彼と彼女の事情

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

彼と彼女の事情  ◆.WX8NmkbZ6



 雪代縁は一人荒野に立っていた。
 全身傷だらけだが、足はしっかりと地面を踏み締めてその体を支えている。
「……」
 無言のまま足元の刀のような形状をした銃と、一目で業物と分かる日本刀を拾い上げた。
 日本刀を鞘から抜いて振って感触を確かめる。
 逆刃刀よりは扱い易い。
 そちらを一度地面に置くと、今度は銃を何発か試し撃ちする。
 十メートルほど離れた場所にある小石を狙うと過たず命中し、その精度の高さに驚いた。
 縁は中国マフィアの頭であり、西欧諸国の兵器も取り扱っている――だがそれと比較しても、次元が違う。

「なるほど……」

 一人納得して思考する。
 戦闘が終わってから縁は体を休め、これまでに起きた事を思い起こしていた。
 そして考えが纏まった結果ここに立っていたのだが、こうして新たに加わった情報も交えて整理する。

 V.V.が主催する殺し合い。
 遠隔操作型の首輪によって参加者を管理する高度な技術。
 際限なく物を出し入れ出来る鞄。
 高い機動力を見せた四輪駆動の車。
 勝手に対象を束縛する縄。
 記憶を流し込む能力。
 奇妙な格好に変身する為の支給品。
 高い命中精度の銃。

 一つ二つなら「少し進んだ技術」「催眠術」と切り捨てられたかも知れない。
 だがこうも重なれば、どれも夢物語のようだ。
 それでも縁は目撃したものを一つ一つ吟味し、これが現実なのだと再認識する。
 つまりこれは姉にとっても想定外の不足の事態だったのだ。

「……殺す」

 人誅を目前に控えた時期の縁をこの場に連行し、人誅を阻んだ存在。
 その為に緋村剣心は命を落とし、縁は彼を地獄の底へ叩き落とす事が出来なくなった。
 縁の十五年を否定するような真似をした者を、生かしておく理由はない。
 口ぶりから考えれば他の参加者を皆殺しにする事で再会出来るようだ。
 言葉の真偽は定かでないが、別の手段を考えるのはそれで会えなかった時でいいだろう。

 差し当っては鞄を手に入れる必要がある。
 日本刀二本と銃があれば得物は充分だが、持ち運ぶには少々かさ張る。
 ついでに食料が入っていれば尚望ましい。
 他の参加者から奪う事を念頭に置きながら、縁は道路沿いに東へ向かった。
 ゆっくりとした移動で体力を徐々に回復させ、その上で市街地にいるであろう参加者に接触する為だ。

 途中で後方から爆発音が聞こえ、戦闘が起きている事に気付いた。
 ここで場に乱入して参加者減らしに掛かるのも良いが、長い目で見れば今は休息と移動に努めるべき。
 付近で殺し合っている者達を他所に、縁は足を止めずに後回しにしていた案件について考え始める。

――願いを叶えてあげるよ。

 夢物語のような数々の技術。
 縁の常識では測れないようなその力があれば、不可能と思えるような願いも叶うかも知れない。
 そう――例えば死者蘇生のような。

 雪代巴と緋村抜刀斎を生き返らせる。
 緋村抜刀斎に改めて人誅を下し、姉との幸せな生活を今度こそ取り戻す。
 そんな、文字通り夢でしかなかった幻想も……?
 降って湧いた希望に、縁は子供のような笑みを浮かべた。

「……」

 けれどそこで縁は表情を消す。
 思い出すのは先程垣間見た景色――目の前に横たわる花嫁の姿。


 杉下右京は車を走らせながら周囲に目を光らせていた。
 隣の助手席に座るのは高崎みなみ。
 後ろの荷台にいるのは合流を果たしたばかりの城戸真司翠星石――右京以外は全員眠っている。
 まだ若い彼らに対し、殺し合いという環境はただそこにあるだけで体力を奪っていく。
 真司と翠星石に至っては強力にして凶悪なシャドームーンと戦い、仲間を一人失ったばかりだ。
 右京と協力して見張りをしていたみなみも、深夜に殺し合いに放り込まれた為に睡眠が足りていなかったらしい。

 警察署に向かい、Lや光太郎と合流する。
 またそれまでの道中で他の参加者と接触し、可能ならそちらとも警察署まで同行する。
 それが右京の受け持った役割だ。
 殺し合いを止める為ならば、何日でも寝ずにいる程度の覚悟はある。
 亀山薫の分まで戦わなければならないのだから。

 やがて遠くにホテルの姿が見えてきた頃、正面に一台のバイクが見えた。
 黒いテンガロンハットとタキシードの男が運転手らしい。
 胸元を見ると肌色の腕が絡んでいる――どうやら後ろにもう一人乗せているようだ。
 右京は車を止めて降り、道に立ち塞がるようにして立った。

