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メガゾーン23 - (2025/07/23 (水) 10:41:40) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
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メガゾーン23とは1985年に発売された[[ロボットアニメ]]のOVAのことである。
製作はアートランド・アートミック・AIC。
元々は『[[機甲創世記モスピーダ]]』の後番組が転じてこの形となった。[[バイク]]が変形するのはその名残。
板野一郎ら[[マクロス>マクロスシリーズ]]にも携わった製作スタッフが集められており、そのためか[[ロボット]]・歌等マクロスと似通った作風にされている。
%%おかげでTV版ミンメイの中の人と同じ失敗をしている。%%
当時はDVDはなく[[VHS>VHS方式ビデオレコーダー/VHS方式ビデオテープ]]の時代であったが、本作のビデオソフトは非常によく売れ、当時のアニメ作品の中でも最高記録となる累計26518本もの売上を誇った。
その後、「OVA」という発表媒体が確立され、ジャンルとして発展していったのは、本作の大ヒットによるところも大きいだろう。
続編として「PARTⅡ」「Ⅲ」が存在するが、シリーズごとにキャラクターデザインが変わり、特にPARTⅡはキャラが続投してるので必然的に&font(#ff0000){誰だお前}状態になる。
なお、アイドルポジションのイヴは特別な製作班が担当している。
#contents()
*【ストーリー】
1980年代の東京。人々はその「一番良い時代」を謳歌していた。主人公の矢作省吾もその一人である。
街中をバイクで駆け抜け、ふと出会った美少女・高中由唯の存在に一喜一憂し、若さゆえの有り余る力で拳を天に向かって突き上げる…そんな日常を過ごしていたある日、友人の中川真二にとある地下駐車場へ呼び出された省吾は、真二が盗み出してきた巨大な試作用軍用バイクを見せられる。
今までに見たこともないそのバイクの名は、ガーランド。しかしそこに軍関係者が現れ、真二を射殺してしまう。
ガーランドを彼らの手に渡すまいとした省吾は必死に逃走する。やがて、時代の大きなうねりに翻弄されてゆくとも知らず・・・。
なお1980年代なので[[自動販売機]]を叩くと缶があふれ出てくる
現在は通用しない
*【登場人物】
**PARTⅠ
・矢作省吾(CV:[[久保田雅人>ワクワクさん]])
PARTⅠ、PARTⅡの主人公。やさくではない。
バイクで暴走する[[DQN]]だが、まだ救いようがあるころ。
盗んだバイクで走りだしたおかげで波乱万丈の人生を送ることとなる。
当時まだ新人声優だった主演の久保田雅人氏は[[後に・・・>ワクワクさん]]
・高中由唯(CV:川村万梨阿)
ヒロイン及びお色気担当。今や化石と化したダンサーを夢見る少女。
夢の為に身体まで売ろうとするが省吾に阻止され、好意を抱き始める。
・夢叶舞(CV:荘真由美)
由唯のルームメイトその1
歌手志望であるが、実は夢叶財閥総帥の娘であり、現在は家出中の状態。
イヴのような歌手になるのが夢であったが、終盤で友人の智美が軍に殺されたのをキッカケに夢を諦めて実家に帰ってしまった。
・村下智美(CV:富永みーな)
由唯のルームメイトその2
映画監督を目指しており、自主制作映画のために省吾のガーランドやバハムートを撮影していたが、その行動を知った軍に口封じで殺害されてしまった。
死後、撮影したフィルムを軍に処分されてしまい、情報操作で省吾が智美殺害の容疑者に仕立て上げられる事となる。
・中川真二(CV:[[山寺宏一]])
省吾の友人。
ガーランドの[[テスト]]ライダーであったが、序盤でガーランドを無断で省吾に見せたためにB.D.達に目をつけられ、バイクで逃げようとしたところを銃撃されて死亡。
その後、軍の情報操作で&b(){「真二はアメリカで3か月間研修」}という事にされた。ちなみに後述のラジオドラマでは妻子持ちであった事が明かされた。
山寺宏一氏のデビュー役である。
・ココ(CV:高木均)
バイクショップのオーナー。
サングラスと薄い頭がトレードマークの中年でいわゆる&b(){おやっさん}なキャラ。
省吾が持ち出したガーランドを塗装していた。
・モーリー(CV:[[三ツ矢雄二]])
・チョンボ(CV:鳥海勝美)
省吾のバイク仲間。
中盤でB.D.が軍事独裁を開始した後は軽い気持ちで軍に入隊しており、その様子をTVで観ていたココを呆れさせた。
・B.D.(CV:[[塩沢兼人]])
軍事独裁を企むサングラスと[[リーゼント]]がチャームポイントな軍人。パイロットの腕前は一流で省吾のガーランドを完封した。
また策士でもあり秘密を知った省吾を仲間にしようと交渉したこともあった。
・時祭イヴ(CV:宮里久美)
ときまつり、と読む。この世界の人気絶頂のアイドルなのだがライブを行ったことが一度もない。
やけに裸のシーンが多い。その正体は実は…
**PARTⅡ
PARTⅠの半年後の世界
・矢作省吾(CV:[[矢尾一樹]])
主人…公…? 誰だお前。見た目も声も変わって誰だかわからない。おまけにロボにも余り乗らない。
DQNに磨きがかかって店内をバイクで人を轢きながら暴走したり警察をリンチしたり、もはや擁護しようがない。
・高中由唯
誰だおm(ry
声は同じ以外面影がない。空気。
・B.D.
