「小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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&font(#6495ED){登録日}:2018/07/26 Thu 03:02:05
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
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#center(){
&sizex(7){&b(){&color(#9400d3,black){宝生永夢ゥ!}}}
&b(){&color(#9400d3,black){何故君が幻夢コーポレーションにあんなファンレターを送ったのか!?}}
&b(){&color(#9400d3,black){何故あの雨の日あの場所を歩いていたのか!?}}
&b(){&color(#9400d3,black){そもそも何故バグスターが生まれたのかァ!! その答えはただ一つ!}}
&b(){&color(#9400d3,black){君の}} &font(#ff0000){&italic(){ピー!!}} &b(){&color(#9400d3,black){ヴェ}} &font(#ff0000){&italic(){ピー!!}}
}
『小説 [[仮面ライダーエグゼイド]] ~マイティノベルX~』とは2018年6月27日に[[講談社キャラクター文庫]]から発売された『小説仮面ライダーシリーズ』の作品。
『[[仮面ライダーエグゼイド]]』の後日談を描いた作品であり、Vシネマ『[[アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー]]』より3年後が描かれる。
著者は本編の脚本も務めた[[高橋悠也]]氏が引き続き担当。
一人称視点の小説であり、各場面ごとにキャラクターごとの一人称で進行していく(そのため各キャラ事の語彙力の違いも見比べるのも面白い)、
まさに本書自身もまた『マイティノベルX』というノベル[[ゲーム]]として進行していく。
そこで明かされる真実は非常に衝撃的な物であり、登場人物たちのように本編の印象が180度変わるのは必須とも言える。
最低でも本編、[[平成ジェネレーションズ>仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー]]、[[トゥルー・エンディング>劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング]]、[[アナザー>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&スナイプ]][[・エンディ>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピー]][[ング三作>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー]]を視聴済みであれば問題ないが、
本書の性質を考慮すれば本書以前のエグゼイドシリーズ全てを追っておくとよりベストと言えるだろう。&font(l){じゃないと某シーンとか某シーンとか正常に見れなくなるぞ!}
突如として聖都大学附属病院に送られてきた謎の[[ゲーム]]「マイティノベルX」を通して、
TV本編ではあえて掘り下げられなかった主人公・[[宝生永夢>宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド]]…そして[[檀黎斗]]の過去が描かれる。
また彼ら以外にも様々なキャラクターの過去・設定が描かれているため、エグゼイドファン必読とも言える内容と言えよう。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){とりあえず日向審議官疑っていた人は土下座な!}}
&font(#FF0000){以下、本作の詳細なネタバレが含まれます。「I don't wanna know 下手な真実なら I don't wanna know 知らないほうがいいのに」という人はブラウザバック推奨}
**あらすじ
2023年――――
聖都大学附属病院小児科兼電脳救命センターで働く宝生永夢に、差出人不明の小包が送られて来た。
中には、「マイティノベルX」と書かれたガシャットが入っていた。
まさか、天才ゲームクリエーター[[檀黎斗]]からの挑戦!?
いや、彼は消滅したはずだ。一体、誰がこんなものを…。
永夢は瞑想し、一度だけ深呼吸をした。
迷いのやわらいだ永夢は、ガシャットの起動スイッチに指をかけた。
[[ゲーム]]スタート――!!
#right(){『マイティノベルX』裏表紙より引用}
**【登場人物】
***本編からの登場人物
&bold(){●&u(){[[宝生永夢/&color(#ff00ff){仮面ライダーエグゼイド}>宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド]]}}
本作の主人公。2.5次元人に萌える31歳。地の文含めて意外と毒舌。
ファイナルステージにて研修医から小児科医になったため、引き続き小児科医にして天才[[ゲーマー]]M。
黎斗が送ってきた「マイティノベルX」をプレイするが、最初の選択肢を誤り[[ゲームオーバー]]となってしまう……。
上述したように本作では彼の真実が明かされることになる。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){とりあえず誰があのガシャットスナギツネがむしろ永夢の真の姿だと本編の時点で思うだろうか((実は演じた飯島氏の虚無顔に想像を掻き立てられた高橋氏による後付け設定。))}}
ちなみに一人称視点である本作では通常時の医者永夢と天才[[ゲーマー]]M時の性格切り替えも詳細に描写されている。
&bold(){●&u(){[[鏡飛彩/&color(#00ffff){仮面ライダーブレイブ}>鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ]]}}
天才外科医。
アナザー・エンディングにて百瀬小姫との関係に吹っ切れたこともあり、プロポーズ用の指輪や[[結婚式]]の準備まですでに行っているお人。
今作では彼の過去も明かされ、やはりトンデモスペックな家族・過去であったことが描かれている。
ちなみにパパネタも少しあるよ!
&bold(){●&u(){[[花家大我/&color(#191970){仮面ライダースナイプ}>花家大我/仮面ライダースナイプ]]}}
元CRのドクターにして現在は花家ゲーム病クリニックを経営するゲーム病専門の開業医。
作中冒頭では熱を出したニコのためにアメリカに向かっていた(永夢には頭おかしいと言われてしまったが)。&font(l){大ニコは健在}
心霊の類が苦手な理由も明かされ、どうやらかつて放射線科医だった頃の病院で“見た”かららしい。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ゴーストの仕業に違いありませんぞ!}}
相変わらずの光医者で、「頑張ってるあの子を応援したい」を地で行く。あとポエマー。
&bold(){●&u(){[[九条貴利矢/&color(#ffea00){仮面ライダーレーザー}>九条貴利矢/仮面ライダーレーザー]]}}
元監察医務院の監察医にして、現在はCRのドクター。
バグスターから人間として再生した初の事例となり、再生医療にも貢献している。でもバグスターテレポートは便利だったらしく、残念がっていた。
八乙女紗衣子とはデートに誘われたことを皆に報告し、「恋のレースは自分が一番独走状態でしょ」と言うほど仲は良好な様子。
本作では他のドクターとともに永夢が攻略に失敗したマイティノベルXに挑むが……
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){友人の藍原淳吾が自身の言葉のせいで事故死した過去がある彼にあの選択肢を選ばせるという所業}}
ちなみに実家は警察一家で、お好み焼き屋らしい。
&bold(){●&u(){[[ポッピーピポパポ/仮野明日那>ポッピーピポパポ/仮野明日那/仮面ライダーポッピー]]}}
CRに努めるバグスター兼聖都病院の看護師にして衛生省のエージェント。
マイティノベルXの攻略に失敗し[[ゲームオーバー]]になった永夢を助けるために、
自身に眠る檀櫻子の記憶を頼りにマイティノベルXを攻略していこうとするのだが……
&bold(){●[[パラド>パラド/仮面ライダーパラドクス]]}
ココロオドル[[バグスター>バグスター(仮面ライダーエグゼイド)]]にして忠犬…もとい永夢の相棒。
本作では永夢の過去が明かされたことで、パラドに関してもあらたな情報が出て生きている。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そりゃ、永夢の過去があれならパラドもああなるよ}}
そして天才[[ゲーマー]]Mとして[[とある存在>ムテキゲーマー]]にリベンジを果たす。
ちなみにポッピー共々精神年齢は大体13歳くらいらしい。
&bold(){●&u(){[[檀黎斗/&color(#9400d3){仮面ライダーゲンム}>檀黎斗]]}}
3年前に消滅した元幻夢コーポレーションCEO。
本作では消滅したはずの彼から謎の小包がドローンによって届けられるが……
&bold(){●西馬ニコ}
成人しても相変わらず変わっていない…大我曰く、むしろアメリカナイズされて騒々しくなった天才[[ゲーマー]]N。
風邪を引いたため大我をアメリカに呼びつけていたが、マイティノベルX攻略のために天才[[ゲーマー]]Mに詳しい人間として日本に帰国する。
[[ゲームオーバー]]になった永夢たちを救うために、大我と供に婚活パーティーに挑む!
