自制なき学院
じせいなきがくいん
休止期間を経てのマップ。前マップと異なり、敵味方共に魔法の天下。
支援系PCはHPが三倍になるため戦闘不能になりにくく、耐久力のある主砲に。
敵の攻撃は魔法が主体となり、RESの低い前衛は苦戦します。
プレイヤーイベントなどもあり、学院らしき服装が目立ちました。
また、このマップは情報検索サービスが封印されていたのですが……。
休止期間を経てのマップ。前マップと異なり、敵味方共に魔法の天下。
支援系PCはHPが三倍になるため戦闘不能になりにくく、耐久力のある主砲に。
敵の攻撃は魔法が主体となり、RESの低い前衛は苦戦します。
プレイヤーイベントなどもあり、学院らしき服装が目立ちました。
また、このマップは情報検索サービスが封印されていたのですが……。
気鋭の門
第30回更新にて挑戦。
ザコ戦
学院に至る道は誰にでも開かれている。
初心者も歓迎だ。学費も気にしないで良いのである。
就職も安定だ、学院で働くのも良いだろう。
欲するのは燃えさかる、知識に対する情熱だ。あと体力。
- 知性派のわりに物理攻撃してくるカモノハシ、馬鹿火力のハリセンボンが強敵。
- 本人は弱い者の邪魔なのが「使い魔コウモリ」
- トラップ解除で、探索系の罠を無効化してきます。
- このマップから巫女ユミが召喚士パーティーに参加するようになりました。
- パーティー全員の能力を高めたり回復してくれますが、非常に打たれ弱く、あまり頼りになりません。
ボス「モヒカン魔術師」
サチ司書「おー。やっと来たであるな。待ちくたびれたのである」
戦場アナ「あれ。サチ司書じゃないですか……なんでここに?」
サチ司書「話せば長くなるのであるが……」
- サチ司書がいないせいで情報検索サービスができなかったのですが、なぜかここに。
誰かの声「ふ──ははははははっ、よく来たね銀髪の召喚士!」
召喚士「誰かしら?」
見上げると、門の上に人影が仁王立ちしていました。まだ少年でしたが、マントをはためかせながらこちらを見下ろします。
藍髪の少年魔術師「僕の名前バジオ、魔術師さ!」
- 少年魔術師バジオ登場。今回のストーキングキャラです。
- バジオは魔法「藍に澄む水晶杖」をネタに召喚士と戦いを要求してきました。
- でも結局最奥にあるようで、相手をしなければ行けない模様です。
- ボスは気合いを入れると叫んでしまう魔術師。
- 九九を暗唱することでコンセントレーション!
- とりあえず楽勝ですが、この後の拠点で高火力雑魚として被害を与え続けます。
愚者の教道
第31回更新にて挑戦。
ザコ戦
知識こそが最強だ。無知は最弱だ。
まずは自分はいかに愚かであることを知ってもらう。
畏れる必要はない。誰でも最初は馬鹿なのだ。
- 今回はくじイベントがあったのですが……取引メイのシカケにより、シャウトしたPC全員がカモノハシにされてしまいました。
- すごい光景が広がります。どうなるかというと……結果を見てください。
ボス「ブラックマジシャン」
サチ司書「こっちの道なのである」
戦場アナ「あの-、ショートカットとか無いんですか?」
戦場アナ「変なのの相手とかしたくないんですが」
サチ司書「そう言ってやるな。奴らも相手をしてもらいたくて大変なのである」
- ボスはモヒカンの強化版です。
- 攻撃力は高いですが、前マップの滅茶苦茶さを見ればなんてことはありません。
サチ司書「小生、ちょっと前に、この学院で教鞭を振るったことがあってな。奴らはその時の生徒である」
サチ司書「召喚士がこの場所を目指すことを何処かで知ったらしく、魔術の粋を集めて向かってきているのである。周りを取り巻いているのは英雄、研究の結果で手合わせするならば最高の相手であろう」
- どこか先生っぽいところのあるサチ司書は、学院で指導していた時期があるようです。
賢者の応接間
第32回更新にて挑戦。
ザコ戦
此所は世に下った賢者どもを応接する場所だ。
大抵は役立たずだがな。
まあご機嫌を取って吐くもの吐いて貰うだけのこと。
- カモノハシは解けたのですが、ハズレるとカモノハシになるので、ところどころに姿が見えます。
ボス「少年魔術師バジオ」
少年魔術師バジオ「ふ──ははははははっ」
少年魔術師バジオ「ここまで進んでくるとは、さすがは!と言ったところかな、銀髪の召喚士!!」
~
少年魔術師バジオ「だけど快進撃もここまでだ。ここで相手をするのは僕と学院の最精鋭、学院四天王だからね!!」
戦場アナ「しっ、四天王!?」
- 四天王!RPGと少年漫画にはお約束のような敵です。
- こういうのが大好きそうな戦場アナは反応しますが。
残り五人「フッフッフッ……」
戦場アナ「しっ、四天……の……う?」
- !?
