グレイザー


【名前】 グレイザー
【読み方】 ぐれいざー
【登場作品】 『BEAST』『BEAST+』(鷹岬版(漫画))

【詳細】

アニメ版のオリジナルキャラクター
グレイガとファルザーが1つになった姿。

BEAST

『BEAST』第24話「ワイリー研究所」にて初登場。

並行世界・ビヨンダードDr.ワイリーの野望*1により、彼によって作られ予め敵同士として争うようプログラムされていた2種類の獣化因子「グレイガ」「ファルザー」が互いの覇権を争って対立・戦争していた。

第24話「ワイリー研究所」にてついにグレイガがファルザーを討ち取るという形で決着がつく。
ワイリーがシンクロナイザー「トリル」の力で2体の電脳獣が融合させ、電脳獣を超える「超電脳獣」を生み出し、これを自身の肉体としてこちらの世界とビヨンダードの2つの世界の王として君臨しようとした。

容姿としては、勝者であるグレイガの体にファルザーの翼が生え、体が赤茶色に変色している。
爪や尻尾などの造形にも変化が見られ、グレイガのエンブレムも角のようなものが生える形で変形している。

獣化因子の特性は引き継いでおり、獣化ウイルスを取り込むことでさらに力を増す。
グレイガ、ファルザーの2種類の獣化因子が融合した姿なので、どちらの勢力の獣化ウイルスを倒しても力を得られる。
加えて、これまでは特殊な装置を用いるか、グレイガとファルザーの衝突で偶然生まれるしかなかった「フォッサアンビエンス」(次元の亀裂)を意図的に生み出すことができ、自在に2つの世界を行き来可能。

圧倒的な力でこちらの世界のクロスフュージョンメンバーを圧倒した。
しかし、トリルロックマンが融合しシンクロナイザーとしての力を発揮した状態で熱斗がクロスフュージョンしたことで、シンクロナイザーの真の力を持ったまったく新たな獣化スタイルのCFロックマンが誕生。
獣化因子に対する抗体であるシンクロナイザーの力により、獣化因子そのものであるグレイザーの攻撃は完全に無効化されてしまい、破壊された。

BEAST+

『BEAST』最終話にて破壊こそされたが、データとしては未だ存在していた。

これを回収したのが、こちらの世界の元WWW団員だった「教授」。
彼は異なる世界の存在ではあるが、ビヨンダードのワイリーの意志を受け継いで超電脳獣を復活させ、ネットワークに破壊と混乱を齎そうと企み、ゼロゼロウイルスを使役してエネルギーを集め続けた。

第6話「超電脳獣再び!」にて、CFロックマンとCFブルースに追い詰められ、ゼロにも見限られた教授により、不完全ではあるが解放された。
このとき、初めて超電脳獣の名前が「グレイザー」であることが明かされた。

インターネットシティで破壊活動を続けるが、不完全な復活のため以前ほどの力は発揮できず、ブルースのドリームソードでのダメージも受け、最終的に獣化ロックマン(グレイガビースト)のグレイガクローでコアを破壊され、完全にデリートされた。


鷹岬版(漫画)

グレイザーという名前は出ておらず、超電脳獣でもなく、「電脳獣」と呼ばれている。

グレイガはネビュラグレイ戦でさらなる力を求めるロックマンに力を半分奪われており、ファルザーもまたフォルテゲットアビリティプログラムにより力を半分奪われた事で、敵対するはずの互い同士が力を求め合った結果、融合し誕生した。

融合した電脳獣は闇の力編のネットナビウイルスと同じように現実世界に実体化し、地球そのものと一体化し、人間や建物、植物、飛行機など全てを自分のものとして取り込み始める。
そんな中、獣化ロックマングレイガビースト)と獣化フォルテだけは諦めず、世界を元に戻すため自身の内部に潜り込んできた。

弱点は中心部にあるコアなのだが、周囲には蜘蛛の巣のような防衛プログラムが張り巡らされており、触れたものを取り込もうとしてくる。
最終的には、仲間達の力を受けたロックマンの一撃で破壊されて電脳獣は完全に消滅し、全てが元に戻った。

コア(エンブレム)の形は単純にグレイガのエンブレムにファルザーのエンブレムの長いパーツを加えたもの。


【余談】

冒頭にも「アニメ版オリジナルキャラクター」と書いてある通り、当然ながらゲーム版では登場しない
仮に『6DS』がリリースされていれば、隠しボスとして現れていたかもしれない…。

アニメ『BEAST』ではグレイガ主体の「吸収」、漫画版では双方の利害が一致した事による「融合」という、全く違う形で誕生している。

また、漫画版の「地球の全てを自分のものとして取り込む」という電脳獣の行動は、アニメ最終作『BEAST+』のラスボスを務めた「キャッシュ2nd」とほぼ同じだった。


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最終更新:2023年12月16日 05:13

*1 既に故人であり人造頭脳となっているため、自身の最強の肉体を得て復活するというもの。