仇敵 ◆EboujAWlRA
病的なまでに白い肌を真っ白な特注の制服で包んだ少年、狭間 偉出夫は鉄製の橋を渡っていた。
月と星が煌く、絵画のような美しさであるためにあるプラネタリウムの星空のようにすら思える夜空の下を歩く。
片手に持つ白鞘に収納された太刀は杖にも見え、身を包んだ白い制服と相まってその姿は答えを追い求める求道者のようだ。
だが、その印象はある意味では間違っていない。
狭間 偉出夫という少年は答えを求めていた。
その答えとは、何もない吹きとおしの心を埋めるものか、それとも何も存在しない心ごとを吹き飛ばすものか。
何を求めているのか、それがハザマ自身にも分からない。
だが、彼は確かな答えを求めていた。
魔界の支配者となっても、ハザマの心には誰もいなかった。
人と魔物の上に立つことはできても、何もかも超越した神にはなれなかった。
つまり、彼にはまだ【誰もいない心】を空しく思う気持ちが残っていた、ということだ。
月と星が煌く、絵画のような美しさであるためにあるプラネタリウムの星空のようにすら思える夜空の下を歩く。
片手に持つ白鞘に収納された太刀は杖にも見え、身を包んだ白い制服と相まってその姿は答えを追い求める求道者のようだ。
だが、その印象はある意味では間違っていない。
狭間 偉出夫という少年は答えを求めていた。
その答えとは、何もない吹きとおしの心を埋めるものか、それとも何も存在しない心ごとを吹き飛ばすものか。
何を求めているのか、それがハザマ自身にも分からない。
だが、彼は確かな答えを求めていた。
魔界の支配者となっても、ハザマの心には誰もいなかった。
人と魔物の上に立つことはできても、何もかも超越した神にはなれなかった。
つまり、彼にはまだ【誰もいない心】を空しく思う気持ちが残っていた、ということだ。
その誰もいない人間の心の中を、何も隠せない裸の心を赤根沢 玲子と蒼嶋 駿朔の二人に知られてしまった。
彼の屈辱と苦渋の日々、それを見られたのだ。
彼の屈辱と苦渋の日々、それを見られたのだ。
知られたくはなかった、妹だけには。
知られたくもなかった、何も知らない他人にだけには。
知られたくもなかった、何も知らない他人にだけには。
そんな心を、文字通り土足で踏み込まれたのだ。
生かしてはおけない。
自らの心を知ってしまったあの悪魔、アモンのように自らの手で始末しなければいけない。
そうだ、蒼嶋との問題はハザマ自身の手で解決しなければいけないのだ。
生かしてはおけない。
自らの心を知ってしまったあの悪魔、アモンのように自らの手で始末しなければいけない。
そうだ、蒼嶋との問題はハザマ自身の手で解決しなければいけないのだ。
そんなことを考えながら歩いていると、気づけばハザマは橋を渡り切っていた。
「……」
北東の島の南端部、島と島とを繋ぐ橋の目前まで着くと狭間は歩みを止めて橋の手すりにもたれかかる。
夜空に浮かぶ月を奇麗に写した海面と、人の気配を感じさせない整備されつつも退廃的な印象を与える島と島を繋ぐ真夜中の橋。
まるで映画のワンシーンのように幻想的な雰囲気を醸し出したこの場所は、陰鬱そうに顔を俯かせたハザマとひどくマッチしていた。
夜空に浮かぶ月を奇麗に写した海面と、人の気配を感じさせない整備されつつも退廃的な印象を与える島と島を繋ぐ真夜中の橋。
まるで映画のワンシーンのように幻想的な雰囲気を醸し出したこの場所は、陰鬱そうに顔を俯かせたハザマとひどくマッチしていた。
そんなひどく絵になる状況で、ハザマは制服のポケットから不釣り合いな一つの機械を取り出す。
折りたたむような形式の機械で、それを開くと上下に分かれた二つのディスプレイが見える。
開いた際に、書かれた文字から判断するに下部に当たるだろう場所にボダンと十字のキーが付いてある。
右側に十字が描くように四つ、離れた場所に二つ【START】と【SELECT】と書かれたボタンがあり、左側に十字のキーと【POWER】と書かれたボタンが一つ。
ハザマには見たことがないものであったが、説明書きと【POWER】を
そして、ハザマが先ほど起動させた際に【POWER】を押さなかったためか、まだ起動している。
恐らく起動した状態で折りたたむとフリーズ状態になるのだろう。
付属されてあったタッチペンと十字キーを使い、画面を滑らせていく。
