アイアンマン2(実写映画)
公開:(米)2010年4月26日/(日)2010年6月11日
監督:ジョン・ファブロー
概要
ストーリー
自らが
アイアンマンであることを公表したトニー・スタークに新たな危機が迫る。
ロシア人イワン・ヴァンコは死去した父から受け継いだ設計図をもとに
アーク・リアクターを手作りで完成させる。
一方、トニー・スタークはスーパーヒーローとして東西諸国の対立を抑えるなどの活躍で大人気。科学博覧会スターク・エキスポでスピーチを行い、拍手喝采を浴びる。ところが実は生命維持装置として装着し続けていたアーク・リアクターの燃料『パラジウム』の毒性のため命の危機に瀕していた。
アメリカ政府は
アイアンマンのスーツを強力な「兵器」と看做し、上院軍事委員会の兵器化スーツ防衛計画公聴会を開き引き渡しを要求するがトニーは「私こそが
アイアンマンでありスーツと一体だ」と言って取り合わない。さらには専門家として招聘された
ハマー・インダストリーCEO
ジャスティン・ハマーに「専門家とは思えない」と言い切る。公聴会は各国が追従して同様のスーツを開発している事実から危険性を訴えるが、トニーはそれらが失敗を証明する映像、またハマーが新スーツの開発に失敗した映像などを流し、スーツの開発は5年から10年以上かかると発言し、委員会を論破してみせた。
会社に戻ったトニーは秘書の
ペッパー・ポッツから会社が混乱していると詰め寄られると「君をCEOにする」と宣言。一方で美人の社員ナタリーに出会うと、ペッパーの反対を押し切りこっそり自分の助手にしてしまった。
カーレースのモナコグランプリに突如出場したトニーだったが、レース中にアーク・リアクターと電磁ムチを装備したイワン・ヴァンコに襲撃される。
アイアンマンスーツを装着し撃退に成功し、ヴァンコは逮捕されたが、公聴会でのトニーの発言に沿わない新たなスーツを使用しての犯行にアメリカ政府の疑念は高まる。
そん中でヴァンコはハマーの手引きにより脱獄に成功し、手を組むことを約束するのだった。
トニーは血中に蓄積される毒素が高まり死を覚悟し、最後の誕生日と思ってパーティを開催。泥酔したトニーを止めるため
ローディ・ローズはマーク2スーツを着て大乱闘に。お互いのリパルサー・レイを放出し合うことで大爆発を引き起こし、パーティはお開きに。ローディは「欲しければくれてやる」と言われたマーク2を装着したまま空軍基地に降り立った。
そんなトニーの元をSHELD長官の
ニック・フューリーが訪れる。さらにはナタリーが現れその正体を「SHEILDのスパイでナターシャ・ロマノフ」であることを明かし、トニーの毒素を一時的に緩和する薬剤を投与した。
ハマーの狙いはスターク・エキスポに
アイアンマンを超える自社製スーツを出展し、トニーの鼻を明かして公聴会の失態を取り戻し国防総省との再契約を取り付けることであり、そのためにイワンを使ってスーツを改造させていたのだが、イワンは無断でハマー社製の量産スーツをドローンタイプに改造していた。
一方、空軍も国防総省に任務の成功をアピールするためローディが持ち帰ったマーク2を武装し兵器化を進めていた。
トニーは父のハワードから期待されていなかったと思っていたのだが、
ニック・フューリーは未来を託していたと伝える。フューリーは
ハワード・スタークがSHELDの創始者メンバーだったことを明かすと、その遺品を置いていくのだった。
トニーは社長室で父が残した1974年のスターク・エキスポ会場のミニチュアを見ると、何かにインスパイアされたかのようにそれを持ち帰る。会場の建物の配置こそパラジウムの代用となる新元素の構造図だったことに気づくと、これをもとに新元素の製造に成功。毒素もなく、より強大なエネルギーを生むリアクターの開発に成功するのだった。
その頃、イワンもアーク・リアクターの改良に成功する。
スターク・エキスポでは
ジャスティン・ハマーが陸海空軍と海兵隊用のドローン兵団、及び指揮官として機能するウォーマシンをプレゼン。しかし操作はイワンの遠隔操作に乗っ取られており、駆けつけた
アイアンマンと戦闘になる。
ブラック・ウィドウとハッピー・ホーガンがハマー社に乗り込むと既にイワンは脱出した後で、
ブラックウィドウが
ウォーマシンの操作系統を回復。
アイアンマンと
ウォーマシンの協力で次々ドローンを撃破していく。
そこへ現れた完全武装のウィップラッシュが2人を圧倒するが、パーティでの喧嘩と同様2人のリパルサー・レイを同士討ちさせ大爆発を起こすことで撃破。
しかしイワンは破壊されたドローンを自爆させることを選び、自らも爆発に巻き込まれてしまう。
脱出したトニーはドローンの近くにいたペッパーを救出。その中でトニーがパラジウムの毒で死に瀕していたことを知ったペッパーと口論になるが、2人はビルの屋上で口付けをかわす。
ニック・フューリーに呼び出されたトニーは、ブラック・ウィドウの調査に基づき、
アベンジャーズの相談役に任命することを約束。
本来ならトニーはイワンが
アイアンマンを凌駕するスーツを開発したことやスターク・エキスポの大乱闘などで国防総省や世間の糾弾を浴びるはずだったが、
ニック・フューリーが手を回し、事態を収集した手柄で勲章を授与されることとなり、トニーとローディの2人は英雄として讃えられるのだった。
ポストクレジットシーン
登場人物
トニー・スターク / アイアンマン |
ロバート・ダウニー・Jr |
トニー・インダストリーズの社長であり、億万長者の天才発明家。アイアンマンとなる |
ペッパー・ポッツ |
グウィネス・パルトロー |
トニーの秘書であり、彼を支える女性。スターク社の社長になる。 |
ジェームス・"ローディ"・ローズ / ウォーマシン |
ドン・チードル |
アメリカ軍中佐。トニーの親友。 |
ナタリー・ラッシュマン(ナターシャ・ロマノフ) / ブラックウィドウ |
スカーレット・ヨハンソン |
ペッパー・ポッツが社長になるにあたり、新たに秘書となった謎多き女性。 |
イワン・ヴァンコ / ウィップラッシュ |
ミッキー・ローク |
トニー・スタークに復讐を誓う謎の男。 |
ニック・フューリー |
サミュエル・L・ジャクソン |
SHELD長官。 |
フィル・コールソン |
クラーク・グレッグ |
SHELDの敏腕エージェント。 |
ジャスティン・ハマー |
サム・ロックウェル |
トニーをライバル視するハマー・インダストリーCEO |
ハッピー・ホーガン |
ジョン・ファブロー |
トニーの運転手兼ボディガード |
イースターエッグその他
最終更新:2022年09月13日 04:52