蘭陵王(Fate)

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&font(#6495ED){登録日}:2019/04/15 Mon 17:02:57 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0b5394,b){サーヴァント、セイバー。蘭陵王、召喚に応じました。} &font(#0b5394,b){仮面をつけての参上、まこと無礼とお思いでしょうが、平にご容赦を……}} &ruby(らんりょうおう){蘭陵王}は『[[Fate/Grand Order]]』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]。 クラスは[[セイバー>セイバークラス(Fate)]]。レアリティは星4。 仮面が特徴的な細身の人物。性別は初見では分かりづらいが、男性である。 イラスト:hou CV:森なな子 身長:172cm 体重:55kg 出典:北史、北斉書 地域:中国 属性:秩序・善 性別:&bold(){男性} セイバーであるが、馬とともに召喚された。 ◆ステータス |筋力|耐久|敏捷|魔力|幸運|宝具| |B|B|A+|D|D|B| 【スキル】 ○クラス別スキル ・対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 ・騎乗:A 乗り物を乗りこなす能力。Aランクなら幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなせる。 ◯保有スキル ・隠美の仮面:A その美貌で兵が動揺することを防ぐため、仮面をつけた逸話が昇華されたスキル。 周囲の精神的動揺をシャットアウト。カリスマを隠すわけではないので、兵たちの士気は依然高いままとなる。 ゲーム内では自身に無敵状態を付与(2回)+味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)。 ・勢い破竹の如し:C 軍略の亜種スキル。多人数を動員した戦場において、勢いを殺さず兵を猛進させることができる。 蘭陵王はわずか500騎で、敵の大軍を打ち破った稀代の名将であると伝えられている。 ゲーム内では味方単体のNP上昇(初期10、最大20)+味方単体の強化成功率をアップ。 ・魔性の貌:EX 再臨することによって解禁される蘭陵王の素顔。 歴史書に謳われるほどの風貌であった彼は、素顔を晒すだけで周囲に影響を及ぼす。 月が応援してビーム出すかどうかは不明。 ゲーム内では味方全体のArtsカード性能アップ&確率でスター発生率アップ&確率でクリティカル威力アップ(いずれも3ターン)。 【宝具】 ◯&font(b,14){『&ruby(いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり) {蘭陵王入陣曲 }』} ランク:C+ 種別:対軍宝具(自陣) #center(){&font(#0b5394,b){我が顔をそれ程望むか…} &font(#0b5394,b){ならば見せよう、呪われし顔を。儚く散るまで、謡い続ける為に!}} いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり。 仮面を付けた蘭陵王の奮戦をたたえ、兵士たちに作られた曲とされているその曲は雅楽として唐代に日本にも伝わり、今もなお舞われている。 その勇猛さと美貌を称える歌は味方の士気を向上させ、敵を怯ませる。 更に『音容兼美』とされた蘭陵王自身により、絶大な重圧とそれでも目を離せぬ美の恐怖を敵に与える。 敵全体のチャージ1減少&クリティカル発生率ダウン(3ターン)&味方全体の攻撃力をアップ&被ダメージカット状態を付与(3ターン)。 *&font(#0b5394){◆}真名:蘭陵王(&ruby(こう){高} &ruby(ちょうきょう){長恭}) 蘭陵王は中国南北朝時代時代北斉(6世紀)に活躍した人物である。 