【初出】
XVII巻
『
大地の四神』と契約した“王”として、『
内乱』時にはアメリカ先住民に肩入れし、彼らのアメリカ合衆国完全破壊計画に賛同していた。
[
仮装舞踏会]との全面戦争を前にして、契約者共々、戦う相手を見極める構えであった。
しかし
フレイムヘイズ兵団が大敗した後、
センターヒルの遺言を託された
シャナから遺言を聞いて契約者共々参戦を決意し、
シャナの決意を聞き契約者と共に彼女と同行すると決定した。
御崎市決戦を経て、フレイムヘイズとしては最初に契約者と共に『
天梯』を通って新世界『
無何有鏡』へ旅立った。
【由来・元ネタ】
アステカ神話の重要な(時にもっとも力があるともされる)神テスカトリポカ(Tezcatlipoca)。名前の意味は「煙る鏡」で、黒曜石の鏡を左足と後頭部に付けた男として表現される。
夜や魔術、戦争、大地など多くの事象を司り、恩恵と破壊をもたらす。その儀式では生贄が捧げられた。
ケツアルコアトルの対となる存在で、時に協力して世界を生み、時に敵対して追放された。
「憚」ははばかる、「懾」はおそれるという意味の漢字である。「筦」は、笛の一種であると同時に、司るという意味を持つ。真名全体では、「おそれはばからせる力を司る笛」という意味だと思われる。その本質は、
サウスバレイが生み出す亡者の群(
自在法『
パチャクチ』)として、一端を表している。
最終更新:2023年07月28日 22:16