「そこのお二方――」

 泉新一という少年とミギーというパラサイトの命が潰えて間もない今、右京は最大限に警戒していた。
 銃を構えながらバイクの男に声を掛けるが、バイクは速度を緩めない。
 まさか殺し合いに乗っている?
 他の参加者を問答無用で挽こうとしている?
 右京は警戒を強め、声を大きくする。

「止まりなさい!!」

 バイクは速度を緩めずにグングンと右京との距離を縮めた。
 もしもの時の為に引き金に指を掛ける右京の緊張が一層高まる。

 そして二人乗りのバイクは、右京の横を通り過ぎて行った。

「…………は?」

 放心する右京の耳に、後方から女性の声が響く。
「おいヴァン、他の参加者を無視するとはどういう事だ!」
「北に行くんじゃないのか?」
「参加者がいて、しかも声を掛けられているんだぞ!?
 レナの時から成長していないのかお前は!!」

 右京がバイクの方へ振り返ると、バイクはブレーキを掛けて停止していた。
 後ろに乗っている女が運転手の男の背をポカスカと叩いている。
 どうやら今の通過は右京を無視をしようとして無視したというより、二人の間で意志疎通が上手く行っていなかった故に起きたようだ。

「もしもし」
 改めて声を掛けると、緑髪の女がギッと右京の方に顔を向けた。
 その特徴的な姿は、最初の会場でルルーシュと名乗った少年と会話していた女性と相違ない。
 虫の居所は悪そうだが、殺し合いに乗っているようには見えなかった。

「僕は警視庁特命係、杉下右京と申します」


 砂浜に転がって数十分、傷の再生を済ませたC.C.は動き出した。
 傷付いて動けなくなったヴァンに肩を貸してやり、遠くに望んだホテルを目指す。
 こんな所で寝ていて襲われたのでは笑い話にもならない。

 到着し、襲撃される可能性を考慮してロビーからかなり離れた部屋を占拠。
 最初にした事はヴァンの傷の手当て。
 それからC.C.は塩水でドロドロになった衣服を脱いでシャワーを浴びた。
 殺し合いの最中にする事ではないが、不死たるC.C.の優先順位としては間違っていない。
 濡れた髪、玉のような雫が浮いた少女らしい細く白い肢体をそのままに、クローゼットに備え付けられたバスローブを纏う。
 海水に浸かった服にも洗面所で洗い、その後ドライヤーを使って強引に乾かした。
 本来ならばこのような事はC.C.本人がやらずに他人を行使するのだが、ヴァンにこういった事は期待出来ないのだ。
 乾いた服を着てシャワールームからベッドルームに戻ると、ヴァンは二つあるベッドのうちの一つを占領して寝転がっている。

「私はピザを食べるが、お前はどうだ?」
「あ゛ー」

 だらけた態度と同じくだらけた返事がある。
 先の戦闘での鬼気迫る様にはC.C.も気圧されたものだが、見間違いだったかと疑いたくなるところだ。
 C.C.はそんなヴァンの様子を余所にピザをテーブルに置いた。
 辺りに広がるチーズの香りに気を良くしていると、彼も匂いにつられたように起き上がる。
 横着な態度に閉口してピザを引っ込める事も考えたが、戦闘に際してだけは活躍出来るだけに無碍には扱えない。
 「ほら」と、嫌々ながら彼に箱ごとピザを差し出した。

 C.C.は切り分けられたピザを一つ取り、垂れそうになるチーズを落とさないように口に運ぶ。
 歯を立てて生地を千切り、伸びるチーズを引っ張りながら咀嚼する。
「……」
 支給されたピザは無制限にデイパックから出て来る。
 味見は既に済んでおり、味はどれも同じはずだ。
 しかし、その味がほとんど感じられなかった。
 C.C.は溜め息を吐いて一口だけかじったピザを置く。

「……こんなに不味いピザは初めてだよ」

 本当にここから脱出出来るのかと、不安や心配はある。
 一時行動を共にしていた竜宮レナについても気掛かりだ。
 しっかり者の彼女なら上手くやっているとは思うが海を渡る手段はなく、連絡も取れない。

 だがそれ以上に、こうして安全地帯に留まってゆっくり休息を取っていると思い出してしまう。


 最初の放送で呼ばれた共犯者の名。
(……悪い女だ、私は)
 今更めいた事を考え、自嘲する。

 C.C.は多くを知っていた。
 ルルーシュは母であるマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアの死の真相を暴く事を目的としていたが、C.C.は初めから知っていた。
 それどころか、未だ死んでいない事さえ知っていた。
 度々苦悩するルルーシュを見ていながら、C.C.は黙し、口にする事はなかった。

(お前を殺したのは、私なのかも知れないな)

 何もかも全て最初に教えていれば、ルルーシュの辿る道は別の物になっていただろう。
 そうなれば――彼がこの場に呼ばれる事はなかったかも知れない。
 或いはこの場に呼ばれても死ななかったかも知れない。
 全ては可能性に過ぎないが、C.C.は一際大きく溜め息を吐くのだった。