画面に記されているのは65の名前が記されている。
その名前の一つ――――蒼嶋 駿朔の名をペンでタッチする。
すると、上部の画面にH-2と表示される。
その文字を見てハザマはニヤリと笑う。
こちらへ向かって来ている。
先ほどはJ-1、つまりハザマの居たA-10とは最も遠い場所に居た。
それが今ではお互いが僅かにではあるが近づいてきている。
折りたたむような形式の機械で、それを開くと上下に分かれた二つのディスプレイが見える。
開いた際に、書かれた文字から判断するに下部に当たるだろう場所にボダンと十字のキーが付いてある。
右側に十字が描くように四つ、離れた場所に二つ【START】と【SELECT】と書かれたボタンがあり、左側に十字のキーと【POWER】と書かれたボタンが一つ。
ハザマには見たことがないものであったが、説明書きと【POWER】を
そして、ハザマが先ほど起動させた際に【POWER】を押さなかったためか、まだ起動している。
恐らく起動した状態で折りたたむとフリーズ状態になるのだろう。
付属されてあったタッチペンと十字キーを使い、画面を滑らせていく。
画面に記されているのは65の名前が記されている。
その名前の一つ――――蒼嶋 駿朔の名をペンでタッチする。
すると、上部の画面にH-2と表示される。
その文字を見てハザマはニヤリと笑う。
こちらへ向かって来ている。
先ほどはJ-1、つまりハザマの居たA-10とは最も遠い場所に居た。
それが今ではお互いが僅かにではあるが近づいてきている。
そう確認した後に、ハザマは白鞘に収まった刀――――斬鉄剣をゆっくりと引き抜く。
月の光に照らされた刀身は鋭く美しく、その輝きは人を切り殺すための物であることを忘れさせる。
だが、その太刀がどんな業物であろうと、ハザマには足場の悪い場所で使う杖程度の価値しかなかった。
彼が魔界で手に入れた“力”は人間どころか悪魔すらも十二分に殺しえる能力を持っている。
物理的な攻撃は要らない、彼が一言呟くだけで目の前の生き物は傷つくか死んでしまう。
月の光に照らされた刀身は鋭く美しく、その輝きは人を切り殺すための物であることを忘れさせる。
だが、その太刀がどんな業物であろうと、ハザマには足場の悪い場所で使う杖程度の価値しかなかった。
彼が魔界で手に入れた“力”は人間どころか悪魔すらも十二分に殺しえる能力を持っている。
物理的な攻撃は要らない、彼が一言呟くだけで目の前の生き物は傷つくか死んでしまう。
それほどの力があるからこそ彼は魔神皇を名乗り、魔界の生き物はそれを認めているのだ。
故に中距離での攻撃にしか向かず特別な武術の心得も持たない狭間にとって太刀は、本来なら必要のないものである。
だが、今の状況は別だ。
刀、剣は狭間にとって特別な意味を持つ。
彼の胸を貫いた、天津神ヒノカグツチの力が秘められた最強の剣ヒノカグツチ。
胸をさすると、刺された時に感じた激痛と、痛みとは別の妙な感覚が蘇る。
これを使って、蒼嶋の胸を貫く。
いわば意趣返し、蒼嶋にされたことをやり返すのは面白いだろう。
故に中距離での攻撃にしか向かず特別な武術の心得も持たない狭間にとって太刀は、本来なら必要のないものである。
だが、今の状況は別だ。
刀、剣は狭間にとって特別な意味を持つ。
彼の胸を貫いた、天津神ヒノカグツチの力が秘められた最強の剣ヒノカグツチ。
胸をさすると、刺された時に感じた激痛と、痛みとは別の妙な感覚が蘇る。
これを使って、蒼嶋の胸を貫く。
いわば意趣返し、蒼嶋にされたことをやり返すのは面白いだろう。
「この太刀で、私は奴を……」
そこで、言葉を止める。
殺すことに何の躊躇いもないはずなのに、胸に覚えた妙な感情が踏ん切りをつかせない。
殺すことに何の躊躇いもないはずなのに、胸に覚えた妙な感情が踏ん切りをつかせない。
何かを期待しているのだろうか。
馬鹿馬鹿しい、ハザマは自身でもそう思う。
ハザマに人を期待するなんて感情はもう存在しない。
魔神皇となる際にそんな甘いものを捨てたのだ、少なくともハザマはそう自負している。
魔神皇となる際にそんな甘いものを捨てたのだ、少なくともハザマはそう自負している。
だからこそ、ハザマはしっかりと口にする。
誰に聞かせるでもなく、自分に言い聞かせるために。
