トリオ TS-120/TS-130シリーズで電波を出そうの会
Day06 - PLLアンロックの修理に挑戦 (1)
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ts-120s
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やはり挑戦したいPLLアンロック。
ウチの個体の場合、21MHz/28MHzのみがアンロックを起こしているらしく、周波数カウンタ表示がドットだけになっている。
そうか、やるか、やるしかないのか・・・
コネクタがいっぱいつながっているPLL UNITをぢっとみる。
もう後戻りはできない。
まずはVCOの発振段を疑わざるを得ない。
特定のバンドだけトラブルが発生しているということは、そこのVCOにかかわる信号がつながっていないか、発振用のトランジスタが劣化しているかといったところか。
まずは、VCOの調整(PLLユニット)。

VCOは5つ。14MHz用Q1 2SC460(調整するコイル:T1)、21MHz用Q2 2SC460(T2)、28MHz用Q3 2SC784(T3)、7MHz用Q4 2SC460(T4)、3.5MHz用Q5 2SC460(T5)だ。そのうちQ2とQ3まわりを中心に見たいところ。
基板左上に見える大きめの電解コンデンサのそばがテストポイントTP1だ。テスターを電圧レンジにして、しばらくワニ口クリップで固定しておこう。
- TP1にテスターを当て、周波数は14.50MHzに合わせて、T1で3.50Vに合わせる。
- TP1にテスターを当て、周波数は21.25MHzに合わせて、T2で3.50Vに合わせる→0.80Vぐらいで動かず
- TP1にテスターを当て、周波数は28.50MHzに合わせて、T3で5.00Vに合わせる→0.80Vぐらいで動かず
- TP1にテスターを当て、周波数は7.25MHzに合わせて、T4で5.50Vに合わせる
- TP1にテスターを当て、周波数は3.75MHzに合わせて、T5で3.50Vに合わせる
やっぱり駄目である。カウンタを当てても信号が来ていない。
怪しいパーツ全交換は、芸がなくて気恥ずかしい。
一番怪しいのが2SC460。交換すれば直る可能性はあろう。
しかし「全部交換したら直りました!」というアプローチは、ちょっとだっさいよね(個人的感想)。
しかし「全部交換したら直りました!」というアプローチは、ちょっとだっさいよね(個人的感想)。
そこで、テスターなどで地道に現象を考えつつ、順番にパーツを替えていくことにした。
(つづく)
(つづく)