青春ブタ野郎シリーズ

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&font(#6495ED){登録日}:2018/12/09 Sun 00:19:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#008cff){&sizex(5){フツーな僕らのフシギ系青春ストーリー}}}} 『青春ブタ野郎シリーズ』とは電撃文庫から刊行されている[[ライトノベル]]。 作者は『[[さくら荘のペットな彼女]]』の鴨志田一。イラストもさくら荘と同じく溝口ケージ。 公式略称は青ブタ。 各巻のタイトルは「青春ブタ野郎は〜〜の夢を見ない」で統一されており、 おふざけ系ギャグコメディっぽい感じのタイトルとは裏腹に中身はかなり真面目な青春SF[[ファンタジー]]もので、シリアスな展開も多い。 [[あらすじ]]からも分かるように、舞台は湘南地区一帯。 ナンバリングがないため読む順番に注意。展開の都合上、各巻とも前巻までの変化がきっちりと書かれている。 特に7巻目にあたる「ハツコイ少女の夢を見ない」に至っては、前巻「ゆめみる少女の夢を見ない」の事実上の後編となる為、 &bold(){&sizex(4){冒頭の1ページ目から衝撃のネタバレ全開}}なので特に注意が必要。口絵やあらすじは特に問題ないものの、半端な試し読みはおススメできない。 2018年9月より、第1巻のタイトルでもある『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のタイトルで[[アニメ化]]。内容は原作6巻まで。 また、2019年には原作6巻と7巻の内容を描いた『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』が劇場版アニメとして上映されている。 2023年には、同じく8巻の内容を描いた『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』が劇場版アニメとして公開、9巻の内容を描いた『青春ブタ野郎は[[ランドセル]]ガールの夢を見ない』も劇場版アニメとして上映が決定している。 ランドセルガール上映後には、原作10巻以降の大学生篇のアニメ化も発表されている。 ●目次 #contents *・あらすじ ———思春期症候群 不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象。 梓川咲太。高校2年生。江ノ島からほど近いとある高校に通う彼は、 この年、様々な“思春期症候群”を引き起こした少女達と出会う。 ———例えばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。 魅惑的な彼女の姿は、なぜか周囲の人間の目には映っていなかった。 なぜ彼女は見えなくなってしまうのか。 謎の解明に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘めたる想いを知り……。 空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が始まる。 (アニメ公式サイトより) *・思春期症候群 本作の最重要キーワード。 「他人の心の声が聞こえた」「誰かと誰かが入れ替わった」など、 多感ゆえに不安定な思春期にだけ起こると言われる不思議現象。 一般的にはあくまでもネットの噂レベルの話だが… *・登場人物 &bold(){&sizex(4){「青春ブタ野郎」}} ・&bold(){&sizex(4){梓川咲太}} CV:[[石川界人]] 本作の主人公。峰ヶ原高校に通う高校2年生。 妹の事情から、両親と離れて妹と二人暮らし。 過去に暴力事件を起こしたという噂(病院送り事件)が原因で学校では恐れられ、浮いた存在となっているが、本人はあまり気にしていない。 [[なんとなく]]斜に構えた無気力な印象だが、根は情に厚く、かなりのお人好しで、他人のためなら多少の苦労も自分が恥をかくことも厭わない。 また、空気は読めるがあえて読まず、言いにくいことをズケズケと言える鋼のメンタルの持ち主。 