「蘭陵王」という名は王号であり、名は&ruby(こう){高}&ruby(ちょうきょう){長恭}という。「羅陵王」という別の王号で呼ばれることもある。 &del(){稀に呼ぶ人がいるけど、ラン・リョウオウさんじゃないぞ} 知勇兼備の名将であり、味方の救援のためわずか500騎の手勢で北周の大軍を突破するなど、その武功は枚挙にいとまがない。 また大変部下想いな人物であり、賜ったものは例え果物一つでも部下と分け合ったという。 老将にして智将の段韶、北斉最強の猛将であった斛律光らとともに北斉の要とも言える武将であったが、 その輝かしい経歴が暗愚で知られる後主・高緯に疎まれる要因ともなってしまった。 そして段韶が老いによる病から没した間もなく、斛律光は冤罪で粛清され、彼もまた毒杯を賜り自害させられることとなった。享年33歳。 そして軍事の要であった3人の英雄を失った北斉は北周の侵攻に為す術なく、滅亡することとなったのである。 そんな彼を語る上で外せないこと、それは&bold(){イケメン}であるということである。 歴史上の人物が後世の創作においてイケメン・美女化するのはよくあることだが、彼の場合は史書の中で「容貌が美しい」と書かれるほどのものであった。 知勇兼備でかつイケメン、そして最期は悲劇的ということから古くから中国で人気のある人物であり、創作の題材となっている。 そのため色々と盛られた結果、戦場で仮面をつけているのはその美貌故に「&bold(){敵に侮られることを防ぐため}」、 または「&bold(){美貌に気を取られた味方の士気の低下を防ぐため}」などといった逸話が誕生することになる。 実際のところは仮面というよりはフルフェイスの兜、要は単なる防具に過ぎなかったわけだが、FGOの歴史ではどうやら逸話の方を採用しているようである。 ストーリーでもカルデアに召喚されて来ても基本的には非の打ちどころのない人格者である。 敵であっても暗殺のような行為は好まず、それでもマスターの命とあれば忠実に実行し、命を捧げることも辞さない忠義者として描かれている。 ちなみに、中性的な美貌と担当声優が女性ということもあって前述の通り初見では性別が分かりにくいが、 紛うことなき&bold(){男性}であり、シナリオでも女性と間違えられる描写は無く、周囲からも含むことなく男性と認識されている。 [[アストルフォ>アストルフォ(Fate)]]のような[[男の娘]]でもなく、[[デオン>シュヴァリエ・デオン(Fate)]]のような性別不明でもないため、男性特攻は普通に入る他、 [[黒髭>エドワード・ティーチ(Fate)]]の「紳士的な愛」の適用も範囲外なので、戦闘では男の娘、あるいは性別不詳枠と混同なきよう。 *&font(#0b5394){◆}劇中での活躍 **&font(#0b5394){◇}メインシナリオ -Lostbelt No.3「人智統合真国シン」 [[クリプター>レイシフトAチーム/クリプター]]の1人である[[芥ヒナコ]]のサーヴァントとして、[[主人公>主人公(Fate/Grand Order)]]たちの前に立ちふさがる。 実力はコヤンスカヤからも強力なサーヴァントとして評価されるほどであり、決して弱いサーヴァントとしては描かれていない。 ところが、 ・マスターのヒナコがサーヴァント戦が不得手であったこと ・単身の武勇よりは指揮官として名を挙げているタイプであったこと ・指揮官として活動しようにも、[[始皇帝>始皇帝(Fate)]]がまだカルデア一同を見極める段階であり援軍をあまり寄越さなかったこと こういった悪条件ばかりが重なり、単身での戦いや暗殺といった慣れない事をせざるを得なかった。 やっと援軍が来たと思えば[[項羽>項羽(Fate)]]のワンマンアーミーぶりが強すぎたり、さらに指揮官としては後に韓信という化け物まで登場。 そのため彼自身には何一つ落ち度がないにもかかわらず、戦闘面の存在感は微妙なことになってしまった。 それでもヒナコとの関係は極めて良好かつ忠義を捧げており、彼女の采配を責めるような事はせず、むしろ彼女への侮辱には怒りを顕にしている。 