&font(l){相手の性格を「素直じゃない」と書く=光医者な大我は素直に書いて、ニコは素直に書いていないと推測されている。}
&bold(){●鏡灰馬}
聖都病院の院長にしてCRの責任者な飛彩の父親。
本人の出番こそ少ないが、飛彩によって詳細な過去と家系が明かされ、
祖父の頃から代々医者の家系であり、彼はかつて多くの癌摘出手術や臓器移植を成功させ神の手を持つ外科医と称されており、
しかし家ではそんな素振りは見せずに妻と息子に冗談ばかり言って明るい笑いを提供しようとしていたのだという。
もっとも笑ったのは妻だけで、息子は笑わなかったと暴露しているが。
そんな彼の妻は奇跡の獣医と称されている人であり、心のケアを含めて多くの治療不可能と言われた動物たちの治療を成功させてきたとのこと。
本人曰く、動物と会話できるから、らしい。
その他、彼の兄がアメリカの大病院の理事、妻の兄がドイツの有名医大の教授。
そしてその息子が紛争地帯で軍医をやっていることが明らかになっている。&font(l){……もしかして妻の旧姓って[[伊達>伊達明]]とかだったりします?}
&bold(){●日向恭太郎}
衛生省の大臣官房審議官。永夢を救った張本人でもあるため、本作でも当然登場する。
明かされる彼の過去も必読である。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){とりあえず日向審議官一度でも疑ってごめんなさい}}
&bold(){●&u(){[[檀正宗/&color(lime){仮面ライダークロノス}>檀正宗/仮面ライダークロノス]]}}
幻夢コーポレーションの元社長にして、黎斗の父親。
アナザー・エンディングにて一時的に復活したが、ゴッドマキシマムゲーマー相手に敗北し再び消滅していた。
黎斗の過去が明かされることで、彼の過去も明かされる。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){やっぱり父親としてはアウトでした}}
***その他の登場人物
&bold(){●檀櫻子}
黎斗の母親。
ポッピーが記憶をたどる形で彼女の過去が明かされる。
#openclose(show=過去){
ある種のごくごく普通の母親。
息子である黎斗が生まれてきたことをとても誇りに思っており、愛おしい存在だと思っていた。
ただ本人も自覚している失敗が、&bold(){手遅れになる前に黎斗を叱らなかったこと}や&bold(){黎斗の異変を見て見ぬふりしてしまったこと}か。
もっとも彼女の行動で何か変わったのかは結局未知数と言えるが。黎斗の性質が常軌を逸しすぎている面も大きいし……
黎斗が破り捨てた永夢のゲームのアイデアがかかれたファンレターを読んだ際には、
理由は本人にも曖昧だが涙を流し、自身が知らないその少年に思いをはせ、
「ご両親の愛情を一身に受けて育ったのだろうか」
「会社経営などという大人の事情とは無縁な暮らしなのだろうか」
「将来への希望に満ちた眩い日々を送っているのだろうか」
「黎斗にはないもの全てをこの少年は持っているのだろうか」
と述べている。
……皮肉なことにこの時点での永夢は精々将来の夢としてゲーマーを目指しているくらいでほとんど当てはまっておらず、
むしろ飛彩の方が当てはまっている項目が多い。
ちなみにアナザー・エンディングにて貴利矢さんが言った考えは、どうやら黎斗としても無意識に近かった様子。
}
&bold(){●宝生清長}
本作初登場の&bold(){永夢の実父}。
国内最大手の医療機器メーカー「メディクトリック」の常任取締役を務める。
ドクターたちがマイティノベルXを攻略していくにつれて、彼にもまた何かしらの重大な秘密があることがわかっていくが……
&bold(){●クロト※※/クロトピー}
「マイティノベルX」のナビゲーターを務めるバグスター。
黎斗と同じ思考ルーチンがプログラムされており、喋り方は(主に神時代の)[[檀黎斗]]そのもの。
黒いバグスターウイルスに紫のラインというゲンムに似た特徴を持つ姿をしている。
感染者の精神、つまり心に感染する性質を持ち、感染した患者のストレスで実体化するという特徴を持つ。
マイティノベルXのバグスターでもあるため、ラヴリカ同様に通常の戦闘手段では実体化前の場合は攻撃が効かない特徴を持つ。
クロト※※という名前は当初自己紹介した際の表記であり、※※の部分は放送禁止用語が流れた時に流れる「ピー音」。
天才[[ゲーマー]]Mの性格のときの永夢が便宜上として「クロトピー」と名付け、以後は終盤までこの名前でやり取りされる。
#openclose(show=そしてその真の目的は……){
やっぱりというか&bold(){本作の黒幕。}
その正体は『[[仮面戦隊ゴライダー>仮面戦隊ゴライダー(作品)]]』の時と同様に&bold(){檀黎斗の記憶やステータスを忠実に写し取った彼のバックアップ。}
自身を黎斗本人のバックアップであることは理解しており、
自分にプログラムされているオリジナルの黎斗を復元させるという使命に従い、
永夢にマイティノベルXをプレイさせ過去と向き合わせてゲーム病を悪化させることにより、
オリジナルを復活させるあるいは自身が新たな檀黎斗として復活しようと暗躍する。
なお、自身のことは&bold(){「檀黎斗Ⅱ」}、オリジナルの事は「檀黎斗Ⅰ」と呼んでいる。
またオリジナルを復活させることが目的ではあるが、オリジナルが消滅したことに対しては、
主観以外をすべて引き継ぐ自身がいるため大きな問題とはしていないと地の文で語られている。
ちなみに黎斗Ⅱがアナザー・エンディングから3年後に活動し始めたのは、TV本編最終回での自分を含めた犠牲者を人間として蘇らせるという永夢の宣言に敬意を払い、