一方で自分自信の悩みについてはなかなか他人に相談できず、自分一人で抱え込みすぎてしまうような一面もある。 [[都市伝説]]と言われている思春期症候群だが、彼は自分と妹が発症したこともあってその存在が本当にあるものだと知っている。 どういうわけか周りで思春期症候群にまつわる出来事が頻発し、それに巻き込まれることとなる。 1、2巻の出来事を経て麻衣と付き合い始める。 また、1巻の出来事を経て学校での状況もいくらか改善され、話しかけられることも少しは増えたほか、後輩の女子などからは「一周回ってあり」とも思われているようだが、今度は「あの麻衣先輩の彼氏とか話しかけづらい」と思われ、結局浮き気味。 &bold(){思春期症候群 「胸の傷」} 中学3年生の時に咲太が発症した思春期症候群。 妹のかえでがいじめのストレスにより解離性障害を引き起こした時期に発症。 突然胸に大きな傷ができて大量出血し、病院へ搬送された。 この出来事に尾鰭がついて噂として流れたのが病院送り事件の真相である。 現在も咲太の胸には大きな傷跡が残っている。 &bold(){&sizex(4){「バニーガール先輩」}} ・&bold(){&sizex(4){桜島麻衣}} CV:[[瀬戸麻沙美]] 本作品の[[メインヒロイン]]。咲太と同じ高校の1年先輩。 子役でデビューして大ヒットしてから飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍していた人気女優。 しかし、当時マネージャーをしていた母親の仕事のやり方に反発して、高校1年の時に活動休止宣言を出した。 しかし、仕事の関係で1年の1学期にほとんど登校していなかったことと、大人気女優ということもあいまって、「なんとなく話しかけるのは恐れ多い」という雰囲気になってしまい、咲太とは違う意味で学校では浮いた存在になっている。 気が強く意地っ張りな性格で、ちょっぴりSな女王さま気質。 咲太を年下扱いでからかうことも多いが、恋愛ごとには意外とウブで、お色気ネタで自爆することもある。 また、強気な姿勢を崩そうとしないが、本当は割と気弱な一面も。 1巻で咲太に背中をおされて芸能界復帰し、再びそれなりに活躍し始めている。 仕事に対してはことに真面目で誇りを持っているが、咲太に言わせるとストイックを通り越して仕事中毒気味。 1巻と2巻での出来事を通して咲太と付き合い始め、たびたび事件に巻き込まれる彼を支える。 &bold(){思春期症候群 「透明人間」} 麻衣の発症した思春期症候群。 周りの人間が麻衣のことを認識できなくなる。 認識できるかどうかは人以上に場所によるようで、それを確かめるために、見えていたら絶対に反応するであろうバニーガール姿で出歩いていた際に咲太に会った。 「なんとなく近寄りがたい」という学校の生徒の空気と、「たまには人目を気にせずに過ごしたい」という麻衣の想いが合わさった結果、この思春期症候群が起こったと考えられる。 &bold(){&sizex(4){「おるすばん妹」}} ・&bold(){&sizex(4){梓川かえで}} CV:[[久保ユリカ]] 咲太の妹。15歳。 毎朝咲太を起こすのが日課で、ちょくちょく兄のベッドに潜り込むほどのブラコンぶりを見せる。 2年前に些細な出来事をきっかけにSNSを通じたいじめに合い、「心の傷が体の傷となって現れる」という思春期症候群を発症、さらにその後も精神的負荷がかかり続けたことによって解離性障害までも発症し、家族のことを始め今までのことをすべて忘れ、別人格を形成した。 そのことを気に病んだ母親の態度がかえでのさらなる精神的負荷となったため、これ以上のストレスを避けるため、両親とは一度離れて暮らすことになり、現在は咲太と二人暮らし。 また、その都合から現在は学校には行かず、家に引きこもっている。 現在の態度は比較的明るく、麻衣達とも割りと早く仲良くなったが、それでも心の傷は癒えておらず、[[携帯電話]]などの電子機器やその着信音などには恐怖心を強く抱く。 そのため、咲太は携帯電話や[[スマートフォン]]を持っていない。 &bold(){思春期症候群 「心の傷の具現化」} 2年前からかえでが発症している思春期症候群。 心に負った傷やストレスが、実際に体に痣や傷となって現れる。 