そして最期はヒナコに自身の目的を思い出すよう叱咤激励し、その身を犠牲にして彼女の真の力の解放を促し消滅した。 実は人ならざる者であったヒナコ=虞美人とは生前からの知己であり、人間嫌いの彼女との関係が良好だったのもそのため。 生前の彼は毒杯をあおる前に彼女との出会いを「三十三年の生涯における至宝」と口にしており、何時の日か、死を超えた先に更に繋げる望みがあるなら、また巡り会いたいと約束している。 この設定は彼の逸話の一つに不老の仙女と交流があったというものがあり、恐らくそこを元ネタとしていると思われる。 なお、虞美人としては生前の蘭陵王への仕打ちに復讐をすることも考えたが、蘭陵王自身が希望しなかったため自重していた。 -奏章第1章「虚数羅針内界 ペーパームーン」 ライダークラスの側面かつ本名の「高長恭」として登場。 AIであるライノールのサーヴァントとして活動しているが、自分の事を道具と定義して機械的に付き従っており、 宝具でライノールが呼んだ移送部のAIのラニメントを増幅させる現象を利用した「活性ラニメント砲」で青髭を倒すなどの成果を挙げていた。 しかし、ライノールはこの聖杯戦争によって「何が起きるか」を感付いたため高長恭が守る間もなく黒幕に粛清され、 さらに高長恭はマスター権を強奪したマキリ・ゾォルケンに蟲を埋め込まれて強制支配されてしまう。 結果、負荷を度外視して性能を引き上げさせられて戦わせられただけでなく、ライノールが用意した活性ラニメント砲の術式を利用した移送部のAIを捨て駒にする自爆装置を使用するため、宝具の強制発動を強いられる。 血涙を流しながら抵抗するも虚しく自爆装置は起動してその場にいた大半の陣営を戦闘不能の状態にさせてしまうが、ドゥリーヨダナが高長恭を抑えたところで、カーマがマキリをシヴァの炎で焼き尽くしたことで呪縛を解かれ、 カーマやドゥリーヨダナに礼を言いつつ、ライノールが殺された経緯と殺した相手がペーパームーンにいないとされていた「アーチャーのサーヴァント」という情報を伝えて消滅した。 ライノールとは比較的良好な関係を築けていた一方で、守れなかった挙句に下種であるマキリの道具にされるなど、 この章でも相変わらず仕える存在に恵まれない運の無さを見せている。 **&font(#0b5394){◇}イベントシナリオ -「サーヴァント・サマーキャンプ!~カルデア・スリラーナイト~」 その虞美人の水着Verが配布鯖となったこのイベントは、項羽様が不在、かつ&s(){頭が夏仕様}水着姿ということでいつも以上にフリーダムな虞美人の実質保護者(世話人)枠として彼女に振り回された上、 イベントの黒幕である、虞美人の生前の知り合いにはその立ち位置を嫉妬され、彼女に倒された後に無理矢理その配下「ダーク・ラン」にされた…のだが、 黒幕によって「虞美人に対して不満に思っていることをぶちまけながら戦う」ことを強制された結果、 その思惑に反して不満を言っている風に虞美人の外面・内面的魅力について本人に直接熱弁し、さしもの虞美人も照れてしまうという明後日の方向に。 「ダーク・ラン」としては戦闘後もすっきりした様子で倒れたが、正気に戻ってからは気恥ずかしさのあまり虞美人を避けていた。 なお、黒幕から「生前に&s(){ぐっ様}虞美人を性的な目で見ていたのか」という問いには「そういう対象としては見ていなかった」と返している。 *&font(#0b5394){◆}ゲーム内での性能 レアリティは星4、人智統合真国シン解放とともに実装された恒常のセイバークラス。 セイバークラスでは非常に珍しいサポート特化のArts型サーヴァント。 同じサポート型のデオンが盾役なのに対し、蘭陵王は味方の火力支援を得意とする。 スキルも宝具もサポート役として優秀なものが揃っており、度々余所のクラスへと出張することもあるサポート特化キャスターなどに匹敵する力を秘めている。 「隠美の仮面」はお馴染みとなった「カリスマ」の複合スキル。無敵効果により自身の耐久力を高めてくれるので、長く場に居座って支援を続けることができる。 ただしCTが他2つと比べ8~6ターンと長めなので注意。 