だr(ry
塩沢さんの声が特徴的なため上二人ほどは理解できる。半年経ったら若返った。
製作予定の『XI』では、MZ艦の一つ、MZ11にたどり着き、そこで抵抗組織の幹部になったらしい。
・ライトニング(CV:[[千葉繁>千葉繁(声優)]])
矢作の友人で暴走族TRASHのリーダー。ガーランド乗るしこいつがほぼ主役。
パトカーを壊されたマッポの顔はマラリアにかかったハコフグのようだったらしい。
・その他TRASHメンバー
世紀末とかウドの街にいそうな人ばかり。
[[スパロボD>スーパーロボット大戦D]]ではライトニング共々召喚される。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ⅡのED後の世界は想像したくない}}}
・時祭イヴ
ヒロインに昇格。街が崩壊する時の歌の意味とかが[[説明不足]]とかで視聴者置いてきぼり。鼻声。
**Ⅲ
PARTⅡから数百年後の世界
・エイジ・タカナカ(CV:[[草尾毅]])
エデンシティの少年。
天才的な[[ゲーム]]の実力、そしてハッカーとしての腕前を持つ。
EX社のガーランド部隊に属していたが、オリジナルのイヴと出会ったことでEX社と戦う事になる。
苗字から察するに唯の血縁の可能性が高い。
・リョオ・ナラハラ(CV:笠原弘子)
イヴにあこがれる少女。
シオンともつながりを持つ謎の一面もある。
空気。
・バド(CV:[[佐々木望]])
エイジの友人。
オレンジ社のハーガン部隊を率いて戦うが、オリジナルガーランドに敗れて命を落とす。
当初は紫色の長髪だったが、オレンジ社にスカウトされた後は角刈りのような茶髪に変わった上に首の後ろには[[機体のシステムと一体化するための接続端子が埋め込まれる>機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]等、初登場時の面影が無くなっている。
・ヤコブ(CV:安宅誠)
EX社の管理局長。
首にプラグをINすることでガーランドのパイロットの精神に介入できる。
物語終盤、自身もオリジナルガーランドを駆って戦う。
・ミューラー(CV:[[土井美加]])
エイジの上司となったEX社の女性職員。
EX社において数少ない良心の象徴であり、終盤では市民の安全よりも街のシステムを優先するヤコブに抗議したが、彼からは用済み扱いされて容赦なく射殺された。←[[パンパンパン>三日月・オーガス]]
・シオン(CV:[[山寺宏一]])
オレンジ社のエージェントだが、物語途中からオレンジ、EX、どちらにも属さず、街を守る為に戦う。
[[ジェレミア>ジェレミア・ゴットバルト]]は無関係。
・デレクマン(CV:阪脩)
オレンジ社の会長。
EX社の支配体制の転覆を目論んでおり、シオンやバドをレジスタンスとして利用している。
現政権に対する不満でクーデターを起こそうとする点では前作のB.D.に近いポジションであるが、実際は自らの手を汚す覚悟もなくEX社打倒のためにシオン達に全ての責任を押し付けてスケープゴートとして使い捨てる等、所詮はEX社の後釜に座りたいだけの小物に過ぎず、最後はシオンの反乱とEX社による手痛いしっぺ返しで計画が水の泡となってフェードアウト。その後の末路は不明。
・ウォン・ダイ(CV:中田浩二)
エデンシティを管理する長髪の老人。ドゥガチじゃないよ。
#openclose(show=ネタバレ ※クリックで展開){
その正体は矢作省吾のなれの果て。
PARTⅡのラストで地球へと帰還した後、クリエーター達から7Gのオペレーターと認められなかった省吾は、のちのエデンシティの中枢である「SYSTEM」に接続させられ、その操り人形として存在することを余儀なくされた。
省吾の知るイヴのベースであり、クリエーターの1人である「オリジナルの時祭イヴ」と省吾の接触を恐れる他のクリエーターの思惑と「帰還した人類に疑念を抱いたSYSTEM」の意向でもあった。
作中で「ウォン・ダイがメガゾーンの生き残り」という噂話が伏線として用意されていたが、前作の面影が全く無い上に地球に帰還してから長い年月が経っていたために誰も省吾が生きているとは思わなかったであろう。むしろエイジに至っては「省吾はウォン・ダイに殺された」と思い込んでいた。
終盤でエイジの行動によってSYSTEMの呪縛から解放され、本来の声(CV:矢尾一樹)で喋っていたが、既に肉体が限界を迎えており、エデンシティをエイジに託して命を落とした。
}
・時祭イヴ(CV:高岡早紀)
実質的なヒロイン。
髪がショートヘアで赤いルージュをひいてる等、見た目も声も変わっている。
*【メカニック】
**MZ23関係
・[[ガーランド>ガーランド(メガゾーン23)]]
主役メカ。バイクに変形する。カッコイイ
バイク時(MC)は最高出力:525馬力、最大トルク:60.6kg、最高時速:320kmのモンスターマシン。
登場初期は黄色だったが偽装のため赤色に塗装される。
B.D.に敗北後、軍が回収する。
&b(){詳細は項目参照。}
・[[ハーガン>ハーガン(メガゾーン23)]]
軍の主力[[量産機]]。立ち位置は[[ジム>ジム(MS)]]。ガーランドとは違い自由に変形できない。
他にもスペースハーガンという宇宙用の機体もある。
&b(){詳細は項目参照。}
・プロトガーランド
ガーランドを改修した機体。なのにプロト
・GR-Ⅱガーランド
ガーランドを解析し量産した機体。
タイヤがないハイテク機。だがやられ役。
・ヴィルデ・ザウ
野生の豚の意味。大型だが圧倒的な強さを誇る。やっぱりやら(ry
・ザーメ・ザウ
ヴィルデ・ザウをB.D.専用に仕上げた機体。
&font(#ff0000){戦闘シーンがない}
以下ネタバレ含む
矢作達が暮らしていた場所は実は&bold(){巨大な宇宙船MZ23の中であり、巨大PCバハムートが管理していた。}
23とは23番艦の意味。MZは住めなくなった地球から出ることと地球の環境が再生するまで待機するために作られており、&bold(){実際には1980年代から5世紀以上、500年も経過しており、この間ずっとMZ23内の人々は『80年代』という時代感覚のままで一生を過ごしていた事になる}。
なお、「&bold(){MZ23内の世界設定が、1980年代}」とされていた事の理由として、「&bold(){人々にとって、もっとも一番良い時代である}」と説明されているが、メタ的には&bold(){PARTⅠが発売された当時における“現在(1985年)”}だったからである。
しかし、これを現実の後世から見ると&bold(){『80年代は人々にとって、もっとも一番良い時代だった』}と決して言えなくもなかったりする。
実際、日本の国内の状況だけを見ても1960年代は学生運動の混乱、70年代はオイルショックや終末論のブームなど暗い話題も多い上、
90年代以降もバブルの崩壊による不景気、混沌を深め社会的な分断が進む令和の現在など、より先行きが分からない事態もあり暗い雰囲気のイメージが根強い。
それに対して80年代は多くの人々のイメージでは&bold(){バブルによる好景気で、底知れぬ成長を期待されていた}時代という印象が強く、比較的他の年代と比べれば世間的には明るい雰囲気に包まれていた時代であったという事はあながち間違いない。(異論はあるとは思うが。)
それに80年代と言えば、[[ファミコン>ファミリーコンピュータ]]といったゲームや、ミュージックビデオを取り入れた洋楽音楽などといった様々なカルチャーが生まれた時代でもあり、現在でもなお&bold(){『80年代』}が[[一種のジャンルとして確立している>カン・フューリー(映画)]]点でも明るい雰囲気の時代であるというイメージに拍車をかけている要因でもあろう。
本作は&bold(){そんな80年代の中頃、バブル景気が訪れる前に作られた作品であり、後世に待つ暗い時代と80年代に対する後世の人々のイメージをも予見していたとも読める}だけに、その先見性には驚くばかりである。
ちなみに、&bold(){[[とある別作品で世界全体を豊かだった過去の時代へと戻そうとして、人々を洗脳して永久に過去の時代の虜にさせる>ケン&チャコ(クレヨンしんちゃん)]]}というMZ23の構想にも似た計画が登場するのだが、これを踏まえれば、&bold(){MZ23はそこで[[未来を手に入れられなかった>21世紀を手に入れろ(クレヨンしんちゃん)]]先に待つ世界とも読める。}
・A.D.A.M.