「だったらよ」

 そこへ、ヴァンが突然口を開いた。
 C.C.は何の事かと一瞬狼狽えるが、「ピザが不味い」という言葉を受けてのものだと思い当たった。
 彼の両手には見覚えのある、毒々しいまでに色とりどりの調味料。
「ば、馬鹿よせ!!」
 食欲がさほどなかったC.C.はピザを一枚しか出していなかった。
 箱から切って直接取る形で、一枚を二人で分けようとしていたのだ。
 それが今、災いする。

 ヴァンは二人分のピザ全体に容赦なく調味料をぶちまけた。

 衝撃的な映像を目にしながらC.C.は頭を抱える。
 この一枚は責任をもってヴァンに処理させて、新たにもう一枚ピザを出すべきだろうか。
 しかし元々薄かった食欲は、彼が創り出したカラフルなピザのせいで一層衰えている。
 もう食事は諦めようかと思った時、彼は言う。

「食えよ。今回だけ特別だからな」

 人のピザの上で勝手に惨劇を起こしておきながら、どの口で。
 悪態を吐こうとするが、ヴァンはグイとC.C.の方へピザを一切れ差し出して来た。
 いつの間に用意したのか彼の手にはフォークがあり、それをピザに突き立ててC.C.へ向けているのだ。
 今更ながら品性を疑わざるを得ない。
 こうしている間にもそこから調味料の余剰分がボタボタとテーブルに落ち、惨状を悪化させる。
 C.C.は目前に広がる光景に嫌気がさした。
「一口だけ食ってやる……有り難く思うんだな」
 そうしてC.C.はヴァンのフォークから乱暴にピザを取り、マーブル模様のそれを口にした。
「……辛い……」
 マスタードとタバスコが鼻に抜けて涙が出そうになる。
 しかし同時にC.C.は驚愕の事実に気付いた。

「旨い……だと……」
「だろ。ったく、どいつもこいつも食う前から文句ばっか言いやがって」

 ぶっきらぼうに言いながら、ヴァンも箱から取ったピザを口に運ぶ。

「辛ぁぁぁぁぁぁあああああああああい!!!!!!」
「……馬鹿だ」

 もう一口、C.C.は調味料に染まったピザを齧る。
「……しかし、確かにいける」
 C.C.の味覚は目玉焼きにマンゴーソースを掛けて食べる程度に、ヴァンのそれといい勝負をしているのだ。
 何より、多分。

「……おいヴァン、やはり辛すぎるぞ。
 水を持って来い」
「ミルクはないのか?」
「ない。いいからとっとと水を二人分持って来い!」

 今の心境には、辛過ぎるぐらいが丁度いい。



 テーブルの上の惨状はそのまま。
 ヴァンと共に一つずつベッドを独占して寝転がりながら、いびきをかく彼を余所にC.C.は物思いに耽る。
 思い巡らすのはこの殺し合いとV.V.に関しての事だ。

 まず考えるのは、この会場に集められた者達の人選について。
 C.C.が元から知っていた面々に加えてヴァン、レナ、ミハエルと東條、白髪の男、シャドームーン、蒼嶋、千草。
(……濃いな)
 身体能力か、精神力か、特殊能力か、或いはそれら全てか。
 誰も彼も、普通の人間から大なり小なり逸脱していると言っていい。
 アトランダムに選んだとしては明らかに不自然で、何らかの意図があってのものだろう。
 また不死であり殺し『合う』事が出来ないC.C.をわざわざ殺し合いの場に連れて来ている時点でおかしい。
 V.V.の目的は殺し合いそのものではない。
 そもそもV.V.は人々が殺し合うのを見て喜ぶような快楽主義者ではない。
 恐らく殺し合いは手段であり、目的は別にある。

 心当たりがあるとすれば『ラグナレクの接続』。
 C.C.も一時は関わっていた計画。
 二つのコードを用いて集合無意識に働き掛け、生死を問わず全ての人間の意識を統合するというものだ。
 V.V.とその弟のシャルル・ジ・ブリタニアはC.C.が嚮団から離脱した後も、恐らく諦めていない。

 シャドームーンのような嚮団の手にも余りかねない者まで集めたこの殺し合いは、随分手が掛かっている。
 そう考えればこの殺し合いは『神殺しの計画』に関わっていると考えた方が自然だ。
 しかしどう関わるのはという所まで踏み込むと、これはV.V.に直接聞かなければ分からない。

 敢えて仮定するなら、と考えたところでC.C.の背筋に悪寒が走る。
 C.C.はそこで思考を停止させた。

 時計をチラと見、放送が近付いているのに気付いてC.C.は立ち上がる。
 バスローブを脱ぎ捨てて元の服に着替え、ヴァンと自分のデイパックを整理しながら彼に声を掛ける。
「行くぞヴァン。
 お前もこんな殺し合いはさっさと終わらせて、やる事があるんだろう?」
 そう言うとヴァンは気だるそうにしながらも素直に起き上がった。
 だらけた男だが、本来の目的に対しては並々ならぬ執着があるらしい。

