【初出】
S巻
【解説】
“
紅世の王”。
真名は“啓導の籟”(けいどうのふえ)。
炎の色は青磁色。
フレイムヘイズ『星河の喚び手』
イーストエッジと契約し、石のメダル型の
神器“
テオトル”に意思を表出させている。
短く深く貫禄のある男性の声で、会話中、半分ほどを読点(、)で区切る喋り方をする。
『
大地の四神』と契約した“王”として、
内乱時にはアメリカ先住民に肩入れし、彼らの合衆国転覆計画に賛同していた。
【由来・元ネタ】
アステカ神話の文化神・農耕神である、ケツァルコアトル(Quetzalcóatl)と思われる。その名の意味は「羽毛ある蛇」。水に関わる農耕神として最初は崇められ、やがて文明を人類に授けた神とされるようになった。
「啓導」とは、無知なる人々の蒙を啓き、教え導くことである。「籟」は簫という竹笛の別名であると同時に、全ての穴から発する音という意味も持つ。
真名全体で「人々を無知から救い導く音を発する笛」という意味だと思われる。契約者の称号よりは、通称にその本質が現れていると言える。
最終更新:2025年04月01日 18:08