用技。
小兵衛に支給された”円”は、ゼノ=ゾルディックのように300メートルもの円を張ることもネフェルピトーのようにアメーバ状に自由自在に形を変えることはできない。
せいぜい元の使用者と同じ刀の間合い程度。
しかし、小兵衛にとってそれで”十分”
剣士に必要な間合いがあれば。
正に鬼に金棒。
小兵衛に支給された”円”は、ゼノ=ゾルディックのように300メートルもの円を張ることもネフェルピトーのようにアメーバ状に自由自在に形を変えることはできない。
せいぜい元の使用者と同じ刀の間合い程度。
しかし、小兵衛にとってそれで”十分”
剣士に必要な間合いがあれば。
正に鬼に金棒。
秋山小兵衛は、今は亡き嶋岡礼蔵と共に”竜虎”もしくは”双璧”と称された程。
たとえ、レベル3の幻妖とはいえNPCなど問題なし。
「あ…あい……」
小兵衛の一刀のもと、幻妖は斬り捨てられ再生する暇もなく絶命した。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「ふう……」
(この円とやら……強力ではあるが、過信しすぎるのはいかんの)
(この円とやら……強力ではあるが、過信しすぎるのはいかんの)
自身に支給されしソードスキル:円を試した小兵衛はそう結論した。
円を発動すると体力の消耗する。
若い頃の自分ならいざ知らず、老齢となった身では、そう頻繁に使用するのは控えた方がよいと。
円を発動すると体力の消耗する。
若い頃の自分ならいざ知らず、老齢となった身では、そう頻繁に使用するのは控えた方がよいと。
――バササッ!
「?」
「それにしては流石は秋山殿でございますな。陰陽師でもない人の身で、幻妖を一刀のもと斬り伏せるとは天晴れでございます」
(それも……贋とはいえ、レベル3の幻妖を)
(それも……贋とはいえ、レベル3の幻妖を)
「烏天狗に褒められるとは、恐縮じゃな」
小兵衛の肩に止まり話しかけるは烏天狗。
鵺とも面識ある烏天狗は、素直に小兵衛を褒めたたえる。
ウンベールに支給されていた幻妖。
元の所持者が死んだため、烏天狗の契約者は現在小兵衛となっている。
鵺とも面識ある烏天狗は、素直に小兵衛を褒めたたえる。
ウンベールに支給されていた幻妖。
元の所持者が死んだため、烏天狗の契約者は現在小兵衛となっている。
「それで、どうなさりますか?」
烏天狗の尋ねに小兵衛はアスナへ視線を移す。
「はぁぁぁああ!!」
アスナは小兵衛の言いつけどり、NPCのモンスターを貫いている。
その高い集中力は小兵衛の視線に目もくれていない。
その高い集中力は小兵衛の視線に目もくれていない。
「ふむ。一度異国の居酒屋(タイガーボーイ)へ戻るとするか」
「アスナ殿を待たなくてよろしいので?」
「なあに。アスナも一端の剣士。お守は必要あるまい」
「アスナ殿を待たなくてよろしいので?」
「なあに。アスナも一端の剣士。お守は必要あるまい」
そういうと小兵衛と烏天狗はタイガーボーイへ一足早く戻るため足を動かした。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……50!!!」
アスナは再び50匹を全て眼窩への突きで仕留め終えた
「ふぅ……」
汗をぬぐう。
「先生は……?」
いつの間にか、師がいないことに気づいたアスナ。
それと同時に……
それと同時に……
ぐぅ~~……
「……一度、戻ろうかしら」
腹の虫も鳴り、アスナは小兵衛が向かったであろうタイガーボーイへ足を進める。
花が見事に散るかは今はまだ誰も分からない。
【エリアB-3/タイガーボーイ周辺/9月2日午前7時】
【アスナ@SAO プログレッシブ 星なき夜のアリア (映画)】
状態:正常 死に方を選びたい 乳房上に無数の刀傷(止血済み)、疲労(中)
服装:SAOでのアバター(服装は劇場版星なき夜のアリア)
装備:ウインド・フルーレ@SAO プログレッシブ 星なき夜のアリア (映画)
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:死に方を選ぶ、負けたくないため
01:先生(小兵衛)に師事しつつ強くなる
02:タイガーボーイへ向かう
03:茅場って……あの茅場よね?
04:どういうこと?これはSAOとはどう関係しているの?
05:キリト……同じSAOのプレーヤー?