 ヴァンと共に部屋を出、移動手段を求めて駐車場を検分する。
 そして見付かったのが、バイク――バトルホッパーだった。
 ヴンヴンヴン、と音を立てながらライトを明滅させる様は、ヴァンとC.C.に何かを訴え掛けているようにも見えた。
 その様子に、C.C.は念の為確認を取る。

「ヴァン、こいつが何か言っているように見えるか?」
「車が喋るわけないだろ」
「お前の言葉にしては正論だ」

 ヴンヴンヴン、とエンジン音を立てながら、首を振るようにヘッドを左右に動かすバトルホッパー。
 勝手に動いた事にヴァンとC.C.は驚きを見せるも、気のせいという事で片付けた。
 他者とのコミュニケーション能力に著しく問題のあるこの二人に、バトルホッパーの必死の訴えが通じるはずはなく。
 バトルホッパーはそのまま普通のバイクとして扱われたのだった。

「北か南。どちらに向かう?」
 レナ達と合流したいところだったが、今は海を渡る手段がない――よって進路は二択だ。
 レナは南の小病院付近で蒼嶋達と出会ったと言っていた。
 それまでに誰とも出会わなかった、つまり南には他に参加者がいないのだ。
 順当に考えれば北上すべきだろうが、懸念すべきはシャドームーンの動向。
 南北どちらに向かっていてもおかしくはない。
 まずはシャドームーンから逃げるように動くべきか、シャドームーンを倒すべく動くべきかを考える必要がある。
 C.C.とて殺し合いの打破を目論んではいるものの、わざわざその為にあの化物ともう一度戦闘をする程の義理堅さはない。
 かと言ってC.C.自身には確固たる目的はなく、結局ヴァン次第という事になる。
 なるのだが。

「めんどくせぇ」

 ヴァンはシャドームーンの相手をするのが面倒なのではなく、そもそもどちらに向かうべきか考えるのが面倒なのだ。
 そんな彼の取った行動に、C.C.は目を見張る。

「倒れた方に行く。いいな?」
「……正気なのか?」

 どこからか拾って来た木の枝を地面に突き立て、C.C.の目を見据えるヴァン。
 この男は手を離して、枝が倒れた方向によってこれからの進路を決めようとしている。
 もしルルーシュならああでもないこうでもないと考察を並べ立て、あらゆる可能性を吟味してから行動している場面だ。
 それなのに小枝に判断を委ねる――ここでの選択が生死を分けるかも知れないというのに、偶然に頼る。
 C.C.の想定の斜め上を行く発想だった。
 もしホテルを指したらホテルに戻って寝直すつもりか?
 やりかねない。

「やるぞ」
「……もう好きにしてくれ」
 C.C.が投げやりに言い、それを受けてヴァンが枝から手を離す。

 倒れた方角は、北だった。

 不本意ながらも進路が決まり、二人は移動を始める。
 C.C.がバイクの後ろに乗ってヴァンの腰に手を回すと彼は無言のまま発進させた。

 眼鏡を掛けた初老の男とすれ違うのは、それから程なくしての事だった。


「コード保持者のC.C.さんと、無職のヴァンさん……申し訳ありませんが、これだけでは良く分かりませんねぇ」
「……まぁ、そうだろうな」
 C.C.とヴァンが名乗ると、右京は詳細名簿の存在を明かした。
 一方的に情報を知られているのはC.C.としては不快だったが、詳細と言っても大した情報は入っていないらしい。
 現にこうして『コード』の説明はなく、ヴァンに至ってはこれでは何も分からない。
 V.V.は参加者に喧嘩を売っているらしいと、今更ながらに呆れざるを得なかった。
 しかしC.C.には、完全に信用した訳ではない相手にギアスやコードの説明をする義務はない。
 よって一先ずは元いた環境について触れる事にした。
 レナやヴァンとの話から考えれば、それはこの殺し合いの根底にも関わる問題だからだ。

 レナがいた世界は昭和58年――西暦1983年。
 西暦と皇歴が一致するとすれば、C.C.がいた皇歴2018年の世界よりも三十年以上過去の世界である。
 そして右京の時代は、レナの時代とC.C.の時代の中頃だという。
 これだけならそれぞれが異なる時間から呼び出されたのかと考えるところだが、彼らの常識の中にブリタニアという国はない。
 参加者それぞれが異なる世界から連れて来られたのだという右京の意見は、やはり正しいのだろう。
 常識から考えれば「周囲の人間が全員嘘を吐いているか脳に異常を来している」と結論付けるべきだが、相手はV.V.だ。
 常識で計るべきではない。