「勢い破竹の如し」による強化成功率アップの付与は、現状[[オジマンディアス>ライダー(蒼銀のフラグメンツ)]]と[[美遊>美遊・エーデルフェルト]]、そして蘭陵王しか持っていない貴重なスキル。 美遊が期間限定で再入手が極めて困難、オジマンが最高レアの星5で出現率が低いことから、彼が自鯖の中で唯一の強化成功率アップ持ちとなるカルデアも多いと思われる。&font(l){星4も十分入手が困難であるが。} スキル最大でNP20付与、強化成功もほぼ100%まで押し上げることが出来るので、率先して上げていきたい。 「魔性の貌」によるArts性能アップは平均的な上昇率だが、確率付与のクリティカルアップとスター発生率アップの効果が極めて高い。 幸い強化の成功率は上述の「勢い破竹の如し」により自前で底上げ出来るので、効果値が高いこちらも優先的にスキル上げをしていきたい。 なお美遊は所有者自体が少なく、オジマンは全体へ付与しているので勘違いされやすいのだが、「強化成功率アップ」の効果は&bold(){強化をする側}にかけるものである。 例えば味方のアタッカーに「魔性の貌」の効果を付与したいからといってうっかりそちらに「勢い破竹の如し」を使っても意味がない。 強化スキルを使う蘭陵王に付与することで、確率のバフがかかりやすくなるのである。 ただ[[ネロ>セイバー(EXTRA)]]等の「皇帝特権」の付与率を上げたいのならば、彼女にスキルを掛ける必要がある。ぼーっとしてると間違いやすいので、注意が必要である。 宝具は相手全体のチャージ減とクリティカル発生率減と、デバフとして優秀な効果を付与。 更にこちらでも味方の火力を上げることが出来、スキルと合わせると驚異的な爆発力が生まれる。また被ダメージカットは宝具レベルで効果が上昇。 運良くLv2以上まで上げることが出来れば味方の防御面を大幅に上げることが出来る。[[マシュ>マシュ・キリエライト]]辺りと組ませれば敵宝具も余裕で受け流せる鉄壁と化す。 編成としては、やはりArts型のセイバーと組ませるのが良い。 ただし同じサポート宝具の剣ジルとデオンを除くと、恒常ガチャで手に入るArts型セイバーはなんと剣ランスロットのみ。 スト限ガチャの星4ネロと[[柳生のお爺ちゃん>柳生但馬守宗矩(Fate)]]を除けば、あとは期間限定で現状入手不可のサーヴァントばかりである。 なのでArts編成にこだわらず、他のセイバーと組ませることがメインになると思われる。 幸いArts面を抜いても優秀なサポーターなので特に問題なく活躍ができる。 Artsチェインが組みづらくなり宝具の回転率はやや落ちるが、それでもNP付与が出来るので極端に回らなくなるわけではない。 アーチャー以外が相手ならばスキルの無敵と宝具のダメージカットで場に長く居続けられるので、 サポート系キャスターが揃っていないのなら他クラスへの出張も十分視野に入るレベルである。 弱点としては、宝具がサポート系であるゆえに自身単体の攻撃性能はあまり高くないということ。 またスター発生率も自身はそんなに高くないので、クリティカル運用をするのならば彼の他にスター回収役も必要となる。 そして十分に性能を活かすのならば、スキル上げが必須というのもかなり痛い。 特に「勢い破竹の如し」はLv10で付与率ほぼ確定まで持っていけるので、これだけでも早急に10にしておきたい。次に「魔性の貌」、最後に「隠美の仮面」といったところか。 最終的には全て最大まで上げたいところだが、「英雄の証」と「万死の毒針」を相当数要求されるので、日頃から集めておきたいところ。幸い2つとも銅素材なので、比較的集めやすい素材である。 スキル上げの関係で初心者では真価を発揮しづらいが、その分完成した時のサポート能力は圧巻の上級者向けのサーヴァントである。 サポート型のサーヴァントを求めているマスターならば、是非とも育て上げてみてはいかがだろうか。 