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スプラッシュ・マウンテン

アトラクション:Splash Mountain

南部の唄』(1946年)のアニメパートをモチーフにしたアトラクション。劇中に登場する、ブレア・ラビットが茨の茂みに投げ込まれるシーンをボートライドで体験する。

ジョン・デブニーが作曲として参加している。

ディズニーランド

名前:スプラッシュ・マウンテン
原題:Splash Mountain
オープン:1989年7月17日
所要時間:約9分
定員:ボート1台6名
所属:クリッターカントリー
オーディオ・アニマトロニクス:103体



1列6名乗りのシートベルトなしの不安定なライドで15mの滝つぼへ落下する。ポンチョが必要な場合は同じエリアの「プー・コーナー*」で購入できる。

2018年にスポンサーがジップロックになり、キューラインの入口でスプラッシュ・マウンテン仕様のスマホ用ジップロックが配布されるようになった。

落下前にいつもの楽しく明るい曲が不安なアレンジでかかるという演出が取られている。落下の瞬間は写真撮影されており、「バーナビー・アウル教授のフォトスタジオ*」で購入することが可能。

終盤の豪華な船「ジッパ・ディー・レディー号*」にはニワトリなどの動物が乗っているが、これは「アメリカ・シングス*」のキャラクターを流用しようとしたもののライドの世界観にそぐわないと理由で、仕方なく最後の船でまとめて登場させようということになったためである。

また、ジッパ・ディー・レディー号のシーンで背後を見上げると、ディズニーランド鉄道の通るコースが設けられており、あちらから「スプラッシュ・マウンテン」の内部を一瞬確認することができる。

歴史

1983年夏、ベア・カントリー(現クリッターカントリー)にはアトラクションが「カントリーベア劇場」しかなく、イマジニア*トニー・バクスター*は魅力不足を感じていた。イマジニアのディック・ヌニス*は丸太ボートで水路を走るログフルームタイプのアトラクションを提案するが、他のイマジニアには普通すぎるという理由で受け容れられなかった。バクスターは映画『南部の唄』(1946年)をモチーフにして、1988年にクローズするアトラクション「アメリカ・シングス*」のオーディオアニマトロニクス*を流用することに決める。オーディオアニマトロニクスの配置にはデイブ・フェイトン*も参加し、約10体のアニマトロニクスがカットされることとなった。

1987年4月に工事が始まり、制作費は7,500万ドルという異例の金額となった。「アメリカ・シングス」のキャラクターを流用することになった理由としては制作費の高騰対策という説もある。タイトルは当初「Zip-a-Dee River Run」を予定していたが、マイケル・アイズナー*の『スプラッシュ』(1984年)の宣伝に使いたいという思惑のため「スプラッシュ・マウンテン」に改名した。

1989年夏のオープンに先駆けてディズニーの重役が試乗したところ、水の勢いが凄まじくずぶ濡れになってしまったことから、オープンを数ヶ月遅らせての改良が必要となった。

オープンの10日前にはジム・ヴァーニー扮するアーネスト・P・ウォレルとのコラボレーションで、特番『Ernest Goes to Splash Mountain』が放送された。

2020年6月25日、『プリンセスと魔法のキス』をモチーフにしたアトラクションにリニューアルされることが発表された。

キャスト

ブレア・ラビット ジェス・ハーネル
ブレア・フォックス J・D・ホール*
ブレア・ベア ニック・スチュワート(台詞)
ジェス・ハーネル(歌)
ブレア・フロッグ ジェームズ・アヴェリー*
ミスター・ブルーバード ジェス・ハーネル
カエル サール・レイブンズクロフト

東京ディズニーランド

名前:スプラッシュ・マウンテン
原題:Splash Mountain
オープン:1992年10月1日
所要時間:約10分
定員:ボート1台8名
所属:クリッターカントリー



1992年オープンの新エリア「クリッターカントリー」の中心アトラクションとしてオープン。マジック・キングダム版とほぼ同時オープンとなった。

ボートは2列の8名乗りとなっており、安全バーが取り付けられている。現在では、安全バーは1人ずつの個人タイプに変更されている。

当初は他パーク版と同じく身長制限が102cmだったが、現在は東京版のみ90cmに緩和されている。

キャスト

ブレア・ラビット 江原正士
ブレア・フォックス 関時男
ブレア・ベア 牛山茂
ブレア・オウル 滝口順平
ミスター・ブルーバード 富山敬
女の子 土井美加
坂本真綾
おじいちゃん 江原正士

マジック・キングダム

名前:スプラッシュ・マウンテン
原題:Splash Mountain
オープン:1992年10月2日
所要時間:約11分
定員:ボート1台8名
所属:フロンティアランド



世界で唯一、クリッターカントリー外にあるスプラッシュマウンテン。1991年に工事を開始し、東京版とほぼ同時オープンとなった。

ボートは2列構成の8名乗りで、2011年1月から安全バーは2人で1本を共有するタイプ。

主要キャラクター以外の登場場面が限られており、序盤と終盤にしか登場しない。

2020年6月25日、『プリンセスと魔法のキス』をモチーフにしたアトラクションにリニューアルされることが発表された。

キャスト

ブレア・ラビット ジェス・ハーネル
ブレア・フォックス J・D・ホール*
ブレア・ベア ジェームズ・アヴェリー*
ブレア・フロッグ ジェームズ・アヴェリー
ミスター・ブルーバード ジェス・ハーネル

楽曲


ゲーム

ミッキーの東京ディズニーランド大冒険

ステージ3として登場。

Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ

クリッターカントリーのアトラクションとして登場。

その他

1992年オープン予定のユーロ・ディズニーランド(現ディズニーランド・パーク (パリ))にも作る予定だったが、気候が寒く制作費も高かったため実現には至らなかった。
最終更新:2025年01月19日 19:34