キングスマン:ゴールデン・サークル

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&font(#6495ED){登録日}:2018/02/05 Mon 23:09:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(28px,b){秒でアガる。}} 『キングスマン:ゴールデン・サークル(Kingsman:The Golden Circle)』は17年に公開された米映画。 15年に公開された、アメコミ『ザ・シークレット・サービス』を原作としたスパイアクション映画『[[キングスマン>キングスマン(映画)]]』の続編。 監督は前作に引き続きマシュー・ヴォーン。日本での配給は前作のKADOKAWAから、全世界同様20世紀フォックスに変更された。 前作で師・ハリーの死を乗り越えて一人前の紳士スパイとなったエグジーに、新たな敵が襲い掛かり、さらなる熾烈な戦いを繰り広げる。 前作に引き続き血沸き肉躍るハイスピードアクションは健在。さらにアメリカのスパイ組織「ステイツマン」の投げ縄アクションも加わりヒートアップした。 また、前作で死んだはずだったが描写が意味深だったハリーが復活。彼の死を嘆いたファンを喜ばせた。 …しかし、今回は「燃える」要素だけでなく、売りの一つだった「悪趣味」要素もヒートアップ。 ミンチ、麻薬、セックス、射殺、犬殺し、etc...のタブーの連発(というかアクション以上に気合の入った悪趣味加減である)、さらに前作キャラのあまりに思い切りのいい扱いで前作以上のアクの強い出来映えとなった。 なお、今回のテーマである「麻薬」はアメリカでのグレーゾーンとしての扱いゆえに[[賛否が分かれている。>賛否両論]] *ストーリー ロンドンの貧民街育ちの青年、エグジーは父の同僚、ハリーに鍛えられ秘密組織「キングスマン」のエージェントとなり、殉職したハリーの跡を継ぐ形で日々戦いに明け暮れていた。 恋人のティルデ王女とも順調でまさに順風満帆の生活を送っていたエグジーだったが、かつての仲間でキングスマンを裏切ったチャーリーとの戦いがきっかけでその生活は一変する。 ある日突然、自宅とキングスマン基地にミサイルが着弾し基地は壊滅、メンバーのほとんどが死亡しエグジーとマーリンだけが取り残されてしまったのだ。 途方に暮れる二人は万が一のために用意された金庫に発見された酒瓶から、アメリカ合衆国ケンタッキー州の酒工場へと向かった。 そこで彼らが目にしたのは、カウボーイスタイルのスパイ組織「ステイツマン」の基地。酒工場はキングスマンの兄弟スパイ組織の隠れ蓑だったのだ。 さらに、そこにはステイツマンの技術によって復活したエージェント、ハリーの姿があった。 歓喜するエグジーだったが、ハリーは急な再生による脳の後遺症で前後不覚の状態となってしまい、以前とは変わり果ててしまっていた。 一方、ステイツマンの調べで、事件の黒幕はサイコ中年女ポピー・アダムス率いる麻薬組織「ゴールデン・サークル」と判明。 ポピーは世界に麻薬を蔓延させ自らの力を世に知らしめるために、麻薬を利用した無差別バイオテロを敢行。世界中を恐怖のどん底に陥れる。 エグジーは病み上がりのハリーを引き連れて、ポピーの陰謀を止めるために立ち上がる。 *登場人物 **キングスマン ・ゲイリー“エグジー”・アンウィン/ガラハッド(二代目) 演:タロン・エガートン/吹き替え:[[木村昴]] 貧民街育ちの新人スパイ。相変わらずやんちゃで口が悪いが根は優しい見習い紳士。 恩師・ハリーの後任「ガラハッド」の名を受け継いでキングスマンの一員として活躍し、前回の事件で知り合ったティルデ王女と交際を始め、逆玉の輿コースを順調に進んでいった。 しかし、かつてのライバルチャーリーとの戦いがきっかけとなり、新しい家と飼い犬JB、キングスマン基地とマーリン以外の仲間全員を失い失意のどん底に立たされる。 