蒼空学園 - 蒼空のTRPGβv0.23

蒼空学園

---

---

概要

大陸で活躍する人材を育成するために設立された私立校です。創設者にして現在の校長兼生徒会長は御神楽環菜(みかぐら・かんな)。10代にしてオンライントレードで一大財閥を築いた天才です。
日本国の認可を受けた学校なので、生徒の大部分は日本人となっています(日本人と契約したパートナーは申請することで日本国籍が与えられるため、パートナーは日本とシャンバラの二重国籍者という扱いになります)。海外からの留学生も受け入れているため、パートナーさえいれば日本人でなくても入学できます。
校風と文化

エリート校であり、入試試験は難度の高いものとなっています。しかし校長である環菜の一存によって試験を免除されるケースもあり、優等生から不良までバリエーション豊かな生徒が在籍しています。
現代日本の若者文化が流入しており、学校周辺では携帯電話の通話状況もよく、機能は制限されますがインターネットも利用できます。
シャンバラ人との交流を大切にするという方針で、学園の所在地であるツァンダの一般家庭に下宿で生活するのが基本となっています。ただし、それは入学当初だけで友人や恋人と共に借家を借りてルームシェアする生徒や、冒険者の宿や馬小屋で寝泊まりする生徒などもいます。

所在地

校舎はシャンバラ沿空部の都市、ツァンダに置かれています。
ツァンダを治めているのは守護天使の一族、ツァンダ家です。ツァンダは元々交易が盛んで、パラミタの各地方と交流がありました。地上人ともっとも友好的な一族で、早い段階で領内に蒼空学園を建設することに合意しました。地球の技術に強い関心を示しており、蒼空学園で技術を学ぼうとするものが大勢います。

学年

蒼空学園の制度は、日本の学校制度を踏まえたものとなっています。
基本的に高校1年から3年までですが、中等部、初等部も用意されており、今年になってからは大学も設立されました。

課外活動

日本の高校と同じような各種の部活動が行われていますが、6大校のなかでは日本の文化と縁の深い部活動が目立ちます。野球部、放送部、写真部、鉄道部、コンピュータ部、漫画部などです。部活に入らずアルバイトするケースも珍しくありません。
また社会に出てからは積極性が重要であるとの理由から、自分たちで部や研究会を設立することも推奨されています。このため小規模なサークルがいくつも存在しています。

名所：Ｘルートサーバ

インターネットの基幹を支えるルートサーバは世界中に2009年時点では13台存在しましたが、機能分散のためその数は徐々に増え、2019年の時点では合計26台にまで増やされました。そのうち24台目にあたるルートサーバはこの蒼空学園の校舎内に設置されています。各サーバにはアルファベット1文字が割り当てられていますが、パラミタに置かれたこのサーバはＸとなっています。
現時点では地上との連絡が難しいため、このサーバはシャンバラ6都市周辺での使用がほとんどとなっていますが、将来的にはパラミタ全体のインターネットの中枢となる予定です。
週に1度、地上とデータのやりとりが行われ、タイムラグがありますが地上の情報を見ることもできます。どのようにデータをやりとりしているのかは非公開です。
サーバ管理者は環菜のパートナーである守護天使、ルミーナ・レバレッジが務めています。

進路

蒼空学園の生徒は大陸での成功を夢見るものが多く、シャンバラの復興や国家運営にも積極的に関わろうとしています。また今年からは大学が設立されたため、進学希望者も増えました。
一方で、金融方面に進もうとする生徒はあまりいません。環菜の実力を知っているため、敢えてそこに向かうことはしないのでしょう。

女王候補

2019年12月、蒼空学園のあるツァンダを治めるツァンダ家の当主の娘ミルザム・ツァンダが、シャンバラ女王の候補に名乗りを上げました。
彼女は5000年前のシャンバラ女王が振るっていた権力の象徴と言われる五獣の女王器の一つ、「朱雀鉞（すざくえつ）」を手に入れたことと、ミルザム自身シャンバラ女王の血筋であり、女王候補としての資格は十分にありました。
ただ、女王候補を名乗るということは、たびたびシャンバラ王国の建国を阻止してきた鏖殺寺院に命を狙われることにもなります。
そこで、女王候補を護る親衛隊「クイーン・ヴァンガード」が蒼空学園に設立されました。

クイーン・ヴァンガード

女王候補のミルザム・ツァンダがツァンダ家当主の娘ということもあり、親衛隊設立には御神楽環菜が多額の出資をしています。
そのためクイーン・ヴァンガードのメンバーは蒼空学園を中心に集められています。他校の生徒も志願すれば参加できます。ただし、入隊するには鏖殺寺院と繋がっていないかなどの審査があります。
選ばれた者が女王候補の警護に就くことができます。
クイーン・ヴァンガードのメンバーは、普段は普通の学園生活を送ります。ただ、交代で女王候補の身辺警護や、女王器が保管されている宝物庫、建設中のシャンバラ宮殿の警備に就いたり、女王器の探索の任に就いたりします。
メンバーは地球人とパラミタ人2人1組を最少人数とし、基本的に4～6人（1～3組の契約者）の班（チーム）を組んで行動します。チーム名をつけたり、班長（リーダー）を話し合って決めたりします。
有事の際には10人前後の分隊や30～50人程度の小隊を形成して事に当たるなど、組織立った行動を取ります。分隊長や小隊長はメンバーの中から人柄や能力より選ばれます。
また、過酷な任務を遂行できるように、クイーン・ヴァンガードには制服を兼ねた強化スーツやハンドヘルドコンピューターなど、今までの学生達にはない新装備が与えられます。
強化スーツは制服の下に着用することができます。各学校の制服の上着を羽織ることで学校分けを行っています。
ハンドヘルドコンピューターは、ガントレットタイプの装着型とガンタイプの携帯型の2種類があります。戦術データリンクプログラムやオートマッピングプログラムなど、戦闘や冒険をサポートするプログラムが入っています。また、インターネット回線も搭載しており、通信の他にも光条兵器を繋ぐことで携帯電話と同じ効果を得ることができます。

クイーン・ヴァンガードの当面の目的は女王候補ミルザム・ツァンダの警護と、残る五獣の女王器の探索になります。