月の防衛システム。地球に帰還するが条件を満たしていないMZを撃墜させるために作られた。
Ⅱではエーディーエーエムと読みⅢはアダムと読む。
・エデンシティ
『Ⅲ』で登場した近未来都市。
前作で省吾達がバハムートと共に地球に帰還した後に造られた都市であり、巨大な箱庭のような構造となっている。
だが、密室とも言える街に住む人々の生活を維持するために小規模ながら外の自然を破壊しながら増築を繰り返し、統治者のウォン・ダイが密かに人類の抹殺を目論む等、平和とは言い難い状況である。
**デザルグ
地球が住めなくなる前から火星に住んでた人が異星人と接触しオーバーテクノロジーを得た人々の乗るMZ23以上の大きさの宇宙船。
MZ23より50年先の技術を持ち、生物らしい兵器を所有する。
・プロープ
偵察機。偵察機なのにMZの部隊を軽々撃退できる。なにかがおかしい。
・シュツルムゲルツ
突撃装甲機。ハーガンを寄せ付けない圧倒的な強さはあるがヴィルデ・ザウにはあっさり倒される。それからが[[トラウマ]]……
・自動攻撃弾
グロ注意のトラウマ。シュツルムゲイツに搭載されている。
生命体だけを攻撃し触手で脳みそとかをズタズタにする。攻撃を見切り、なおかつ弾くので手に負えない。
ここからが本題。
このアニメ、&font(#f09199){高クオリティーなベッドシーン}があるのである。
ぶっちゃけロボットアニメを装った[[エロアニメ>エロアニメ/アダルトアニメ]]。ちなみにパンフもエロい。
爆発的に売れたのもこちらが目的のお兄さんが多かったからかもしれない……
スパロボは[[デモベ>斬魔大聖デモンベイン]]を参戦させる10年前に既にやらかしていたのであった。
&s(){まあ言い出したら[[初代ガンダムの小説版>機動戦士ガンダム(小説版)]]時点でアレなのだが。}
*【幻のシーン】
外国版のビデオにはⅠの別エンドとしてガーランドを破壊され瀕死の省吾が再び立ち上がり、B.D.の野望を阻止し由唯と再会し結ばれるというものがある。
知る人ぞ知る結末だが、余りにご都合主義な展開なため評判は良くない。
*【メディアミックス】
VHSリリース当時、講談社X文庫より小説版がリリースされている。著者は本編の原作・監督を務めた石黒昇氏。
[[ノベライズ]]されたのは『Ⅰ』の部分のみだが、OVAでは描かれなかった細かい人物の心情描写、世界観の掘り下げに力が入っており、
『メガゾーン23』という作品をより深く知るなら読んで損のない一冊に仕上がっている。
*【ゲーム】
PS3にて『[[メガゾーン23 青いガーランド]]』のタイトルで2007年9月13日に発売。&b(){詳細は項目参照。}
まさかのゲーム化である。
ⅡとはパラレルとなっておりⅠから20年たっている。
主人公は&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){省吾と由唯の子供の}}高中ヒロト。キャラデザがⅠを意識していたり&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){省吾の声もワクワクさんである}}など一見面白そう。
だが、実際は(評価点もあるとはいえ)基本的に&font(#f09199){ギャルゲー}であり&font(#ff0000){クソゲー}なので注意。
時系列は『メガゾーン23 ON RADIO』内のラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』の直後。
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』では『[[スーパーロボット大戦D]]』に参戦。現時点で同シリーズの出演はこれだけ。
シナリオはⅠとⅡが再現される(顔グラはⅠ)が、殆どバハムート内で起こるので「隔離再現」と揶揄されることも。
ただしガーランド系が[[ザンスカールの技術>ザンスカール帝国の機動兵器一覧]]に逆輸入されたり、バハムートもシナリオの伏線の一つなので、[[クロスオーバー>クロスオーバー(創作)]]の面では恵まれている。
ちなみにⅡのラストにて地球へ下りずにイヴが緊急プロテクションシステムとしてMZ23を空間跳躍させて本編中の世界へやってくる展開になったためⅢへと至る[[フラグ]]は完全粉砕されている。
『D』では『[[マクロス7]]』の母艦バトル7が「基本的に地球に帰らない」という原作設定を半ばうっちゃって帰還して積極的に争乱に関わる設定で、「地球に帰還したが資質を認められず散々な目に遭う」本作と対をなしている。
また、『[[THEビッグオー]]』の「メモリーを失った人々の偽りの箱庭」パラダイムシティとも舞台の相似性が見られる。
「いろいろな候補の中から他のシリーズとの兼ね合いで決めたもの」という攻略本(角川書店)の寺田談話があり、その3作品のドーム生活圏がもっと密に関わる没案もあったようだ((談話では「やらずに製品版の流れにしてよかった」という〆にされているが。))。
ガーランドは若干火力不足感が有るものの、サイズがSSなため攻撃が当たらない。
[[ライバル]]キャラとの予想外の共闘が多いDなので、もちろん条件を満たせばB.D.が仲間になる。
ただし、B.D.は敵味方でステータスを共有しているので鍛えすぎると大変なことになる。
なお、実はメガゾーンは[[寺田貴信]]プロデューサーのお気に入り作品の一つであり、スパロボ参戦作品を決める際にはいつもメガゾーンを参戦させようとしている(そして却下される)とか。
好きすぎてメガゾーンの話題だと無茶苦茶語りだすため、その熱い語りっぷりに興味をもった相沢舞氏に「どこで見れますか?」と聞かれたが、
上記のベッドシーンもあるので「&bold(){女性には勧めにくい}」とぼやいていた。
*【備考】
2017年6月にAICが新作アニメーション『&b(){メガゾーン23XI}』の企画を発表、制作資金調達のためにクラウドファンディングで支援を募集していた。
その結果、見事に目標金額の1000万円を達成し、テレビアニメの実現に一歩前進する事となった。
……が、2021年になっても企画の音沙汰は全くなく、支援したファンからは訝しむ声も挙がっている。
追記・修正く・だ・さ・い
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#areaedit()
- これエロかったのかい。スパロボに出て以来密かに興味あったのにw -- 名無しさん (2014-02-21 07:45:01)