&bold(){オリジナルの黎斗が貴利矢をバグスターから人間へと戻すのに費やした期間と同じ時間を猶予として与えたため。}
しかし自身が与えた猶予を超えても犠牲者を蘇生させられなかった現状に業を煮やすと共に失望。
本作での暗躍を開始した。
バックアップ作成の時期がちょうどアナザー・エンディングの頃のためなのか、
神の名を捨てたオリジナルと比べると神を名乗っていた頃の檀黎斗に近い言動・行動となっている。
}
***登場ライダー
[[&color(lime,#ff00ff){仮面ライダーエグゼイド}>宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド]]
登場フォームはレベル1,2、[[マキシマムゲーマー レベル99]]、[[ムテキゲーマー]]。
そして本作オリジナルのフォームとなるノベルゲーマー レベルX。
相変わらずムテキはそのままの意味だが、天才[[ゲーマー]]は二度も同じ目には遭わない。
[[&color(whitesmoke,#00ffff){仮面ライダーブレイブ}>鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ]]
相手が相手なので基本的にはレガシーゲーマー レベル100に変身する。
[[&color(#ccff33,midnightblue){仮面ライダースナイプ}>花家大我/仮面ライダースナイプ]]
相手が相手なので基本的にはシミュレーションゲーマー レベル50に変身する。
[[&color(black,#ffea00){仮面ライダーレーザー}>九条貴利矢/仮面ライダーレーザー]]
登場フォームは[[バイク]][[ゲーマー]] レベル0、プロトコンバットバイクゲーマー レベル0。
[[&color(#9400d3,#000000){仮面ライダーゲンム}>仮面ライダーゲンム]]
登場フォームはレベル2、ゴッドマキシマムゲーマー レベルビリオン。
//ゴッドマキシマムゲーマーは手加減しているとはいえ、レベル2のエグゼイドに火星ぶつけたりとやりたい放題。
また今回はゲムデウスクロノス戦で使用したと思われる二つの目のプロトマイティアクションXガシャットを使用して、
黎斗以外の人間がゲンムに変身することになる。
[[&color(gold,#0000ff){仮面ライダー}&color(gold,#ff0000){パラドクス}>パラド/仮面ライダーパラドクス]]
登場フォームはパーフェクトノックアウトゲーマー レベル99。
ある種最高の形で本編での雪辱を果たすことに。
[[&color(#ffed00,#ff3399){仮面ライダーポッピー}>ポッピーピポパポ/仮野明日那/仮面ライダーポッピー]]
登場フォームはときめきクライシスゲーマー レベルX。
[[とある相手>マキシマムゲーマー レベル99]]と戦うことになり、搦め手での勝利を狙うが、単純に相手が悪すぎた。
ちなみに限定版の裏表紙にはちゃっかり登場していたりする。
**『マイティノベルX』
突如として永夢に送られてきたマイティノベルXガシャットによって起動する[[ゲーム]]。
ジャンルはノベル[[ゲーム]]および体感型ゲームでもある。
プレイヤーが現実世界に点在する「ノベルスポット」を訪れることでイベントが発生し、
所定の手段をもって[[ゲーム]]エリアへと入ることで物語の一部を体感することができる。
その物語は誰かの人生の追体験であり、本作では宝生永夢の過去の物語が舞台となった。
[[ゲーム]]中は追体験している人物…本編の場合は(ゲーム内の)永夢には干渉できるが、
以外の登場人物は全員NPCとして扱われ、会話はできない仕様となっている。
そして物語の途中でゲーム内のその人物からプレイヤーへの問いかけが行われ、
それに対して表示された選択肢の中から正解を選び出さなければならない。
間違った選択肢を選んでしまった場合[[ゲームオーバー]]となり、ガシャット内に幽閉される仕様となっている。
本作でプレイヤーたちは過去の永夢の真実に向かい合うことになるのだが……。
**余談
本書の巻末には『[[小説 仮面ライダー鎧武]]』以降の[[講談社キャラクター文庫]]ではおなじみの、
シリーズの主な出来事を時系列順に網羅した「『[[仮面ライダーエグゼイド]]』 ノーコンティニュー全史」が掲載されているが、
エグゼイド側に時系列を合わせたためか、2017年が舞台の『アルティメイタム』以前の時系列である『平成ジェネレーションズFINAL』を2018年9月の出来事としている。
当初はアナザーエンディングから1週間後の時間軸に設定されていたのだが、本編プロデューサーの大森敬仁から「映像化した時に一週間後では役者が老けていると違和感がある」と没にされ、3年後にリテイクされた経緯がある。
#center(){
――もし、この世界に&b(){『ヒーロー』}が存在するとすれば、&b(){『彼ら』}の事を言うんだろう。
どんな逆境でも、決して諦めずに立ち向かい……人の命を救う。
そんな&b(){『ヒーロー』}たちに、僕たちは守られている。
}
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#include(テンプレ3)
#center(){
ゲーム病の再生医療の研究はこれからも続いていく
近い将来、消滅した人たちを復元できる日は必ずやってくる
その時、またあなたの笑い声を聞かせてもらいます
いずれまた。才能の旅に出ましょう
}
→Next Exaid's Episode is... THE GAME IS FOREVER……?