SNSなどから距離を置いたことで現在は症状がやや落ち着いてきてはいるものの、完全に治ったわけではなく、強いストレスを感じると体に痣や傷が現れる。 &bold(){&sizex(4){「ロジカルウィッチ」}} ・&bold(){&sizex(4){双葉理央}} CV:[[種﨑敦美]] 咲太の同級生で数少ない友人の一人。 唯一の科学部員で、よく白衣を着ている。 かなり博識であり、理知的な性格。 咲太は思春期症候群による出来事に巻き込まれるたびに彼女に相談しており、彼女も咲太に的確なアドバイスをしている。 当初は相談には乗りつつも思春期症候群の存在そのものには懐疑的だったが、自身が思春期症候群を発症したことでその存在を認めざるを得なくなる。 父親は医者で、母親は大手アパレルメーカーの重役。 両親は仕事の性格上家を開けていることが多く、[[一人暮らし]]も同然の生活を送っており、孤独を感じている。 また、そういった家庭環境で育ったためか、自罰的で自分にあまり自信がない。 中学生の頃から女子的な部分の成長が早かったが、彼女自身はそのことにコンプレックスを抱いており、白衣を着ているのはそのボディラインを目立たなくするため。 下記の国見佑真に恋をしているが、佑真には別に彼女がいるため、それを表に出さないようにしている。 &bold(){思春期症候群 「ドッペルゲンガー」} [[夏休み]]前に理央が発症した思春期症候群で理央が二人に分裂した。 原因は夏休み前に作成したSNSアカウントで、作成したはいいものの何を書けばいいか分からず、本人曰く「一種の自傷行為」のつもりで自分のエロい自撮りを投稿したことがきっかけ。 それに思いもかけず多くの反応が返ってきたため、「誰かに構って欲しくて反応が返ってくるのが嬉しい」という感情と「その為の手段が許せない」という相反する感情がせめぎ合った結果、このような思春期症候群の発症に至った。 また、前述した自罰的な性格や、佑真に引き続き咲太にも彼女ができたことで、孤独感や不安感が強まったこともそのきっかけになっている。 ・&bold(){&sizex(4){国見佑真}} CV:内田雄馬 咲太の同級生で数少ない友人の一人。バスケ部のエース。 咲太とは同じファミレスのバイト仲間。 夜中であっても助けを求められればすぐに駆けつけ、困っていそうなら理由も聞かずに相談事を引き受けるなど、友達想いのいいやつで見た目も内面も[[イケメン]]。 その性格から咲太は彼に絶大な信頼を寄せている。 友人である理央の気持ちには薄々気がついているが、自分には別に彼女がいるため、対処に困ってとりあえず気がついていないふりをしている。 主要人物の中では唯一思春期症候群に直接関わっておらず、思春期症候群の存在も知らない。 &bold(){&sizex(4){「プチデビル後輩」}} ・&bold(){&sizex(4){古賀朋絵}} CV:[[東山奈央]] 咲太の1つ下の後輩。 咲太や国見とは同じファミレスのバイト仲間。 咲太との初対面では咲太を不審者と勘違いして尻を蹴っ飛ばした。 福岡出身で高校進学と同時に転校してきた。 そのことがややコンプレックスになっており、オシャレや流行の研究には余念がないが、たまに福岡弁が出てしまう。 周りの空気を読んで気を使う性格だが、その気が過ぎて自分を押し殺してしまうような節がある。 2巻での出来事を経て咲太の友人となった。 &bold(){思春期症候群 「巻き戻り」} 朋絵が発症した思春期症候群で同じ日を何度も繰り返す。 同じ日が繰り返されていることを認識しているのは当事者の朋絵と、起きる直前に朋絵と強く接触した(尻を蹴りあった)咲太のみ。 友達の好きな人から告白されて進退に窮した状況と、朋絵の空気を読もうとしすぎる性格がこの思春期症候群を引き起こした。 &bold(){&sizex(4){「シスコンアイドル」}} ・&bold(){&sizex(4){豊浜のどか}} CV:[[内田真礼]] 麻衣の異母妹。咲太とは同学年。 アイドルグループ「スイートバレット」のメンバー。 グループのオシャレ担当で金髪ギャルのような派手な見た目だが、麻衣と同じく恋愛ごとにはウブ。 勉強はそれなりにでき、偏差値の高いお嬢様学校に通っているが、アイドル活動のためにあまり学校には通えていないため友達はほとんどいない。 