参戦時期:ミトにパーティを解消され、ジャイアントアンスロソーに殺される寸前
備考
※キリトに助けられる前ですのでキリトとの面識はありません。
※ウンベールが仮想世界の住人とは気づいていません。(別世界の人間だと思っている)
※小兵衛との会話から時代を超えた人物が集められていることを理解しました。
※名簿の並びからキリト~ユージオまでをSAOのプレーヤーではないかと推測しています
状態:正常 死に方を選びたい 乳房上に無数の刀傷(止血済み)、疲労(中)
服装:SAOでのアバター(服装は劇場版星なき夜のアリア)
装備:ウインド・フルーレ@SAO プログレッシブ 星なき夜のアリア (映画)
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:死に方を選ぶ、負けたくないため
01:先生(小兵衛)に師事しつつ強くなる
02:タイガーボーイへ向かう
03:茅場って……あの茅場よね?
04:どういうこと?これはSAOとはどう関係しているの?
05:キリト……同じSAOのプレーヤー?
参戦時期:ミトにパーティを解消され、ジャイアントアンスロソーに殺される寸前
備考
※キリトに助けられる前ですのでキリトとの面識はありません。
※ウンベールが仮想世界の住人とは気づいていません。(別世界の人間だと思っている)
※小兵衛との会話から時代を超えた人物が集められていることを理解しました。
※名簿の並びからキリト~ユージオまでをSAOのプレーヤーではないかと推測しています
【秋山小兵衛@剣客商売(漫画)】
状態:正常、疲労(小)
服装:剣客
装備:陽竜刀@ソードアートオンラインシリーズ 烏天狗@鵺の陰陽師
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、 ラランダムアイテム×0~1(ウンベール)、アニールブレード@ソードアートオンラインシリーズ、 ホットライン
思考
基本:オールマイトの後継者としてゲーム運営への叛逆
01:タイガーボーイを拠点に情報収集する
02:アスナに手ほどきをする
03:アスナに手ほどきをする
参戦時期:少なくとも第1話女武芸者以降
備考
※アスナとの会話から時代を超えた人物が集められていることを理解しました。
※アスナを門下としました。
※ウンベールが仮想世界の住人とは気づいていません。(別世界の人間だと思っている)
状態:正常、疲労(小)
服装:剣客
装備:陽竜刀@ソードアートオンラインシリーズ 烏天狗@鵺の陰陽師
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、 ラランダムアイテム×0~1(ウンベール)、アニールブレード@ソードアートオンラインシリーズ、 ホットライン
思考
基本:オールマイトの後継者としてゲーム運営への叛逆
01:タイガーボーイを拠点に情報収集する
02:アスナに手ほどきをする
03:アスナに手ほどきをする
参戦時期:少なくとも第1話女武芸者以降
備考
※アスナとの会話から時代を超えた人物が集められていることを理解しました。
※アスナを門下としました。
※ウンベールが仮想世界の住人とは気づいていません。(別世界の人間だと思っている)
ソードスキル:ノブナガ=ハザマの円@HUNTER×HUNTER
秋山小兵衛に支給。
念能力者ではないため、体力を消費しなければ使用することはできないが、無外流の達人である小兵衛との相性は抜群であり、気配を絶ち、音を消して近づこうともこの中(円)に入り込めば即座に形と動きを感知し斬ることができる。
また、円を張ったまま会話や移動を行うこともできる。
オレは太刀の間合い(半径4m)までで十分…!!(つーか これが限界)byノブナガ
秋山小兵衛に支給。
念能力者ではないため、体力を消費しなければ使用することはできないが、無外流の達人である小兵衛との相性は抜群であり、気配を絶ち、音を消して近づこうともこの中(円)に入り込めば即座に形と動きを感知し斬ることができる。
また、円を張ったまま会話や移動を行うこともできる。
オレは太刀の間合い(半径4m)までで十分…!!(つーか これが限界)byノブナガ
烏天狗@鵺の陰陽師
ウンベールに支給されていた幻妖。
代々、鍔女山の美執村に住みつき、村の防守をに務めていた。本来は村及び山一帯の幻妖の侵入を防ぐほどの結界を張ることが出来るが、支給品としてされているため、契約者現在は秋山小兵衛と契約している。契約者は周囲一帯の様子(自身がいるエリア内のみ)を把握できる。また15秒程度契約者の気配を消すことができるが、一度使用すると6時間使用不可能。
ウンベールに支給されていた幻妖。
代々、鍔女山の美執村に住みつき、村の防守をに務めていた。本来は村及び山一帯の幻妖の侵入を防ぐほどの結界を張ることが出来るが、支給品としてされているため、契約者現在は秋山小兵衛と契約している。契約者は周囲一帯の様子(自身がいるエリア内のみ)を把握できる。また15秒程度契約者の気配を消すことができるが、一度使用すると6時間使用不可能。
NPCモンスター
029:波瀾F:戦士の王国 | 投下順 | 031:ハザードシンボル |
024:さよならアクアリウム | 時系列順 | |
候補話056:閃光閃耀 | 秋山小兵衛 | 074:散華 |
アスナ |