トリオ TS-120/TS-130シリーズで電波を出そうの会

Day16 - マイク入力まわりを考える (3)

最終更新:

ts-120s

- view
管理者のみ編集可

本来の目的に立ち戻る。

TS-120Sは「終段がまあまあリニアリティよく増幅するが、ALCが本格的にかかるまでファイナルを押すと、盛大に出力がひずむ」ので、トークパワーを上げにくい。
簡易なマイクコンプレッサでもかけてやれば音声信号を圧縮することになろうが、そのために歪み感をともなう信号を吐くのは、今日日不適切だ。

そこでコンプリミッターをマイク入力にかますことにした。

ここで必要なコンプリミッターは、マイクレベル(かマイクアンプ経由)で動作し、マイクレベル、高くてもせいぜい-20デシぐらいのレベルで出力が出ることだ。*1

特性良好なコンプリミッターを自作すること自体は難しくはない。ネットには明記から書きおこした回路がゴロゴロしている。
しかし今回は、既製品の機材に任せることにした。


あらこんなところにミキサーが♪ 強力リミッター付きだったわね♪


SIGMAのSS-302 (Soundly 302)、マイクアンプ・・・嘘です、フィールドミキサー(コンパクトミキサー)です。
  • SS-302といえば、ノイズマイクを構えているテレビの音声さんが、昔からよく首から提げていた定番のアナログミキサーだ。中身は音声トランスががっちりかまされているから、RFの回り込みもしにくい。
  • なによりリこのSS-302には、ヘッドルームがそこそこあり、あまり不自然さを感じさせずに動作するファストアタックのリミッターが内蔵されているのだ。これってTS-120のマイクコンプレッサの代用にはちょうどいいのではないだろうか。
  • 電源はSUM-3 x 8本、つまり12V動作する。これまた都合がいい。電池ケースをとっぱずせば12Vを直接供給できる。
  • とりあえず、ダイナミックマイクをつなぐことにしよう。SS-302はファンタムを掛けられるので、コンデンサマイクもつなげます。
(つづく)
ウィキ募集バナー
注釈

*1 プロ用機材だと0デシ~プラ4(0~+4dB)レベルをいれてやらないとコンプレッションが掛からない。