気が強く勝気な性格だが、その反面周りからのプレッシャーにはやや弱い。 生活能力はからきしで特に片付けが苦手。 麻衣とは互いに相手を姉妹として大切に思い合っているのだが、複雑な家庭事情に加えてのどかも麻衣も素直な性格ではないので、気持ちがすれ違う事も多い。 咲太にはたびたび憎まれ口を叩くが、4巻の出来事を経て麻衣の相手としては認めている。 &bold(){思春期症候群 「入れ替わり」} のどかが発症した思春期症候群で、麻衣と見た目が入れ替わった。 以前から母親からたびたび麻衣と成果を比べられることに強いプレッシャーを感じており、麻衣の芸能界復帰を経てさらに母親からのプレッシャーが強まったことで、「麻衣のようになりたい」と思いあぐねた結果、このような思春期症候群の発症に至った。 &bold(){&sizex(4){「ゆめみる少女」}} ・&bold(){&sizex(4){牧之原翔子}} CV:[[水瀬いのり]] 本作のキーパーソン。 咲太の初恋の相手と[[同姓同名]]で容姿もそっくりな少女。中学2年生。 捨て猫(はやて)を発見してどうすればいいか困っていたところで咲太たちと遭遇し、咲太がはやてを保護したことでそれ以降たびたび咲太の家に遊びに来るようになった。 少し恥ずかしがり屋だがしっかり者で優しい性格。 実は生まれながらに心臓に重い障害を抱えており、心臓移植が受けられなければ中学の卒業まで生きられないと言われている。 &bold(){思春期症候群 「&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){タイムスリップ}}」} 翔子が引き起こしていると思われる思春期症候群で、時折成長した翔子が現れる。 翔子本人が成長しているわけではなく、成長した翔子が現れている時もそれとは別に中学生の翔子はちゃんと存在しており、咲太たちは理央が発症した思春期症候群と同種の物だと仮定している。 2年前にかえでの事件の際に落ち込んでいた咲太をはげました、咲太の初恋の相手でもある「牧之原翔子」の正体も、この成長した翔子であった。 追記修正は思春期症候群を発症してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメントがねえ!? -- 名無しさん (2018-12-09 02:15:39) - 記事にもある通り、タイトルは一見おふざけ系ギャグコメディっぽい感じだけど、中身を読むと一気にジュブナイルの味わいが広がる名タイトルだと思う -- 名無しさん (2018-12-09 03:22:04) - 心の傷が具象化するシーンでパンプキンシザーズのヒロイン思い出したわ -- 名無しさん (2018-12-09 08:23:46) - 激寒ギャグラノベかと思ったら普通にジュブナイルっぽい内容やんけ。買ってきます -- 名無しさん (2018-12-10 09:39:44) - 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-03-31 07:57:29) - コミックウォーカーにて双葉理央メインのコミカライズ連載 -- 名無しさん (2020-08-02 11:48:43) - 主人公の噂、周りの反応がおかしすぎて全く理解できない。 皆もそう思わない? 俺の学校で暴力事件を起こして病院送りにしても加害者が邪険にされたりキモがられることは全くなかった。それを笑い話にしたり他人事だと思う人しかいなかった。 -- 名無しさん (2020-11-09 02:34:52) - ↑そもそも暴力事件を起こした奴が身近にいないので何とも・・・ 暴力事件を起こした理由にもよるだろうし(単なる友人同士の喧嘩の行き過ぎなら笑い話だし、大した意味も無く人を病院送りにしたような奴なら恐れるのは理解できる) -- 名無しさん (2020-11-15 03:22:47) - アニメの続編決まったぞ -- 名無しさん (2022-09-24 16:56:34) - 映画化連発 -- 名無しさん (2023-05-28 23:07:16) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/12/09 Sun 00:19:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#008cff){&sizex(5){フツーな僕らのフシギ系青春ストーリー}}}} 『青春ブタ野郎シリーズ』とは電撃文庫から刊行されている[[ライトノベル]]。 