捨てたくないと僅かにでも思っているものをハザマ自らの手で捨てることにより、ハザマは完全になれるかもしれないのだ。
そう、神の力を持った人間ではなく、今度こそ正真正銘の本物の神に。
最初はちっぽけだった蒼嶋 駿朔という男がここまで大きくなるとは思いもしなかった。
誰に聞かせるでもなく、自分に言い聞かせるために。
捨てたくないと僅かにでも思っているものをハザマ自らの手で捨てることにより、ハザマは完全になれるかもしれないのだ。
そう、神の力を持った人間ではなく、今度こそ正真正銘の本物の神に。
最初はちっぽけだった蒼嶋 駿朔という男がここまで大きくなるとは思いもしなかった。
たとえそれがどんな感情であれ、蒼嶋は既にハザマの中で特別なものになっている。
仇敵、二人はまさしくその言葉が似合う関係だ。
誰とも知れず、誰に言うでもなく。
楽しそうに唇を吊り上げながら、ハザマは呟いた。
楽しそうに唇を吊り上げながら、ハザマは呟いた。
◆ ◆ ◆
「結局、ここに来るまでルルーシュって兄ちゃんやあのセクシーな姉ちゃんどころか、誰とも会わずじまいかよ……」
あーん、と擬音が付きそうなほど口を大きく開けて蒼嶋 駿朔は16分割されたスイカを一口にする。
ここは大量のスロットとテーブルの並ぶ、上等な絨毯の敷かれたカジノの広間。
ブラックジャックやポーカーなどのトランプギャンブルで使うのだろう大きな台に皿も置かずに切り取ったスイカを並べている。
そこそこの距離を歩いた貴子と蒼嶋の二人は、二玉目となるスイカを口にしながら休息を取っているのだ。
ブラフマーストラと言う強力な武器は持っているが、防御には不安が残る。
そんな状態で周囲を警戒しながら動いていた所為か、二人の精神的疲労は大きかった。
ここは大量のスロットとテーブルの並ぶ、上等な絨毯の敷かれたカジノの広間。
ブラックジャックやポーカーなどのトランプギャンブルで使うのだろう大きな台に皿も置かずに切り取ったスイカを並べている。
そこそこの距離を歩いた貴子と蒼嶋の二人は、二玉目となるスイカを口にしながら休息を取っているのだ。
ブラフマーストラと言う強力な武器は持っているが、防御には不安が残る。
そんな状態で周囲を警戒しながら動いていた所為か、二人の精神的疲労は大きかった。
さらにルルーシュと蒼嶋の言うセクシーな姉ちゃんの居所を掴めていないことも二人の気を滅入らすことの一つである。
というわけで、カジノで一服。
鉈でスイカを不格好ながらも16分割し、それを口にしていく。
どうせ食べ物はこの先のモールかホテルで手に入るだろう、スイカを後生大事に取っておく必要性はない。
しかし、スイカを食べるだけと言うのも味気ない。
カードを使って遊ぶにも食事中となるとそうもいかない。
貴子がそう思っていると、スイカを大きくかじった後に蒼嶋が問いかけてきた。
鉈でスイカを不格好ながらも16分割し、それを口にしていく。
どうせ食べ物はこの先のモールかホテルで手に入るだろう、スイカを後生大事に取っておく必要性はない。
しかし、スイカを食べるだけと言うのも味気ない。
カードを使って遊ぶにも食事中となるとそうもいかない。
貴子がそう思っていると、スイカを大きくかじった後に蒼嶋が問いかけてきた。
「ついでだ、世間話でもするかい?」
「世間話?」
「そ、時間つぶしにでもよ。今まではちぃちゃんのこと聞いてばっかだから、今度はオレのことだ」
「世間話?」
「そ、時間つぶしにでもよ。今まではちぃちゃんのこと聞いてばっかだから、今度はオレのことだ」
堅苦しい空気を変えたかったのか、蒼嶋が笑顔のままでそんな提案をしてくる。
蒼嶋のことはそれほど悪い印象も抱いてなければ断る理由も特にないので、貴子はその世間話に乗ることにした。
もしも下世話な話や不謹慎な話ならばすぐに打ち切ればいい。
蒼嶋のことはそれほど悪い印象も抱いてなければ断る理由も特にないので、貴子はその世間話に乗ることにした。
もしも下世話な話や不謹慎な話ならばすぐに打ち切ればいい。
ちなみに『ちぃちゃん』と言う呼び方は、何時まで経っても蒼嶋がやめようとしないので放っておくことにした。
「ちぃちゃんはよ、もし大勢で遭難したらどうする?」
「遭難?」
「遭難?」
貴子が聞き返すと、蒼嶋は「そう、遭難」と言いながら頷く。
いきなりの質問に戸惑うが、一応真剣に考えてみる。