←Previous Exaid's trilogy is... 『[[仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー]]』
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#include(テンプレ3)
#center(){
&sizex(7){&b(){&color(#9400d3,black){ンンンン&color(#e9ff00){時代}よォォォォ!}}}
&sizex(6){&b(){&color(#9400d3,black){ようやくこの私に追いついたかァ! ハーハーハーハァ!!}}}
&sizex(5){&b(){&color(#8a2be2,#e6b422){黙れウイルス…!}}}
}
→Next Exaid's Episode is... 『[[仮面ライダーゲンムズ ─ザ・プレジデンツ─>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/53239.html]]』
#include(テンプレ2)
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 三回目の宝生永夢ゥ!は宝生永夢ゥ!の中でも完全に予想外の衝撃的な告白だから困る -- 名無しさん (2018-07-26 03:13:50)
- 時系列順にスポットを巡るのはむしろ罠というね。永夢が詳しく過去を語ってなかったのもあるが -- 名無しさん (2018-07-26 08:31:28)
- なんというか、やっぱりお前かよ!ってw -- 名無しさん (2018-07-26 10:25:11)
- グロいとかエロいとかじゃなくちょっとリアルでもありそうな過去でニチアサでお出しできない奴 -- 名無しさん (2018-07-26 14:14:31)
- ムテキ攻略はパラドクス限定で洗脳されてるって条件だがついになしえたな -- 名無しさん (2018-07-26 20:10:19)
- 原因部分(元の小説の文章を使いすぎ)は削除されたので削除予定は外しました。 -- 名無しさん (2018-07-26 22:30:55)
- 櫻子さんは産んだのが人ではなく神だったのが不幸だった 実際、子とどう接して良いのか悩む人も多いだろうし -- 名無しさん (2018-07-27 01:01:12)
- 雨の中、真っ先に瀕死の少年エムに駆け寄るのが貴利矢って、12話と立場が逆転してるんだな。 -- 名無しさん (2018-07-27 01:39:41)
- これ読んでから日向審議官に土下座して謝った人……はい、俺です(土下座) -- 名無しさん (2018-07-27 04:41:09)
- 永夢の性格がどこか嘘っぽいとか、いい子過ぎて現実味がないって言ってた人はある意味本質をついてたんだなあ・・・ -- 名無しさん (2018-07-27 05:31:47)
- マイエィノベルのゲームエリアひ描写は軽いサイコホラーだったよね…特に実家の描写が怖すぎる -- 名無しさん (2018-07-27 08:23:33)
- この事件、神なりの永夢の救済・・・にも思えてきた -- 名無しさん (2018-07-27 09:05:27)
- 審議官もそうだけど、家庭と仕事どっちもこなしてる院長も株上げたよね スーパークズとリアルクズな父親が揃ったからなおさら -- 名無しさん (2018-07-27 09:20:01)
- 空洞虚無ゥ! -- 名無しさん (2018-07-27 10:21:42)
- パラドと分離前ですら、医者になるための勉強でトップクラスにこそなれてないものの上から数えた方が早いレベルの学力持ち。大学入試を現役合格、留年無しで国試合格してるのも当然のスペックだけど、これも日向先生の影響が大きかったからだろうなぁ -- 名無しさん (2018-07-27 10:28:58)
- 永夢パパは同情できるできないで言えば同情できるけど許す許さないで言えば許さない -- 名無しさん (2018-07-27 10:51:37)
- 何故か映像化の際誰にやって欲しいかで中島哲也監督が出た。ノベルXのプレイシーンの躁鬱さで何故か「 -- 名無しさん (2018-07-28 03:50:00)
- ムテキの攻略というよりムテキを攻略したマイティノベルの攻略(裏技)だからムテキに勝ったのとはちょっと違う気がする -- 名無しさん (2018-07-28 05:19:29)
- 永夢と神の、宿敵同士でありドクターと患者でありゲームプレイヤーとゲームマスターであるって関係性をこれ以上ない程活かしてくれたと思う -- 名無しさん (2018-07-28 08:33:29)
- 永夢の神に投げかけたあの言葉は、同一にして相反する存在である二人の決着として相応しいかと -- 名無しさん (2018-07-28 14:27:58)
- 永夢にとっての究極の救済は黎斗が行い、黎斗にとっての幻の夢は永夢が叶えるんだなって読了後に思った -- 名無しさん (2018-07-29 03:01:09)
- あんなに優しい日向審議官を疑った監察医がいるらしいなァ! -- 名無しさん (2018-07-29 07:27:10)
- ゲンムが火星使うシーンでビルドを思い出したな -- 名無しさん (2018-07-29 22:13:19)
- トゥルー・エンディングの見方も変わったよ。特に南雲影成を説得するシーン -- 名無しさん (2018-07-30 00:32:29)
- 「下手な真実なら知らないくらいがいいのに」ってこの小説のことか…? -- 名無しさん (2018-08-02 22:15:04)
- これ読んでからエグゼイド二週目見直したらすっかりサイコホラー作品になってた。 -- 名無しさん (2018-08-20 22:34:38)
- 「エグゼイド本編は面白かったけど、永夢のキャラは何だか合わなかった」って人にこそおすすめしたい作品 -- 名無しさん (2018-08-22 09:12:58)
- ちなみにまともに見れなくなった某シーン×2ってどれのこと? 本編や映画やらではないんだろうけど -- 名無しさん (2018-11-04 21:32:21)
- ↑片方はマイティノベルX後の平ジェネFINALへの感想であった奴。万丈が関わった二人の過去がヤベーイってネタ。もう一個はゴライダーのパスがもらえない永夢&パスが来て大喜びの永夢…を一応考慮したけど、半分は語呂重視ではある。 -- 名無しさん (2018-11-04 22:17:15)
- ジオウのエグゼイド編直後にあったひらパーのジオウショーがガッツリこの話の続きってやっべえな -- 名無しさん (2018-12-31 19:07:49)
- ゴライダーの「誰もパスくれない…」→「えっいいの!?」もギャグじゃなくて過去に基づいたものだったとは… -- 名無しさん (2019-02-17 16:15:13)
- ↑あの過去を思うと、パスをしてくれた強者に懐くのも納得ですね… -- 名無しさん (2019-07-27 22:27:05)
- ↑×3 てっきり片方は1話冒頭だと思ってたがそこかぁ。 -- 名無しさん (2020-04-06 01:05:29)
- マイティノベルX商品化も驚いたけど、まさかノベルゲーマーがイラストとはいえ公式でデザインが用意されるとは…! -- 名無しさん (2022-04-18 22:45:36)
- ゲーム、もしくは映像化もあり? -- 名無しさん (2022-04-18 23:10:49)
- スーパー系クソ親父とリアル系クソ親父の夢の共演! -- 名無しさん (2022-08-04 21:49:47)
- アウトサイダーズではスマートブレインが黎斗の技術を狙っている事が判明したが、再生医療センターにあるゴッドマキシマムマイティXガシャットの強奪も考えていた可能性も否定できない。 -- 名無しさん (2023-04-02 13:28:13)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2018/07/26 Thu 03:02:05
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&b(){&color(#9400d3,black){何故君が幻夢コーポレーションにあんなファンレターを送ったのか!?}}
&b(){&color(#9400d3,black){何故あの雨の日あの場所を歩いていたのか!?}}
&b(){&color(#9400d3,black){そもそも何故バグスターが生まれたのかァ!! その答えはただ一つ!}}
