トリオ TS-120/TS-130シリーズで電波を出そうの会
TS-120シリーズの歴史と時代背景
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ts-120s
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TS-120シリーズの誕生:昭和53年(たぶん)
TS-120シリーズ発売は昭和53年秋。
トリオ初のソリッド・ステート(真空管終段を用いない、オール半導体)のHFトランシーバーである。
まずは、10W機であるTS-120Vが発表された。
まずは、10W機であるTS-120Vが発表された。
1978年11月号のモービルハムは、TS-120V祭り状態だったようだ。
トリオの広告2カ所に、製品発表速報記事、さらに使い方について言及する記事まである。




広告によると、電源PS-20は同時発売、スピーカーSP-120とVFO (VFO-120)は翌年1月発売となったようである。




広告によると、電源PS-20は同時発売、スピーカーSP-120とVFO (VFO-120)は翌年1月発売となったようである。
次いで、1979年3月号にTS-120S登場とある。
いきなり100W機を出すのが難しかったのかどうか、4ヶ月を経てTS-120Sが発表される。


100W機用の電源PS-30は、広告の左隅にちらっと映っている。こいつだけがでかくて「120ライン」としては見栄えがしなかったからかもしれない。


100W機用の電源PS-30は、広告の左隅にちらっと映っている。こいつだけがでかくて「120ライン」としては見栄えがしなかったからかもしれない。
後継機TS-130シリーズへ。

そして1980年9月には後継TS-130V/Sが発表されている。
なお、TS-120〜130を発表してる合間に高級機ラインであるTS-180とTS-830も発表されているのだから、あの時期のHF機開発の目まぐるしさったらない。
なおそのわずか2年後の1982年12月には、ほぼ同じサイズの筐体で、PLL VFOを内蔵したアップコンバージョンのダブルスーパーヘテロダイン機(ゼネカバ受信付) TS-430シリーズが登場している。
TS-120V発売から4年間の進化、パネェ。
TS-120V発売から4年間の進化、パネェ。
1980年前後ぐらいは...
HFモービル運用シーンで定番リグといえば、八重洲FT-7/FT-707とトリオTS-120/TS-130のシリーズが双璧だったようだ。
当時のCQ誌やモービルハム誌などには、FT-7やTS-120Vを積んだモービルシャックがよく登場する。
当時のCQ誌やモービルハム誌などには、FT-7やTS-120Vを積んだモービルシャックがよく登場する。