追記・修正は仮面を被りながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 星4ネロもスト限ですよ! -- 名無しさん (2019-04-15 17:54:54) - 2部三章が終わってからはすっかりぐっちゃんパイセンの保護者ポジションに(笑) -- 名無しさん (2019-04-15 18:13:16) - 虞美人幕間での『世間知らずのお嬢様を諭す執事』のような姿は必見 -- 名無しさん (2019-04-15 22:04:37) - 尚本人も結構ポンコツな一面もある模様 -- 名無しさん (2019-04-16 22:50:54) - ↑チョコイベで仕切り直し:Eとか言われてて草生えた -- 名無しさん (2019-04-17 21:35:54) - 蘭ちゃんといい項羽様といい、ぐっちゃんと縁が深い男性陣どっか微妙に抜けてる率高いのなんなんだろうね…(笑) -- 名無しさん (2019-05-01 16:41:51) - ↑ ほら、パイセン自身どっか抜けてるから…類友というか… -- 名無しさん (2019-07-01 07:08:43) - 今年の夏イベでいいキャラしてたなぁ。特にラスト敵側に回った立場を利用してぐっちゃんに心にたまった愚痴を言いたい放題言ったのは良かった(笑) -- 名無しさん (2020-09-01 22:49:41) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/04/15 Mon 17:02:57 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0b5394,b){サーヴァント、セイバー。蘭陵王、召喚に応じました。} &font(#0b5394,b){仮面をつけての参上、まこと無礼とお思いでしょうが、平にご容赦を……}} &ruby(らんりょうおう){蘭陵王}は『[[Fate/Grand Order]]』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]。 クラスは[[セイバー>セイバークラス(Fate)]]。レアリティは星4。 仮面が特徴的な細身の人物。性別は初見では分かりづらいが、男性である。 イラスト:hou CV:森なな子 身長:172cm 体重:55kg 出典:北史、北斉書 地域:中国 属性:秩序・善 性別:&bold(){男性} セイバーであるが、馬とともに召喚された。 ◆ステータス |筋力|耐久|敏捷|魔力|幸運|宝具| |B|B|A+|D|D|B| 【スキル】 ○クラス別スキル ・対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 ・騎乗:A 乗り物を乗りこなす能力。Aランクなら幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなせる。 ◯保有スキル ・隠美の仮面:A その美貌で兵が動揺することを防ぐため、仮面をつけた逸話が昇華されたスキル。 周囲の精神的動揺をシャットアウト。カリスマを隠すわけではないので、兵たちの士気は依然高いままとなる。 ゲーム内では自身に無敵状態を付与(2回)+味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)。 ・勢い破竹の如し:C 軍略の亜種スキル。多人数を動員した戦場において、勢いを殺さず兵を猛進させることができる。 蘭陵王はわずか500騎で、敵の大軍を打ち破った稀代の名将であると伝えられている。 ゲーム内では味方単体のNP上昇(初期10、最大20)+味方単体の強化成功率をアップ。 ・魔性の貌:EX 再臨することによって解禁される蘭陵王の素顔。 歴史書に謳われるほどの風貌であった彼は、素顔を晒すだけで周囲に影響を及ぼす。 月が応援してビーム出すかどうかは不明。 ゲーム内では味方全体のArtsカード性能アップ&確率でスター発生率アップ&確率でクリティカル威力アップ(いずれも3ターン)。 