- 確かにエロいけど、作画とか世界観とかその他もろもろのクオリティも目を見張るところがあるよ -- 名無しさん (2014-02-21 07:55:39)
- 「Ⅲ」と「青いガーランド」もスパロボに参戦してほしい -- 名無しさん (2014-02-21 10:23:05)
- 空スロット数はあるわ素で回避高いわでガーランドつよすぎるんだな。火力も攻撃範囲はイマイチだが大したことではない。敵のど真ん中に放り込んでも大丈夫なユニットその一 -- 名無しさん (2014-02-21 10:53:08)
- 青ガーはPS3で出す意義が全く見当たらない低クオリティだったからな。PCのエロゲーとして発売した方がまだウケたと思うよ -- 名無しさん (2014-02-21 10:59:35)
- ↑4 『創られた箱庭の中で真実に目覚めて大人相手にレジスタンス』系ストーリーの草分けだな(起源というわけじゃないだろうけど)。そういうアニメとかラノベの説明で一定年代より上のオタクには「メガゾーン23みたいなもの」と言うだけで通じるくらいには。 -- 名無しさん (2014-02-21 11:01:24)
- 1は四人いたヒロインの内一人が殺されて、2では仲間が増えたが不細工ばかりで、3では仲間の裏切りや1の主人公の悲しい結末で鬱展開が多かった、個人的には1の続編は意外と知られていないPSPゲームのストーリーのほうがいいと思う。パラレルだけど。 -- 名無しさん (2014-02-21 11:33:11)
- ↑PS3だった。 -- 名無しさん (2014-02-21 11:34:34)
- そもそもなんで今更メガゾーンに目をつけたんだろう?あ、いや、メガゾーン23をけなしているわけではナインデスヨ? -- 名無しさん (2014-02-25 13:10:45)
- 作中描写からすると、バハムートのCPUはZ80。8ビットマシンでなぜそこまでできるのか。 -- 名無しさん (2014-05-01 19:32:13)
- スパロボでもし声がついたら、省吾は誰が演じるのだろう -- 名無しさん (2014-06-03 19:40:09)
- 矢尾さんじゃね。PART1でも。 -- 名無しさん (2014-06-03 19:55:34)
- DのROCK CAFEアレンジは神だよな -- 名無しさん (2014-06-03 20:01:45)
- しかし一番盛り上がる寂しくて眠れないのフレーズが抜けてるのはいただけない -- 名無しさん (2014-06-03 20:15:19)
- 1の主人公のヒロインのベッドシーンが強烈だったな。 -- 名無しさん (2014-06-03 21:20:58)
- Ⅲのバドは急に姿が別人になってたし -- 名無しさん (2014-08-09 13:37:57)
- ↑2 そんなに刺激的だったのか。2のは見たことあるけど。 しかし、あれだけの巨大宇宙船を、宙域を抜けるまでの間に完全破壊するなんて、本当にADAMはすごいな……。 -- 名無しさん (2015-03-25 09:11:31)
- スパロボDリメイクする場合、B.Dの声、誰するんだろうなぁ…… -- 名無しさん (2016-01-25 13:03:26)
- ↑たぶん山崎たくみor千葉一伸 -- 名無しさん (2016-01-25 13:17:42)
- ヤコブ=汚いニー・ギブン -- 名無しさん (2016-04-07 12:10:16)
- ベッドシーンは声無し(映像と無関係な台詞が流れる)なので残念ながらわくわくさんの喘ぎ声は聞けない -- 名無しさん (2016-04-11 19:15:38)
- 次スパロボ参戦するなら、「III」要素も総括した上での救済とか期待してもいいのかな -- 名無しさん (2016-05-08 22:54:10)
- スパロボで印象的なROCK CAFEが原作ではIの序盤の日常シーンでしか流れなくて驚いた。逆シャアのメインテーマとかも似たようなもんだけどさ -- 名無しさん (2017-02-22 17:16:44)
- ストーリーもさることながら、ラストのMZ崩壊のシーンも、終局ものとしてみると、かなり良かった。 -- 名無しさん (2017-02-22 17:44:57)
- バドが乗ってたハーガンの操縦システムなんだが、今思えばオルフェンズの阿頼耶識っぽいよな -- 名無しさん (2018-01-04 00:24:20)
- ラストの歌は、MZ崩壊&バハムート射出のF.P.M起動時に、自動的に流れるようにプログラムされていたか、それともただ演出だけで、実際には流れていなかった、とかじゃなかろうか? -- 名無しさん (2018-01-04 11:49:17)
- スパロボでは世界観のクロスオーバーは多いけどキャラはそんなに別作品のキャラとそこまで絡まなかった印象。BDなんて仲間にしても終盤のシャアとぐらいしかガチで会話してない -- 名無しさん (2018-01-04 21:03:30)
- このさい、メガロードをシェアードワールドにして公開するのはどうかと思うんだが。MZは23隻もあるんだし。 -- 名無しさん (2018-01-05 09:19:55)
- もうそろそろ、XIが作られる情報も、追記してもいいんじゃないかな。それと、↑メガロードでなくメガゾーンだった。メガロードだと超時空要塞になってまう。 -- 名無しさん (2018-02-11 13:05:16)
- DVDもビデオだろ -- 名無しさん (2018-02-20 23:42:28)
- 省吾はアニメ本編でもゲームでも報われない末路を辿ってるよね -- 名無しさん (2018-10-30 22:18:00)
- ↑×3 追記しといたよ -- 名無しさん (2018-11-02 14:52:51)
- あと、XIではイブ役どうするのかな? 宮里久美さんにもう一度やってもらうのもいいかもしれないけど、XIには合わないような気もする。 -- 名無しさん (2018-11-14 15:16:41)
- あれからかなり経つのに、XIの新情報、まだ入ってこないなぁ。まさかプロジェクトつぶれたんじゃあるまいな?(汗 -- 名無しさん (2020-05-12 09:53:30)
- おそらく、バハムートは、アーキテクチャがZ80で、そこから発展していったタイプなのではなかろうか? アセンブリ言語がZ80だけど、性能はスパコン並み、みたいな -- 名無しさん (2021-03-15 09:40:15)
- TwitterでXIのDVD到着報告が挙がってるね -- 名無しさん (2021-03-31 23:21:04)