残された酒瓶を頼りに向かったステイツマン基地で死んだはずのハリーと再会し歓喜する。 懸命な想いをもってハリーの記憶を蘇らせたものの、後遺症でかつての威厳が消え失せたハリーに落胆してしまうが…。 ティルデ王女とは真剣に愛し合っているが、彼女から結婚を申し込まれ、王子として暮らすことに戸惑いを覚えている。 ・ハリー・ハート/ガラハッド(初代) 演:コリン・ファース/吹き替え:森田順平 エグジーの訓練教官エージェントにして彼の最愛の師。物腰穏やかだが実は熱血気質な紳士。 エグジーに紳士の礼節を叩き込み、リッチモンド・ヴァレンタインによって右目を撃たれ死亡したかと思われていたが、直後に異変を察知したステイツマンに回収され秘密アイテム「アルファ・ジェル」で一命を取り留めた。 しかし、蘇生に伴う脳に残った後遺症で記憶喪失となり、かつての夢だった鱗翅類学者を目指す平凡な中年に成り果ててしまう。 だが、ステイツマン基地に来たエグジーによって飼い犬のMr.ピックルの記憶を呼び起こされ記憶が復活。 いざ現場復帰と思いきや、まだ残っていた後遺症によって蝶の幻覚に苛まれ任務中次々とトラブルを引き起こし、果てには意味不明な理由でウイスキーを撃ち抜く暴挙に出てしまい…? ・マーリン 演:マーク・ストロング/吹き替え:加藤亮夫 キングスマンのメカニック担当。無茶の多いエグジーに肝を冷やす毎日を送るハゲ眼鏡。 たまたまキングスマン壊滅の日に基地を留守にしていたため難を逃れ、エグジーと共にヤケ酒の末にステイツマンへと異動する。 もちろんエグジー同様、かつての仲間のハリーの復活には泣いて喜んでいた。 実は密かに現場出陣を夢見ており、ウイスキーの負傷時に補充要員としてエグジーらと決戦に挑む。だが…。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){マーク・ストロングの実にいい声で『カントリー・ロード』が聞けるぞ!}} ・ロクサーヌ“ロキシー”・モートン/ランスロット 演:ソフィー・クックソン/吹き替え:下山田綾華 エグジーと同期のエージェント。眼鏡が可愛い美人優等生。 ゴールデン・サークルによるキングスマン基地攻撃に巻き込まれ、特に活躍もなく爆死する。 ・アーサー(二代目) 演:マイケル・ガンボン/吹き替え:長克巳 キングスマンの新リーダー。[[魔法学校の校長>アルバス・ダンブルドア]]ではない。 キングスマン基地と共に呆気なくその最期を迎えた。 ・JB エグジーの愛犬。主人の留守中に留守番の友達と共に爆死した。…前作で犬殺しを避けてのこれである。 **ステイツマン ・テキーラ 演:チャニング・テイタム/吹き替え:[[中村悠一]] ステイツマンのエージェント。陽気で気さくだがナルシストで、いかにもステレオタイプなアメリカンカウボーイ。 投げ縄などの腕は確かだがすぐ調子に乗り足元を掬われることも多く、ジンジャーやシャンパンからはその性格を呆れられていた。 大のアル中ではあったが、ゴールデン・サークルの麻薬にまで手を出してしまい、中毒症状を発症し踊りまくった挙句、延命措置の冷凍睡眠で戦線を離脱した。 当初は全編にわたって活躍する予定だったが、チャニング・テイタムのスケジュールが合わず大幅に出番がカットされた。しかし、彼の主役スピンオフ映画が企画されている。 ・ウイスキー 演:ペドロ・パスカル/吹き替え:宮内敦士 ステイツマンニューヨーク支部のエージェント。クールでダンディなアメリカン紳士で、礼節を重んじている。 また、女性を口説く文句に長けているものの、肉体関係には及びたくないようだ。 歴戦の戦士で、数十人もの兵士を投げ縄や銃で一騎当千の活躍を見せるほどの戦闘力を誇る。 エグジーとハリーを守るため激戦を繰り広げたが、ハリーに裏切り者と思われ、頭を撃たれ重傷を負う。