&b(){&color(#9400d3,black){君の}} &font(#ff0000){&italic(){ピー!!}} &b(){&color(#9400d3,black){ヴェ}} &font(#ff0000){&italic(){ピー!!}}
}
『小説 [[仮面ライダーエグゼイド]] ~マイティノベルX~』とは2018年6月27日に[[講談社キャラクター文庫]]から発売された『小説仮面ライダーシリーズ』の作品。
『[[仮面ライダーエグゼイド]]』の後日談を描いた作品であり、Vシネマ『[[アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー]]』より3年後が描かれる。
著者は本編の脚本も務めた[[高橋悠也]]氏が引き続き担当。
一人称視点の小説であり、各場面ごとにキャラクターごとの一人称で進行していく(そのため各キャラ事の語彙力の違いも見比べるのも面白い)、
まさに本書自身もまた『マイティノベルX』というノベル[[ゲーム]]として進行していく。
そこで明かされる真実は非常に衝撃的な物であり、登場人物たちのように本編の印象が180度変わるのは必須とも言える。
最低でも本編、[[平成ジェネレーションズ>仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー]]、[[トゥルー・エンディング>劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング]]、[[アナザー>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&スナイプ]][[・エンディ>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピー]][[ング三作>仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー]]を視聴済みであれば問題ないが、
本書の性質を考慮すれば本書以前のエグゼイドシリーズ全てを追っておくとよりベストと言えるだろう。&font(l){じゃないと某シーンとか某シーンとか正常に見れなくなるぞ!}
突如として聖都大学附属病院に送られてきた謎の[[ゲーム]]「マイティノベルX」を通して、
TV本編ではあえて掘り下げられなかった主人公・[[宝生永夢>宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド]]…そして[[檀黎斗]]の過去が描かれる。
また彼ら以外にも様々なキャラクターの過去・設定が描かれているため、エグゼイドファン必読とも言える内容と言えよう。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){とりあえず日向審議官疑っていた人は土下座な!}}
&font(#FF0000){以下、本作の詳細なネタバレが含まれます。「I don't wanna know 下手な真実なら I don't wanna know 知らないほうがいいのに」という人はブラウザバック推奨}
**あらすじ
2023年――――
聖都大学附属病院小児科兼電脳救命センターで働く宝生永夢に、差出人不明の小包が送られて来た。
中には、「マイティノベルX」と書かれたガシャットが入っていた。
まさか、天才ゲームクリエーター[[檀黎斗]]からの挑戦!?
いや、彼は消滅したはずだ。一体、誰がこんなものを…。
永夢は瞑想し、一度だけ深呼吸をした。
迷いのやわらいだ永夢は、ガシャットの起動スイッチに指をかけた。
[[ゲーム]]スタート――!!
#right(){『マイティノベルX』裏表紙より引用}
**【登場人物】
***本編からの登場人物
&bold(){●&u(){[[宝生永夢/&color(#ff00ff){仮面ライダーエグゼイド}>宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド]]}}
本作の主人公。2.5次元人に萌える31歳。地の文含めて意外と毒舌。
ファイナルステージにて研修医から小児科医になったため、引き続き小児科医にして天才[[ゲーマー]]M。
黎斗が送ってきた「マイティノベルX」をプレイするが、最初の選択肢を誤り[[ゲームオーバー]]となってしまう……。
上述したように本作では彼の真実が明かされることになる。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){とりあえず誰があのガシャットスナギツネがむしろ永夢の真の姿だと本編の時点で思うだろうか((実は演じた飯島氏の虚無顔に想像を掻き立てられた高橋氏による後付け設定。))}}
ちなみに一人称視点である本作では通常時の医者永夢と天才[[ゲーマー]]M時の性格切り替えも詳細に描写されている。
&bold(){●&u(){[[鏡飛彩/&color(#00ffff){仮面ライダーブレイブ}>鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ]]}}
天才外科医。
アナザー・エンディングにて百瀬小姫との関係に吹っ切れたこともあり、プロポーズ用の指輪や[[結婚式]]の準備まですでに行っているお人。
今作では彼の過去も明かされ、やはりトンデモスペックな家族・過去であったことが描かれている。
ちなみにパパネタも少しあるよ!
&bold(){●&u(){[[花家大我/&color(#191970){仮面ライダースナイプ}>花家大我/仮面ライダースナイプ]]}}
元CRのドクターにして現在は花家ゲーム病クリニックを経営するゲーム病専門の開業医。
作中冒頭では熱を出したニコのためにアメリカに向かっていた(永夢には頭おかしいと言われてしまったが)。&font(l){大ニコは健在}
心霊の類が苦手な理由も明かされ、どうやらかつて放射線科医だった頃の病院で“見た”かららしい。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ゴーストの仕業に違いありませんぞ!}}
相変わらずの光医者で、「頑張ってるあの子を応援したい」を地で行く。あとポエマー。
&bold(){●&u(){[[九条貴利矢/&color(#ffea00){仮面ライダーレーザー}>九条貴利矢/仮面ライダーレーザー]]}}
元監察医務院の監察医にして、現在はCRのドクター。
バグスターから人間として再生した初の事例となり、再生医療にも貢献している。でもバグスターテレポートは便利だったらしく、残念がっていた。
八乙女紗衣子とはデートに誘われたことを皆に報告し、「恋のレースは自分が一番独走状態でしょ」と言うほど仲は良好な様子。
本作では他のドクターとともに永夢が攻略に失敗したマイティノベルXに挑むが……
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){友人の藍原淳吾が自身の言葉のせいで事故死した過去がある彼にあの選択肢を選ばせるという所業}}
ちなみに実家は警察一家で、お好み焼き屋らしい。
&bold(){●&u(){[[ポッピーピポパポ/仮野明日那>ポッピーピポパポ/仮野明日那/仮面ライダーポッピー]]}}
CRに努めるバグスター兼聖都病院の看護師にして衛生省のエージェント。
マイティノベルXの攻略に失敗し[[ゲームオーバー]]になった永夢を助けるために、
自身に眠る檀櫻子の記憶を頼りにマイティノベルXを攻略していこうとするのだが……
&bold(){●[[パラド>パラド/仮面ライダーパラドクス]]}
ココロオドル[[バグスター>バグスター(仮面ライダーエグゼイド)]]にして忠犬…もとい永夢の相棒。
本作では永夢の過去が明かされたことで、パラドに関してもあらたな情報が出て生きている。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そりゃ、永夢の過去があれならパラドもああなるよ}}
そして天才[[ゲーマー]]Mとして[[とある存在>ムテキゲーマー]]にリベンジを果たす。
ちなみにポッピー共々精神年齢は大体13歳くらいらしい。
&bold(){●&u(){[[檀黎斗/&color(#9400d3){仮面ライダーゲンム}>檀黎斗]]}}
3年前に消滅した元幻夢コーポレーションCEO。
本作では消滅したはずの彼から謎の小包がドローンによって届けられるが……
&bold(){●西馬ニコ}
成人しても相変わらず変わっていない…大我曰く、むしろアメリカナイズされて騒々しくなった天才[[ゲーマー]]N。
風邪を引いたため大我をアメリカに呼びつけていたが、マイティノベルX攻略のために天才[[ゲーマー]]Mに詳しい人間として日本に帰国する。
[[ゲームオーバー]]になった永夢たちを救うために、大我と供に婚活パーティーに挑む!