と言うのも、蒼嶋の顔に飄々としたおふざけの色が薄れているように思えたからだ。
そこで貴子は数瞬だけ考えたのちに、一応無難に思える、けれど自分なりの答えで返してみた。
いきなりの質問に戸惑うが、一応真剣に考えてみる。
と言うのも、蒼嶋の顔に飄々としたおふざけの色が薄れているように思えたからだ。
そこで貴子は数瞬だけ考えたのちに、一応無難に思える、けれど自分なりの答えで返してみた。
「そうね、とりあえずそこから助かる方法を探すでしょうね」
「……一人で、かい?」
「全員で、よ。そこまで薄情じゃないわ」
「……一人で、かい?」
「全員で、よ。そこまで薄情じゃないわ」
その言葉に蒼嶋は嬉しそうだけど少し罰が悪そうという複雑な表情をする。
貴子にはイマイチ蒼嶋の言いたいことが掴めない。
蒼嶋が「そうか、そうするか……」と呟いている間、貴子は考える。
プログラムのように完全に退路を断たれた、と言うわけでなければとりあえず全員で脱出できる道を探すだろう。
妥協して自分に負けることだけはしたくない、それが貴子の本心だ。
それに何よりも、自分だけが生きて帰ると言うのは後味が悪いではないか。
貴子にはイマイチ蒼嶋の言いたいことが掴めない。
蒼嶋が「そうか、そうするか……」と呟いている間、貴子は考える。
プログラムのように完全に退路を断たれた、と言うわけでなければとりあえず全員で脱出できる道を探すだろう。
妥協して自分に負けることだけはしたくない、それが貴子の本心だ。
それに何よりも、自分だけが生きて帰ると言うのは後味が悪いではないか。
「……ホント、ちぃちゃんはユミとなんか被るわ。ああ、ユミってのはオレの知り合いな」
「あたしの男友達とアンタは全然似てないけどね」
「あたしの男友達とアンタは全然似てないけどね」
蒼嶋の笑いと共に放った言葉を、貴子は軽く切り捨てる。
どうやら、これはただの世間話ではないようだ。
少なくとも蒼嶋にとっては重要な何か、ひょっとするとこれからを左右する大事な話なのかもしれない。
どうやら、これはただの世間話ではないようだ。
少なくとも蒼嶋にとっては重要な何か、ひょっとするとこれからを左右する大事な話なのかもしれない。
「オレはその時に逃げちまったんだよ、全員で脱出するって考えから」
「……」
「ユミが、皆を助けようって提案してきた時、オレは答えを後回しにした。
チャーリーって奴が、自分たちだけで逃げないかって誘ってきた時、オレはチャーリーの力を信頼できなくて断った。
赤根沢って後輩が、手遅れになる前に解決するから手伝ってくれって頼んできた時、オレは責任を負うのが怖くて受け入れなかった」
「……」
「ユミが、皆を助けようって提案してきた時、オレは答えを後回しにした。
チャーリーって奴が、自分たちだけで逃げないかって誘ってきた時、オレはチャーリーの力を信頼できなくて断った。
赤根沢って後輩が、手遅れになる前に解決するから手伝ってくれって頼んできた時、オレは責任を負うのが怖くて受け入れなかった」
先ほどまでの軽薄さは消え失せ、蒼嶋は真面目一辺倒の表情。
貴子は何も言わずにその言葉を聞き続ける。
貴子は何も言わずにその言葉を聞き続ける。
「結局、オレはあの中で一番頼りになりそうだったアキラって奴の言葉に乗ったのさ。
オレとアキラだけで脱出するって言うアキラの言葉に、な。
チャーリーと同じことを言ってるのに、オレはアキラに乗ったんだ。
しかも、そのアキラも訳あって帰らず、オレだけが帰還して罪悪感を感じてるってわけさ」
オレとアキラだけで脱出するって言うアキラの言葉に、な。
チャーリーと同じことを言ってるのに、オレはアキラに乗ったんだ。
しかも、そのアキラも訳あって帰らず、オレだけが帰還して罪悪感を感じてるってわけさ」
バカだろ、と蒼嶋は自嘲と共に貴子に問いかける。
その笑みを見て、貴子は本心を偽らずに応えることにした。
その笑みを見て、貴子は本心を偽らずに応えることにした。
「ええ、バカね」
「……だよな」
「何時までも後悔してるのなら、アンタは馬鹿ね。脱出できたってことは何かしらの解決はしたんでしょ?
それに……もしアンタが本当にバカなら、バカに出来たことが他の人間に出来ない訳がないわ」
「……だよな」
「何時までも後悔してるのなら、アンタは馬鹿ね。脱出できたってことは何かしらの解決はしたんでしょ?
