ギャロン

概要

両腕の背面に鋭利な刃物の付いた鎧姿の魔物の子。
ファウードを解放した後にリオウから奪い取る目的で解放に参加。
しかし、画策には失敗し、その後にはゴデュファの契約により、ゼオンの忠実な僕となってしまう。
ゴデュファの契約以前の性格や経歴については不明な点ばかりだが、弱い相手に強い呪文は求めない性格だった事が明かされている(第232話)。
また、「ファウードリオウから奪う」という目的でキースファンゴと結託し、事前に打ち合わせまでしていた事も明かされている(第209話)。

第231話~第236話にて、「数の鉄扉」の部屋でガッシュ・ベル達の前に立ち塞がる。
ギャロンはゼオンから「雷の結晶」を託されており、その力でバルギルド・ザケルガの激痛を呼び起こさせる事でチェリッシュを服従させて、共に戦っていた。
その場へと遅れて参戦したテッドは一人での戦いをガッシュ・ベル達に志願。
「ギャロン&チェリッシュ」VS「テッド」の構図となるが、テッドの一途な思いによる戦いによって打ち倒された。

ギャロンの術は、体のパーツごとに強化する肉体強化の術体系である事が述べられている(第233話)。
ガッシュTCBにおいても、その術体系を再現してか「重複しない代わりにゲーム中続く」効果の術で、格闘効果を強化して戦うデザインになっている。
しかし、 それらの強化術はいずれも【ステイ】効果なので、現環境においては取りのぞく効果で解除されてしまう危険性が甚大 というのが難点。
その上、一部の術は使用に前提となる術が存在しており、ギャロンには「別のページの術を使う」効果もないので、前提となる術のページを飛ばされてしまった際の戦術的リスクも大きい。
これらの問題が猛烈な逆風となってしまっているので、段階的に強化する格闘戦術を使うならテッド(魔物別カード解説)の方が良いと言わざるを得ないだろう。

ギャロンを使用するのであれば、最大術のS-633 エマリオン・バスカードに焦点を当てたい。
詳細は後述するが、強力な効果を備えた高火力術なので、そちらであれば十分な活躍が期待できる。

ちなみに、パートナーの「ハリー・ジェット」はギャロン《格闘》のパートナー欄に名前が記されているものの、カード化はしていない。
原作ではそこそこ台詞があり、ギャロンの「ジェット!お前まさか、私がゼオンに従っているのが気にくわないのか!?」という発言に対し、 「イヤ、あいつは好きだ。目が光っててカッコイイしな。」 という迷言も飛び出す(第232話)など、少なくともアドラーよりは印象に残りやすいパートナーキャラだっただけに残念なところ。


代表的なカード

魔物カード

MP1で合計魔力7000・1ダメージの攻撃または防御ができ、この魔物の魔力が上がっているとこの効果の合計魔力は9000になる。
【ゴデュファ】が記されているため、E-237 ゴデュファの効果に対応している。
ギャロン唯一の魔物カードであるため、ギャロンを使用する際の必須カード。
格闘効果の性能は、術による強化が前提となっているためか低めである。

術カード

―第1の術「アム・バスカルグ」
自分のターンに使うMP1の非バトル術で、このゲーム中、自分のギャロンの「魔物の効果」による攻撃の合計魔力を+2000・ダメージを+1する効果を【ステイ】させる(重複不可)。
この効果を加える事で、2ダメージという現在レベルの格闘効果へと強化できる。
ただし、【ステイ】効果なので解除されやすいというのが、やはり気になるところ。
また、適用されるのは攻撃時限定であり、防御時の合計魔力は変化しない事にも注意。

―第2の術「レイ・バスカルグ」
自分のターンに使うMP2の非バトル術で、このゲーム中、自分のギャロンの格闘効果を1ターンに2回まで使えるようになる効果を【ステイ】させる。
単独で使えばギャロンがダニー《連続パンチ》のような連続攻撃アタッカーになり、S-629 アム・バスカルグ等のダメージ強化と併用する場合においては、より効果的に働くようになる。
強力ではあるものの、この術のコストでMP2、攻撃のたびにMP1を消費する点、そしてやはり【ステイ】効果なので解除されやすいという点に注意を求められる。