- ↑AICの子会社(?)が東映の関連会社と提携したっていうし、ここから動き出すかな。それにしてもB.D、よくMZ11にたどり着けたな。各MZ艦の航路データを何かの方法で入手していたんだろうか? あと、MZの崩壊シーンは、偽りの日常の崩壊がありありと出ててよかった -- 名無しさん (2021-06-12 17:23:58)
- MZ23の世界設定が1980年代になっているのがもっともいい時代だったと言ってるのはある意味今の方がしっくり来る。今だに1980年代の洋楽とか映画、アニメには大作・ヒット作も多くて現在ももてはやされている現状がそれを示しているのだから。 -- 名無しさん (2022-12-03 03:03:31)
- ↑なんのかんので未だに今のカルチャーの源流になってるところはあるだろうしな -- 名無しさん (2022-12-03 04:07:13)
- Ⅲのヤコブとウォン・ダイは見方を変えれば「A.D.A.M.の亡霊」だと思う -- 名無しさん (2024-02-27 00:33:26)
- なんでパート2だけ無駄にグロいんや -- 名無しさん (2024-08-31 21:56:34)
- ↑海外展開を目論んで、日本的なアニメ絵から日本でも海外でも両方通用するデザインや演出にしたとか。 -- 名無しさん (2024-08-31 23:10:50)
#comment
#areaedit(end)
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メガゾーン23とは1985年に発売された[[ロボットアニメ]]のOVAのことである。
製作はアートランド・アートミック・AIC。
元々は『[[機甲創世記モスピーダ]]』の後番組が転じてこの形となった。[[バイク]]が変形するのはその名残。
板野一郎ら[[マクロス>マクロスシリーズ]]にも携わった製作スタッフが集められており、そのためか[[ロボット]]・歌等マクロスと似通った作風にされている。
%%おかげでTV版ミンメイの中の人と同じ失敗をしている。%%
当時はDVDはなく[[VHS>VHS方式ビデオレコーダー/VHS方式ビデオテープ]]の時代であったが、本作のビデオソフトは非常によく売れ、当時のアニメ作品の中でも最高記録となる累計26518本もの売上を誇った。
その後、「OVA」という発表媒体が確立され、ジャンルとして発展していったのは、本作の大ヒットによるところも大きいだろう。
続編として「PARTⅡ」「Ⅲ」が存在するが、シリーズごとにキャラクターデザインが変わり、特にPARTⅡはキャラが続投してるので必然的に&font(#ff0000){誰だお前}状態になる。
なお、アイドルポジションのイヴは特別な製作班が担当している。
#contents()
*【ストーリー】
1980年代の東京。人々はその「一番良い時代」を謳歌していた。主人公の矢作省吾もその一人である。
街中をバイクで駆け抜け、ふと出会った美少女・高中由唯の存在に一喜一憂し、若さゆえの有り余る力で拳を天に向かって突き上げる…そんな日常を過ごしていたある日、友人の中川真二にとある地下駐車場へ呼び出された省吾は、真二が盗み出してきた巨大な試作用軍用バイクを見せられる。
今までに見たこともないそのバイクの名は、ガーランド。しかしそこに軍関係者が現れ、真二を射殺してしまう。
ガーランドを彼らの手に渡すまいとした省吾は必死に逃走する。やがて、時代の大きなうねりに翻弄されてゆくとも知らず・・・。
なお1980年代なので[[自動販売機]]を叩くと缶があふれ出てくる
現在は通用しない
*【登場人物】
**PARTⅠ
・矢作省吾(CV:[[久保田雅人>ワクワクさん]])
PARTⅠ、PARTⅡの主人公。やさくではない。
バイクで暴走する[[DQN]]だが、まだ救いようがあるころ。
盗んだバイクで走りだしたおかげで波乱万丈の人生を送ることとなる。
当時まだ新人声優だった主演の久保田雅人氏は[[後に・・・>ワクワクさん]]
・高中由唯(CV:川村万梨阿)
ヒロイン及びお色気担当。今や化石と化したダンサーを夢見る少女。
夢の為に身体まで売ろうとするが省吾に阻止され、好意を抱き始める。
・夢叶舞(CV:荘真由美)
由唯のルームメイトその1
歌手志望であるが、実は夢叶財閥総帥の娘であり、現在は家出中の状態。
イヴのような歌手になるのが夢であったが、終盤で友人の智美が軍に殺されたのをキッカケに夢を諦めて実家に帰ってしまった。
・村下智美(CV:[[富永みーな>冨永みーな]])
由唯のルームメイトその2
映画監督を目指しており、自主制作映画のために省吾のガーランドやバハムートを撮影していたが、その行動を知った軍に口封じで殺害されてしまった。
死後、撮影したフィルムを軍に処分されてしまい、情報操作で省吾が智美殺害の容疑者に仕立て上げられる事となる。
・中川真二(CV:[[山寺宏一]])
省吾の友人。
ガーランドの[[テスト]]ライダーであったが、序盤でガーランドを無断で省吾に見せたためにB.D.達に目をつけられ、バイクで逃げようとしたところを銃撃されて死亡。
その後、軍の情報操作で&b(){「真二はアメリカで3か月間研修」}という事にされた。ちなみに後述のラジオドラマでは妻子持ちであった事が明かされた。
山寺宏一氏のデビュー役である。
・ココ(CV:高木均)
バイクショップのオーナー。
サングラスと薄い頭がトレードマークの中年でいわゆる&b(){おやっさん}なキャラ。
省吾が持ち出したガーランドを塗装していた。
・モーリー(CV:[[三ツ矢雄二]])
・チョンボ(CV:鳥海勝美)
省吾のバイク仲間。
中盤でB.D.が軍事独裁を開始した後は軽い気持ちで軍に入隊しており、その様子をTVで観ていたココを呆れさせた。
・B.D.(CV:[[塩沢兼人]])
軍事独裁を企むサングラスと[[リーゼント]]がチャームポイントな軍人。パイロットの腕前は一流で省吾のガーランドを完封した。
また策士でもあり秘密を知った省吾を仲間にしようと交渉したこともあった。
・時祭イヴ(CV:宮里久美)
ときまつり、と読む。この世界の人気絶頂のアイドルなのだがライブを行ったことが一度もない。
やけに裸のシーンが多い。その正体は実は…
**PARTⅡ
PARTⅠの半年後の世界
・矢作省吾(CV:[[矢尾一樹]])
主人…公…? 誰だお前。見た目も声も変わって誰だかわからない。おまけにロボにも余り乗らない。
DQNに磨きがかかって店内をバイクで人を轢きながら暴走したり警察をリンチしたり、もはや擁護しようがない。
・高中由唯
誰だおm(ry
声は同じ以外面影がない。空気。
・B.D.