 放心したように明後日の方向を見ていたヴァンにも無理矢理説明させると、右京も自身の考えに改めて納得したようだった。
 しかし一つ得心したというだけで、右京は追求をやめない。
「あなた方の世界については分かりましたが、よろしければ『コード』についても教えて戴けますか?
 僕の想像では最初の会場でルルーシュ少年が見せた、あの奇妙な仕草に関係があるものだと思うのですが」
 C.C.は内心で舌打ちする。
 あの場でルルーシュは自身の名乗りを上げてギアスを発動させようとした。
 更にそれを諫めようとしたC.C.まで、参加者全員に顔を見られてしまった。
 わざわざC.C.の職業欄に書かれた『コード』を、ギアスと結び付けられても文句は言えない。
 むしろ文句を言うべき相手はルルーシュの方だろう。

 それでもC.C.が躊躇っていると、意外な事にヴァンが口を開いた。
「話せよ。何か、あの……何だ、ギアスとか」
「おい、ヴァン!」
「そのおっさん、頭いいんだろ。
 だったらあのガキの考えだって分かるかも知れねぇ」
「……」
 ヴァンにとっては、元の世界に戻ってやるべき事をやる、それ以外の関心事は基本的にない。
 楽に帰還出来るならそれに越した事はなく、C.C.が周囲に積極的に情報開示をした方がいいと考えているのだろう。
「……仕方ないな。今度はお前もちゃんと聞いておけ」

 レナにしたのと同様の説明を右京にも行う。
 不死性について信じ難いと言う右京の前でC.C.は掌を切り、再生する様を見せてやると信じさせる事が出来た。
 互いに真剣ではあるが、敵意はなく警戒心も薄い場で話し合いは進む。
 しかしC.C.がギアスについて話し終えた後、その空気が変わった。
 切っ掛けは、右京が放った一言だった。


「私は殺人という行為を決して許しません。
 ……私だけでなく、どうか皆さんにもこの決意をして頂きたいのです」

 情報交換を終えた右京は真司達にも告げた事を、C.C.とヴァンにも説く。
 しかしC.C.はキョトンとした表情を浮かべ、それまで話を聞いている様子すら薄かったヴァンの目付きが鋭くなった。

「私は殺し合いを止め、V.V.を逮捕します。
 その為に――」
「知った事か」

 切り捨てるようにヴァンが右京の言葉を遮った。
 どこかボンヤリとした印象のあった彼がこうして強い感情を見せた事に、右京は僅かに戸惑う。

「あんたの理屈は分かった、だが俺は俺の理屈を通す」
「それは……殺し合いをするという事ですか?」
「違う。だが俺は俺が殺したいと思った奴は殺すし、それを邪魔する奴も殺す。
 あんたに指図される筋合いはない」
 それだけ言うとヴァンは右京に背を向けた。
 これ以上話を聞く気はないという意思表示だろう。
 それでも右京が話を続けようとすると、今度はC.C.がそれを止めた。
「やめておけ、そいつは話を聞かないぞ」
「ですが――」
「ついでに私からも言わせてもらう」

 有無を言わせないC.C.と向かい合う。
 少女のような容姿でありながら相手を深く見透かすような視線は、不死たる者の証明のように思えた。

「『そもそも住む世界が違う』……お前も分かっている事だろう。
 ヴァンも私も、V.V.もだ」
 エリア11――強国ブリタニアに占領され、尊厳を奪われ、テロリストが日々国を取り戻す為に活動している。
 エンドレスイリュージョン――ほとんど雨の降らない乾いた厳しい土地で、無法者達が闊歩する。
 生きてきた世界が違えば価値観も違う。
 同じ世界の者同士ですら、完全に分かり合うのは難しい。

「その通りですが、人の命の価値と尊厳は普遍です」

 しかし価値観の違いは右京とて承知していた事で、その上で理解を求めていたのだ。
 故に右京は揺るがない――そしてC.C.もまた引かなかった。
「それはお前がゴミのように殺されていく人々を見た事がないから言えるんだ。
 国に、社会に、法律に守られているのが当たり前の世界なんだろう?
 ……まぁ、理想としては正しいが」

 C.C.の声に怒りはない。
 むしろ憐れみさえ含んでいるように聞こえた。
「お前は正しいよ右京。
 どんなに多くの世界があっても殺人を推奨する世界はそうそうないだろう。
 好き好んで人を殺す人間は少数派だ」
 淡々とした調子のまま、C.C.は溜息を吐いてから続ける。

「だが、お前はこの殺し合いを掻き回す事は出来ても止める事は出来ない」

 その言葉は人外の存在であるミギーによる忠告と重なり、右京は静かに息を飲んだ。
「……それは、何故ですか」
「お前にとっての正義は私達にとっての正義ではないし、参加者全員でその考えを共有するのは無理だ。
 その上でお前の平和な国の常識や法律を、この会場全体に当て嵌めようと考えているなら。
 お前が自分で自分にとっての常識や法律に従うだけでなく、それを他人にまで強制するなら――」
 C.C.はそこで一度言葉を切った。
 射抜くような視線に、数々の危険をくぐり抜けてきた右京ですら背筋に冷たいものが伝う。
 シャドームーンとはまた別の威圧感を伴って、その一言は紡がれる。


