ヴァイオレット・パー
概要
生まれながらにスーパーパワーを持っており、透明人間になる能力とシールドを張る能力を持っている。引っ込み思案な性格で、極度の恥ずかしがり屋。力を持て余すダッシュとは違い、自分の持つスーパーパワーに悩んでおり、普通の人間として生活したがっている。同じ学校の
トニー・ライディンジャーという男の子のことが気になっているが、話しかけられずに透明化の能力を使って逃げてしまう。
年齢は14歳。身長は160cm、体重は50kg。原語版では、家族からはヴァイと呼ばれている。
カーリ・マッキーンという友人がいる。
エピソード
ある日、保険会社の仕事に退屈していた父
ボブ・パーが生き生きとした毎日を送るようになる。その二ヶ月後、ボブの出張中に母のヘレンが突然外出を宣言する。留守番を頼まれたヴァイオレットとダッシュだが、末っ子の
ジャック・ジャック・パーのベビーシッターを友人の
カーリ・マッキーンに任せ、ヘレンに付いてきてしまう。ヘレンは
ノマニザン島*で何者かに囚われたボブを助けようとしていた。3人は島内を駆け巡り、ボブと再会するが、黒幕の
シンドローム*に捕まってしまう。シンドロームの正体はMr.インクレディブルに恨みを持つ男で、ヒーローたちの絶滅を図っていた。そして自分のロボット、
オムニドロイド*に街を襲わせ、それを対処することで自分が新時代のヒーローとなる、という作戦を企てていた。
ボブに命を救われたシンドロームの秘書
ミラージュ*の力を借りて、一家は街にたどり着く。オムニドロイドはシンドロームの手を離れて暴走していた。ボブは家族を失いたくないという理由で一人で戦うことを主張するが、家族が揃えば何でもできるというヘレンの説得に応じ、家族や
フロゾン*と協力してオムニドロイドを撃退し、一躍ヒーローとなる。
彼らの活躍が面白くないシンドロームは、カーリから末っ子のジャック・ジャックを誘拐しようとするが、ジャック・ジャックの知られざるパワーが開花し、誘拐に失敗。シンドロームは脱走用航空機にマントを巻き込まれて死亡する。ヴァイオレットは不時着した航空機からシールドで家族全員を守る。
数日後、事件を経て成長した一家はダッシュの運動会の応援に来ていた。事件を経て自分に自信を持ったヴァイオレットは髪型を変え、彼女に関心を持っていたトニーと映画の約束をする。競技場を後にした一家が目にしたのは新たな敵
アンダーマイナーからの宣戦布告だった。彼の前にはスーパーヒーロー、インクレディブル一家の姿があったのであった。
前作『
Mr.インクレディブル』のラストシーンに出現したアンダーマイナーに立ち向かうパー一家だが、彼を取り逃がした上、派手な攻防により町に甚大な被害を及ぼしてしまう。マスコミや議会の声により、スーパーヒーロー保護プログラムは廃止、ディッカーも彼らのモーテルを二週間確保するのが精一杯だった。その夜、ヒーローとして活躍したいボブと現実を見るべきと主張するヘレンは喧嘩してしまう。
さらに悪いことに、ヴァイオレットはデートの約束をしていたトニーにスーパースーツ姿を見られてしまい、ボブに相談する。ボブから相談を受けたディッカーはトニーの記憶を消すが、トニーはヴァイオレットのことも忘れてしまう。そんなことを知る由もないヴァイオレットはトニーにデートをすっぽかされショックを受ける。
ヘレンが新しい仕事を手に入れたことで、パー一家は豪邸へ引っ越す。子供たちに仕事の内容は知らされないまま、ヘレンは仕事に出てボブが子供たちの世話をする日々が始まる。ボブはヴァイオレットとトニーの仲を手助けしようと、トニーが働く
幸せのお皿へと連れて行くが、困惑したヴァイオレットは恥をかいてしまう。怒るヴァイオレットだが、良いパパでありたいというボブの気持ちを受け容れて和解する。
ある晩、ボブが出かけると、様子のおかしなスーパーヒーロー集団(
ヴォイド、
ヘレクトリクス、
リフラックス、
スクリーチ、
クラッシュアー、
ブリック)が子供たちを洗脳しようと家を訪ねてくる。囮になったルシアスは洗脳されるが、子供たちは
インクレディビールに乗って家から脱出。独断で両親を助けるために
デヴテックの船
エヴァージャストへ向かう。ダッシュとヴァイオレットはジャック・ジャックの世話を押し付け合いながらも洗脳されたスーパーヒーロー集団の追手を振り切り、ジャック・ジャックがヘレンの洗脳を解除。ヘレンもボブとルシアスの洗脳を解除する。6人は力を合わせて洗脳されたスーパーヒーロー集団の洗脳も解除する。
ヘレンとヴォイドは逃走したイヴリンを追い、他のメンバーはエヴァージャストの暴走を食い止める。こうして黒幕イヴリンによるスーパーヒーローたちの信用失墜計画は阻止された。
事件解決後、ヴァイオレットは改めてトニーに挨拶し映画デートの約束を取り付ける。トニーは家族総出で二人を送りに来たパー家に好印象を持つが、強盗事件が発生するとヴァイオレットはトニーにポップコーンと座席の確保を頼み予告編までには戻ると約束すると、家族全員で犯人の追跡を開始するのだった。
その他
『
リメンバー・ミー』では、
死者の国に骸骨版『Mr.インクレディブル』のポスターが飾られており、骸骨の姿をしたヴァイオレットの姿も確認できる。
ゲーム
ヴァイオレットは、同作をモチーフとしたゲームソフト3作品に登場している。
『Mr.インクレディブル』のステージに登場。
『Mr.インクレディブル』のステージおよび、トイ・ボックス・モードのプレイアブルキャラクターとして登場。
『Mr.インクレディブル』の期間限定イベントに登場。
『Mr.インクレディブル』のステージに登場。
キャッチフレーズは「正義のフォースフィールド」の支援系キャラクター。屈折率を操作し相手のクリティカルダメージを低減させる。フォースフィールドを張り、味方の防御やショック、負傷への抵抗力を付与する。
コア・アビリティ |
クリティカル屈折 |
必殺技 |
UVフォースフィールド |
特殊アビリティ |
ウルトラヴァイオレット |
レベル12 |
基本級スキル |
お手のもの |
レベル15 |
基本級スキル |
開花の力 |
レベル20 |
上級スキル |
縮むヴァイオレット |
レベル20 |
上級スキル |
ゆがみフィールド |
レベル25 |
上級スキル |
静電気パルス |
レベル30 |
エリート級スキル |
驚異的な防御力 |
登場作品
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 19:35