マジック(Magik) / イリアナ・ラスプティーナ(Illyana Nikolievna Rasputina)
能力
テレポーテーション:ステッピング・ディスクと呼ぶ輝く円型の力場により
リンボー界を通過し、遠距離テレポートが可能。時間をも超える力がある
魔法:リンボー界で魔法の力を身につけた。
魔法によりソウルソードや鎧を召喚する。
ソウルソード
ソウルソードはマジックの主武器であり、
リンボー界にいたとき自らの生命力から生成したもの。
リンボーの支配者の証でもあり、マジックの成長に応じて形状、性能も変化していった。
通常の剣として使うことも可能だが、最大の特徴は魔法の無効化、魔法によって作られた物およびそれに近い存在・精神や魂への高い破壊力。
また、本来であれば物質を透過できる
キティ・プライドのような存在すら攻撃可能である。
使用者の魔法能力を高めたり、ステッピング・ディスクの制御能力もあるとされる。
概要
コロッサスの妹。兄からは「スノーフレーク」(雪の結晶、または同名の植物の名称)と呼ばれている。
ミュータント能力に加え魔術も操る
ハイブリッド能力者。
ミュータント能力は上述の通りリンボー界を使って時空を自在に行き来することであるが、所属チームからは概してテレポート能力として扱われる。便利屋扱いをされると拗ねることがあり「私は大型バス?」などと皮肉を言うのはテレポーターたちのお約束。
経歴
しかし、
ニューミュータンツのメンバーとビミョーな関係が続き、むしろ
ニューミュータンツに入らなかったものの、年が近かった
キティ・プライドと仲が良かった。
チーム内では「切り札」的存在。ニューミュータンツのみならず
X-MEN全体においても重大な役目を果たしてきたが、同時に本人の独断専行しがちな性格や
リンボーの悪魔たちとの関係性などからトラブルメーカー・暴走役になることもあった。
リンボー界では別世界の
ストームと
キティ・プライドから白魔術と戦闘術を学び、魔族の王
ベラスコから黒魔術を学んだ。
その結果、白魔術と黒魔術、剣術や格闘術、ミュータント能力を併せ持つ万能型の女戦士となった。
(
Magik #1〜4)
Avengers vs. X-MEN
新エグゼビア学園
フェニックス・ファイブとしての戦いに敗れた後は
サイクロップスの新エグゼビア学園の教師となるが、能力のコントロールが効かなくなり、学園のメンバーを引き連れてリンボー界へ。そこで
ドーマムゥと邂逅し、学園のメンバーが苦闘するのを見て魔術の学び直しの必要性を感じたため過去の
ドクター・ストレンジを訪ねて弟子入りした。("Avengers vs. X-MEN"により両チームの関係性が悪くなったため現在のストレンジには会えなかった)。
("
Uncanny X-MEN Vol. 3" #11,2013年)
これによりおよそ30年前の(現実時間で)”Uncanny X-Men”Vol.1 #191でストレンジがマジックの弟子入りを辞退した理由が明らかになり、ストレンジからすると既に未来のマジックに魔術の全てを伝授した後か伝授している最中だったわけである。(もちろん後付け設定と思われる)
黒魔術を学び直したマジックは魔術師として成長を遂げた。
X-ヘイブン
テリジェン・ボムにより
テリジェン・ミストが地球に拡散、それ大気と反応しミュータントにとって毒性を示すようになると、ストームが学園をリンボに移動させることを決意。ミュータントたちの避難所とすると、マジックはその守護者の一員となりテレポート能力を活かしてミュータントの避難民を探して連れてくる役割を担った。
その中で
サプナというインド出身の少女がリンボのデーモンと会話し手なずける能力を覚醒させ、マジックはその保護者のような関係になる。
しかしサプナはマジックを殺す悪夢を見続けるようになり、それが現実になることを恐れて逃亡。リンボーのポータルを抜けると、ワールド・イーターという強力な生物のところへ導かれ、寄生されてしまう。
操られたサプナはマジックからソウルソードを奪い、デーモンの大群を引き連れて
X-ヘイブンを襲ったためマジックは選択の余地なくサプナを殺害してしまった。
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セクシャリティーは
パンセクシャル、同性、異性だけでなく宇宙人相手でもかまわない様子。
最終更新:2024年05月25日 00:50