二期から登場するメインキャラ。
タオルのようなマフラーが特徴。名前が定着するまでの通称は「タオラー」。
暑い沖縄でもマフラーを外さず、むしろパタパタとマフラーで扇いでいた。
豪炎寺が離脱した穴を埋めるためにスカウトして入部してもらった。
初登場時、直接的な描写はないものの熊を倒す(この事から「熊殺し」の異名を持つ)、積もった雪にシュートでモーゼの十戒のごとく道を作るなど、視聴者に強いインパクトを与えた。
特技はスケート、スキー、スノーボード、ボブスレー等のウィンタースポーツ全般。
二重人格キャラで、普段は温厚で大人しいDFだが、いわゆる「裏人格」である
アツヤになるとFWになり、個人プレイに走る荒々しいパワーファイターとなる。
二重人格であること、どちらの人格も言動が電波ビンビンであること、しかも人格同士で会話したりすること、
必殺技の名前などから、
かなりイタイ。本気でマネしないように。
能力はとてつもなく高く、
宇宙人には
ジェミニストーム相手なら全く引けを取らない。
作中描写から、特にスピード面に優れるようである。
57話では物理法則を無視する意外な強肩を見せた(
ボールが凄いだけかもしれないが)。
性格は温厚で大人しいのだが、当初は
染岡さんを「汗臭い」と全面否定して自分の「楽しむ」というスタイルを押し付け気味に主張したり、
ゲームのモテ設定キャラを差し置いて各地方のモブにモテてはタラシの様に描写されたりと、ファン以外が見たら不快に思えるような描写がちまちまあった。
また
ゲームにおいて
栗松に「女の子からチョコをもらったことがないからって、ドロボーはよくないと思うなあ」と言ってのけるなど、かなり毒舌でもある。
もっとも本人は天然なだけで悪気はないのだが…
一方で幼い頃、それも家族を亡くす
事故の直前に父親から「2人が揃えば完璧」と言われたことから、「完璧」という言葉(理念)に対しては強迫観念めいた思いがあった。
イプシロンの
デザーム様にシュートを止められて相当悔しかったらしく、以降は対デザームに燃えて特訓の指標にしていた。
イプシロン改としてパワーアップしたデザーム様の前に完封され「必要無い」と言われた事で精神が崩壊、以降少しずつ周りにフォローされるも、まともにサッカーができない状態になっていた。
後に
アフロディの
犠牲や染岡さんの
格言、豪炎寺の
スパルタ教育でちょっとずつ元気になる。
09年12月9日放送の第61話「最終決戦!ザ・ジェネシス・前編!!」で遂に復活。
ボールから「みんなの声」を聞き、自分は一人ではないことを知り、チームで完璧になる道を選んだ。
その際、アツヤの形見であるマフラーは投げ捨てた。復活後に動きが急激に良くなったことから、あのマフラーは実は物凄く重かったのではないかという意見がある。
「完璧」という言葉にこだわると同時に、家族を奪った雪崩に対しても強いトラウマを持っており、ある程度大きな雪が落ちた音だけですくんで動けなくなるほど。
スレでは「引っ越せよ」と突っ込まれる事もあったが、雷鳴などでも怖がってしまうため、知り合いが多い場所から離れる事自体が危険になってしまっている。
こちらのトラウマは克服できたのかは不明。
登場当初は考えの違いから染岡さんとは全く気が合わなかったが、共に特訓をすることで壁がなくなっていった。
雷門のエースストライカーを賭けて染岡さんと勝負し、
リス岡さんの前に敗れるも、仲間入りしてからは共にゴールを決めたり、
キャラバンで隣に座ったり、
連携技を作ったりと和解を超えて「
最強コンビ」の関係になる。
染岡さんの離脱により、雷門のエースストライカーを託される。
染岡さんがいなくなってからストライカーとしての責務が増え、精神的にも体力的にも非常に負担がかかっていた。
三期に入ってからは、各試合でスタメン出場しているものの、話を経るにつれて出番もセリフもどんどん減っている。
人格統合したためか性格もプレーもこれといった特徴がなくなってしまった上、
ウルフレジェンドもまったく通用しなくなり、
噛ませ化・空気化の進行が激しい。
もはややるべき事は二期でやりきった感もあり、新キャラの
虎丸をメインにしなければならないので、仕方ないと言えば仕方ないが。
三期OPや
ED、その他グッズ等では辛うじて
円堂・豪炎寺・
鬼道さん・虎丸と並んでメインキャラの位置にいるが、
ゲーム3の公式HPでのキャラ紹介ページでは、もう1人の新キャラである
飛鷹に取って代わられている。
中の人が
唐須と同じであるため、「出番が少ないから吹雪がグレた」「アツヤが生きてたらこうなったのか」などと言われる。
アフレコ現場では「こっちの役(唐須)の方がイキイキしてる」と突っ込まれたらしい。
77話では僅かながらセリフが存在したにも関わらず、EDでのキャストクレジットでは吹雪の名前が入るべき位置に
その回で一言も喋っていない栗松の名前が誤植されていた(声優欄の記載は吹雪担当の宮野氏だった)。
声優の並び順のために起こりうるミスではあるが、ただでさえ空気化している彼に対してあまりにもひどい仕打ちであった。
81話の
ファイアードラゴン戦で「
スノーエンジェル」と「
サンダービースト」の2つの新技をいきなり披露し、
バーンと
ガゼルを
凍て付かせ、先制点を奪取と久々に大活躍した。
しかし、それによって「攻守に長けた吹雪は豪炎寺よりも危険な存在」と「
パーフェクトゾーンプレス」の標的にされ、
綱海と接触して負傷。虎丸と交代で退場した。
それまでの試合で攻守ともに長けていたのは虎丸だったし、三期に入ってから吹雪の危険度はどう見ても豪炎寺より下だったというのに、
ずっと噛ませ状態が続いていた吹雪を唐突に活躍させたところで、所詮は敵に狙われる
フラグでしかなかった。
ネタバレCMでも不遇な扱いを受けており、さすがに気の毒としか言いようがない。
85話でイナズマジャパンが
FFI本戦に向かう際、怪我によりチームを一時
離脱した。
世界大会でも選手の入れ替えは認められているため、チーム合流後に再出場の可能性は残されたものの、
「こんなケガ、すぐに治してみせる!」というセリフは以前も
どこかで聞いただけに、
若干不吉な予感も…
どこかの
エースストライカーのように、2クールほぼ全く登場しない可能性も危惧された吹雪であるが、離脱から1クール、96話「フユッペの秘密」でようやく復帰した。
どこかの
エースストライカーに比べるとはるかに早い復帰である。
ゲームでは吹雪が復帰するという知らせを受けて空港まで染岡さんたちが迎えに行ったのだが、アニメでは自力でジャパンエリアの宿舎までやってきたようだ。
ちなみに復帰後最初の練習は円堂相手に超至近距離からのシュート練習。
もしかしたら豪炎寺の
アレを継ぐつもりなのかもしれない。
ゲーム版2→ゲーム版3で、豪炎寺以上であったキック力が劇的に低下し、それこそ適当なMF並になった。3は中盤かサイドバックで使うのがよいだろう。
ちなみに幼少期の士郎の声は、秋と同じである。
最終更新:2025年04月14日 17:37