概要
戦闘に至るまでの背景
▲3328年前後の勢力図
両軍の戦力
戦闘経緯
三国連合軍の真の狙いはチャリオス岬の奪取であった。
ここを抑えることで
鬼龍軍の領土を分断することができる。
これまでの情勢では、この岬を占領したとしても、
ビーストバリア国と
フレイミスト国は互いに無関心であった為、それほど重要視されることはなかった。しかし状況は変わり、
モルコア、
リゼルバを支配下とした
アーズ国が西に兵力を裂ける状態となり、また、昔は連携が希薄であった
フレイミスト国と
ビーストバリア国も、
五カ国連合会談、そして
ディジィの戦い以後は、共同戦線が行われるまでになっていた。
そして、
セルカティーナによる領土拡大が、それまで見逃されていたチャリオス岬を、三国に本気で攻略させる気にさせていた。
この戦いは長距離の移動を必要としたため、艦隊は戦力としてより地上部隊の輸送に徹した。
鬼龍軍は南方から迫る
アーズ国、
ビーストバリア国軍に対処するべく迎撃部隊を派遣したが、その隙に本命である
フレイミスト国軍がチャリオス岬に進軍、これを陥落させる。
更に、
アーズ国軍はそれだけでは帰還せず、
トミラスが矛先を
モルト国に向け、南部の地域を次々と陥落させて領土拡大に成功する。
こうして、
フレイミスト、
アーズ国が領土を拡大する中、
ビーストバリア国軍はこの戦いの本来の主役であるはずにも関わらず、
鬼龍主力軍と激戦を繰り広げたのみで、得るものは何もなかった。
戦いの結末
ビーストバリア国と
鬼龍軍は、元々同族の者であったが、国主後継を争って内乱が生じてた時に、国外へ逃亡したのが
鬼龍や
飛翔の父親達であった。
この戦いで捕虜の身となった
飛翔は、
ベルーマの説得に当初頑なに拒絶していたが、
ベルーマは元々同じ民族であった彼らが二つに分かれたいきさつとなる一族の跡目争いの愚かしさと、本来するべきことの道理を説き彼を味方とすることに成功する。
最終更新:2024年07月21日 14:55