少年魔術師バジオ「気にしないでよ。ちなみに僕は四天王に入っていないからなっ!」
戦場アナ「いや、でも四天王って」
残り六人「フッフッフッ……」
戦場アナ「……?(目をこすっている)」
残り七人「フッフッフッ……」
戦場アナ「……???」
- 目を離す度にどんどん増える四天王!!
少年魔術師バジオ「さあ、まずは様式美として、学院の四天王を各個撃破してもらおうかっ!」
召喚士「面倒よ」
- まとめて相手をすることに。
- なんだかすごく嬉しそうな少年魔術師と対決です。
- 少年魔術師バジオは、敵としてはスタンダードな魔術師キャラです。
- ボスのくせに後衛なので、攻撃がなかなか通りません。後衛ボスは基本的に厄介です。
- 攻撃力もなかなか。さらに「魔法書架検索権限」でチャージをキャンセルして攻撃を仕掛けてきます。
- フットワークの軽い魔法使いです。
- バジオが連れている四天王もなかなかの強敵
- 開幕で「汚いは…褒め言葉だ」とぼやきながら地雷を爆発させてきます。
- 発動するとこちらの何人かが吹っ飛び、下手すると気絶します。
- 気絶すると当然ながら行動できません。
- 攻撃力も高く、なかなかの強敵です。
- さらに、戦闘不能後にカワリミ云々で蘇ってきます。なんという忍者。
- 開幕で「汚いは…褒め言葉だ」とぼやきながら地雷を爆発させてきます。
- 倒すとこんなメッセージを。
学院四天王「グアアアア!」
学院四天王「こ、このザ・インテリと呼ばれる学院四天王が…こんな奴らに、バ…バカなアアアア」
謎の四天王「学院四天王がやられたようでござるな……」
謎の四天王「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
謎の四天王「召喚士ごときに負けるとは四天王の面汚しでござるよ…」
- 必殺技を閃いた召喚士にまとめてやられそうな発言です。
- まあ苦戦するとはいえ、意外にあっさり倒せてしまうのですが。
少年魔術師バジオ「ふ──ははははははっ、それで勝ったと思ったか!」
召喚士「あら」
少年魔術師バジオ「そいつらは四天王の中でも最弱……君達ごときに負けるとは学院の面汚しさ!」
残りいっぱい「フッフッフッ……」
- 王道セリフを吐いた後には、大量の四天王!