作者は『[[さくら荘のペットな彼女]]』の鴨志田一。イラストもさくら荘と同じく溝口ケージ。 公式略称は青ブタ。 各巻のタイトルは「青春ブタ野郎は〜〜の夢を見ない」で統一されており、 おふざけ系ギャグコメディっぽい感じのタイトルとは裏腹に中身はかなり真面目な青春SF[[ファンタジー]]もので、シリアスな展開も多い。 [[あらすじ]]からも分かるように、舞台は湘南地区一帯。 ナンバリングがないため読む順番に注意。展開の都合上、各巻とも前巻までの変化がきっちりと書かれている。 特に7巻目にあたる「ハツコイ少女の夢を見ない」に至っては、前巻「ゆめみる少女の夢を見ない」の事実上の後編となる為、 &bold(){&sizex(4){冒頭の1ページ目から衝撃のネタバレ全開}}なので特に注意が必要。口絵やあらすじは特に問題ないものの、半端な試し読みはおススメできない。 2018年9月より、第1巻のタイトルでもある『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のタイトルで[[アニメ化]]。内容は原作6巻まで。 また、2019年には原作6巻と7巻の内容を描いた『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』が劇場版アニメとして上映されている。 2023年には、同じく8巻の内容を描いた『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』が劇場版アニメとして公開、9巻の内容を描いた『青春ブタ野郎は[[ランドセル]]ガールの夢を見ない』も劇場版アニメとして上映が決定している。 ランドセルガール上映後には、原作10巻以降の大学生篇のアニメ化も発表、『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』のタイトルで2025年7月から放送中。 ●目次 #contents *・あらすじ ———思春期症候群 不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象。 梓川咲太。高校2年生。江ノ島からほど近いとある高校に通う彼は、この年、様々な“思春期症候群”を引き起こした少女達と出会う。 ———例えばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。 魅惑的な彼女の姿は、なぜか周囲の人間の目には映っていなかった。 なぜ彼女は見えなくなってしまうのか。 謎の解明に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘めたる想いを知り……。 空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が始まる。 (アニメ公式サイトより) *・用語 ・思春期症候群 本作の最重要キーワード。 「他人の心の声が聞こえた」「誰かと誰かが入れ替わった」など、多感ゆえに不安定な思春期にだけ起こると言われる不思議現象。 一般的にはあくまでもネットの噂レベルの話だが… *・登場人物 &bold(){&sizex(4){「青春ブタ野郎」}} ・&bold(){&sizex(4){梓川咲太}} CV:[[石川界人]] 本作の主人公。峰ヶ原高校に通う高校2年生。 妹の事情から、両親と離れて妹と二人暮らし。 過去に暴力事件を起こしたという噂(病院送り事件)が原因で学校では恐れられ、浮いた存在となっているが、本人はあまり気にしていない。 [[なんとなく]]斜に構えた無気力な印象だが、根は情に厚く、かなりのお人好しで、他人のためなら多少の苦労も自分が恥をかくことも厭わない。 また、空気は読めるがあえて読まず、言いにくいことをズケズケと言える鋼のメンタルの持ち主。 一方で自分自信の悩みについてはなかなか他人に相談できず、自分一人で抱え込みすぎてしまうような一面もある。 [[都市伝説]]と言われている思春期症候群だが、彼は自分と妹が発症したこともあってその存在が本当にあるものだと知っている。 どういうわけか周りで思春期症候群にまつわる出来事が頻発し、それに巻き込まれることとなる。 1、2巻の出来事を経て麻衣と付き合い始める。 また、1巻の出来事を経て学校での状況もいくらか改善され、話しかけられることも少しは増えたほか、後輩の女子などからは「一周回ってあり」とも思われているようだが、今度は「あの麻衣先輩の彼氏とか話しかけづらい」と思われ、結局浮き気味。 &bold(){思春期症候群 「胸の傷」} 中学3年生の時に咲太が発症した思春期症候群。 妹のかえでがいじめのストレスにより解離性障害を引き起こした時期に発症。 突然胸に大きな傷ができて大量出血し、病院へ搬送された。 この出来事に尾鰭がついて噂として流れたのが病院送り事件の真相である。 現在も咲太の胸には大きな傷跡が残っている。 &bold(){&sizex(4){「バニーガール先輩」}} ・&bold(){&sizex(4){桜島麻衣}} CV:[[瀬戸麻沙美]] 本作品の[[メインヒロイン]]。咲太と同じ高校の1年先輩。 子役でデビューして大ヒットしてから飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍していた人気女優。 しかし、当時マネージャーをしていた母親の仕事のやり方に反発して、高校1年の時に活動休止宣言を出した。 しかし、仕事の関係で1年の1学期にほとんど登校していなかったことと、大人気女優ということもあいまって、「なんとなく話しかけるのは恐れ多い」という雰囲気になってしまい、咲太とは違う意味で学校では浮いた存在になっている。 気が強く意地っ張りな性格で、ちょっぴりSな女王さま気質。 咲太を年下扱いでからかうことも多いが、恋愛ごとには意外とウブで、お色気ネタで自爆することもある。 また、強気な姿勢を崩そうとしないが、本当は割と気弱な一面も。 1巻で咲太に背中をおされて芸能界復帰し、再びそれなりに活躍し始めている。 仕事に対してはことに真面目で誇りを持っているが、咲太に言わせるとストイックを通り越して仕事中毒気味。 1巻と2巻での出来事を通して咲太と付き合い始め、たびたび事件に巻き込まれる彼を支える。 &bold(){思春期症候群 「透明人間」} 麻衣の発症した思春期症候群。 周りの人間が麻衣のことを認識できなくなる。 認識できるかどうかは人以上に場所によるようで、それを確かめるために、見えていたら絶対に反応するであろうバニーガール姿で出歩いていた際に咲太に会った。 「なんとなく近寄りがたい」という学校の生徒の空気と、「たまには人目を気にせずに過ごしたい」という麻衣の想いが合わさった結果、この思春期症候群が起こったと考えられる。 &bold(){&sizex(4){「おるすばん妹」}} ・&bold(){&sizex(4){梓川かえで}} CV:[[久保ユリカ]] 咲太の妹。15歳。 毎朝咲太を起こすのが日課で、ちょくちょく兄のベッドに潜り込むほどのブラコンぶりを見せる。 2年前に些細な出来事をきっかけにSNSを通じたいじめに合い、「心の傷が体の傷となって現れる」という思春期症候群を発症、さらにその後も精神的負荷がかかり続けたことによって解離性障害までも発症し、家族のことを始め今までのことをすべて忘れ、別人格を形成した。 そのことを気に病んだ母親の態度がかえでのさらなる精神的負荷となったため、これ以上のストレスを避けるため、両親とは一度離れて暮らすことになり、現在は咲太と二人暮らし。 また、その都合から現在は学校には行かず、家に引きこもっている。 現在の態度は比較的明るく、麻衣達とも割りと早く仲良くなったが、それでも心の傷は癒えておらず、[[携帯電話]]などの電子機器やその着信音などには恐怖心を強く抱く。 そのため、咲太は携帯電話や[[スマートフォン]]を持っていない。 &bold(){思春期症候群 「心の傷の具現化」} 2年前からかえでが発症している思春期症候群。 心に負った傷やストレスが、実際に体に痣や傷となって現れる。 