そしてアルファ・ジェルで復活後何故かハリーの元へ行き…? 上記のチャニング・テイタムのスケジュールの都合で大幅に出番が増えた。 ・ジンジャーエール 演:ハル・ベリー/吹き替え:本田貴子 ステイツマンのメカニック。眼鏡がキュートな黒人女性。 電磁投げ縄といった武器だけでなく、アルファ・ジェルや冷凍睡眠といった医療技術にも長けている。 冷静沈着で人当たりのいいお姉さんだが、実は密かに現場仕事に憧れている。 ・シャンパン 演:ジェフ・ブリッジス/吹き替え:菅生隆之 ステイツマンのリーダー。酒をこよなく愛するほとんどアル中の老紳士。 かつては一つの組織だったキングスマンには恩義を感じており、対ゴールデン・サークルのキングスマンとの共同作戦を指揮する。 **ゴールデン・サークル ・ポピー・アダムス 演:ジュリアン・ムーア/吹き替え:[[田中敦子]] ゴールデン・サークルを統括する下締めの中年女性。 一見、アメリカ中西部の中流家庭にいそうな人畜無害なお母さんだが、性格は目的のために手段を選ばない冷酷非情なサイコパス。 かつては大学に勤める学者だったが、自分を認めないアメリカ社会に腹を立て、カンボジアの山奥で麻薬栽培を始めて一大麻薬組織を結成する。 「古き良きアメリカ」をモットーとしており、アジトは50年代のアメリカの街並みを再現し、&b(){しくじった部下をミンチにして作ったハンバーガーや}ロボエステティシャンによる人体改造エステなど悪趣味に満ちた象徴を立ち並べている。 中毒性が高い麻薬の栽培に成功したものの、それを認めない社会に一泡吹かせるべく、服用者を死に至らせる麻薬を開発し、解毒剤代わりに麻薬を合法化しろとアメリカ政府を脅迫、さらに野望の邪魔となるキングスマンを壊滅させる。 人をミンチにする割にベジタリアンだったり、麻薬を棚に上げて「砂糖の方が余程中毒性が高い」と言い張るなど、矛盾に満ちた人物。 ・チャーリー・ヘスケス 演:エドワード・ホロクロフト/吹き替え:櫻井トオル かつてはキングスマンの候補生でエグジーのライバルだったが、キングスマンを裏切りヴァレンタイン側についたためエグジーから電撃の制裁を食らわされていたクズ。 そのためにヴァレンタインのチップが故障し花火化を免れ、以降見下していた平民に堕ち、エグジーへの復讐の機会をうかがっていた。 そして、ポピーに拾われ右腕にハイテク義手「アーマゲドン」を装着、ゴールデン・サークルの戦闘員として働き、エグジーを幾度となく苦しめる。 ・クララ 演:ポピー・デルヴィーニュ/吹き替え:木下紗華 チャーリーの元カノ。ゴールデン・サークルの麻薬を愛用している。 エグジーの逆ハニートラップに引っかかって、股間のアレに発信機をつけられ麻薬製造工場がバレたため、チャーリーに始末されてしまう。 **その他の人物 ・ティルデ王女 演:ハンナ・アルストロム/吹き替え:佐古真弓 スウェーデン王女。前作でエグジーと[[穴関係>アナルセックス]]の関係になったと思いきや、本当の恋人関係に発展。 貴族と平民という関係を超えての家族として結ばれることを願っている。 しかし、キングスマンの仕事に乗り出し自分をほったらかしにするエグジーとの関係に嫌気が指し、出来心でゴールデン・サークルの麻薬に手を出してしまい中毒症状を発症してしまい…。 ・米国大統領 演:ブルース・グリーンウッド どう見てもあの人や某国大統領がモデルのアメリカトップ。 ポピーの卑劣な脅しに応じたかと思いきや、嫌悪する麻薬中毒者ごと一掃するために麻薬中毒者を見殺しにしてそれを口実に麻薬組織を壊滅する超強硬な手段に出る。 &font(l){現実にやりそうで怖い。} 中の人は『13デイズ』や『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』でもアメリカ大統領を演じている。 ・フォックス 演:エミリー・ワトソン 大統領秘書。 