「お前は、傲慢だ」


 人の何倍も生き、誰よりも傲慢である事を許されたC.C.が端的に示したその一言は強く、重かった。

 荒野の中を自分の力だけで生き抜いて来た男。
 彼は右京の正義を否定しなかった。
 あんたの理屈は分かった、と。
 数百年、人の生き死にや戦争を見届けて来た存在。
 彼女も右京の正義を否定しなかった。
 お前は正しい、と。
 だが彼らは共感せず、感化されず、右京の正義を拒んだ。

「行こうヴァン。これ以上の話は無駄だ」
 C.C.は背を向けていたヴァンの手を引き、駐車していたバイクの方へ促す。
 右京は彼らに言いたい事が幾らでもあったのだが、ここまでの話し合いで顕著だったように彼らは人の話を聞かない。
 その上で「話は無駄」と断言した以上、もう右京の声に耳を傾ける事はないだろう。
「本当によろしいので?
 北にはシャドームーンが――」
「俺は北に行くんだよ」
 思った通り取り付く島もない返事があった。
 俺の理屈を通すという、その言葉の通りの姿だった。
 言いたい事を言いたいだけ言い、相手に反論させずにさっさと立ち去る。
 その態度は彼ららしいと言えば彼ららしい。
 バイクは走り出し、彼らは一度も右京の方を振り返る事なく景色の中に溶けていった。

――君の正義はいつか暴走する、そして周りの人間たちを滅ぼすだろう。

 C.C.の言葉の奥にあるものは、ミギーに言われた事と同じだ。
 右京の思考は危険であり、周囲を振り回すのだと。
 それでも、万人に同じ考えを共有させる事がどんなに困難だろうと右京は考えを曲げない。
 ここで曲がる正義なら、ここに至るまでのどこかで既に曲がっていただろう。

 しかし車の方へ振り返った事で、右京の思考は一旦途切れる事になる。
 みなみ、真司、翠星石が眠る車――しかしみなみだけが目を覚ましていた。
 そしてその手は荷台で眠る真司のデイパックへ伸びている。

「みなみさん!!!」

 右京の声に、みなみはビクリと肩を震わせて手を引っ込めた。
 目的は恐らく真司のカードデッキ。
 彼女は力を求めている。
「わ、私、私は、……」
 人の物を盗もうとした。
 その事実にみなみ自身が動揺しているようで、彼女は顔を両手で覆って嗚咽を漏らす。
「落ち着いて下さい、みなみさん……」
 シャドームーンと真司の激しい戦いの空気に当てられたのだろう。
 それに真司のその力がデッキによるものであると、みなみは知ってしまっている。
 真司だけの特別な力ではない、誰でも手にする事が出来る力――それは恐らく彼女が最も欲しているもの。
 右京は短い時間であれ彼女から目を離した事を反省し、警戒をより強くした。

 亀山を失った悲しみは、未だ右京の中にある。
 この喪失はそうそう埋められそうにない。
 それはみなみもきっと同じはずだ。
 そして右京には正義という喪失の悲しみよりも優先すべきものがあるが、みなみにはない。
 だからこそみなみにも理解して欲しいと思う。
 人を殺す事は罪なのだと、どんな悲しみがあろうと許されない事なのだと。

――お前は傲慢だ、右京。

 例え独り善がりの正義だとしても、構わない。

――お前は殺し合いを掻き回す事は出来ても止める事は出来ない。

 玲子もシャナも止められなかった。
 シャドームーンへの恐怖も未だ消せずにいる。
 ヴァンもC.C.も説得出来なかった。
 それでも殺し合いを止め、犯罪者を法によって裁くという決意は鈍らない。
 それぞれの価値観が異なろうと、弱者が虐げられていい理由にはならないのだから。

 命の尊厳と信じた正義の為に、右京は道をひた走る。


【一日目昼/H-2 道】
【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】
[装備]真紅のステッキ@ローゼンメイデン、真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン
[支給品]支給品一式(朝食分を消費)、確認済支給品(0~1)
[状態]疲労(大)
[思考・行動]
0:睡眠中。
1:殺し合いから脱出。
2:蒼星石、クーガー、かなみと合流する。
3:真紅が最後に護り抜いた人間に会い、彼女の遺志を聞く。
4:水銀燈を含む危険人物を警戒。
[備考]
※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。
※真紅のローザミスティカを取り込んだことで、薔薇の花弁を繰り出す能力を会得しました。