SNSなどから距離を置いたことで現在は症状がやや落ち着いてきてはいるものの、完全に治ったわけではなく、強いストレスを感じると体に痣や傷が現れる。 &bold(){&sizex(4){「ロジカルウィッチ」}} ・&bold(){&sizex(4){双葉理央}} CV:[[種﨑敦美]] 咲太の同級生で数少ない友人の一人。 唯一の科学部員で、よく白衣を着ている。 かなり博識であり、理知的な性格。 咲太は思春期症候群による出来事に巻き込まれるたびに彼女に相談しており、彼女も咲太に的確なアドバイスをしている。 当初は相談には乗りつつも思春期症候群の存在そのものには懐疑的だったが、自身が思春期症候群を発症したことでその存在を認めざるを得なくなる。 父親は医者で、母親は大手アパレルメーカーの重役。 両親は仕事の性格上家を開けていることが多く、[[一人暮らし]]も同然の生活を送っており、孤独を感じている。 また、そういった家庭環境で育ったためか、自罰的で自分にあまり自信がない。 中学生の頃から女子的な部分の成長が早かったが、彼女自身はそのことにコンプレックスを抱いており、白衣を着ているのはそのボディラインを目立たなくするため。 下記の国見佑真に恋をしているが、佑真には別に彼女がいるため、それを表に出さないようにしている。 &bold(){思春期症候群 「ドッペルゲンガー」} [[夏休み]]前に理央が発症した思春期症候群で理央が二人に分裂した。 原因は夏休み前に作成したSNSアカウントで、作成したはいいものの何を書けばいいか分からず、本人曰く「一種の自傷行為」のつもりで自分のエロい自撮りを投稿したことがきっかけ。 それに思いもかけず多くの反応が返ってきたため、「誰かに構って欲しくて反応が返ってくるのが嬉しい」という感情と「その為の手段が許せない」という相反する感情がせめぎ合った結果、このような思春期症候群の発症に至った。 また、前述した自罰的な性格や、佑真に引き続き咲太にも彼女ができたことで、孤独感や不安感が強まったこともそのきっかけになっている。 ・&bold(){&sizex(4){国見佑真}} CV:内田雄馬 咲太の同級生で数少ない友人の一人。バスケ部のエース。 咲太とは同じファミレスのバイト仲間。 夜中であっても助けを求められればすぐに駆けつけ、困っていそうなら理由も聞かずに相談事を引き受けるなど、友達想いのいいやつで見た目も内面も[[イケメン]]。 その性格から咲太は彼に絶大な信頼を寄せている。 友人である理央の気持ちには薄々気がついているが、自分には別に彼女がいるため、対処に困ってとりあえず気がついていないふりをしている。 主要人物の中では唯一思春期症候群に直接関わっておらず、思春期症候群の存在も知らない。 &bold(){&sizex(4){「プチデビル後輩」}} ・&bold(){&sizex(4){古賀朋絵}} CV:[[東山奈央]] 咲太の1つ下の後輩。 咲太や国見とは同じファミレスのバイト仲間。 咲太との初対面では咲太を不審者と勘違いして尻を蹴っ飛ばした。 福岡出身で高校進学と同時に転校してきた。 そのことがややコンプレックスになっており、オシャレや流行の研究には余念がないが、たまに福岡弁が出てしまう。 周りの空気を読んで気を使う性格だが、その気が過ぎて自分を押し殺してしまうような節がある。 2巻での出来事を経て咲太の友人となった。 &bold(){思春期症候群 「巻き戻り」} 朋絵が発症した思春期症候群で同じ日を何度も繰り返す。 同じ日が繰り返されていることを認識しているのは当事者の朋絵と、起きる直前に朋絵と強く接触した(尻を蹴りあった)咲太のみ。 友達の好きな人から告白されて進退に窮した状況と、朋絵の空気を読もうとしすぎる性格がこの思春期症候群を引き起こした。 &bold(){&sizex(4){「シスコンアイドル」}} ・&bold(){&sizex(4){豊浜のどか}} CV:[[内田真礼]] 麻衣の異母妹。咲太とは同学年。 アイドルグループ「スイートバレット」のメンバー。 グループのオシャレ担当で金髪ギャルのような派手な見た目だが、麻衣と同じく恋愛ごとにはウブ。 勉強はそれなりにでき、偏差値の高いお嬢様学校に通っているが、アイドル活動のためにあまり学校には通えていないため友達はほとんどいない。 