大統領にこき使われ過労対策として麻薬に手を出し、中毒症状を発症して大統領に非情にも他の感染者と同様隔離されてしまう。 ・エルトン・ジョン 演:本人/吹き替え:岩崎ひろし アメリカを代表する歌手。引退前の最後の映画出演作である。 ムード作りのためにポピーに拉致され、ゴールデン・サークル専属の歌手としてリサイタルを延々やらされていた。 軟禁状態ではあるもののロボット番犬からは「お友達」と識別はされている。 ハスキーボイスで『カントリー・ロード』を歌いながら追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 前作メンバー殆ど戦死したの残念すぎる あとステイツマンのアイツとのコンビも期待していたんだけど………… -- 名無しさん (2018-02-05 23:37:41) - 正直今回被害者が薬中なのがね。作ってる側も狙ってのことなんだけど -- 名無しさん (2018-02-06 01:33:03) - マーリンとか片足がハイテク義足化して復活してもいいと思うんだよな -- 名無しさん (2018-02-06 10:01:03) - 人肉ハンバーガーは悪趣味でワロタ。封神演義とアマゾンズ思い出した -- 名無しさん (2018-02-06 11:40:31) - あまり映画には関係ないけど、エグジー役タロンが声優として出演した『SING』ではエルトン・ジョンの曲をカバーしていたりする。 -- 名無しさん (2018-02-06 12:37:22) - ↑3 テスト試写ではマーリンは車椅子で生きてたんだけど、「ハリーの二番煎じじゃねーか!」と不評だったから本当に殺したらしい。復活はないんじゃないかな… -- 名無しさん (2018-02-06 12:45:10) - マナーは人を作る、をハリーが失敗したのがなぁ…きちんと復帰して格好良い決めぜりふを見たかった -- 名無しさん (2018-02-06 14:50:05) - マーリン死んだのはマジで惜しい。ロキシーは明確に場面切り替わって爆発のパターンだからワンチャン生きてる気もしなくはない。 -- 名無しさん (2018-02-06 16:15:29) - 冷静にツッコむ映画じゃないのは承知で言うと、「頭ぶち抜かれたけど生きてました」と「地雷で爆発したけど生きてました」じゃ後者の方が圧倒的に生存率高いだろっていうね。 -- 名無しさん (2018-02-06 16:50:38) - ウイスキーの最期惨すぎる。事情が事情だしあんな殺し方しなくてもよかったのでは…というかあの時のエグジー、紳士というより完全に野蛮人だったよね。 -- 名無しさん (2018-02-06 21:57:43) - 前作にまじでハマって何度も見に行ったけど、今作は一度しか行ってない。ロキシーやマーリンの扱いとか、ラスボスの気持ちとか大統領秘書の最後のスピーチとか、なによりエグジーと女王の関係とかにモヤモヤが残りすぎている…… -- 名無しさん (2018-02-06 23:01:43) - エルトンがまさかの活躍してて好きだった、こういう意外なキャラが活躍するの好き -- 名無しさん (2018-02-07 12:53:28) - ポピー人は信用してないいう割に機械の私兵が犬とエステロボだけなのはどうなのよ -- 名無しさん (2018-02-10 08:24:23) - エルトン・ジョンが次は主役をやりたいとか言ってたがまさかロケットマンとして実現するとはなあ…。 -- 名無しさん (2021-02-23 23:13:53) - チャニング・テイタムのスケジュールが合わなかったのって、製作されるはずだったマーベル作品のガンビットに出演するためだったって何かで読んだ。