【宝具】 ◯&font(b,14){『&ruby(いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり) {蘭陵王入陣曲 }』} ランク:C+ 種別:対軍宝具(自陣) #center(){&font(#0b5394,b){我が顔をそれ程望むか…} &font(#0b5394,b){ならば見せよう、呪われし顔を。儚く散るまで、謡い続ける為に!}} いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり。 仮面を付けた蘭陵王の奮戦をたたえ、兵士たちに作られた曲とされているその曲は雅楽として唐代に日本にも伝わり、今もなお舞われている。 その勇猛さと美貌を称える歌は味方の士気を向上させ、敵を怯ませる。 更に『音容兼美』とされた蘭陵王自身により、絶大な重圧とそれでも目を離せぬ美の恐怖を敵に与える。 敵全体のチャージ1減少&クリティカル発生率ダウン(3ターン)&味方全体の攻撃力をアップ&被ダメージカット状態を付与(3ターン)。 *&font(#0b5394){◆}真名:蘭陵王(&ruby(こう){高} &ruby(ちょうきょう){長恭}) 蘭陵王は中国南北朝時代時代北斉(6世紀)に活躍した人物である。 「蘭陵王」という名は王号であり、名は&ruby(こう){高}&ruby(ちょうきょう){長恭}という。「羅陵王」という別の王号で呼ばれることもある。 &del(){稀に呼ぶ人がいるけど、ラン・リョウオウさんじゃないぞ} 知勇兼備の名将であり、味方の救援のためわずか500騎の手勢で北周の大軍を突破するなど、その武功は枚挙にいとまがない。 また大変部下想いな人物であり、賜ったものは例え果物一つでも部下と分け合ったという。 老将にして智将の段韶、北斉最強の猛将であった斛律光らとともに北斉の要とも言える武将であったが、 その輝かしい経歴が暗愚で知られる後主・高緯に疎まれる要因ともなってしまった。 そして段韶が老いによる病から没した間もなく、斛律光は冤罪で粛清され、彼もまた毒杯を賜り自害させられることとなった。享年33歳。 そして軍事の要であった3人の英雄を失った北斉は北周の侵攻に為す術なく、滅亡することとなったのである。 そんな彼を語る上で外せないこと、それは&bold(){イケメン}であるということである。 歴史上の人物が後世の創作において[[イケメン]]・美女化するのはよくあることだが、彼の場合は史書の中で「容貌が美しい」と書かれるほどのものであった。 知勇兼備でかつイケメン、そして最期は悲劇的ということから古くから中国で人気のある人物であり、創作の題材となっている。 そのため色々と盛られた結果、戦場で仮面をつけているのはその美貌故に「&bold(){敵に侮られることを防ぐため}」、 または「&bold(){美貌に気を取られた味方の士気の低下を防ぐため}」などといった逸話が誕生することになる。 実際のところは仮面というよりはフルフェイスの兜、要は単なる防具に過ぎなかったわけだが、FGOの歴史ではどうやら逸話の方を採用しているようである。 ストーリーでもカルデアに召喚されて来ても基本的には非の打ちどころのない人格者である。 敵であっても暗殺のような行為は好まず、それでもマスターの命とあれば忠実に実行し、命を捧げることも辞さない忠義者として描かれている。 ちなみに、中性的な美貌と担当声優が女性ということもあって前述の通り初見では性別が分かりにくいが、 紛うことなき&bold(){男性}であり、シナリオでも女性と間違えられる描写は無く、周囲からも含むことなく男性と認識されている。 [[アストルフォ>アストルフォ(Fate)]]のような[[男の娘]]でもなく、[[デオン>シュヴァリエ・デオン(Fate)]]のような性別不明でもないため、男性特攻は普通に入る他、 [[黒髭>エドワード・ティーチ(Fate)]]の「紳士的な愛」の適用も範囲外なので、戦闘では男の娘、あるいは[[性別不詳]]枠と混同なきよう。 *&font(#0b5394){◆}劇中での活躍 **&font(#0b5394){◇}メインシナリオ -Lostbelt No.3「人智統合真国シン」 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宝具でライノールが呼んだ移送部のAIのラニメントを増幅させる現象を利用した「活性ラニメント砲」で青髭を倒すなどの成果を挙げていた。 