それに……もしアンタが本当にバカなら、バカに出来たことが他の人間に出来ない訳がないわ」
そう言うと、蒼嶋は目を丸くして貴子を見つめる。
貴子はその呆気にとられた風な蒼嶋を無視する形で言葉を続ける。
とりあえず、蒼嶋は何だかんだでまじめな男だと言うのが分かった。
不器用、と言い換えてもいいかもしれない。
貴子はその呆気にとられた風な蒼嶋を無視する形で言葉を続ける。
とりあえず、蒼嶋は何だかんだでまじめな男だと言うのが分かった。
不器用、と言い換えてもいいかもしれない。
「本心は結果的に見捨てる形となった同じ学校の人たちに罪悪感を抱いている。
しかも、下手に脱出できてしまっただけにそれは余計大きいんでしょうね。
だから、似たような状況の今回はちゃんとしたい、後悔したくない……そう言うことでしょ?」
「……すげえな、そこまで分かるのか。ちぃちゃんホントに中坊か?」
しかも、下手に脱出できてしまっただけにそれは余計大きいんでしょうね。
だから、似たような状況の今回はちゃんとしたい、後悔したくない……そう言うことでしょ?」
「……すげえな、そこまで分かるのか。ちぃちゃんホントに中坊か?」
乾いた、だけど嬉しそうな笑いと共に蒼嶋は呟く。
その顔は何処か安心そうな色が見える。
誰かに話したことで楽になったのか、貴子が蒼嶋の眼鏡にかなったのか、それは当人ならぬ貴子には分からない。
ただ、蒼嶋が嬉しそうに見えるのは確かだった。
その顔は何処か安心そうな色が見える。
誰かに話したことで楽になったのか、貴子が蒼嶋の眼鏡にかなったのか、それは当人ならぬ貴子には分からない。
ただ、蒼嶋が嬉しそうに見えるのは確かだった。
「で、それにハザマって奴も関係してるんでしょう?」
「あー、あんだけハザマに注意しろって言ったら、それもさすがに分かっちまうか。
まあ、そうだな、オレの言ってる件についてはあいつが主犯だよ。
……んで、こっからも真面目な話だ。冗談でもからかいでもなく、本気で話す。それを分かって欲しい」
「あー、あんだけハザマに注意しろって言ったら、それもさすがに分かっちまうか。
まあ、そうだな、オレの言ってる件についてはあいつが主犯だよ。
……んで、こっからも真面目な話だ。冗談でもからかいでもなく、本気で話す。それを分かって欲しい」
バツが悪そうな、少し話すことを躊躇うように口ごもる。
何だと言うのだろうか、ハザマが爆弾でも仕掛けて学校を閉じ込めたというのだろうか。
やがて、意を決したかのように蒼嶋は口を開く。
口ごもっていた間に目線をあたしの手元へとやったように見えたのが、少しだけ気になったが。
何だと言うのだろうか、ハザマが爆弾でも仕掛けて学校を閉じ込めたというのだろうか。
やがて、意を決したかのように蒼嶋は口を開く。
口ごもっていた間に目線をあたしの手元へとやったように見えたのが、少しだけ気になったが。
「アイツはな、悪魔の力ってとんでもねえ物を持ってる」
「……………………はあ?」
「……………………はあ?」
悪魔、いわゆる神様と敵対してる、人間に害をなす存在。
えてして人は良いことを神様に感謝し、悪いことを悪魔のせいにする。
宗教の自由は一応は認められている共和国なので、ある程度の逸話は貴子も知っている。
悪魔のお陰で助かった、なんて話を貴子は知らない。
あるにしても、貴子のような興味のない人間が知らない程度にはマイナーな物のはずだ。
えてして人は良いことを神様に感謝し、悪いことを悪魔のせいにする。
宗教の自由は一応は認められている共和国なので、ある程度の逸話は貴子も知っている。
悪魔のお陰で助かった、なんて話を貴子は知らない。
あるにしても、貴子のような興味のない人間が知らない程度にはマイナーな物のはずだ。
そして、蒼嶋はハザマという男が悪魔の力を持っている、と言ったのだ。
蒼嶋もさすがに簡単に信じてもらえるとは思ってなかったのだろう。
頭をかきながら上手い言い回しを考えているようだ。
頭をかきながら上手い言い回しを考えているようだ。
「いや、わかる。ちぃちゃんの気持ちはすっげぇーわかる。
コーラを丸ごと一気飲みしちまったら、げっぷが出ちまうってことぐらいにはわかる。
だけど冗談じゃねえんだ、割とマジで本気に聞いてくれ。ちなみに、すぐ示せる証拠もある。
ちぃちゃん、そのブラフ……ボーガンを壁に目がけて撃ってみてくれよ」
「これ? でも、矢がないわよ?」
「なくていいんだ、最初に会った時に言っただろ?」
コーラを丸ごと一気飲みしちまったら、げっぷが出ちまうってことぐらいにはわかる。
だけど冗談じゃねえんだ、割とマジで本気に聞いてくれ。ちなみに、すぐ示せる証拠もある。
ちぃちゃん、そのブラフ……ボーガンを壁に目がけて撃ってみてくれよ」
