ビヨンダード

【名前】 ビヨンダード
【読み方】 びよんだーど
【登場作品】 『BEAST』『BEAST+』

【詳細】

「向こうの世界」を意味する言葉。端的に言えば、もう1つの世界、すやわち並行世界(パラレルワールド)。

『BEAST』第1話「ビヨンダード」で登場した2体のゾアノロイドが述べたのが初。
こちらの世界から見ればゾアノロイドや電脳獣がいる世界がビヨンダードであり、ゾアノロイド達のいる世界から見ればこちらの世界がビヨンダードである。

ビヨンダードにも容姿が全く同じ人物が存在し、ゾアノロイドのほとんども、熱斗たちがいた世界でネットナビとして登場している。

第12話「トリルの秘密」で現れたグレイガ軍のゾアノガッツマンが「一種のパラレルワールド」と述べており、以降も熱斗達はパラレルワールドという認識で合致している。

その理論はこちらの世界とあちらの世界の光正が既に提唱していた。
ただ、実際に存在するかどうかは定かではなかったのだが、『BEAST』になってその理論や世界が実在することが証明された。

異なる世界を繋ぐのは「フォッサアンビエンス」と呼ばれる次元の裂け目。
これまでは発生することはなかったのだが、熱斗達とは違う世界で「獣化因子戦争」が勃発したことで、2体の電脳獣の衝突により偶発的に発生するようになった。

こちらの世界から見たビヨンダード

同じナビや人間が存在する辺りはパラレルワールドなのだが、起こっている事件などは異なっている。

まず、光正とDr.ワイリーは共に死亡し、人造頭脳として存在している。
光正は善良な科学者であるリーガルらと共に、人間とネットナビの新たなる共存関係を実現すべくディメンショナルエリア実験を試みようとしていた。
しかし、Dr.ワイリーは最強の肉体を得て世界の王として君臨すべく、ディメンショナルエリア実験を利用して、この世界に獣化因子をばら撒き、「獣化因子戦争」を勃発させた。

このディメンショナルエリア実験をDr.ワイリーが妨害したことで、この世界は現実世界に電脳生命体が実体化できるようになった一方で、天変地異が世界各地で発生し、人々は電脳獣、ゾアノロイド、獣化ウイルス達の被害を受けるようになる。

こちらの世界のデューオダークロイド等に該当する存在がどうなっているかは不明。

言語が熱斗達の世界と異なっており、ビヨンダードに飛ばされた五人は各自の方法でビヨンダードの言語をPETにインストールして会話手段を得ている。
  • 熱斗:グレイガ軍のロボットの残骸の電子頭脳から修得。
  • 炎山&メイル:廃墟の端末から修得。
  • ライカ&ディンゴ:義勇軍から提供された翻訳チップにより修得。

ともあれ熱斗達の活躍で獣化因子戦争が終結した後は、フォッサアンビエンスが再び開く要素も無くなった。
…はずだったのだが、『BEAST+』第13話「穴掘り野郎がやってきた!」では何故か、堀杉土太郎ミスタープレスのコンビと彼らの弟子「マッハツルハシ」がこちらの世界へやって来てしまった。


ゲーム版における「パラレルワールド」

『エグゼ』シリーズ

『5』が『6』に繋がる話となっているのだが、『チームオブブルース』版だけが『6』と繋がらない部分がある。

『6』にはリンクナビとして、グレイガ版にキラーマン、ファルザー版にトマホークマンが登場する。
キラーマンの場合、授業を開始する前のダーク・キリサキとの会話で、熱斗は「何だかダーク・ミヤビみたいだ」と述べている。熱斗がダーク・ミヤビと面識があったのは『5』の『チームオブカーネル』版のみ。
また、トマホークマンの場合でも、ディンゴ&トマホークマンと面識があるのは『5』の『チームオブカーネル』版のみ。『6』以前の話として携帯アプリ『L.o.N』にも登場しているが、やはり『5』の『チームオブカーネル』で面識をもったうえでの登場となっている。

したがって、ミヤビやディンゴらと出会うことがない『チームオブブルース』版は、『6』に(綺麗に)繋がらない一種のパラレルワールドの世界線といえる。

なお、『4』は遠征を用いればレッドサン、ブルームーンのどちらにもソウルナビ全12体がストーリー上のトーナメントに登場するため、『5』以降に特に影響はない。
なんならこのシステムで『P.o.N』ではヒノケン、『L.o.N』では城戸舟子のストーリーを見ている前提と思しき台詞が存在する。

『流星のロックマン』シリーズ

『エグゼ』から200年後を描いた『流星』シリーズ第2作『流星2』では、人類が「滅びの前兆」を乗り越えることができなかったもう1つの未来として、パラレルワールドを舞台としたゲームクリア後の隠しシナリオが用意されている。
公式的にゲーム内でパラレルワールドと謳って取り扱った作品は、『エグゼ』『流星』を通してこの作品のみ。
クロスフュージョンに似た電波変換など、アニメの要素を取り入れていることが多い。
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最終更新:2025年07月01日 08:34