&font(l){相手の性格を「素直じゃない」と書く=光医者な大我は素直に書いて、ニコは素直に書いていないと推測されている。}
&bold(){●鏡灰馬}
聖都病院の院長にしてCRの責任者な飛彩の父親。
本人の出番こそ少ないが、飛彩によって詳細な過去と家系が明かされ、
祖父の頃から代々医者の家系であり、彼はかつて多くの癌摘出手術や臓器移植を成功させ神の手を持つ外科医と称されており、
しかし家ではそんな素振りは見せずに妻と息子に冗談ばかり言って明るい笑いを提供しようとしていたのだという。
もっとも笑ったのは妻だけで、息子は笑わなかったと暴露しているが。
そんな彼の妻は奇跡の獣医と称されている人であり、心のケアを含めて多くの治療不可能と言われた動物たちの治療を成功させてきたとのこと。
本人曰く、動物と会話できるから、らしい。
その他、彼の兄がアメリカの大病院の理事、妻の兄がドイツの有名医大の教授。
そしてその息子が紛争地帯で軍医をやっていることが明らかになっている。&font(l){……もしかして妻の旧姓って[[伊達>伊達明]]とかだったりします?}
&bold(){●日向恭太郎}
衛生省の大臣官房審議官。永夢を救った張本人でもあるため、本作でも当然登場する。
明かされる彼の過去も必読である。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){とりあえず日向審議官一度でも疑ってごめんなさい}}
&bold(){●&u(){[[檀正宗/&color(lime){仮面ライダークロノス}>檀正宗/仮面ライダークロノス]]}}
幻夢コーポレーションの元社長にして、黎斗の父親。
アナザー・エンディングにて一時的に復活したが、ゴッドマキシマムゲーマー相手に敗北し再び消滅していた。
黎斗の過去が明かされることで、彼の過去も明かされる。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){やっぱり父親としてはアウトでした}}
***その他の登場人物
&bold(){●檀櫻子}
黎斗の母親。
ポッピーが記憶をたどる形で彼女の過去が明かされる。
#openclose(show=過去){
ある種のごくごく普通の母親。
息子である黎斗が生まれてきたことをとても誇りに思っており、愛おしい存在だと思っていた。
ただ本人も自覚している失敗が、&bold(){手遅れになる前に黎斗を叱らなかったこと}や&bold(){黎斗の異変を見て見ぬふりしてしまったこと}か。
もっとも彼女の行動で何か変わったのかは結局未知数と言えるが。黎斗の性質が常軌を逸しすぎている面も大きいし……
黎斗が破り捨てた永夢のゲームのアイデアがかかれたファンレターを読んだ際には、
理由は本人にも曖昧だが涙を流し、自身が知らないその少年に思いをはせ、
「ご両親の愛情を一身に受けて育ったのだろうか」
「会社経営などという大人の事情とは無縁な暮らしなのだろうか」
「将来への希望に満ちた眩い日々を送っているのだろうか」
「黎斗にはないもの全てをこの少年は持っているのだろうか」
と述べている。
……皮肉なことにこの時点での永夢は精々将来の夢としてゲーマーを目指しているくらいでほとんど当てはまっておらず、
むしろ飛彩の方が当てはまっている項目が多い。
ちなみにアナザー・エンディングにて貴利矢さんが言った考えは、どうやら黎斗としても無意識に近かった様子。
}
&bold(){●宝生清長}
本作初登場の&bold(){永夢の実父}。
国内最大手の医療機器メーカー「メディクトリック」の常任取締役を務める。
ドクターたちがマイティノベルXを攻略していくにつれて、彼にもまた何かしらの重大な秘密があることがわかっていくが……
&bold(){●クロト※※/クロトピー}
「マイティノベルX」のナビゲーターを務めるバグスター。
黎斗と同じ思考ルーチンがプログラムされており、喋り方は(主に神時代の)[[檀黎斗]]そのもの。
黒いバグスターウイルスに紫のラインというゲンムに似た特徴を持つ姿をしている。
感染者の精神、つまり心に感染する性質を持ち、感染した患者のストレスで実体化するという特徴を持つ。
マイティノベルXのバグスターでもあるため、ラヴリカ同様に通常の戦闘手段では実体化前の場合は攻撃が効かない特徴を持つ。
クロト※※という名前は当初自己紹介した際の表記であり、※※の部分は放送禁止用語が流れた時に流れる「ピー音」。
天才[[ゲーマー]]Mの性格のときの永夢が便宜上として「クロトピー」と名付け、以後は終盤までこの名前でやり取りされる。
#openclose(show=そしてその真の目的は……){
やっぱりというか&bold(){本作の黒幕。}
その正体は『[[仮面戦隊ゴライダー>仮面戦隊ゴライダー(作品)]]』の時と同様に&bold(){檀黎斗の記憶やステータスを忠実に写し取った彼のバックアップ。}
自身を黎斗本人のバックアップであることは理解しており、
自分にプログラムされているオリジナルの黎斗を復元させるという使命に従い、
永夢にマイティノベルXをプレイさせ過去と向き合わせてゲーム病を悪化させることにより、
オリジナルを復活させるあるいは自身が新たな檀黎斗として復活しようと暗躍する。
なお、自身のことは&bold(){「檀黎斗Ⅱ」}、オリジナルの事は「檀黎斗Ⅰ」と呼んでいる。
またオリジナルを復活させることが目的ではあるが、オリジナルが消滅したことに対しては、
主観以外をすべて引き継ぐ自身がいるため大きな問題とはしていないと地の文で語られている。
ちなみに黎斗Ⅱがアナザー・エンディングから3年後に活動し始めたのは、TV本編最終回での自分を含めた犠牲者を人間として蘇らせるという永夢の宣言に敬意を払い、