「これ? でも、矢がないわよ?」
「なくていいんだ、最初に会った時に言っただろ?」
蒼嶋の真剣な表情に押されるように、貴子はボーガンの先端をスロットへと向ける。
出るわけがない、そんな風に思いながらも蒼嶋の表情を見る。
蒼嶋の顔にはからかいの表情が一つもない、真剣そのものだった。
やがて、その雰囲気に気圧されるように、貴子はボーガンのトリガーを引いた。
出るわけがない、そんな風に思いながらも蒼嶋の表情を見る。
蒼嶋の顔にはからかいの表情が一つもない、真剣そのものだった。
やがて、その雰囲気に気圧されるように、貴子はボーガンのトリガーを引いた。
その瞬間、目に見える何かがボーガンの先から三つ飛び出し、そのどれもが堅固な壁を貫いていった。
「なっ……!?」
「そいつも、悪魔の力が生み出したもんだよ。ちなみに場合によっちゃ七つ矢が飛び出す場合もあるぜ」
「……」
「そいつも、悪魔の力が生み出したもんだよ。ちなみに場合によっちゃ七つ矢が飛び出す場合もあるぜ」
「……」
貴子は黙ってボーガン―――ブラフマーストラを眺める。
蒼嶋の『捻り出すと三、四発は出る』という言葉は訳が分からなかったため流していたが、まさか本当に嘘偽りのない言葉だとは思わなかった。
ブラフマーストラに触れていたのは貴子だけだ、蒼嶋が何か細工を施せるわけがない。
つまり、これは本物の不思議ボーガンと言うことになる。
それも威力も折り紙つきのトンデモナイ物。
蒼嶋の『捻り出すと三、四発は出る』という言葉は訳が分からなかったため流していたが、まさか本当に嘘偽りのない言葉だとは思わなかった。
ブラフマーストラに触れていたのは貴子だけだ、蒼嶋が何か細工を施せるわけがない。
つまり、これは本物の不思議ボーガンと言うことになる。
それも威力も折り紙つきのトンデモナイ物。
「悪魔ってのは実在する、ちぃちゃんにはそれを何となくで良いから分かってほしい。
そして、ここからが一番大事なことだ」
そして、ここからが一番大事なことだ」
そこで言葉を区切り、より一層表情を引き締めた。
すぅっと息を吸い、しっかりと貴子の目を見て蒼嶋は口を開く。
今までの真面目な雰囲気をさらに重くなった気がした。
すぅっと息を吸い、しっかりと貴子の目を見て蒼嶋は口を開く。
今までの真面目な雰囲気をさらに重くなった気がした。
「ちぃちゃんがさっき言ったとおり、オレはもう逃げねえ。
殺し合いなんて強制するイカレた連中にカウンター喰らわしてやる。
ハザマの時はそう思うのが遅かったが、今度は最初から最後まで逃げねえ。
んで、ハザマもだ、殺しても死なねえのなら何度だって殺してやる。
あの時、ヒノガクツチで奴の胸を刺したようにな……!」
殺し合いなんて強制するイカレた連中にカウンター喰らわしてやる。
ハザマの時はそう思うのが遅かったが、今度は最初から最後まで逃げねえ。
んで、ハザマもだ、殺しても死なねえのなら何度だって殺してやる。
あの時、ヒノガクツチで奴の胸を刺したようにな……!」
それは決意の言葉だ。
たとえ、相手がどんな力を持っていても今度こそ逃げない。
単純だけど、はっきりと言葉にして行動に移すのはこの上なく難しい決意。
それを、蒼嶋は確かに口にする。
たとえ、相手がどんな力を持っていても今度こそ逃げない。
単純だけど、はっきりと言葉にして行動に移すのはこの上なく難しい決意。
それを、蒼嶋は確かに口にする。
「そのためなら、全員で脱出するためなら初めて会った中坊にだって頭を下げてやるさ。
解決するためなら形振り構わない、それが会えなくなっちまった皆へのけじめってもんだ。
一人じゃ何もしない卑怯者とでも臆病者とでもバカにしてくれて構わねえ。
だからよ、協力してくれ。この通りだ」
解決するためなら形振り構わない、それが会えなくなっちまった皆へのけじめってもんだ。
一人じゃ何もしない卑怯者とでも臆病者とでもバカにしてくれて構わねえ。
だからよ、協力してくれ。この通りだ」
椅子から腰を上げ、頭を下げる蒼嶋を見ながら貴子はすっと心で理解した。
結局、蒼嶋はそれが言いたかったのだろう。
このカジノに来るまでの間、ずっと話しかけてきていたのは貴子を計っていたのだ。
信用できるか、体力はあるか、度胸は確かか。
結果、貴子は蒼嶋の眼鏡にかなったのだろう。それは最低ラインかもしれないが。
そして、そのために蒼嶋は自分の恥部を話した。
蒼嶋は貴子の幼馴染とは容姿は似ても似つかない。
だけど、芯の部分は少し似ているのかもしれない。
蒼嶋 駿朔という男は軽い雰囲気と冷静な洞察力はあるが、根っこは不器用な男だ。
結局、蒼嶋はそれが言いたかったのだろう。