今年になってようやくガンビットになれて良かったね -- 名無しさん (2024-10-28 22:22:47) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/02/05 Mon 23:09:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(28px,b){秒でアガる。}} 『キングスマン:ゴールデン・サークル(Kingsman:The Golden Circle)』は17年に公開された米映画。 15年に公開された、アメコミ『ザ・シークレット・サービス』を原作としたスパイアクション映画『[[キングスマン>キングスマン(映画)]]』の続編。 監督は前作に引き続きマシュー・ヴォーン。日本での配給は前作のKADOKAWAから、全世界同様20世紀フォックスに変更された。 前作で師・ハリーの死を乗り越えて一人前の紳士スパイとなったエグジーに、新たな敵が襲い掛かり、さらなる熾烈な戦いを繰り広げる。 前作に引き続き血沸き肉躍るハイスピードアクションは健在。さらにアメリカのスパイ組織「ステイツマン」の投げ縄アクションも加わりヒートアップした。 また、前作で死んだはずだったが描写が意味深だったハリーが復活。彼の死を嘆いたファンを喜ばせた。 …しかし、今回は「燃える」要素だけでなく、売りの一つだった「悪趣味」要素もヒートアップ。 ミンチ、麻薬、セックス、射殺、犬殺し、etc...のタブーの連発(というかアクション以上に気合の入った悪趣味加減である)、さらに前作キャラのあまりに思い切りのいい扱いで前作以上のアクの強い出来映えとなった。 なお、今回のテーマである「麻薬」はアメリカでのグレーゾーンとしての扱いゆえに[[賛否が分かれている。>賛否両論]] *ストーリー ロンドンの貧民街育ちの青年、エグジーは父の同僚、ハリーに鍛えられ秘密組織「キングスマン」のエージェントとなり、殉職したハリーの跡を継ぐ形で日々戦いに明け暮れていた。 恋人のティルデ王女とも順調でまさに順風満帆の生活を送っていたエグジーだったが、かつての仲間でキングスマンを裏切ったチャーリーとの戦いがきっかけでその生活は一変する。 ある日突然、自宅とキングスマン基地にミサイルが着弾し基地は壊滅、メンバーのほとんどが死亡しエグジーとマーリンだけが取り残されてしまったのだ。 途方に暮れる二人は万が一のために用意された金庫に発見された酒瓶から、アメリカ合衆国ケンタッキー州の酒工場へと向かった。 そこで彼らが目にしたのは、カウボーイスタイルのスパイ組織「ステイツマン」の基地。酒工場はキングスマンの兄弟スパイ組織の隠れ蓑だったのだ。 さらに、そこにはステイツマンの技術によって復活したエージェント、ハリーの姿があった。 歓喜するエグジーだったが、ハリーは急な再生による脳の後遺症で前後不覚の状態となってしまい、以前とは変わり果ててしまっていた。 一方、ステイツマンの調べで、事件の黒幕はサイコ中年女ポピー・アダムス率いる麻薬組織「ゴールデン・サークル」と判明。 ポピーは世界に麻薬を蔓延させ自らの力を世に知らしめるために、麻薬を利用した無差別バイオテロを敢行。世界中を恐怖のどん底に陥れる。 エグジーは病み上がりのハリーを引き連れて、ポピーの陰謀を止めるために立ち上がる。 *登場人物 **キングスマン ・ゲイリー“エグジー”・アンウィン/ガラハッド(二代目) 演:タロン・エガートン/吹き替え:[[木村昴]] 貧民街育ちの新人スパイ。相変わらずやんちゃで口が悪いが根は優しい見習い紳士。 恩師・ハリーの後任「ガラハッド」の名を受け継いでキングスマンの一員として活躍し、前回の事件で知り合ったティルデ王女と交際を始め、逆玉の輿コースを順調に進んでいった。 しかし、かつてのライバルチャーリーとの戦いがきっかけとなり、新しい家と飼い犬JB、キングスマン基地とマーリン以外の仲間全員を失い失意のどん底に立たされる。 残された酒瓶を頼りに向かったステイツマン基地で死んだはずのハリーと再会し歓喜する。 