だr(ry
塩沢さんの声が特徴的なため上二人ほどは理解できる。半年経ったら若返った。
製作予定の『XI』では、MZ艦の一つ、MZ11にたどり着き、そこで抵抗組織の幹部になったらしい。
・ライトニング(CV:[[千葉繁>千葉繁(声優)]])
矢作の友人で暴走族TRASHのリーダー。ガーランド乗るしこいつがほぼ主役。
パトカーを壊されたマッポの顔はマラリアにかかったハコフグのようだったらしい。
・その他TRASHメンバー
世紀末とかウドの街にいそうな人ばかり。
[[スパロボD>スーパーロボット大戦D]]ではライトニング共々召喚される。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ⅡのED後の世界は想像したくない}}}
・時祭イヴ
ヒロインに昇格。街が崩壊する時の歌の意味とかが[[説明不足]]とかで視聴者置いてきぼり。鼻声。
**Ⅲ
PARTⅡから数百年後の世界
・エイジ・タカナカ(CV:[[草尾毅]])
エデンシティの少年。
天才的な[[ゲーム]]の実力、そしてハッカーとしての腕前を持つ。
EX社のガーランド部隊に属していたが、オリジナルのイヴと出会ったことでEX社と戦う事になる。
苗字から察するに唯の血縁の可能性が高い。
・リョオ・ナラハラ(CV:笠原弘子)
イヴにあこがれる少女。
シオンともつながりを持つ謎の一面もある。
空気。
・バド(CV:[[佐々木望]])
エイジの友人。
オレンジ社のハーガン部隊を率いて戦うが、オリジナルガーランドに敗れて命を落とす。
当初は紫色の長髪だったが、オレンジ社にスカウトされた後は角刈りのような茶髪に変わった上に首の後ろには[[機体のシステムと一体化するための接続端子が埋め込まれる>機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]等、初登場時の面影が無くなっている。
・ヤコブ(CV:安宅誠)
EX社の管理局長。
首にプラグをINすることでガーランドのパイロットの精神に介入できる。
物語終盤、自身もオリジナルガーランドを駆って戦う。
・ミューラー(CV:[[土井美加]])
エイジの上司となったEX社の女性職員。
EX社において数少ない良心の象徴であり、終盤では市民の安全よりも街のシステムを優先するヤコブに抗議したが、彼からは用済み扱いされて容赦なく射殺された。←[[パンパンパン>三日月・オーガス]]
・シオン(CV:[[山寺宏一]])
オレンジ社のエージェントだが、物語途中からオレンジ、EX、どちらにも属さず、街を守る為に戦う。
[[ジェレミア>ジェレミア・ゴットバルト]]は無関係。
・デレクマン(CV:阪脩)
オレンジ社の会長。
EX社の支配体制の転覆を目論んでおり、シオンやバドをレジスタンスとして利用している。
現政権に対する不満でクーデターを起こそうとする点では前作のB.D.に近いポジションであるが、実際は自らの手を汚す覚悟もなくEX社打倒のためにシオン達に全ての責任を押し付けてスケープゴートとして使い捨てる等、所詮はEX社の後釜に座りたいだけの小物に過ぎず、最後はシオンの反乱とEX社による手痛いしっぺ返しで計画が水の泡となってフェードアウト。その後の末路は不明。
・ウォン・ダイ(CV:中田浩二)
エデンシティを管理する長髪の老人。ドゥガチじゃないよ。
#openclose(show=ネタバレ ※クリックで展開){
その正体は矢作省吾のなれの果て。
PARTⅡのラストで地球へと帰還した後、クリエーター達から7Gのオペレーターと認められなかった省吾は、のちのエデンシティの中枢である「SYSTEM」に接続させられ、その操り人形として存在することを余儀なくされた。
省吾の知るイヴのベースであり、クリエーターの1人である「オリジナルの時祭イヴ」と省吾の接触を恐れる他のクリエーターの思惑と「帰還した人類に疑念を抱いたSYSTEM」の意向でもあった。
作中で「ウォン・ダイがメガゾーンの生き残り」という噂話が伏線として用意されていたが、前作の面影が全く無い上に地球に帰還してから長い年月が経っていたために誰も省吾が生きているとは思わなかったであろう。むしろエイジに至っては「省吾はウォン・ダイに殺された」と思い込んでいた。
終盤でエイジの行動によってSYSTEMの呪縛から解放され、本来の声(CV:矢尾一樹)で喋っていたが、既に肉体が限界を迎えており、エデンシティをエイジに託して命を落とした。
}
・時祭イヴ(CV:高岡早紀)
実質的なヒロイン。
髪がショートヘアで赤いルージュをひいてる等、見た目も声も変わっている。
*【メカニック】
**MZ23関係
・[[ガーランド>ガーランド(メガゾーン23)]]
主役メカ。バイクに変形する。カッコイイ
バイク時(MC)は最高出力:525馬力、最大トルク:60.6kg、最高時速:320kmのモンスターマシン。
登場初期は黄色だったが偽装のため赤色に塗装される。
B.D.に敗北後、軍が回収する。
&b(){詳細は項目参照。}
・[[ハーガン>ハーガン(メガゾーン23)]]
軍の主力[[量産機]]。立ち位置は[[ジム>ジム(MS)]]。ガーランドとは違い自由に変形できない。
他にもスペースハーガンという宇宙用の機体もある。
&b(){詳細は項目参照。}
・プロトガーランド
ガーランドを改修した機体。なのにプロト
・GR-Ⅱガーランド
ガーランドを解析し量産した機体。
タイヤがないハイテク機。だがやられ役。
・ヴィルデ・ザウ
野生の豚の意味。大型だが圧倒的な強さを誇る。やっぱりやら(ry
・ザーメ・ザウ
ヴィルデ・ザウをB.D.専用に仕上げた機体。
&font(#ff0000){戦闘シーンがない}
以下ネタバレ含む
矢作達が暮らしていた場所は実は&bold(){巨大な宇宙船MZ23の中であり、巨大PCバハムートが管理していた。}
23とは23番艦の意味。MZは住めなくなった地球から出ることと地球の環境が再生するまで待機するために作られており、&bold(){実際には1980年代から5世紀以上、500年も経過しており、この間ずっとMZ23内の人々は『80年代』という時代感覚のままで一生を過ごしていた事になる}。
なお、「&bold(){MZ23内の世界設定が、1980年代}」とされていた事の理由として、「&bold(){人々にとって、もっとも一番良い時代である}」と説明されているが、メタ的には&bold(){PARTⅠが発売された当時における“現在(1985年)”}だったからである。
しかし、これを現実の後世から見ると&bold(){『80年代は人々にとって、もっとも一番良い時代だった』}と決して言えなくもなかったりする。
実際、日本の国内の状況だけを見ても1960年代は学生運動の混乱、70年代はオイルショックや終末論のブームなど暗い話題も多い上、
90年代以降もバブルの崩壊による不景気、混沌を深め社会的な分断が進む令和の現在など、より先行きが分からない事態もあり暗い雰囲気のイメージが根強い。
それに対して80年代は多くの人々のイメージでは&bold(){バブルによる好景気で、底知れぬ成長を期待されていた}時代という印象が強く、比較的他の年代と比べれば世間的には明るい雰囲気に包まれていた時代であったという事はあながち間違いない。(異論はあるとは思うが。)
それに80年代と言えば、[[ファミコン>ファミリーコンピュータ]]といったゲームや、ミュージックビデオを取り入れた洋楽音楽などといった様々なカルチャーが生まれた時代でもあり、現在でもなお&bold(){『80年代』}が[[一種のジャンルとして確立している>カン・フューリー(映画)]]点でも明るい雰囲気の時代であるというイメージに拍車をかけている要因でもあろう。
本作は&bold(){そんな80年代の中頃、バブル景気が訪れる前に作られた作品であり、後世に待つ暗い時代と80年代に対する後世の人々のイメージをも予見していたとも読める}だけに、その先見性には驚くばかりである。
ちなみに、&bold(){[[とある別作品で世界全体を豊かだった過去の時代へと戻そうとして、人々を洗脳して永久に過去の時代の虜にさせる>ケン&チャコ(クレヨンしんちゃん)]]}というMZ23の構想にも似た計画が登場するのだが、これを踏まえれば、&bold(){MZ23はそこで[[未来を手に入れられなかった>21世紀を手に入れろ(クレヨンしんちゃん)]]先に待つ世界とも読める。}
・A.D.A.M.
