Mr.インクレディブル
名前:Mr.Incredible / Robert "Bob" Parr
デビュー:『
Mr.インクレディブル』(2004年)
概要
強大な力を持つ往年のスーパーヒーローで、最も有名なヒーローのひとりとして犯罪と戦っていた。本名はボブ・パー。
ヒーロー時代の友人である
フロゾン*(ルシアス)とは今でも毎週会う仲であり、警察無線を傍受しては密かに人助けをしている。
高いパワーのほか、体型の割にジャンプ力やスピードも優れている。ヒーローの能力として大きな欠点はなく、
シンドローム*のクロノスのデータベースでは、脅威ランク9.1に設定されていた。しかし、家庭を持つ現在においては家族という守るべき存在が彼にとってのスキとなっている。
引退時は25歳。『Mr.インクレディブル』では40歳、200cm、158kg。
エピソード
Mr.インクレディブルは強大な力で犯罪者を捕まえるスーパーヒーローであった。ある時、彼の大ファンである、インクレディボーイを自称する少年
バディ・パイン*が相棒を志願してくるが、彼の願いを断る。インクレディブルは事件の途中で出会った
イラスティガールと恋に落ち、結婚する。
結婚式の直前、
ボム・ボヤージュの事件に付いてきたバディのせいでボム・ボヤージュを取り逃してしまう。また自殺志願者
オリバー・サンスウィート*を中途半端に助けたことで、大怪我を負った彼から告訴されてしまう。この一件から、市民たちの密かにたまっていたヒーローへの不満が明るみとなり、スーパーヒーロー達は政府組織
NSA*の保護の下、引退して一般市民として生活することを余儀なくされる。
それから15年、ボブとヘレンは三人の子
ヴァイオレット・パー、
ダッシュ・パー、赤ん坊の
ジャック・ジャック・パーをもうけて、普通の人間として暮らそうと努力していた。ヴァイオレットとダッシュも生まれ持ったスーパーパワーとの向き合い方に葛藤していた。ボブは保険会社
インシュリケア社*の職員として働いていたが、ヒーロー時代の輝かしい栄光が忘れられない。彼の楽しみはかつての友人
フロゾン*と警察無線を傍受し、密かに人助けをすることだった。鬱憤のたまったボブは人助けより会社の利益を優先する上司
ギルバート・ハフの小言に嫌気が差したため、ハフを吹き飛ばしてクビになってしまう。
家族に解雇を告白しようとするボブに、謎の美女
ミラージュ*からの極秘メッセージが届く。自分の力を必要とされていることを喜んだボブはかつてのスーパーヒーロー御用達のデザイナー、
エドナ・モード*にスーツの新調を依頼する。家族に内緒で過去の栄光を思いだしたボブは身体を鍛え、ミラージュの依頼をこなしていくが、やがてそれがミラージュのボス・
シンドローム*の罠であることが分かる。シンドロームの正体はバディ・パインであり、大好きだったMr.インクレディブルに無碍に扱われたことで、ヒーローたちの絶滅を図っていた。そして自分のロボット、
オムニドロイド*に街を襲わせ、それを対処することで自分が新時代のヒーローとなる、という寸法だった。
ボブに命を救われたミラージュや、彼を助けるために駆けつけたヘレンの力を借りて、街にたどり着く。オムニドロイドはシンドロームの手を離れて暴走していた。ボブは家族を失いたくないという理由で一人で戦うことを主張するが、家族が揃えば何でもできるというヘレンの説得に応じ、家族やフロゾンと協力してオムニドロイドを撃退し、一躍ヒーローとなる。
彼らの活躍が面白くないシンドロームは末っ子のジャック・ジャックを誘拐しようとするが、ジャック・ジャックの知られざるパワーが開花し、誘拐に失敗。シンドロームは脱走用航空機にマントを巻き込まれて死亡する。
数日後、事件を経て成長した一家はダッシュの運動会の応援に来ていた。競技場を後にした彼らが目にしたのは新たな敵
アンダーマイナーからの宣戦布告だった。彼の前にはスーパーヒーロー、インクレディブル一家の姿があったのであった。
Mr.インクレディブルとフロゾンをモデルとして放送されていた、という設定のアニメーション。
このアニメーションを見た本物のMr.インクレディブルは番組にケチをつけるフロゾンをたしなめていたが、彼本人も不満げであった。
前作『