【城戸真司@仮面ライダー龍騎(実写)】
[装備]無し
[所持品]支給品一式×3(朝食分を消費)、龍騎のデッキ@仮面ライダー龍騎(二時間変身不可)、確認済み支給品(1~4) 、劉鳳の不明支給品(1~3)
[状態]気絶中、ダメージ(大)、疲労(極大)
[思考・行動]
0:気絶中。
1:右京の言葉に強い共感。
2:やっぱり戦いを止めたい。
3:劉鳳を殺してしまったことに対する深い罪悪感。
4:翠星石のことは守り抜きたい。
5:シャナを倒し、彼女の罪をわからせる。
※絶影を会得しました、使用条件などは後の書き手の方にお任せします。

【杉下右京@相棒(実写)】
[装備]君島の車@スクライド
[支給品]支給品一式×2(水と食事を一つずつ消費)、S&W M10(6/6)、S&W M10の弾薬(24/24)@バトル・ロワイアル、ゼロの剣@コードギアス、
    首輪(魅音)、拡声器@現実、イングラムM10(0/32)@バトルロワイアル、傷薬×1@真・女神転生if...
[状態]疲労(小)、強い決意
[思考・行動]
0:誰も殺さない、誰も殺させない。
1:協力者を集めてこの殺し合いを止め、V.V.を逮捕する。
2:亀山を殺害した人間とシャナ、玲子を逮捕する。
3:みなみに注意しながら同行する。
4:仲間を集い、参加者を警察署へ集める。
5:シャドームーンに対する恐怖。
※ギアスやコードについて一定の理解を得ました。

岩崎みなみ@らき☆すた(漫画)】
[装備]無し
[支給品]支給品一式
[状態]健康、深い悲しみ、動揺
[思考・行動]
1:右京や翠星石たちと共に行動。
2:ゆたかとみゆきの仇を取りたい、その為の力が欲しい。
3:Lに対する強い嫉妬。
4:他の知り合いが心配。
5:カズマと光太郎にもう一度会いたい。
6:V.V.の言葉も頭の片隅に留めておく。

[全体の備考]
※翠星石・新一・真司で情報交換を行ったため、三者は互いの事情についてある程度は理解しました。
※真司、翠星石の二人は浅倉威、水銀燈、後藤、田村玲子、シャナ、和服の青年(宗次郎)、メイド服の女(咲世子)を危険人物と認識しています。


 右京と別れて数分。
 バイクの後部で風を切りながら、そろそろ放送だろうかとC.C.は時計を見やる。
 しかし同時に嫌な想像をして額に冷や汗を浮かべた。

 『異なる世界』。
 右京と話す前から分かっていた事だが、それがこの殺し合いの根幹に関わっている。
 ただ参加者を集めて記憶を操作する程度ならともかく、そこまで行けば嚮団の技術から逸脱する。
 V.V.の近くにいる、それこそ『異なる世界』からの協力者の存在を考えた方がいいだろう。

 殺し合いに繋がっているであろう『ラグナレクの接続』。
 そこに『異なる世界』との関係性を見るとしたら、それは――



「おいあんた」
 ヴァンが呼ぶと、後ろに座っている緑髪の女の方からハッと息を飲むような気配があった。
 続いたのは普段通りのつっけんどんな切り返しだ。
「……まだ覚えていないのか?
 私はC.C.だ」
「すみません。
 それであんた、」
「おい、いい加減にしろ!」
 緑髪の女はヴァンの受け答えが気に入らなかったようで苛立ちを噴出させたが、ヴァンは構わずに続けた。

「俺は……このくだらねぇ殺し合いの間だけだがよ。
 あんたの護衛を、続けてやってもいい」

 ヴァンは、一人では出来ない事があると知っている。
 一人でカギ爪の男を追っていた頃はともかく、ウェンディを初めとした人々との出会いを経た今は分かっている。
 仲間の重要性を理解している。
 V.V.と知り合いだとか、不死身と自称するだけあって傷の治りが早いとか、そういった利点だけではなく。
 ヴァンが一人で突っ走るだけでは解決しない問題もあるのだと、理屈ではなく感覚で気付いていた。

 唐突と言えば唐突なヴァンの申し出に、暫く緑髪の女の反応はなかった。
 バイクを運転するヴァンからはその表情は見えない。

「……似合わないな、おまえがそんな事を言うのは」
「あぁ?」
「褒めてやってるんだ」
 ヴァンの抗議の声にも動じず、緑髪の女は続けた。
「大体さっきもピザを食べたんだ、これからも護衛を続けるのは当然の労働であり義務だろう?
 今更繰り返す事じゃないぞ」
「……へいへい」
 多少不満はあったものの、ヴァンは「まぁいいか」と意識を正面の景色の中に移す。

 思い出すのは先程垣間見た景色――白い粉が舞い散る場所で惨殺される女の姿。


 縁に見えたのはほんの一瞬。
 絨毯に広がる血痕、逆光の中の仇の姿。
 それは縁の記憶ではなく、恐らく先程出会った黒い帽子の男のものだ。
 それは、縁が最愛の人を奪われた光景ととても良く似ていた。
「……ふん」
 だからと言って、縁の進む道は変わらない。
 ただ珍しく姉に関係のない事で感傷的になった、それだけの事だった。

