トリオ TS-120/TS-130シリーズで電波を出そうの会

Day10 - 外部VFOの検討(2)

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ts-120s

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手持ちのハードで、外部VFOを作ってみる。

といっても、10年近く前に組み立てた貴田電子設計さんのKEM-DDS-BASICを信号源に使うことにした。
http://www.kida-elec.com/kem-dds-basic.html
1kHz/100Hzステップでも可変でき、RITやTXも装備するなど、VFOとして使うことを想定してあるので都合がいい。
AD9834はHF向けのDDSである。なおKEM-DDS-BASICの出力は500mVp-p@200Ω, 10MHzだという。*1

なお120の外部VFOの入力レベルは、サービスマニュアルによると0.2V p-p@450Ωとある。
KEM-DDS-BASICをそのままつなぎ込んでもさほど過大入力にならないだろうけど、数デシ下げるべく抵抗はかましといた。


DDSから5.610MHzを入れてやると、7110kHzの安定な受信が得られる。

あっけなくできた。

クリックタイプのロータリーエンコーダを回し、1kHzや100Hzステップでぴったりの周波数にチューニングできるのは至極快適だ。

DDSによる外部VFOのおかげで、SSBの周波数はバッチリ安定した。

いろいろ遊べそうだ。

  • この安定度なら、送受信周波数を動かす必要がないクラシカルなデジタルモード(FT4やFT8、RTTY、PSK31など)はそこそこに運用可能だろう。
  • 今回はたまたま手元にKEM-DDS-BASICがあったからそれを転用したが、Si5351aとPIC(やATMEGAあたり)でちゃちゃっとVFOを構築するも一興である。
  • 悪乗りでサムホイールスイッチで制御すると、軍用無線機みたいな雰囲気が出てきてイイカンジ
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注釈

*1 自作派のシャックには貴田さんが頒布したDDSの一つやそこら眠ってそうだ