- 四天王という言葉を振り返りたくなります。
瞑想者の館
第33~34回更新にて挑戦。
ザコ戦
疲れたら此所で休むがいい。
寝所は完備だ。おやつも出るぞ。
たっぷりと寝るとよかろう。研究内容を忘れないように。
- この拠点より特殊な攻撃をしてくる敵が増えます。以後、同種の攻撃はPCの脅威となります。
- 魔法書系
- 最大HPに依存する攻撃をしてきます。広範囲で防御できず、回避も辛いので被害が増大します。
- 学院ラーメン、安眠まくら
- なぜかHPを回復してくれますが、スリーピングアタックという非常に厄介なアビリティを持ちます。
- これを受けると眠ってしまい、攻撃防御を封じられます。回避もできないので凶悪です。
- これら新出の敵の影響もあり、33回では初戦負けを喫しました。
ボス「少年魔術師バジオ」
少年魔術師バジオ「ふ…はっはっ……余裕を見せているのも今のうちだよ」
少年魔術師バジオ「今日は頼りになる友だちも参加だからね!」
やる気のない青年魔術師「……えっ、俺?」
少年魔術師バジオ「こっちの彼はクァルドス、技術方面で僕も一目置く存在さ!」
青年魔術師クァルドス「いや、俺は参加するなんて一言も……」
少年魔術師バジオ「さあッ、僕らの魔法パワーの前に大人しく負けを認めるいいよ!」
- 手違いがあっていきなり瀕死状態です。
- このクァルドス、ライフサルベージで即時復活をさせ、耐久力もある厄介なサポーター。
- 例によって四天王もおり、厄介なパーティーです。
- ちなみにこの四天王、「汚い自分へのご褒美」といいつつ、戦闘中にHPを回復する技を得たようですが。
学院四天王「(モグモグモグ)」
少年魔術師バジオ「君たちさ…せめて戦闘が終わるまで我慢できないのかい?」
戦場アナ「(連れてきたのあんたでしょうに)」
学院四天王(B)「ほほう…学院四天王(A)、それは珍しい色のチクワでござるな?」
学院四天王(A)「うむ、拙者達の活躍を聞き、メイド姿の女子の方から差し入れをしてもらったのでござる」
学院四天王(B)「さすがは忍…もとい学院四天王、人気No1クラス、女子にもモテモテでござるな」
学院四天王(A)「それほどでもないでござる」
学院四天王(B)「いいなーあこがれちゃうなー」
学院四天王(C)「やっぱNINJAゲインないとだめかー」
メイド姿の女子「おかわりもありますよ」
学院四天王(B)「かたじけないでござる^^」
学院四天王(C)「いただくでござる^^」
学院四天王(D)「わあい^^」
……
学院四天王たち「ゴふォァァァッッ!?」
学院四天王(A)「なんだこれは…遅効性のまろやかにして鮮烈なクド味と共に身体が痺れてきたでござる!?」
学院四天王(B)「寒い、身体が寒いでござるーーーッ!」
学院四天王(C)「おのれ銀髪の召喚士……毒を盛るとは」
学院四天王たち「汚 い で ご ざ る !」
戦場アナ「……みなさん再起不能ですね」
少年魔術師バジオ「なにやってんだぁぁぁぁっ!?」
- メイド姿の女子の差し入れで全滅してしまいます。
- メイド姿の女子については結果を参照するといいと思います。
少年魔術師バジオ「クックッ……そんな上等な口をたたけるのも今のうちだよ。クァルドスの本領は、禁断の魔法構築術によって作られた魔道幻装兵だからね!」
少年魔術師バジオ「だよね!?」
青年魔術師クァルドス「……えっ、そういう設定でいくのか?」
サチ司書「クァルドスか。貴様、禁術に手を染めたのか?」
青年魔術師クァルドス「いや、その……禁術と言うにもおこがましいというか……」
少年魔術師バジオ「そういうことさっ、覚悟しておきなよ!!」
- 懲りないバジオは、意味深なセリフを残していきます。
戦場アナ「……ししょぉ、魔道幻装兵ってなんですか?」
サチ司書「ふむ……もしかしてこれのことであろうか。『僕たちが生んだ夢の学院ロボ・カレイデオン』」
戦場アナ「ロボ!」
取引メイ「それは楽しみですね」