このカジノに来るまでの間、ずっと話しかけてきていたのは貴子を計っていたのだ。
信用できるか、体力はあるか、度胸は確かか。
結果、貴子は蒼嶋の眼鏡にかなったのだろう。それは最低ラインかもしれないが。
そして、そのために蒼嶋は自分の恥部を話した。
蒼嶋は貴子の幼馴染とは容姿は似ても似つかない。
だけど、芯の部分は少し似ているのかもしれない。
蒼嶋 駿朔という男は軽い雰囲気と冷静な洞察力はあるが、根っこは不器用な男だ。
「……ええ、いいわよ」
「ホントか?」
「あたしも死にたくないし、殺し合いに乗るなんて馬鹿げたことはしないしね。
その代わり、やるのなら確実に頼むわよ」
「素直に礼を言っとくよ。サンキュ、ちぃちゃん。
仲間になったってことで、今から俺たちは対等だ。アンタとか言うのやめようぜ、シュンで良い」
「……まあ、『蒼嶋さん』なんてのよりはしっくり来るわね。遠慮なく呼ばせてもらうわ。
で、具体的にはどうするつもりなの?」
「ホントか?」
「あたしも死にたくないし、殺し合いに乗るなんて馬鹿げたことはしないしね。
その代わり、やるのなら確実に頼むわよ」
「素直に礼を言っとくよ。サンキュ、ちぃちゃん。
仲間になったってことで、今から俺たちは対等だ。アンタとか言うのやめようぜ、シュンで良い」
「……まあ、『蒼嶋さん』なんてのよりはしっくり来るわね。遠慮なく呼ばせてもらうわ。
で、具体的にはどうするつもりなの?」
貴子にも案がないわけではないが、一先ずはシュンの提案を聞きたかった。
何故なら、シュンは他人の前で決意を口にしたから。
過去を後悔しながらも、心を折らずに動く男は見ていて悪いものではない。
何故なら、シュンは他人の前で決意を口にしたから。
過去を後悔しながらも、心を折らずに動く男は見ていて悪いものではない。
(それにしても、どのタイミングで話すべきかしらね。
修学旅行中にクラスがプログラムに選ばれて、しかも死んだはずだってこと)
修学旅行中にクラスがプログラムに選ばれて、しかも死んだはずだってこと)
それは突飛もない話だから、今までは蒼嶋には何も言わなかった。
自分はあの悪名高い(表立っては誰も口にしないが)人殺しプログラムに選ばれて、死んでしまった。
そんな話をしても頭は疑われるだろう。
だから、自分は普通の中学生で修学旅行の最中にこの殺し合いってふざけた事件に巻き込まれたということにしてある。
だが、シュンも貴子に負けず劣らず奇妙な体験をしているようだ。
ならば言うとしたらここかもしれないが、それはシュンの決意に水を差すような形になるかもしれないと思ったので後回しにした。
自分はあの悪名高い(表立っては誰も口にしないが)人殺しプログラムに選ばれて、死んでしまった。
そんな話をしても頭は疑われるだろう。
だから、自分は普通の中学生で修学旅行の最中にこの殺し合いってふざけた事件に巻き込まれたということにしてある。
だが、シュンも貴子に負けず劣らず奇妙な体験をしているようだ。
ならば言うとしたらここかもしれないが、それはシュンの決意に水を差すような形になるかもしれないと思ったので後回しにした。
「まずは、今までと同じようにルルーシュってひょろい兄ちゃんとその知り合いのセクシー姉ちゃんを探す。
多分だけど、ブイツーとか言うクソガキのことを知ってるのはこの二人ぐらいだろうからな。
んで、その二人のどっちかと合流出来たら、二人が持ってる情報を中心に動こうと思う。
その後は協力できそうな仲間を増やしながら、ハザマも探す。
アイツは危ねえからな……それに、今までの落とし前をつけるって意味もある。
ハザマが相変わらずふざけた考えでこの殺し合いに乗っているって言うのなら……!」
多分だけど、ブイツーとか言うクソガキのことを知ってるのはこの二人ぐらいだろうからな。
んで、その二人のどっちかと合流出来たら、二人が持ってる情報を中心に動こうと思う。
その後は協力できそうな仲間を増やしながら、ハザマも探す。
アイツは危ねえからな……それに、今までの落とし前をつけるって意味もある。
ハザマが相変わらずふざけた考えでこの殺し合いに乗っているって言うのなら……!」
蒼嶋は逆刃刀を手に取り、その鞘を取り出す。
峰と刃が逆の独特な刀、刃先まで峰だ。
これでは何も切れまい。
それでも、蒼嶋はその刀から目を離さずに口を動かす。
峰と刃が逆の独特な刀、刃先まで峰だ。
これでは何も切れまい。
それでも、蒼嶋はその刀から目を離さずに口を動かす。
「今度はヒノカグツチみたいな上等で妙な力を持った得物じゃないけどよ。オレはもう一度……」
そこで言葉を区切り、蒼嶋は目を閉じた。
恐らく、今までの記憶を思い浮かべているのだろう。
学校を魔界なる場所に落とされた時のことを。