―第3の術「ギガム・バスカルグ」
使用条件としてゲーム中に「アム・バスカルグ」を使っている必要がある、自分のターンに使うMP3の非バトル術で、このゲーム中、自分のギャロンの「魔物の効果」による攻撃の合計魔力を+2000・ダメージを+1する効果を【ステイ】させる(重複不可・他の効果とは重複可)。
他の効果となら重複できるという特徴があるものの、強化量自体はS-629 アム・バスカルグと同等。
前提条件・術のコスト・解除されやすさの三重苦はこの時点でもかなり気掛かりな性能なので、使おうという場合は魔本構築力が試されてくるだろう。

―第4の術「ディオ・マ・バスカルグ」
使用条件としてゲーム中に「ギガム・バスカルグ」と「レイ・バスカルグ」を使っている必要がある、自分のターンに使うMP4の非バトル術で、「このゲーム中、自分のギャロンの「魔物の効果」による攻撃の合計魔力を+2000・ダメージを+1する(重複不可・他の効果とは重複可)」効果と「このゲーム中、自分のギャロンが相手のダメージ以外の効果で捨て札にならなくなる」効果を【ステイ】させる。
前提条件となる術の効果も乗るので、ギャロンによる火力は驚異的なものになる。
しかし、S-631 ギガム・バスカルグの前提のS-629 アム・バスカルグを含めて合計3枚のカードを条件とし、それらだけで合計コストはMP6、このカードを含めればMP10の消費となる。
そして例に漏れず【ステイ】効果なので解除されやすく、E-181 おおーーっ!!ロップス《かう!》等一発で水泡に帰してしまうリスクも馬鹿にならない。
狙っていく場合には、徹底した取りのぞく効果への対策が必要と言えるだろう。

―第5の術「エマリオン・バスカード」
【封印解除】を持つMP6で魔力+6000・3ダメージの攻撃術で、このバトル中に相手が防御やかばうで使った魔物は、バトル終了時に捨て札になる効果を持つ。
ギャロン唯一の攻撃術カード
性能はかなり高く、魔物による防御やかばうを牽制できるので、魔物破壊または3ダメージの直撃が見込みやすい。
確実に通すためにゼオン《絶望へのスタート》等で捨て札にならない効果を封じておいたり、E-070 黒い覇道等でV-002 バルカン四代目を除去するといった準備を心掛けたい。
準備が整ったらPR-006 金色の超呪文E-100 新しい熱き何かで何度も使用するのも効果的だろう。
また、【封印解除】術の中で最軽量の1枚であり、E-198 封印解除からの使用も検討可能。
強力な術の効果こそ損なわれるものの、ファウード復活狙いであれば選択肢に入るだろう。

相性の良いカード

格闘効果を使うにしても使わないにしても、ギャロン《格闘》は格闘効果を持つ事に変わりはないため、格闘魔本共通の天敵であるウォンレイ《カンフーキック》を喰らう危険性がある。
魔本の戦術に差支えが出ない範囲内で対策を考えておきたいところ。

それ以外のカードに関しては、ギャロンに何をさせたいか次第となる。
リスクを承知で肉体強化術を使っていく場合は、メジャーな【ステイ】解除を確認の上で、それらを対策するのが何より重要となるだろう。
VS魔物【ラストVS】で対策ができる魔物であればそれらの除去を、そういった対策が不可能なチェリッシュ《失われた笑顔》等にはデモルト《咆哮》といった汎用的な除去効果による対策を検討したい。
E-163 僕は、みんなを助けるんだ!!も視野には入るが、チェリッシュ《失われた笑顔》リーヤVSザルチム《信念の裏切り》はその効果を貫通してくるので、その点には注意。

S-633 エマリオン・バスカードを中心として戦うのであれば、術の解説で述べたように捨て札にならない効果の対策及びV-002 バルカン四代目の対策が重要となってくる。
上級術によって攻める事になるので、終盤の粘りが見込めるヨポポマエストロと組むのも面白いだろう。
主力攻撃としてではなくファウード狙いでS-633 エマリオン・バスカードを使うならファウード(魔物別カード解説)も参考に、MPを増やすカードや場を開けられるカード等の採用を考えよう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ 術カード
―術カード
+ その他専用サポート
―その他専用サポート

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最終更新:2024年09月29日 17:30