月の防衛システム。地球に帰還するが条件を満たしていないMZを撃墜させるために作られた。
Ⅱではエーディーエーエムと読みⅢはアダムと読む。
・エデンシティ
『Ⅲ』で登場した近未来都市。
前作で省吾達がバハムートと共に地球に帰還した後に造られた都市であり、巨大な箱庭のような構造となっている。
だが、密室とも言える街に住む人々の生活を維持するために小規模ながら外の自然を破壊しながら増築を繰り返し、統治者のウォン・ダイが密かに人類の抹殺を目論む等、平和とは言い難い状況である。
**デザルグ
地球が住めなくなる前から火星に住んでた人が異星人と接触しオーバーテクノロジーを得た人々の乗るMZ23以上の大きさの宇宙船。
MZ23より50年先の技術を持ち、生物らしい兵器を所有する。
・プロープ
偵察機。偵察機なのにMZの部隊を軽々撃退できる。なにかがおかしい。
・シュツルムゲルツ
突撃装甲機。ハーガンを寄せ付けない圧倒的な強さはあるがヴィルデ・ザウにはあっさり倒される。それからが[[トラウマ]]……
・自動攻撃弾
グロ注意のトラウマ。シュツルムゲイツに搭載されている。
生命体だけを攻撃し触手で脳みそとかをズタズタにする。攻撃を見切り、なおかつ弾くので手に負えない。
ここからが本題。
このアニメ、&font(#f09199){高クオリティーなベッドシーン}があるのである。
ぶっちゃけロボットアニメを装った[[エロアニメ>エロアニメ/アダルトアニメ]]。ちなみにパンフもエロい。
爆発的に売れたのもこちらが目的のお兄さんが多かったからかもしれない……
スパロボは[[デモベ>斬魔大聖デモンベイン]]を参戦させる10年前に既にやらかしていたのであった。
&s(){まあ言い出したら[[初代ガンダムの小説版>機動戦士ガンダム(小説版)]]時点でアレなのだが。}
*【幻のシーン】
外国版のビデオにはⅠの別エンドとしてガーランドを破壊され瀕死の省吾が再び立ち上がり、B.D.の野望を阻止し由唯と再会し結ばれるというものがある。
知る人ぞ知る結末だが、余りにご都合主義な展開なため評判は良くない。
*【メディアミックス】
VHSリリース当時、講談社X文庫より小説版がリリースされている。著者は本編の原作・監督を務めた石黒昇氏。
[[ノベライズ]]されたのは『Ⅰ』の部分のみだが、OVAでは描かれなかった細かい人物の心情描写、世界観の掘り下げに力が入っており、
『メガゾーン23』という作品をより深く知るなら読んで損のない一冊に仕上がっている。
*【ゲーム】
PS3にて『[[メガゾーン23 青いガーランド]]』のタイトルで2007年9月13日に発売。&b(){詳細は項目参照。}
まさかのゲーム化である。
ⅡとはパラレルとなっておりⅠから20年たっている。
主人公は&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){省吾と由唯の子供の}}高中ヒロト。キャラデザがⅠを意識していたり&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){省吾の声もワクワクさんである}}など一見面白そう。
だが、実際は(評価点もあるとはいえ)基本的に&font(#f09199){ギャルゲー}であり&font(#ff0000){クソゲー}なので注意。
時系列は『メガゾーン23 ON RADIO』内のラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』の直後。
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』では『[[スーパーロボット大戦D]]』に参戦。現時点で同シリーズの出演はこれだけ。
シナリオはⅠとⅡが再現される(顔グラはⅠ)が、殆どバハムート内で起こるので「隔離再現」と揶揄されることも。
ただしガーランド系が[[ザンスカールの技術>ザンスカール帝国の機動兵器一覧]]に逆輸入されたり、バハムートもシナリオの伏線の一つなので、[[クロスオーバー>クロスオーバー(創作)]]の面では恵まれている。
ちなみにⅡのラストにて地球へ下りずにイヴが緊急プロテクションシステムとしてMZ23を空間跳躍させて本編中の世界へやってくる展開になったためⅢへと至る[[フラグ]]は完全粉砕されている。
『D』では『[[マクロス7]]』の母艦バトル7が「基本的に地球に帰らない」という原作設定を半ばうっちゃって帰還して積極的に争乱に関わる設定で、「地球に帰還したが資質を認められず散々な目に遭う」本作と対をなしている。
また、『[[THEビッグオー]]』の「メモリーを失った人々の偽りの箱庭」パラダイムシティとも舞台の相似性が見られる。
「いろいろな候補の中から他のシリーズとの兼ね合いで決めたもの」という攻略本(角川書店)の寺田談話があり、その3作品のドーム生活圏がもっと密に関わる没案もあったようだ((談話では「やらずに製品版の流れにしてよかった」という〆にされているが。))。
ガーランドは若干火力不足感が有るものの、サイズがSSなため攻撃が当たらない。
[[ライバル]]キャラとの予想外の共闘が多いDなので、もちろん条件を満たせばB.D.が仲間になる。
ただし、B.D.は敵味方でステータスを共有しているので鍛えすぎると大変なことになる。
なお、実はメガゾーンは[[寺田貴信]]プロデューサーのお気に入り作品の一つであり、スパロボ参戦作品を決める際にはいつもメガゾーンを参戦させようとしている(そして却下される)とか。
好きすぎてメガゾーンの話題だと無茶苦茶語りだすため、その熱い語りっぷりに興味をもった相沢舞氏に「どこで見れますか?」と聞かれたが、
上記のベッドシーンもあるので「&bold(){女性には勧めにくい}」とぼやいていた。
*【備考】
2017年6月にAICが新作アニメーション『&b(){メガゾーン23XI}』の企画を発表、制作資金調達のためにクラウドファンディングで支援を募集していた。
その結果、見事に目標金額の1000万円を達成し、テレビアニメの実現に一歩前進する事となった。
……が、2021年になっても企画の音沙汰は全くなく、支援したファンからは訝しむ声も挙がっている。
追記・修正く・だ・さ・い
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#areaedit()
- これエロかったのかい。スパロボに出て以来密かに興味あったのにw -- 名無しさん (2014-02-21 07:45:01)
- 確かにエロいけど、作画とか世界観とかその他もろもろのクオリティも目を見張るところがあるよ -- 名無しさん (2014-02-21 07:55:39)
- 「Ⅲ」と「青いガーランド」もスパロボに参戦してほしい -- 名無しさん (2014-02-21 10:23:05)
- 空スロット数はあるわ素で回避高いわでガーランドつよすぎるんだな。火力も攻撃範囲はイマイチだが大したことではない。敵のど真ん中に放り込んでも大丈夫なユニットその一 -- 名無しさん (2014-02-21 10:53:08)
- 青ガーはPS3で出す意義が全く見当たらない低クオリティだったからな。PCのエロゲーとして発売した方がまだウケたと思うよ -- 名無しさん (2014-02-21 10:59:35)