懸命な想いをもってハリーの記憶を蘇らせたものの、後遺症でかつての威厳が消え失せたハリーに落胆してしまうが…。 ティルデ王女とは真剣に愛し合っているが、彼女から結婚を申し込まれ、王子として暮らすことに戸惑いを覚えている。 ・ハリー・ハート/ガラハッド(初代) 演:コリン・ファース/吹き替え:森田順平 エグジーの訓練教官エージェントにして彼の最愛の師。物腰穏やかだが実は熱血気質な紳士。 エグジーに紳士の礼節を叩き込み、リッチモンド・ヴァレンタインによって右目を撃たれ死亡したかと思われていたが、直後に異変を察知したステイツマンに回収され秘密アイテム「アルファ・ジェル」で一命を取り留めた。 しかし、蘇生に伴う脳に残った後遺症で記憶喪失となり、かつての夢だった鱗翅類学者を目指す平凡な中年に成り果ててしまう。 だが、ステイツマン基地に来たエグジーによって飼い犬のMr.ピックルの記憶を呼び起こされ記憶が復活。 いざ現場復帰と思いきや、まだ残っていた後遺症によって蝶の幻覚に苛まれ任務中次々とトラブルを引き起こし、果てには意味不明な理由でウイスキーを撃ち抜く暴挙に出てしまい…? ・マーリン 演:マーク・ストロング/吹き替え:加藤亮夫 キングスマンのメカニック担当。無茶の多いエグジーに肝を冷やす毎日を送るハゲ眼鏡。 たまたまキングスマン壊滅の日に基地を留守にしていたため難を逃れ、エグジーと共にヤケ酒の末にステイツマンへと異動する。 もちろんエグジー同様、かつての仲間のハリーの復活には泣いて喜んでいた。 実は密かに現場出陣を夢見ており、ウイスキーの負傷時に補充要員としてエグジーらと決戦に挑む。だが…。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){マーク・ストロングの実にいい声で『カントリー・ロード』が聞けるぞ!}} ・ロクサーヌ“ロキシー”・モートン/ランスロット 演:ソフィー・クックソン/吹き替え:下山田綾華 エグジーと同期のエージェント。眼鏡が可愛い美人優等生。 ゴールデン・サークルによるキングスマン基地攻撃に巻き込まれ、特に活躍もなく爆死する。 ・アーサー(二代目) 演:マイケル・ガンボン/吹き替え:長克巳 キングスマンの新リーダー。[[魔法学校の校長>アルバス・ダンブルドア]]ではない。 キングスマン基地と共に呆気なくその最期を迎えた。 ・JB エグジーの愛犬。主人の留守中に留守番の友達と共に爆死した。…前作で犬殺しを避けてのこれである。 **ステイツマン ・テキーラ 演:チャニング・テイタム/吹き替え:[[中村悠一]] ステイツマンのエージェント。陽気で気さくだがナルシストで、いかにもステレオタイプなアメリカンカウボーイ。 投げ縄などの腕は確かだがすぐ調子に乗り足元を掬われることも多く、ジンジャーやシャンパンからはその性格を呆れられていた。 大のアル中ではあったが、ゴールデン・サークルの麻薬にまで手を出してしまい、中毒症状を発症し踊りまくった挙句、延命措置の冷凍睡眠で戦線を離脱した。 当初は全編にわたって活躍する予定だったが、チャニング・テイタムのスケジュールが合わず大幅に出番がカットされた。しかし、彼の主役スピンオフ映画が企画されている。 ・ウイスキー 演:ペドロ・パスカル/吹き替え:宮内敦士 ステイツマンニューヨーク支部のエージェント。クールでダンディなアメリカン紳士で、礼節を重んじている。 また、女性を口説く文句に長けているものの、肉体関係には及びたくないようだ。 歴戦の戦士で、数十人もの兵士を投げ縄や銃で一騎当千の活躍を見せるほどの戦闘力を誇る。 エグジーとハリーを守るため激戦を繰り広げたが、ハリーに裏切り者と思われ、頭を撃たれ重傷を負う。そしてアルファ・ジェルで復活後何故かハリーの元へ行き…? 上記のチャニング・テイタムのスケジュールの都合で大幅に出番が増えた。 ・ジンジャーエール 演:ハル・ベリー/吹き替え:本田貴子 ステイツマンのメカニック。眼鏡がキュートな黒人女性。 電磁投げ縄といった武器だけでなく、アルファ・ジェルや冷凍睡眠といった医療技術にも長けている。 冷静沈着で人当たりのいいお姉さんだが、実は密かに現場仕事に憧れている。 ・シャンパン 演:ジェフ・ブリッジス/吹き替え:菅生隆之 ステイツマンのリーダー。酒をこよなく愛するほとんどアル中の老紳士。 かつては一つの組織だったキングスマンには恩義を感じており、対ゴールデン・サークルのキングスマンとの共同作戦を指揮する。 **ゴールデン・サークル ・ポピー・アダムス 演:ジュリアン・ムーア/吹き替え:[[田中敦子]] ゴールデン・サークルを統括する下締めの中年女性。 一見、アメリカ中西部の中流家庭にいそうな人畜無害なお母さんだが、性格は目的のために手段を選ばない冷酷非情なサイコパス。 かつては大学に勤める学者だったが、自分を認めないアメリカ社会に腹を立て、カンボジアの山奥で麻薬栽培を始めて一大麻薬組織を結成する。 「古き良きアメリカ」をモットーとしており、アジトは50年代のアメリカの街並みを再現し、&b(){しくじった部下をミンチにして作ったハンバーガーや}ロボエステティシャンによる人体改造エステなど悪趣味に満ちた象徴を立ち並べている。 中毒性が高い麻薬の栽培に成功したものの、それを認めない社会に一泡吹かせるべく、服用者を死に至らせる麻薬を開発し、解毒剤代わりに麻薬を合法化しろとアメリカ政府を脅迫、さらに野望の邪魔となるキングスマンを壊滅させる。 人をミンチにする割にベジタリアンだったり、麻薬を棚に上げて「砂糖の方が余程中毒性が高い」と言い張るなど、矛盾に満ちた人物。 ・チャーリー・ヘスケス 演:エドワード・ホロクロフト/吹き替え:櫻井トオル かつてはキングスマンの候補生でエグジーのライバルだったが、キングスマンを裏切りヴァレンタイン側についたためエグジーから電撃の制裁を食らわされていたクズ。 そのためにヴァレンタインのチップが故障し花火化を免れ、以降見下していた平民に堕ち、エグジーへの復讐の機会をうかがっていた。 そして、ポピーに拾われ右腕にハイテク義手「アーマゲドン」を装着、ゴールデン・サークルの戦闘員として働き、エグジーを幾度となく苦しめる。 ・クララ 演:ポピー・デルヴィーニュ/吹き替え:木下紗華 チャーリーの元カノ。ゴールデン・サークルの麻薬を愛用している。 エグジーの逆ハニートラップに引っかかって、股間のアレに発信機をつけられ麻薬製造工場がバレたため、チャーリーに始末されてしまう。 **その他の人物 ・ティルデ王女 演:ハンナ・アルストロム/吹き替え:佐古真弓 スウェーデン王女。前作でエグジーと[[穴関係>アナルセックス]]の関係になったと思いきや、本当の恋人関係に発展。 貴族と平民という関係を超えての家族として結ばれることを願っている。 しかし、キングスマンの仕事に乗り出し自分をほったらかしにするエグジーとの関係に嫌気が指し、出来心でゴールデン・サークルの麻薬に手を出してしまい中毒症状を発症してしまい…。 ・米国大統領 演:ブルース・グリーンウッド どう見てもあの人や某国大統領がモデルのアメリカトップ。 ポピーの卑劣な脅しに応じたかと思いきや、嫌悪する麻薬中毒者ごと一掃するために麻薬中毒者を見殺しにしてそれを口実に麻薬組織を壊滅する超強硬な手段に出る。 &font(l){現実にやりそうで怖い。} 中の人は『13デイズ』や『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』でもアメリカ大統領を演じている。 ・フォックス 演:エミリー・ワトソン 大統領秘書。 大統領にこき使われ過労対策として麻薬に手を出し、中毒症状を発症して大統領に非情にも他の感染者と同様隔離されてしまう。 ・エルトン・ジョン 演:本人/吹き替え:岩崎ひろし アメリカを代表する歌手。引退前の最後の映画出演作である。 ムード作りのためにポピーに拉致され、ゴールデン・サークル専属の歌手としてリサイタルを延々やらされていた。 軟禁状態ではあるもののロボット番犬からは「お友達」と識別はされている。 ハスキーボイスで『カントリー・ロード』を歌いながら追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 前作メンバー殆ど戦死したの残念すぎる あとステイツマンのアイツとのコンビも期待していたんだけど………… -- 名無しさん (2018-02-05 23:37:41) - 正直今回被害者が薬中なのがね。作ってる側も狙ってのことなんだけど -- 名無しさん (2018-02-06 01:33:03) - マーリンとか片足がハイテク義足化して復活してもいいと思うんだよな -- 名無しさん (2018-02-06 10:01:03) - 人肉ハンバーガーは悪趣味でワロタ。封神演義とアマゾンズ思い出した -- 名無しさん (2018-02-06 11:40:31) - あまり映画には関係ないけど、エグジー役タロンが声優として出演した『SING』ではエルトン・ジョンの曲をカバーしていたりする。 -- 名無しさん (2018-02-06 12:37:22) - ↑3 テスト試写ではマーリンは車椅子で生きてたんだけど、「ハリーの二番煎じじゃねーか!」と不評だったから本当に殺したらしい。復活はないんじゃないかな… -- 名無しさん (2018-02-06 12:45:10) - マナーは人を作る、をハリーが失敗したのがなぁ…きちんと復帰して格好良い決めぜりふを見たかった -- 名無しさん (2018-02-06 14:50:05) - マーリン死んだのはマジで惜しい。ロキシーは明確に場面切り替わって爆発のパターンだからワンチャン生きてる気もしなくはない。 -- 名無しさん (2018-02-06 16:15:29) - 冷静にツッコむ映画じゃないのは承知で言うと、「頭ぶち抜かれたけど生きてました」と「地雷で爆発したけど生きてました」じゃ後者の方が圧倒的に生存率高いだろっていうね。 -- 名無しさん (2018-02-06 16:50:38) - ウイスキーの最期惨すぎる。事情が事情だしあんな殺し方しなくてもよかったのでは…というかあの時のエグジー、紳士というより完全に野蛮人だったよね。 -- 名無しさん (2018-02-06 21:57:43) - 前作にまじでハマって何度も見に行ったけど、今作は一度しか行ってない。ロキシーやマーリンの扱いとか、ラスボスの気持ちとか大統領秘書の最後のスピーチとか、なによりエグジーと女王の関係とかにモヤモヤが残りすぎている…… -- 名無しさん (2018-02-06 23:01:43) - エルトンがまさかの活躍してて好きだった、こういう意外なキャラが活躍するの好き -- 名無しさん (2018-02-07 12:53:28) - ポピー人は信用してないいう割に機械の私兵が犬とエステロボだけなのはどうなのよ -- 名無しさん (2018-02-10 08:24:23) - エルトン・ジョンが次は主役をやりたいとか言ってたがまさかロケットマンとして実現するとはなあ…。 -- 名無しさん (2021-02-23 23:13:53) - チャニング・テイタムのスケジュールが合わなかったのって、製作されるはずだったマーベル作品のガンビットに出演するためだったって何かで読んだ。今年になってようやくガンビットになれて良かったね -- 名無しさん (2024-10-28 22:22:47) #comment #areaedit(end) }

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