- それに目を光らせる人が一人。
読書狂の書架
第35回更新にて挑戦。
ザコ戦
研究熱心なのはいいが。
書架に食べ物を持ち込むのはほどほどにしてくれ。
- 眠ったりバランスを崩したりと大変ですが、順調です。
ボス「赤い髪の少女シイ」
取引メイ「今回は巨大ロボが出現すると聞いて」
戦場アナ「メイさんが出てくるのは珍しいですね」
取引メイ「私にはおかまいなく」
- すごく楽しみそうな取引メイ。
サチ司書「ふむ。次はこの辺りであったかな……」
『召喚士様御一行』という巨大な看板が立てかけられています。
サチ司書「ほう。経験が生きたな」
召喚士「いい心がけね」
戦場アナ「……いや、確かにわかりやすいですけれど」
- 攻略マップに道順書くのもどうかと。
少年魔術師バジオ「うぐっ、よく……来たね……銀髪の召喚……ぐすっ」
少年魔術師は泣きながらモップがけをしていました。
サチ司書「何しているんだ貴様……あっ」
少年の向こうには、ロボットの残骸らしき粗大ゴミが積まれています。
取引メイ「巨大ロボはどこですか?」
少年魔術師バジオ「クッ……えぐっ、残念だったね、あの勇姿が見られないなんて。ちょっと前までは動いていたんだよ!」
青年魔術師クァルドス「納期を無理に前倒しするから爆発するんだろ」
青年魔術師クァルドス「というか誰だよ、自爆ボタンなんて実装したのは」
- 発明品は壊れてしまったようです。よくあることです。
赤い髪の女の子「そこおッ、ブツクサ言っていないでさっさと掃除すーる!」
少年魔術師バジオ「グエッ!」
青年魔術師クァルドス「ギャウ!」
二人の魔術師はホウキを持った女の子に蹴られていました。
赤髪の少女シイ「この先は賢者様をお通しする神聖な場所なのよ。散らかさないの!」
赤髪の少女シイ「……ん?」
- 二人の魔術師を足蹴にする少女、シイとの対決になります。
戦場アナ「あれあの子って……」
赤髪の少女シイ「あたしがどうかした?」
赤髪の少女シイ「というかあんたらね、学院で暴れている奴らってのは。掃除の邪魔だよ!」
- シイといえば紅剣を持った青年にくっついている少女。
- 戦場アナは面識があるようですが、こちらがわからないようです。
- そういえば、たどたどしい口調だったのに、このシイは妙に饒舌です。
- ボスとしてはそれほど強くありません。シナリオが加速しているせいが、通過点的です。
- 撃破すると、赤髪の少女シイは取引メイに注目します。
赤髪の少女シイ「……あ、あれ?まさか……メイ先輩でありますか!?」
取引メイ「……おや」
赤髪の少女シイ「お久しぶりでありまっス」
- なんだか知り合い……にしてはなんだか様子が変です。それに、なんでメイにだけ反応するのでしょうか。
- ホウキ→メイドさんで、メイドさんつながりでしょうか。
- そういえば、ファーストエイド?など、サポート能力を持っています。
取引メイ「……お久しぶりです。巨大ロボットはどこですか?」
赤髪の少女シイ「ロボ? あのハリボテでありましたなら、スクラップにしたであります!」
少年魔術師バジオ「ハリボテ言うなぁっ、僕たちの夢を載せるはずだった学院ロボ・カレイデオンだぁっ!」
赤髪の少女シイ「夢でメシが食えるかやかましい。動かないんだからハリボテで……」
取引メイ「……」
女の子の前に取引メイが割って入ります
取引メイ「……その通りです。重要なのは、夢と魂です」
少年魔術師バジオ「おお君は、巨大ロボのロマンを理解し……」
取引メイは少年魔術師の肩を叩きました
少年魔術師バジオ「グエッ」
取引メイ「……あなたに足りないのは、魂とほんのちょっとの技術です(力一杯握りしめる)」
めきめきめき……
少年魔術師バジオ「(ぶくぶく)」
青年魔術師クァルドス「うわっ、ちょっと肩が陥……ぎえっ!」
青年魔術師の襟も掴まれました。
取引メイ「……夢は完成させなければいけません。行きましょう、英知の在処に」