&bold(){オリジナルの黎斗が貴利矢をバグスターから人間へと戻すのに費やした期間と同じ時間を猶予として与えたため。}
しかし自身が与えた猶予を超えても犠牲者を蘇生させられなかった現状に業を煮やすと共に失望。
本作での暗躍を開始した。
バックアップ作成の時期がちょうどアナザー・エンディングの頃のためなのか、
神の名を捨てたオリジナルと比べると神を名乗っていた頃の檀黎斗に近い言動・行動となっている。
}
***登場ライダー
[[&color(lime,#ff00ff){仮面ライダーエグゼイド}>宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド]]
登場フォームはレベル1,2、[[マキシマムゲーマー レベル99]]、[[ムテキゲーマー]]。
そして本作オリジナルのフォームとなるノベルゲーマー レベルX。
相変わらずムテキはそのままの意味だが、天才[[ゲーマー]]は二度も同じ目には遭わない。
[[&color(whitesmoke,#00ffff){仮面ライダーブレイブ}>鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ]]
相手が相手なので基本的にはレガシーゲーマー レベル100に変身する。
[[&color(#ccff33,midnightblue){仮面ライダースナイプ}>花家大我/仮面ライダースナイプ]]
相手が相手なので基本的にはシミュレーションゲーマー レベル50に変身する。
[[&color(black,#ffea00){仮面ライダーレーザー}>九条貴利矢/仮面ライダーレーザー]]
登場フォームは[[バイク]][[ゲーマー]] レベル0、プロトコンバットバイクゲーマー レベル0。
[[&color(#9400d3,#000000){仮面ライダーゲンム}>仮面ライダーゲンム]]
登場フォームはレベル2、ゴッドマキシマムゲーマー レベルビリオン。
//ゴッドマキシマムゲーマーは手加減しているとはいえ、レベル2のエグゼイドに火星ぶつけたりとやりたい放題。
また今回はゲムデウスクロノス戦で使用したと思われる二つの目のプロトマイティアクションXガシャットを使用して、
黎斗以外の人間がゲンムに変身することになる。
[[&color(gold,#0000ff){仮面ライダー}&color(gold,#ff0000){パラドクス}>パラド/仮面ライダーパラドクス]]
登場フォームはパーフェクトノックアウトゲーマー レベル99。
ある種最高の形で本編での雪辱を果たすことに。
[[&color(#ffed00,#ff3399){仮面ライダーポッピー}>ポッピーピポパポ/仮野明日那/仮面ライダーポッピー]]
登場フォームはときめきクライシスゲーマー レベルX。
[[とある相手>マキシマムゲーマー レベル99]]と戦うことになり、搦め手での勝利を狙うが、単純に相手が悪すぎた。
ちなみに限定版の裏表紙にはちゃっかり登場していたりする。
**『マイティノベルX』
突如として永夢に送られてきたマイティノベルXガシャットによって起動する[[ゲーム]]。
ジャンルはノベル[[ゲーム]]および体感型ゲームでもある。
プレイヤーが現実世界に点在する「ノベルスポット」を訪れることでイベントが発生し、
所定の手段をもって[[ゲーム]]エリアへと入ることで物語の一部を体感することができる。
その物語は誰かの人生の追体験であり、本作では宝生永夢の過去の物語が舞台となった。
[[ゲーム]]中は追体験している人物…本編の場合は(ゲーム内の)永夢には干渉できるが、
以外の登場人物は全員NPCとして扱われ、会話はできない仕様となっている。
そして物語の途中でゲーム内のその人物からプレイヤーへの問いかけが行われ、
それに対して表示された選択肢の中から正解を選び出さなければならない。
間違った選択肢を選んでしまった場合[[ゲームオーバー]]となり、ガシャット内に幽閉される仕様となっている。
本作でプレイヤーたちは過去の永夢の真実に向かい合うことになるのだが……。
**余談
本書の巻末には『[[小説 仮面ライダー鎧武]]』以降の[[講談社キャラクター文庫]]ではおなじみの、
シリーズの主な出来事を時系列順に網羅した「『[[仮面ライダーエグゼイド]]』 ノーコンティニュー全史」が掲載されているが、
エグゼイド側に時系列を合わせたためか、2017年が舞台の『アルティメイタム』以前の時系列である『平成ジェネレーションズFINAL』を2018年9月の出来事としている。
当初はアナザーエンディングから1週間後の時間軸に設定されていたのだが、本編プロデューサーの大森敬仁から「映像化した時に一週間後では役者が老けていると違和感がある」と没にされ、3年後にリテイクされた経緯がある。
#center(){
――もし、この世界に&b(){『ヒーロー』}が存在するとすれば、&b(){『彼ら』}の事を言うんだろう。
どんな逆境でも、決して諦めずに立ち向かい……人の命を救う。
そんな&b(){『ヒーロー』}たちに、僕たちは守られている。
}
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&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)
#center(){
ゲーム病の再生医療の研究はこれからも続いていく
近い将来、消滅した人たちを復元できる日は必ずやってくる
その時、またあなたの笑い声を聞かせてもらいます
いずれまた。才能の旅に出ましょう
}
→Next Exaid's Episode is... THE GAME IS FOREVER……?