Mr.インクレディブル』のラストシーンに出現したアンダーマイナーに立ち向かうパー一家だが、彼を取り逃がした上、派手な攻防により町に甚大な被害を及ぼしてしまう。マスコミや議会の声により、スーパーヒーロー保護プログラムは廃止、ディッカーも彼らのモーテルを二週間確保するのが精一杯だった。その夜、ヒーローとして活躍したいボブと現実を見るべきと主張するヘレンは喧嘩してしまう。
ボブはアンダーマイナーとの戦いの最中、ヴァイオレットがボーイフレンドの
トニー・ライディンジャーにヒーロー姿を見られたことをディッカーに相談。ディッカーはトニーのヴァイオレットに関する記憶をすべて消去してしまう。
ボブとヘレンはルシアスから、
デヴテックのCEO
ウィンストン・ディヴァーが自分たち三人に会いたがっていると聞き、三人で彼のもとへ向かう。広報担当のウィンストンと妹で開発担当の
イヴリン・ディヴァーは便利な製品を販売する傍ら、両親と親交のあったスーパーヒーローの時代を復活させるための計画を立案していた。ウィンストンはヒーローに小型カメラを取り付けてその活躍を知らしめるべきと考えた。やる気満々のボブだが、被害を最小限に抑えるため最初の任務はヘレン一人に任された。ウィンストンは住むところのないパー一家に豪邸と
イラスティサイクルを渡す。
ヘレンが仕事に専念できるように家事を担当するボブだが、ダッシュの算数の宿題、ボブのせいでボーイフレンドに忘れられたヴァイオレット、スーパーパワーに目覚めたジャック・ジャックなど問題は山積みだった。
ヘレンは
ニューアーバムの
メトロレヴの暴走を食い止めて大活躍。ヒーローも育児もこなせず悔しいボブだが、ヘレンから家のことをやってくれたおかげだと感謝され、家事と育児に専念しようとする。努力するボブだがすべてが空回り寝不足となる。ルシアスの薦めでジャック・ジャックをエドナに預け、問題を一つずつ片付けていき家族の時間を楽しめるようになっていく。
ある晩、ボブはイヴリンからヘレンの様子がおかしいと連絡を受け、デヴテックの船
エヴァージャストに直行する。一連の事件の黒幕イヴリンに洗脳されたヘレンによってボブも洗脳されてしまう。
エヴァージャストで国際スーパーヒーロー協定が調印された後、洗脳されたヘレン、ボブ、ルシアスが人間たちへ宣戦布告し、エヴァージャストを暴走させ始める。そこへルシアスに逃がされたヴァイオレット、ダッシュ、ジャック・ジャックが現れて三人の洗脳を解除。6人は力を合わせて洗脳されたスーパーヒーロー集団の洗脳も解除する。
ヘレンとヴォイドは逃走したイヴリンを追い、他のメンバーはエヴァージャストの暴走を食い止める。こうして黒幕イヴリンによるスーパーヒーローたちの信用失墜計画は阻止された。
事件解決後、ヴァイオレットは改めてトニーに挨拶し映画デートの約束を取り付ける。トニーは家族総出で二人を送りに来たパー家に好印象を持つが、強盗事件が発生するとヴァイオレットはトニーにポップコーンと座席の確保を頼み予告編までには戻ると約束すると、家族全員で犯人の追跡を開始するのだった。
その他
『
リメンバー・ミー』では、
死者の国に骸骨版『Mr.インクレディブル』のポスターが飾られており、骸骨の姿をしたMr.インクレディブルの姿も確認できる。
ゲーム
Mr.インクレディブルは、同作をモチーフとしたゲームソフト3作品に登場している。
『Mr.インクレディブル』のステージに登場。
『Mr.インクレディブル』のステージおよび、トイ・ボックス・モードのプレイアブルキャラクターとして登場。
『Mr.インクレディブル』の期間限定イベントに登場。
『Mr.インクレディブル』のステージに登場。
キャッチフレーズは「正義の再来」の盾系キャラクター。キネティック・チャージを貯めると抵抗力や必殺技の威力が上がる。無敵の正義チャージを貯めると基本攻撃で相手のバフを解除できる。
コア・アビリティ |
インクレディブルな強さ |
必殺技 |
無敵の正義 |
特殊アビリティ |
キネティック・エクスプロージョン |
レベル12 |
基本級スキル |
スーパーストロング |
レベル15 |
基本級スキル |
スーパータフ |
レベル20 |
上級スキル |
ためパンチ |
レベル20 |
上級スキル |
固い決心 |
レベル25 |
上級スキル |
高度なスーパースーツ |
レベル30 |
エリート級スキル |
ショータイムだ! |
登場作品
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 19:35