アキラと言う友人とともにハザマと戦った時のことを。
魔界から脱出してこの現実に戻ってきた時のことを。
そして、その全ての原因が狭間 偉出夫という男にあると言うのだ。
恐らく、今までの記憶を思い浮かべているのだろう。
学校を魔界なる場所に落とされた時のことを。
アキラと言う友人とともにハザマと戦った時のことを。
魔界から脱出してこの現実に戻ってきた時のことを。
そして、その全ての原因が狭間 偉出夫という男にあると言うのだ。
仇敵、二人はまさしくその言葉が似合う関係だ。
貴子は蒼嶋が自然に口が動いた瞬間を見た。
憎々しげに眉を吊り上げて、蒼嶋は呟いた。
憎々しげに眉を吊り上げて、蒼嶋は呟いた。
◆ ◆ ◆
『躊躇いなく、奴の胸に突き刺す……!』
その言葉を、一句の音も変えず、島と島の果て、最も離れた位置に居る宿敵同士が、同じ時間に口にした。
【一日目/早朝/D-10 橋の南端】
【狭間偉出夫@真・女神転生if…】
[装備]:斬鉄剣@ルパン三世
[所持品]:支給品一式、ニンテンドーDS型探知機
[状態]:軽度の疲労
[思考・行動]
1:蒼嶋駿朔(男主人公)を殺す。
[備考]
※参加時期はレイコ編ラストバトル中。
※人間形態。
【狭間偉出夫@真・女神転生if…】
[装備]:斬鉄剣@ルパン三世
[所持品]:支給品一式、ニンテンドーDS型探知機
[状態]:軽度の疲労
[思考・行動]
1:蒼嶋駿朔(男主人公)を殺す。
[備考]
※参加時期はレイコ編ラストバトル中。
※人間形態。
【一日目/黎明/H-2 カジノ内】
【蒼嶋駿朔(男主人公)@真女神転生if…】
[装備]:逆刃刀@るろうに剣心
[支給品]:支給品一式、どんと来い超常現象全巻セット(なぜベストを尽くさないのか付)@TRICK、スイカ(残り4玉)@スクライド
[状態]:健康
[思考・行動]
基本:ブイツーだかなんだか知らんがムカつく野郎はぶっ飛ばす。
1:千草と行動。ルルーシュかセクシー姉ちゃん(C.C.)を探す。
2:狭間は相変わらずの様子ならもう一回ぶっ飛ばす、つーか刺す。
3:一緒にブイツーだかをぶっ飛ばす仲間を集める。
【蒼嶋駿朔(男主人公)@真女神転生if…】
[装備]:逆刃刀@るろうに剣心
[支給品]:支給品一式、どんと来い超常現象全巻セット(なぜベストを尽くさないのか付)@TRICK、スイカ(残り4玉)@スクライド
[状態]:健康
[思考・行動]
基本:ブイツーだかなんだか知らんがムカつく野郎はぶっ飛ばす。
1:千草と行動。ルルーシュかセクシー姉ちゃん(C.C.)を探す。
2:狭間は相変わらずの様子ならもう一回ぶっ飛ばす、つーか刺す。
3:一緒にブイツーだかをぶっ飛ばす仲間を集める。
【千草貴子@バトルロワイアル(小説)】
[装備]:ブラフマーストラ@真女神転生if、鉈@ひぐらしのなく頃に
[支給品]:支給品一式、織田のバイオリン@バトルロワイアル
[状態]:健康
[思考・行動]
基本:殺し合いに乗るつもりはない……?
1:シュンとひとまず行動。ルルーシュ、蒼嶋の言うセクシー姉ちゃん(C.C.)を探す。
2:三村と合流するべきか?
3:折を見て、シュンに生き返ったことを話す。
[備考]
※本編死亡後より参戦。
[装備]:ブラフマーストラ@真女神転生if、鉈@ひぐらしのなく頃に
[支給品]:支給品一式、織田のバイオリン@バトルロワイアル
[状態]:健康
[思考・行動]
基本:殺し合いに乗るつもりはない……?
1:シュンとひとまず行動。ルルーシュ、蒼嶋の言うセクシー姉ちゃん(C.C.)を探す。
2:三村と合流するべきか?
3:折を見て、シュンに生き返ったことを話す。
[備考]
※本編死亡後より参戦。
【ニンテンドーDS型探知機】
見た目は【ニンテンドーDS型詳細名簿】と同じだが、その中身は参加者の居場所を探知できる探知機。
一度に見れる情報量は少なく、指定した相手が現在居るエリアが分かるだけ。
しかし、別のカセットやカードがもしもあり、それを差し込めば情報量は増えると思われる。
見た目は【ニンテンドーDS型詳細名簿】と同じだが、その中身は参加者の居場所を探知できる探知機。
一度に見れる情報量は少なく、指定した相手が現在居るエリアが分かるだけ。
しかし、別のカセットやカードがもしもあり、それを差し込めば情報量は増えると思われる。
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014:ミスター・スプラッシュマン | 蒼嶋駿朔 | 075:二人の超人 女の意地 |
千草貴子 | ||
013:不思議な魔界のトリッパー | 狭間偉出夫 | 080:今後ともよろしく |