トリオ TS-120/TS-130シリーズで電波を出そうの会

Day23 - AGCの時定数を見直す

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ts-120s

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以前IF UNITの調整の際に書いた通り、受信のフィーリングを決めるAGCは、自作機もビックリのシンプルな制御だ。
時定数はSSBがC40(1uF)/R39(10kΩ)、CWがR28(2.2MΩ)で決まる。
ご参考:https://w.atwiki.jp/ts-120s/pages/18.html

正直、TS-120のSSBにおけるAGCのかかり方は、自分の好みよりだいぶ速い。

ぴょんぴょんとにぎやかにSメーターが振れ、コンディションや入力音声に従って大きく変動するSSBの信号を、あまり心地よくワッチできていないのだ。
もし120が固定局向けのトランシーバーとして設計されていれば、こんなに速いAGC SLOW設定とはならなかっただろう。

AGCフィーリングを、自分好みにしてみよう。

既にC40/R39は交換済み。
抵抗はあまり影響ないとは思ったが、まとめて取っ替えてある。


時定数のカナメであるC40を1uF→2.2uFに上げてみると、ゆったり目なゲインコントロールがかかるようになる。

C40変更後、AGCのアタックのおだやかさはデフォルトよりも自分好みなのだが、今度はリリースの遅さが気になる。
ラグチュー向きで、強めのSSB信号を受けるには悪くない。一方で、弱い信号を拾い上げたいなら、もう少し速い方が良いだろう。

検討中です。

C40をデフォルトの1uFに戻すか、間を取って1.5uFぐらいにするか。
あるいはR39をVRにして最適点を探るかなど、考え中。
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