 姉は、いつでも縁の傍にいる。
 だが返事をしないし、未だ微笑みも戻らない。
 縁は知っている。
 姉はもういないのだと、目の前にいる姉は幻影に過ぎないのだと。

 だから――死者蘇生が夢物語だと言うのなら、それでも構わない。
 けれどせめて、一目だけでも。
 一瞬触れるだけでもいい。
 幻ではない、あの優しかった姉ともう一度だけ会いたい。

 それが叶うなら、縁は他人だろうと自分だろうと全てを犠牲にする覚悟がある。

「何で死んじゃったんだよ……」

 僅かに見えた光明。
 それでも十五年前の喪失の悲しみは、癒える事はなかった。



 ヴァンに見えたのはほんの一瞬。
 白い粉と共に飛び散る血、赤い髪の仇の姿。
 それはヴァンの記憶ではなく、恐らく先程出会った白髪の男のものだ。
 それは、ヴァンが最愛の人を奪われた光景ととても良く似ていた。
「……けっ」
 だからと言って、ヴァンの進む道は変わらない。
 ただ珍しくエレナに関係のない事で感傷的になった、それだけの事だった。

 エレナは死んだ。
 人は死ぬし、生き返らない。
 エンドレスイリュージョンという過酷な環境で生きて来たヴァンは理解している。
 エレナと、二度と会う事はないのだと。

 だから――会えない事は、嘆かない。
 けれどたった一つ譲れないのは、仇であるカギ爪の男を殺す事だ。
 許しはしないし、逃がしはしない、忘れはしない、無かった事にもさせない。
 エレナを奪われたヴァンは、彼女の死だけは誰にも奪わせない。

 それが叶うなら、ヴァンは他の何をも捨てる覚悟がある。

「……待ってろよ」
「何か言ったか?」
「別に、何も」

 暗闇の中であろうと、構わない。
 光が無くともと自分の手足で、ヴァンは望みを果たす。


【一日目昼/G-1 道】
【ヴァン@ガン×ソード】
[装備]:薄刃乃太刀@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-、バトルホッパー@仮面ライダーBLACK
[所持品]:支給品一式、調味料一式@ガン×ソード、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎
[状態]:疲労(中)、右肩に銃創、右上腕部に刀傷、各部に裂傷、全身打撲
[思考・行動]
0:カギ爪の男に復讐を果たすためさっさと脱出する。
1:レイが気にならない事もない。
2:緑髪の女(C.C.)の護衛をする。
2:北に行く。
[備考]
※ヴァンはまだC.C.、竜宮レナの名前を覚えていません。

【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ R2】
[装備]:無し
[所持品]:支給品一式×4、エアドロップ×2@ヴィオラートのアトリエ、ピザ@コードギアス 反逆のルルーシュ R2、ファサリナの三節棍@ガン×ソード、
    カギ爪@ガン×ソード、レイ・ラングレンの中の予備弾倉(60/60)@ガン×ソード、確認済み支給品(0~2)
[状態]:疲労(中)
[思考・行動]
1:利用出来る者は利用するが、積極的に殺し合いに乗るつもりはない。
2:レナ達と合流したい。
3:後藤、シャドームーン、縁は警戒する。
4:北へ向かう。
[備考]
※不死でなくなっていることに気付いていませんが、回復が遅い事に違和感を覚えています。
※右京と情報交換をしました。

【F-2 道】
【雪代縁@るろうに剣心】
[装備]:逆刃刀・真打@るろうに剣心
[所持品]:レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード、菊一文字則宗@るろうに剣心
[状態]:左肩に刺し傷、両拳に軽症、全身打撲、各部に裂傷、疲労(中)
[思考・行動]
1:参加者を皆殺しにし、可能なら姉と抜刀斎を生き返らせる。
2:デイパックを手に入れる。
[備考]
※殺し合いを認識しました。
※『緋村剣心』以外の死者の名前、及び禁止エリアの放送を聞き逃しました。


【バトルホッパー@仮面ライダーBLACK】
ゴルゴムが世紀王専用マシンとして開発した自我を持つメカ生命体。光太郎の愛車。
世紀王の命令以外は一切聞かないが、このロワ内では自己判断で他の参加者を乗せているらしい。
また世紀王の呼び寄せには応じない。


 殺人を否定する者。
 殺人を肯定する者。
 それぞれの思惑に関わらず、放送の時は訪れる。

 嘲笑うように。
 蔑むように。
 哀れむように。
 子供のような姿と声の、老獪な主催者による放送が流れる――


時系列順で読む


投下順で読む


120:二心同体(後編) 城戸真司 131:DEAD END(前編)
翠星石
岩崎みなみ
杉下右京
104:Calling ヴァン 128:Blood teller
C.C.
雪代縁 136:急転直下



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー