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トミカプレミアム

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ロゴ
2018年から使われているロゴ。
日本
メーカー タカラトミー
販売開始年 2015年
製造国 ベトナム
定価 935~1,045円(税込)

目次



概要


 トミカリミテッドに代わるリアル志向の商品群として、2015年4月から発売が開始された。対象年齢は7歳以上。今までトミカのターゲット層は子供が中心になっていたが、本シリーズでは大人向けに展開されている。開発者へのインタビューでは、トミカを自分用に買う親御さんがいることに目を付け、そうした層に向けた新商品の企画として生まれたのが本シリーズであると語られている。

特徴


新規金型が実現したアクションとラインアップの個性
  • 以前展開されていたトミカリミテッドは既存の金型を流用したものが多く、新規金型は初代GS※未作成LFA※未作成などごく少数しかなかった。しかし、本シリーズになってからは全ての車種で新しい金型が使われるようになった。そのため、通常のトミカシリーズと同じ車種であってもディテールやアクションが異なることがある。(例.通常のトミカとトミカプレミアムでアクションが異なるS30型フェアレディZ)また、技術の向上や製品単価の上昇で本シリーズから登場したアクションも多数存在し、一例としてテスタロッサ※未作成などに搭載されているリトラクタブルライト展開・収納アクションやディアブロ※未作成のシザードア開閉アクションが挙げられる。
  • その結果、従来のトミカにはあまりなかった戦車、戦闘機がラインアップされるようになった。軍用車以外の戦闘車両はなかなか商品化されることがなかったが、ブランド立ち上げと同時に発売された90式戦車※未作成を皮切りに、ブルーインパルス※未作成など多数の軍用機がラインアップされている。また、これらの商品はプラモデルと似た組み立て方式を採用することで、トミカ用の箱への収まりを実現している。
  • 立ち上げ当初はチューニングカーからコンセプトカーまでと、ラインアップの振れ幅が大きかったものの、2022年現在では1970~1990年代に登場した日本車や最新の外国製スーパーカーが中心となっている。
ディテールの細かさ
  • 通常のトミカシリーズより販売価格が2倍近く上昇したため、それに合わせてディテールも細かくなっている。通常のシリーズではホイールがある程度共通化されていたり、一部塗装の省略があったものの、本シリーズでは車種ごとにホイールが別々になるなど、再現度が上がっている。また、一部の車種を除いて開閉アクションが存在する。
黒箱を意識したパッケージ
  • 通常品は黒、発売記念仕様は赤を基調にしたパッケージとなっている。また、ロゴは現行ロゴではなく、黒箱時代に採用されていた英小文字の『tomica』表記となっている。立ち上げ当初に発売されたものでは、トミカシリーズの一員であると示すためにトミカの現行ロゴがパッケージに大きく描かれており、その下には金色を背景に『PREMIUM』と書かれていた。しかし、2016年に大人向けのトミカ事業が始まると同時に、本シリーズ自体の再構築もされることとなった。その際、パッケージにはターゲット層が慣れ親しんだ黒箱に近いものを採用することとなった。このパッケージは、出荷された時期によって差異はあるものの、2018年発売分から採用されている。*1

歴史


2015年4月
  • 発売開始。
2015年7月
2015年10月
2016年1月
2018年8月
2018年11月
  • 初の派生シリーズとなるトミカプレミアムRSの展開が開始される。
2020年3月
  • トミカプレミアムを中心に扱った書籍『トミカプレミアム大全』がネコ・パブリッシングから発行される。
2021年11月
  • 新シリーズ『トミカプレミアムunlimited』の展開が開始される。
2022年9月
  • 価格が全て55円(税込)値上げされ、定価が935円(税込)~1,045円(税込)になる。
2023年1月
  • 新シリーズ『tomicaトランスポーター』の展開が開始された。
2024年1月
  • 東京オートサロンのトミカブースで新シリーズ『トミカプレミアムRacing』の展開が発表された。
2024年4月
  • 『トミカプレミアムRacing』の展開が開始される予定。

車種一覧



派生シリーズ


トミカプレミアムRS

トミカプレミアムunlimited

tomicaトランスポーター

  • 2023年から展開されている。ホットウィールのチームトランスポートのように、トミカを積むことができるトラックが付属する点が特徴。価格は2,640円(税込)。

トミカプレミアムRacing

  • 2024年から展開される予定。その名前の通り、レース車両を中心にラインアップする。価格は1,980円(税込)になる予定。

ギャラリー

外箱の例。
通常品と発売記念仕様の外箱。

取り扱いのある店舗


  • 通常のトミカシリーズと同じ流通網で販売されていることが多い。(例.イオンなど大手小売業、ヨドバシカメラなど家電量販店etc)
  • ただし、個人経営の玩具店およびミニカー専門店では取り扱いがない場合がある。

関連項目


似たようなコンセプトを持つトミカの商品

外部リンク



参考文献


  • 『トミカプレミアム大全』(p.6-7)(2020年,ネコ・パブリッシング)
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注釈

*1 ただし、切り替え時期までは初期と現行の中間のようなパッケージが採用されていた。