- 取引メイが本気を出し、なにやら変な展開に。
英知の在処
第36回更新にて挑戦。
ザコ戦
学院では何を研究するのか。
内容は多岐に渡っているが大元の研究は、『天』の観測だった。
そのため学院の中枢にして最奥には、魔法仕掛けの巨大な望遠鏡がある。
- 学院四天王がボスどころか雑魚として登場するようになっています。
- 地雷でこちらを吹っ飛ばしてくるのでえらい迷惑。
ボス「カレイデオン」
サチ司書「ここが終着点であるな」
学院の中心地に、巨大な望遠鏡がある場所にやってきました。
- 学院に望遠鏡ってのもなんだか唐突です。天体観測所なんでしょうか。
少年魔術師バジオ「ふ──ははははははっ、ついにここまでたどり着いてしまったようだね銀髪の召喚士!」
少年魔術師バジオ「ついに完成してしまったコレのエジキになりたいとは、敵ながら褒める可能性を模索したくなったよ!」
戦場アナ「あ、また出た……って、完成したって?」
赤髪の少女シイ「奥のアレ……」
残りの二人はぐったりしています。
そして彼らの奥にある、巨大な望遠鏡はよく見ると頭やら腕やらがくっついていました。
サチ司書「……学院の重要な備品なのであるが」
取引メイ「夢の巨大ロボ・カレイデオンです。頑張りました」
戦場アナ「……あの、メイさん一体何を」
取引メイ「夢の巨大ロボ・カレイデオンです。ですよね?」
青年魔術師クァルドス「イエス メイサン!」
戦場アナ「……あの、そこの人?」
青年魔術師クァルドス「メイサン メイサン メイサン」
赤髪の少女シイ「いいかげんもどれーっ!」
青年魔術師クァルドス「ガッ、おれはしょうきにもどった」
- だめだこりゃ。
召喚士「ところで魔宝は?」
サチ司書「内部に組み込んだようであるな。どうも倒さないと奪えんっぽいぞ」
取引メイ「かくして完成した夢の巨大ロボは強大な敵に敢然と立ち向かうのです。頑張ってください」
召喚士「あらメイ。私に逆らうつもり?」
取引メイ「戦うのは私ではありませんので。それでは変形です」
取引メイが指を鳴らすと、巨大なロボットは複雑に変形し、まったく別の姿となります。
複雑に変形した巨大なロボット「……」
少年魔術師バジオ「人呼んで幻創戦騎カレイデオン!」
- 前拠点のガラクタがいろんなものを吸収して「複雑に変形した巨大なロボット」に。メイさんなにやってくれてんだ。
- なお、「複雑に変形した巨大なロボット」の形状については、結果を参照してください。
- 取引メイが手を貸しただけあって火力は物凄く、サポートと火力のバランスが良いです。エンド・オブ・カートしないだけマシです。
- 双方、超必殺技が飛び交ったり、果てはまたもや食中毒騒ぎを起こしたりと激しい撃ち合いに。
- そして発狂モードに。
- デタラメな火力と攻撃範囲で、追い詰めているのに全滅しそうになります。
- そんな中、戦闘に参加して倒れたライブラリアンに語りかける声が!
謎の声「どうした。キサマの仲間は、まだ戦っているようだぞ」
????は薄れいく意識の中、誰かの声を聞いたッ!
サチ司書「小生である」
サチ司書「これしきで倒れるのは情けないのであるが、おかげでこうして会話ができるわけだがな」
サチ司書「どうやら貴様は、小生の『声』を聞く権限を得たようである」
????「……?」
サチ司書「『魔法書架検索権限』というアビリティがあったであろう。アレは小生の管理する魔法書架の検索能力を得ると同時に、封じられておった──の──にアクセスする能力なのである」
サチ司書「そしてこれは、魔力を封じられた小生が、魔術を振るう稀少な機会。ここまで育った貴様の魔力であれば、我が奥義の一端ぐらいは使えるはずである」
サチ司書「それでは実践講義を始めるとしようか」
サチ司書「貴様の依代と精神、しばらく預けてもらうぞ。そして我が魔術、その魂に刻みつけよ!」
コンファイン!
????は起き上がった! 能力はそのままに、スキル・アビリティ構成が新たに組み直された!
