風のタクトの伝承

公式情報

勇者伝説
ハイリア語原文翻訳
その昔 神々の 力が宿ると 言われた 王国があった。大地の恵み豊かなこの土地に暮らす民はハイリア人と 呼ばれ 神々の声を聞くと 伝えられる。彼ら平原 の 民 に 加えて山の民 ゴロン 水の民 ゾーラ 砂漠の 民 ゲルド森の民 コキリ が それぞれ独自の営みを送っていた。豊かなるこのやちにも破滅の足音が忍び寄りつつあった。

神の力を手にいれた悪しき者によって邪悪がこの土地を包み込み美しかった大地も滅びかけていったそのときであった。

緑の衣を纏いし者何処ともなく現れ神の力授かりて死闘の末悪しき力を打ち破りてかの地に平穏を取り戻す。

時をこへ現れしこの者は時の勇者と呼ばれ王国においての伝説となりて伝わる。
それからしばらくののち平穏の戻ったかに思われた王国に再び暗雲がたちこめた。

民共は伝説の勇者が再び現れることを待ち望んだが時の流れを旅して国をあとにした勇者はついに現れなかった。
守る者のいない王国で邪悪が王宮にまで迫った時民共は祈りを捧げ彼の地の運命を神の手に委ねることとした。

長い時を経ていまこの物語を伝え聞く者達は伝説勇者になぞらえて男の子が成長した 時 その祝いとして緑の衣を作りて着せるようになったという。
「緑の衣まといし者光放つ剣を持ちて邪気を消し去る」
伝説の勇者に育って欲しいと願いを託して。

人々に語り継がれる 神話の中に
こんな話が あります。

その昔、神々の力が眠るといわれた
王国がありました。

その国は、緑豊かな 美しいところでしたが

悪しき者に 目をつけられ
神々の力を 奪われてしまいました。

悪しき力により王国は、闇につつまれ

命運ここに尽きたかと思われた その時

緑衣を 身にまとった若者が
何処からともなく 現れました。

若者は 退魔の剣をふるい 悪しき者を封じ
王国に 光をとりもどしたといいます。

時を超えてあらわれた若者を
民は「時の勇者」と呼び 称えました

若者の話は、言の葉で語り継がれ
やがて 伝説となった頃・・・

王国に 再び災いの嵐が吹き荒れました。

勇者により 封じられたかに見えた
あの 悪しき者が

地の底より 這い出してきたのです。

王国の民は、時の勇者が
再び 現れてくれると信じていました。

しかし・・・
勇者が 現れることはありませんでした。

邪悪な力を 前にした彼らは
なすすべもなく ただ祈るばかり

ついに、みずからの 命運を
神々に、ゆだねることにしました。

その後 王国が どうなったのか・・・
知るものはいません。

国の記憶は消えようとも
伝説は風に乗り 今も息づいています。

ある島では 男の子が大きくなると
緑の衣を着せ、祝う風習があります。

草原にわたる 新緑の風を 心にまとい
旋風のごとく 剣をうならせ「闇」を絶つ

あの 伝説の若者のように
勇気を知る者になれと 願いをこめ・・・

(ゲーム内字幕より引用)

考察
  • 「時を超えてあらわれた若者を 民は「時の勇者」と呼び 称えました」この一文のみ句読点が付けられていないのはなぜだろうか。(2016/02/26)
  • ハイリア語の原文の「とち」だろうと思われる文が「やち」と書かれている部分があった。意図的なミスなのか、開発のミスなのか。(2016/02/26)

最終更新:2016年09月03日 21:33