【初出】
SIII巻
【由来・元ネタ】
北欧神話に登場する霜の巨人(ヨトゥン)の王スリュム(Thrym)。古ノルド語表記はÞrymr。ミョルニル(またはトールハンマー)を盗み出し、その返還と引き替えに豊穣の女神フレイヤを要求したことで知られる。しかし、ロキとトールにハンマーを取り戻されてしまい、鎚を取り戻したトールに殴り殺された。
「凜」とは引き締まった様で、寒さが厳しい様を指す言葉である。「乎」は様子を表す語につける助字である。「涌」はわき出ること、「沸」は基本的に水が沸騰することだが、わき出るという意味も持っている。
真名を総合的に考えると、「厳しい寒さのわきだし」という意味だと思われる。氷の
自在法である『
スペイキル』『
アクス』『
ゲイル』は、この真名にふさわしい
自在法といえる。
最終更新:2024年11月20日 19:13