気が強く勝気な性格だが、その反面周りからのプレッシャーにはやや弱い。 生活能力はからきしで特に片付けが苦手。 麻衣とは互いに相手を姉妹として大切に思い合っているのだが、複雑な家庭事情に加えてのどかも麻衣も素直な性格ではないので、気持ちがすれ違う事も多い。 咲太にはたびたび憎まれ口を叩くが、4巻の出来事を経て麻衣の相手としては認めている。 &bold(){思春期症候群 「入れ替わり」} のどかが発症した思春期症候群で、麻衣と見た目が入れ替わった。 以前から母親からたびたび麻衣と成果を比べられることに強いプレッシャーを感じており、麻衣の芸能界復帰を経てさらに母親からのプレッシャーが強まったことで、「麻衣のようになりたい」と思いあぐねた結果、このような思春期症候群の発症に至った。 &bold(){&sizex(4){「ゆめみる少女」}} ・&bold(){&sizex(4){牧之原翔子}} CV:[[水瀬いのり]] 本作のキーパーソン。 咲太の初恋の相手と[[同姓同名]]で容姿もそっくりな少女。中学2年生。 捨て猫(はやて)を発見してどうすればいいか困っていたところで咲太たちと遭遇し、咲太がはやてを保護したことでそれ以降たびたび咲太の家に遊びに来るようになった。 少し恥ずかしがり屋だがしっかり者で優しい性格。 実は生まれながらに心臓に重い障害を抱えており、心臓移植が受けられなければ中学の卒業まで生きられないと言われている。 &bold(){思春期症候群 「&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){タイムスリップ}}」} 翔子が引き起こしていると思われる思春期症候群で、時折成長した翔子が現れる。 翔子本人が成長しているわけではなく、成長した翔子が現れている時もそれとは別に中学生の翔子はちゃんと存在しており、咲太たちは理央が発症した思春期症候群と同種の物だと仮定している。 2年前にかえでの事件の際に落ち込んでいた咲太をはげました、咲太の初恋の相手でもある「牧之原翔子」の正体も、この成長した翔子であった。 追記修正は思春期症候群を発症してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメントがねえ!? -- 名無しさん (2018-12-09 02:15:39) - 記事にもある通り、タイトルは一見おふざけ系ギャグコメディっぽい感じだけど、中身を読むと一気にジュブナイルの味わいが広がる名タイトルだと思う -- 名無しさん (2018-12-09 03:22:04) - 心の傷が具象化するシーンでパンプキンシザーズのヒロイン思い出したわ -- 名無しさん (2018-12-09 08:23:46) - 激寒ギャグラノベかと思ったら普通にジュブナイルっぽい内容やんけ。買ってきます -- 名無しさん (2018-12-10 09:39:44) - 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-03-31 07:57:29) - コミックウォーカーにて双葉理央メインのコミカライズ連載 -- 名無しさん (2020-08-02 11:48:43) - 主人公の噂、周りの反応がおかしすぎて全く理解できない。 皆もそう思わない? 俺の学校で暴力事件を起こして病院送りにしても加害者が邪険にされたりキモがられることは全くなかった。それを笑い話にしたり他人事だと思う人しかいなかった。 -- 名無しさん (2020-11-09 02:34:52) - ↑そもそも暴力事件を起こした奴が身近にいないので何とも・・・ 暴力事件を起こした理由にもよるだろうし(単なる友人同士の喧嘩の行き過ぎなら笑い話だし、大した意味も無く人を病院送りにしたような奴なら恐れるのは理解できる) -- 名無しさん (2020-11-15 03:22:47) - アニメの続編決まったぞ -- 名無しさん (2022-09-24 16:56:34) - 映画化連発 -- 名無しさん (2023-05-28 23:07:16) #comment #areaedit(end) }

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