イラスティガール
概要
ゴムのように伸びる身体を活かして悪と戦うスーパーヒロイン、イラスティガールとして活動していた女性。本名はヘレン・パー。
エピソード
イラスティガールことヘレンは、ゴムのように身体が伸びるパワーを使い、スーパーヒロインとして活躍していた。ヘレンは
Mr.インクレディブルことボブ・パーと恋に落ちて結婚。しかし、ボブが扱った事件がきっかけでスーパーヒーロー達は次々と告訴されてしまう。そして、スーパーヒーロー達は政府組織
NSA*の保護の下、引退して一般市民として生活することを余儀なくされる。
ある晩、ヘレンはボブの部屋を掃除している時に見慣れないブロンドの髪の毛を見つける。さらに、ボブが謎の女性と電話をし、更にそれを隠そうとしていることを知る。ヘレンはスーパースーツのデザイナーである
エドナ・モード*に電話をかけると、ボブが新たなスーパースーツを発注していたことを知る。エドナがボブのスーツに仕掛けた発信機から、彼が
ノマニザン島*にいることを知る。ヘレンは子供たちに留守番を頼み、単身ボブの救出に向かうが、母を心配したヴァイオレットとダッシュが付いてきてしまう。3人は島内を駆け巡り、ボブと再会するが、黒幕の
シンドローム*に捕まってしまう。シンドロームの正体はMr.インクレディブルに恨みを持つ男で、ヒーローたちの絶滅を図っていた。そして自分のロボット、
オムニドロイド*に街を襲わせ、それを対処することで自分が新時代のヒーローとなる、という作戦を企てていた。
ボブに命を救われたシンドロームの秘書
ミラージュ*の力を借りて、一家は街にたどり着く。オムニドロイドはシンドロームの手を離れて暴走していた。ボブは家族を失いたくないという理由で一人で戦うことを主張するが、家族が揃えば何でもできるというヘレンの説得に応じ、家族や
フロゾン*と協力してオムニドロイドを撃退し、一躍ヒーローとなる。
彼らの活躍が面白くないシンドロームは末っ子のジャック・ジャックを誘拐しようとするが、ジャック・ジャックの知られざるパワーが開花し、誘拐に失敗。シンドロームは脱走用航空機にマントを巻き込まれて死亡する。ヘレンは身体をパラシュート状に変形させてジャック・ジャックを無事に救出する。
数日後、事件を経て成長した一家はダッシュの運動会の応援に来ていた。競技場を後にした彼らが目にしたのは新たな敵
アンダーマイナーからの宣戦布告だった。彼の前にはスーパーヒーロー、インクレディブル一家の姿があったのであった。
前作『
Mr.インクレディブル』のラストシーンに出現したアンダーマイナーに立ち向かうパー一家だが、彼を取り逃がした上、派手な攻防により町に甚大な被害を及ぼしてしまう。マスコミや議会の声により、スーパーヒーロー保護プログラムは廃止、ディッカーも彼らのモーテルを二週間確保するのが精一杯だった。その夜、ヒーローとして活躍したいボブと現実を見るべきと主張するヘレンは喧嘩してしまう。
ボブとヘレンはルシアスから、
デヴテックのCEO
ウィンストン・ディヴァーが自分たち三人に会いたがっていると聞き、三人で彼のもとへ向かう。広報担当のウィンストンと妹で開発担当の
イヴリン・ディヴァーは便利な製品を販売する傍ら、両親と親交のあったスーパーヒーローの時代を復活させるための計画を立案していた。ウィンストンはヒーローに小型カメラを取り付けてその活躍を知らしめるべきと考えた。やる気満々のボブだが、被害を最小限に抑えるため最初の任務はヘレン一人に任された。ウィンストンは住むところのないパー一家に豪邸と
イラスティサイクルを渡す。
ヘレン、ウィンストン、イヴリンは犯罪発生率の高い
ニューアーバムで
メトロレヴの暴走を食い止め、市民の安全を守った。運転士は催眠状態に掛かっており、画面には黒幕
スクリーンスレイヴァーからイラスティガールへの宣戦布告のメッセージが残されていた。大活躍したヘレンはマスコミや市民の注目の的となり、
チャドのインタビューを受ける。今度は洗脳されたチャドから
ヘンリエッタ・セリック大使の護衛ヘリを襲撃する旨が伝えられ、ヘレンは大使を救出した。
ヘレンの活躍により、これまで世を忍んで息苦しい生活をしていたスーパーヒーローたち(
ヴォイド、
ヘレクトリクス、
クラッシュアー、
リフラックス、
ブリック、
スクリーチ)が活躍したいと意思表示するようになった。世間に評価される一方、スクリーンスレイヴァーを取り逃がしたことに納得行かないヘレンはイヴリンとの会話から、スクリーンスレイヴァーのメッセージを逆探知する作戦を提案。スクリーンスレイヴァーのアジトに潜入し、その住民であるピザ屋の配達員をいとも簡単に逮捕する。彼女の功績によって国際スーパーヒーロー協定が調印されることとなった。
事件は解決したかと思われたが、スクリーンスレイヴァーがヘレンの小型カメラの映像を確認できる立場にあったこと、またこれまでの実行犯が何らかの形をしたスクリーンで催眠状態を掛けられる状態にあったことを指摘し、黒幕のイヴリンから催眠術を掛けられてしまう。イヴリンは両親がスーパーヒーローに依存しすぎたために強盗に殺害された経験から、便利なものに頼って弱くなる人間へ危機感を覚えていた。イヴリンはヘレンを洗脳し、彼女を利用してボブの洗脳にも成功する。
デヴテックの船
エヴァージャストで国際スーパーヒーロー協定が調印された後、洗脳されたヘレン、ボブ、ルシアスが人間たちへ宣戦布告し、エヴァージャストを暴走させ始める。そこへルシアスに逃がされたヴァイオレット、ダッシュ、ジャック・ジャックが現れて三人の洗脳を解除。6人は力を合わせて洗脳されたスーパーヒーロー集団の洗脳も解除する。
ヘレンはエヴァージャストの暴走を家族と仲間たちに任せ、ヴォイドの協力を得てイヴリンのジェット機に潜入。一瞬の隙を突いてイヴリンを機外へ吹き飛ばしパラシュートで確保する。
事件解決後、ヴァイオレットは改めてトニーに挨拶し映画デートの約束を取り付ける。トニーは家族総出で二人を送りに来たパー家に好印象を持つが、強盗事件が発生するとヴァイオレットはトニーにポップコーンと座席の確保を頼み予告編までには戻ると約束すると、家族全員で犯人の追跡を開始するのだった。
その他
『
リメンバー・ミー』では、
死者の国に骸骨版『Mr.インクレディブル』のポスターが飾られており、骸骨の姿をしたイラスティガールの姿も確認できる。
ゲーム
ヘレンは、同作をモチーフとしたゲームソフト3作品に登場している。
『Mr.インクレディブル』のステージに登場。
『Mr.インクレディブル』のステージおよび、トイ・ボックス・モードのプレイアブルキャラクターとして登場。
『Mr.インクレディブル』の期間限定イベントに登場。
『Mr.インクレディブル』のステージに登場。
登場作品
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2025年01月19日 19:20