←Previous Exaid's trilogy is... 『[[仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー]]』
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&link_up(△)メニュー
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#include(テンプレ3)
#center(){
&sizex(7){&b(){&color(#9400d3,black){ンンンン&color(#e9ff00){時代}よォォォォ!}}}
&sizex(6){&b(){&color(#9400d3,black){ようやくこの私に追いついたかァ! ハーハーハーハァ!!}}}
&sizex(5){&b(){&color(#8a2be2,#e6b422){黙れウイルス…!}}}
}
→Next Exaid's Episode is... 『[[仮面ライダーゲンムズ ─ザ・プレジデンツ─>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/53239.html]]』
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 三回目の宝生永夢ゥ!は宝生永夢ゥ!の中でも完全に予想外の衝撃的な告白だから困る -- 名無しさん (2018-07-26 03:13:50)
- 時系列順にスポットを巡るのはむしろ罠というね。永夢が詳しく過去を語ってなかったのもあるが -- 名無しさん (2018-07-26 08:31:28)
- なんというか、やっぱりお前かよ!ってw -- 名無しさん (2018-07-26 10:25:11)
- グロいとかエロいとかじゃなくちょっとリアルでもありそうな過去でニチアサでお出しできない奴 -- 名無しさん (2018-07-26 14:14:31)
- ムテキ攻略はパラドクス限定で洗脳されてるって条件だがついになしえたな -- 名無しさん (2018-07-26 20:10:19)
- 原因部分(元の小説の文章を使いすぎ)は削除されたので削除予定は外しました。 -- 名無しさん (2018-07-26 22:30:55)
- 櫻子さんは産んだのが人ではなく神だったのが不幸だった 実際、子とどう接して良いのか悩む人も多いだろうし -- 名無しさん (2018-07-27 01:01:12)
- 雨の中、真っ先に瀕死の少年エムに駆け寄るのが貴利矢って、12話と立場が逆転してるんだな。 -- 名無しさん (2018-07-27 01:39:41)
- これ読んでから日向審議官に土下座して謝った人……はい、俺です(土下座) -- 名無しさん (2018-07-27 04:41:09)
- 永夢の性格がどこか嘘っぽいとか、いい子過ぎて現実味がないって言ってた人はある意味本質をついてたんだなあ・・・ -- 名無しさん (2018-07-27 05:31:47)
- マイエィノベルのゲームエリアひ描写は軽いサイコホラーだったよね…特に実家の描写が怖すぎる -- 名無しさん (2018-07-27 08:23:33)
- この事件、神なりの永夢の救済・・・にも思えてきた -- 名無しさん (2018-07-27 09:05:27)
- 審議官もそうだけど、家庭と仕事どっちもこなしてる院長も株上げたよね スーパークズとリアルクズな父親が揃ったからなおさら -- 名無しさん (2018-07-27 09:20:01)
- 空洞虚無ゥ! -- 名無しさん (2018-07-27 10:21:42)
- パラドと分離前ですら、医者になるための勉強でトップクラスにこそなれてないものの上から数えた方が早いレベルの学力持ち。大学入試を現役合格、留年無しで国試合格してるのも当然のスペックだけど、これも日向先生の影響が大きかったからだろうなぁ -- 名無しさん (2018-07-27 10:28:58)
- 永夢パパは同情できるできないで言えば同情できるけど許す許さないで言えば許さない -- 名無しさん (2018-07-27 10:51:37)
- 何故か映像化の際誰にやって欲しいかで中島哲也監督が出た。ノベルXのプレイシーンの躁鬱さで何故か「 -- 名無しさん (2018-07-28 03:50:00)
- ムテキの攻略というよりムテキを攻略したマイティノベルの攻略(裏技)だからムテキに勝ったのとはちょっと違う気がする -- 名無しさん (2018-07-28 05:19:29)
- 永夢と神の、宿敵同士でありドクターと患者でありゲームプレイヤーとゲームマスターであるって関係性をこれ以上ない程活かしてくれたと思う -- 名無しさん (2018-07-28 08:33:29)
- 永夢の神に投げかけたあの言葉は、同一にして相反する存在である二人の決着として相応しいかと -- 名無しさん (2018-07-28 14:27:58)
- 永夢にとっての究極の救済は黎斗が行い、黎斗にとっての幻の夢は永夢が叶えるんだなって読了後に思った -- 名無しさん (2018-07-29 03:01:09)
- あんなに優しい日向審議官を疑った監察医がいるらしいなァ! -- 名無しさん (2018-07-29 07:27:10)
- ゲンムが火星使うシーンでビルドを思い出したな -- 名無しさん (2018-07-29 22:13:19)
- トゥルー・エンディングの見方も変わったよ。特に南雲影成を説得するシーン -- 名無しさん (2018-07-30 00:32:29)
- 「下手な真実なら知らないくらいがいいのに」ってこの小説のことか…? -- 名無しさん (2018-08-02 22:15:04)
- これ読んでからエグゼイド二週目見直したらすっかりサイコホラー作品になってた。 -- 名無しさん (2018-08-20 22:34:38)
- 「エグゼイド本編は面白かったけど、永夢のキャラは何だか合わなかった」って人にこそおすすめしたい作品 -- 名無しさん (2018-08-22 09:12:58)
- ちなみにまともに見れなくなった某シーン×2ってどれのこと? 本編や映画やらではないんだろうけど -- 名無しさん (2018-11-04 21:32:21)
- ↑片方はマイティノベルX後の平ジェネFINALへの感想であった奴。万丈が関わった二人の過去がヤベーイってネタ。もう一個はゴライダーのパスがもらえない永夢&パスが来て大喜びの永夢…を一応考慮したけど、半分は語呂重視ではある。 -- 名無しさん (2018-11-04 22:17:15)
- ジオウのエグゼイド編直後にあったひらパーのジオウショーがガッツリこの話の続きってやっべえな -- 名無しさん (2018-12-31 19:07:49)
- ゴライダーの「誰もパスくれない…」→「えっいいの!?」もギャグじゃなくて過去に基づいたものだったとは… -- 名無しさん (2019-02-17 16:15:13)
- ↑あの過去を思うと、パスをしてくれた強者に懐くのも納得ですね… -- 名無しさん (2019-07-27 22:27:05)
- ↑×3 てっきり片方は1話冒頭だと思ってたがそこかぁ。 -- 名無しさん (2020-04-06 01:05:29)
- マイティノベルX商品化も驚いたけど、まさかノベルゲーマーがイラストとはいえ公式でデザインが用意されるとは…! -- 名無しさん (2022-04-18 22:45:36)
- ゲーム、もしくは映像化もあり? -- 名無しさん (2022-04-18 23:10:49)
- スーパー系クソ親父とリアル系クソ親父の夢の共演! -- 名無しさん (2022-08-04 21:49:47)
- アウトサイダーズではスマートブレインが黎斗の技術を狙っている事が判明したが、再生医療センターにあるゴッドマキシマムマイティXガシャットの強奪も考えていた可能性も否定できない。 -- 名無しさん (2023-04-02 13:28:13)
#comment
#areaedit(end)
}