- 前マップのカモカイザーイベント同様、PCがエトランジェ化しました。
- しかしちょっと内容が異なるようで、依代?を乗っ取ってしまいました。
????「ククク……こざかしい攻撃であるな」
????「万華鏡の魔力により、その攻撃を返してやろう」
????「小生に触れようとした、その報いを受けるといいぞ」
????「ククク……護られて安心か。その顔を歪めてやろう」
????「おっと、加減に失敗したようである」
- 絶好調です。
- 支援系の奥義「サーチオブメイガス」もお目見えし、絶対防御と化したミスディレクションで発狂を耐えきります。
- しかし召喚士は「現神魔法・常闇の翼」を使いたがりません。
サチ司書「どうした召喚士。術が止まっているぞ」
召喚士「サチ……これを使えば彼ら…いや、貴女は…」
サチ司書「気にするな。いつものようにやればいい」
サチ司書「所詮、小生達は過ぎ去った夢だ」
召喚士「わかったわ」
サチ司書「……すまんな」
- ダメージ110807!
- ダメージが前マップを超えています。魔宝を手に入れた召喚士の力は増大中なのでしょうか。
- カレイデオンはガラクタに戻り、バジオたちも解散。二個目の魔宝はサチ司書が管理者として手に入れたのでした。
- ここで話が終わっていると良かったのですが。
召喚士「……サチ司書」
サチ司書「なんであるか」
召喚士「私達は先に行っているわ。あの子達に挨拶でもしてきたらどう?」
召喚士「ゆっくりしてくるといいわ。終わったら、追いついてきなさい」
サチ司書「うむ。すまんな」
- サチ司書を学院に残し、先に進む召喚士たち。
サチ司書「念願だった──との手合わせができてよかったな。満足であろう」
気鋭の門と呼んでいた場所に立つと『藍に澄む水晶杖』を掲げます。
すると学院はその全体を巨大な藍色の光に包み込まれ、次の瞬間にはすべて硝子のように砕け散ります。
サチ司書は膝をつきました。
サチ司書「ククク……これだけの幻創魔法、今の身で維持させるのは、無理があったようであるな」
サチ司書「召喚士め…本当に手加減をしなかったであるな。まあおかげで『彼女』によって『封印』にされた奴らも……役目を終えることが出来るわけだが」
サチ司書「そしてこうなれば、学院形成の力を貸していた魔宝、いやレプリカ英雄器も用無しであるか……これまで、よく保ったものだ」
手にしていた『藍に澄む水晶杖』もまた、ひびが入り、砕け散りました。
サチ司書「……これで小生の役目は終わりであるな」
残ったサチ司書の身体にも、大きな亀裂が走ります。
サチ司書「……まったく、『彼女』も厄介な魔法を蘇らせてくれたものであるな」
学院だった破片は粒子になって霧散していき、残ったのは、草も生えない灰色の荒野が地平まで広がるのみでした。
サチ司書「骸も残らぬなら、墓すら作れないではないか」
その一言を最後にサチ司書も砕け、消えて無くなりました。
- このマップにてサチ司書は消滅、以後、支援系の行動などに影響が出ることになります。
- 魔宝のはずの『藍に澄む水晶杖』もレプリカで、砕け散ってしまいました。
- よってこのマップでは魔宝は入手できず、その在処は謎ということになります。
- 偽物であることをサチ司書と召喚士は承知していた模様。ならば元から攻略する必要の無かったマップということになります。
- クリアしなければサチ司書は消滅しなくて済んだはずです。
- しかし、それを避けることを選ばなかったし、サチ司書もそれを望んでいた模様。何か別の理由があるのかもしれません。
- レプリカ英雄器という名称は、初期装備「英雄記の模造品」とよく似ています。関連性はあるのでしょうか。
- その後のひとことにて。
戦場アナ「このマップの間、サチさんずっと余裕がなかったですね。裏で何かしていたみたいですが……」
戦場アナ「姿が見えませんね。風邪でも引いたんでしょうか。早く元気になってくれるといいんですが」
召喚士「ええ。今度会った時は、お茶でも出してあげなさい」
戦場アナ「そうですね。早く元気になってくれるといいのですが」
- サチ司書に懐いていた戦場アナは、彼女の心配をしていました。