- ↑4 『創られた箱庭の中で真実に目覚めて大人相手にレジスタンス』系ストーリーの草分けだな(起源というわけじゃないだろうけど)。そういうアニメとかラノベの説明で一定年代より上のオタクには「メガゾーン23みたいなもの」と言うだけで通じるくらいには。 -- 名無しさん (2014-02-21 11:01:24)
- 1は四人いたヒロインの内一人が殺されて、2では仲間が増えたが不細工ばかりで、3では仲間の裏切りや1の主人公の悲しい結末で鬱展開が多かった、個人的には1の続編は意外と知られていないPSPゲームのストーリーのほうがいいと思う。パラレルだけど。 -- 名無しさん (2014-02-21 11:33:11)
- ↑PS3だった。 -- 名無しさん (2014-02-21 11:34:34)
- そもそもなんで今更メガゾーンに目をつけたんだろう?あ、いや、メガゾーン23をけなしているわけではナインデスヨ? -- 名無しさん (2014-02-25 13:10:45)
- 作中描写からすると、バハムートのCPUはZ80。8ビットマシンでなぜそこまでできるのか。 -- 名無しさん (2014-05-01 19:32:13)
- スパロボでもし声がついたら、省吾は誰が演じるのだろう -- 名無しさん (2014-06-03 19:40:09)
- 矢尾さんじゃね。PART1でも。 -- 名無しさん (2014-06-03 19:55:34)
- DのROCK CAFEアレンジは神だよな -- 名無しさん (2014-06-03 20:01:45)
- しかし一番盛り上がる寂しくて眠れないのフレーズが抜けてるのはいただけない -- 名無しさん (2014-06-03 20:15:19)
- 1の主人公のヒロインのベッドシーンが強烈だったな。 -- 名無しさん (2014-06-03 21:20:58)
- Ⅲのバドは急に姿が別人になってたし -- 名無しさん (2014-08-09 13:37:57)
- ↑2 そんなに刺激的だったのか。2のは見たことあるけど。 しかし、あれだけの巨大宇宙船を、宙域を抜けるまでの間に完全破壊するなんて、本当にADAMはすごいな……。 -- 名無しさん (2015-03-25 09:11:31)
- スパロボDリメイクする場合、B.Dの声、誰するんだろうなぁ…… -- 名無しさん (2016-01-25 13:03:26)
- ↑たぶん山崎たくみor千葉一伸 -- 名無しさん (2016-01-25 13:17:42)
- ヤコブ=汚いニー・ギブン -- 名無しさん (2016-04-07 12:10:16)
- ベッドシーンは声無し(映像と無関係な台詞が流れる)なので残念ながらわくわくさんの喘ぎ声は聞けない -- 名無しさん (2016-04-11 19:15:38)
- 次スパロボ参戦するなら、「III」要素も総括した上での救済とか期待してもいいのかな -- 名無しさん (2016-05-08 22:54:10)
- スパロボで印象的なROCK CAFEが原作ではIの序盤の日常シーンでしか流れなくて驚いた。逆シャアのメインテーマとかも似たようなもんだけどさ -- 名無しさん (2017-02-22 17:16:44)
- ストーリーもさることながら、ラストのMZ崩壊のシーンも、終局ものとしてみると、かなり良かった。 -- 名無しさん (2017-02-22 17:44:57)
- バドが乗ってたハーガンの操縦システムなんだが、今思えばオルフェンズの阿頼耶識っぽいよな -- 名無しさん (2018-01-04 00:24:20)
- ラストの歌は、MZ崩壊&バハムート射出のF.P.M起動時に、自動的に流れるようにプログラムされていたか、それともただ演出だけで、実際には流れていなかった、とかじゃなかろうか? -- 名無しさん (2018-01-04 11:49:17)
- スパロボでは世界観のクロスオーバーは多いけどキャラはそんなに別作品のキャラとそこまで絡まなかった印象。BDなんて仲間にしても終盤のシャアとぐらいしかガチで会話してない -- 名無しさん (2018-01-04 21:03:30)
- このさい、メガロードをシェアードワールドにして公開するのはどうかと思うんだが。MZは23隻もあるんだし。 -- 名無しさん (2018-01-05 09:19:55)
- もうそろそろ、XIが作られる情報も、追記してもいいんじゃないかな。それと、↑メガロードでなくメガゾーンだった。メガロードだと超時空要塞になってまう。 -- 名無しさん (2018-02-11 13:05:16)
- DVDもビデオだろ -- 名無しさん (2018-02-20 23:42:28)
- 省吾はアニメ本編でもゲームでも報われない末路を辿ってるよね -- 名無しさん (2018-10-30 22:18:00)
- ↑×3 追記しといたよ -- 名無しさん (2018-11-02 14:52:51)
- あと、XIではイブ役どうするのかな? 宮里久美さんにもう一度やってもらうのもいいかもしれないけど、XIには合わないような気もする。 -- 名無しさん (2018-11-14 15:16:41)
- あれからかなり経つのに、XIの新情報、まだ入ってこないなぁ。まさかプロジェクトつぶれたんじゃあるまいな?(汗 -- 名無しさん (2020-05-12 09:53:30)
- おそらく、バハムートは、アーキテクチャがZ80で、そこから発展していったタイプなのではなかろうか? アセンブリ言語がZ80だけど、性能はスパコン並み、みたいな -- 名無しさん (2021-03-15 09:40:15)
- TwitterでXIのDVD到着報告が挙がってるね -- 名無しさん (2021-03-31 23:21:04)
- ↑AICの子会社(?)が東映の関連会社と提携したっていうし、ここから動き出すかな。それにしてもB.D、よくMZ11にたどり着けたな。各MZ艦の航路データを何かの方法で入手していたんだろうか? あと、MZの崩壊シーンは、偽りの日常の崩壊がありありと出ててよかった -- 名無しさん (2021-06-12 17:23:58)
- MZ23の世界設定が1980年代になっているのがもっともいい時代だったと言ってるのはある意味今の方がしっくり来る。今だに1980年代の洋楽とか映画、アニメには大作・ヒット作も多くて現在ももてはやされている現状がそれを示しているのだから。 -- 名無しさん (2022-12-03 03:03:31)
- ↑なんのかんので未だに今のカルチャーの源流になってるところはあるだろうしな -- 名無しさん (2022-12-03 04:07:13)
- Ⅲのヤコブとウォン・ダイは見方を変えれば「A.D.A.M.の亡霊」だと思う -- 名無しさん (2024-02-27 00:33:26)
- なんでパート2だけ無駄にグロいんや -- 名無しさん (2024-08-31 21:56:34)
- ↑海外展開を目論んで、日本的なアニメ絵から日本でも海外でも両方通用するデザインや演出にしたとか。 -- 名無しさん (2024-08-31 23:10:50)
#comment
#areaedit(end)
}