トリオ TS-120/TS-130シリーズで電波を出そうの会
Day26 - 28MHz 100W化改造とファイナルの話 (1)
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ts-120s
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TS-120Sの28MHz 100W化改造情報が、ない。
現在市場にあるHF 100W機というのは、当然HF全バンド100Wの出力を出すことができる。しかし80年代まで、28MHz帯(と50MHz帯)は日本において最大空中線電力50Wだった。
1991年10月以前、以後。
1991年10月4日付の制度改正(規制緩和?)によって28MHzで資格に応じた空中線電力50W超が許可されるようになり、28MHz 50W→100W改造資料が、同年末頃発売された月刊アマチュア無線各誌に掲載されたのを覚えている。
その後1992年1月頃には、メーカー各社のHF機は元から28MHz 100W出力品が出荷されていた。

MH誌1992年1月号掲載された改造資料のケンウッド社機は10機種。120/130はないですね。
多くの機種で海外向けオールバンドと併産されていたため、比較的簡単な改造方法で100W化できた。
さて、肝心のTS-120Sは
1970年代末発売のHF100W機であり、当然28MHzは定格50W出力である。
ネットを少し見て回ったが、「TS-120Sを28MHz 100W化改造しオールバンド100Wにしました」的な情報はみあたらない。当時の雑誌等をあたっても、TS-120S(TS-130Sも)の改造資料はなかった。
ネットを少し見て回ったが、「TS-120Sを28MHz 100W化改造しオールバンド100Wにしました」的な情報はみあたらない。当時の雑誌等をあたっても、TS-120S(TS-130Sも)の改造資料はなかった。
はて?(寅子)
一方で、TS-120Sは制度上、HFオールバンド100Wが保証認定で免許されないのかもしれない。
ケンウッドの「工事設計書の記入例」によると、TS-120S(*1)がJARD確認認証で免許されるのは、①TS-120S/100 (T068H)「3.5~21M:100W、28M:50W」ないしは、②TS-120S/50 (T068M)「HFオールバンド50W」だ。
https://www.kenwood.com/jp/products/amateur/kouji/ts_frame.html
https://www.jard.or.jp/warranty/spudata/spu_list.pdf
https://www.kenwood.com/jp/products/amateur/kouji/ts_frame.html
https://www.jard.or.jp/warranty/spudata/spu_list.pdf
すなわちTS-120Sは改造して出力が出るようになろうとも、JARL登録番号をもとにした保証認定で「28MHz 100W」がそもそも免許されないのかもしれない。
だとすると、自作機扱いで免許を受けるしかないですね。それはさておき。
だとすると、自作機扱いで免許を受けるしかないですね。それはさておき。
しつこくてすまないが、自己責任です。
弊サイトの記載内容を参考に無線機をいじり何か困ろうが、総通に怒られようが、家主は何らサポートしないし、もちろん補償もしない。
従い、あくまでも以降は、免許されるかどうか、また無線機の電気設計・熱設計、定格がどうか、とは関係ないところでの与太話として聞いて頂きたい。
従い、あくまでも以降は、免許されるかどうか、また無線機の電気設計・熱設計、定格がどうか、とは関係ないところでの与太話として聞いて頂きたい。