しかし、ライノールはこの聖杯戦争によって「何が起きるか」を感付いたため高長恭が守る間もなく黒幕に粛清され、 さらに高長恭はマスター権を強奪したマキリ・ゾォルケンに蟲を埋め込まれて強制支配されてしまう。 結果、負荷を度外視して性能を引き上げさせられて戦わせられただけでなく、ライノールが用意した活性ラニメント砲の術式を利用した移送部のAIを捨て駒にする自爆装置を使用するため、宝具の強制発動を強いられる。 血涙を流しながら抵抗するも虚しく自爆装置は起動してその場にいた大半の陣営を戦闘不能の状態にさせてしまうが、ドゥリーヨダナが高長恭を抑えたところで、カーマがマキリを[[シヴァ]]の炎で焼き尽くしたことで呪縛を解かれ、 カーマやドゥリーヨダナに礼を言いつつ、ライノールが殺された経緯と殺した相手がペーパームーンにいないとされていた「アーチャーのサーヴァント」という情報を伝えて消滅した。 ライノールとは比較的良好な関係を築けていた一方で、守れなかった挙句に下種であるマキリの道具にされるなど、 この章でも相変わらず仕える存在に恵まれない運の無さを見せている。 **&font(#0b5394){◇}イベントシナリオ -「サーヴァント・サマーキャンプ!~カルデア・スリラーナイト~」 その虞美人の水着Verが配布鯖となったこのイベントは、項羽様が不在、かつ&s(){頭が夏仕様}水着姿ということでいつも以上にフリーダムな虞美人の実質保護者(世話人)枠として彼女に振り回された上、 イベントの黒幕である、虞美人の生前の知り合いにはその立ち位置を嫉妬され、彼女に倒された後に無理矢理その配下「ダーク・ラン」にされた…のだが、 黒幕によって「虞美人に対して不満に思っていることをぶちまけながら戦う」ことを強制された結果、 その思惑に反して不満を言っている風に虞美人の外面・内面的魅力について本人に直接熱弁し、さしもの虞美人も照れてしまうという明後日の方向に。 「ダーク・ラン」としては戦闘後もすっきりした様子で倒れたが、正気に戻ってからは気恥ずかしさのあまり虞美人を避けていた。 なお、黒幕から「生前に&s(){ぐっ様}虞美人を性的な目で見ていたのか」という問いには「そういう対象としては見ていなかった」と返している。 *&font(#0b5394){◆}ゲーム内での性能 レアリティは星4、人智統合真国シン解放とともに実装された恒常のセイバークラス。 セイバークラスでは非常に珍しいサポート特化のArts型サーヴァント。 同じサポート型のデオンが盾役なのに対し、蘭陵王は味方の火力支援を得意とする。 スキルも宝具もサポート役として優秀なものが揃っており、度々余所のクラスへと出張することもあるサポート特化キャスターなどに匹敵する力を秘めている。 「隠美の仮面」はお馴染みとなった「カリスマ」の複合スキル。無敵効果により自身の耐久力を高めてくれるので、長く場に居座って支援を続けることができる。 ただしCTが他2つと比べ8~6ターンと長めなので注意。 「勢い破竹の如し」による強化成功率アップの付与は、現状[[オジマンディアス>ライダー(蒼銀のフラグメンツ)]]と[[美遊>美遊・エーデルフェルト]]、そして蘭陵王しか持っていない貴重なスキル。 美遊が期間限定で再入手が極めて困難、オジマンが最高レアの星5で出現率が低いことから、彼が自鯖の中で唯一の強化成功率アップ持ちとなるカルデアも多いと思われる。&font(l){星4も十分入手が困難であるが。} スキル最大でNP20付与、強化成功もほぼ100%まで押し上げることが出来るので、率先して上げていきたい。 「魔性の貌」によるArts性能アップは平均的な上昇率だが、確率付与のクリティカルアップとスター発生率アップの効果が極めて高い。 幸い強化の成功率は上述の「勢い破竹の如し」により自前で底上げ出来るので、効果値が高いこちらも優先的にスキル上げをしていきたい。 なお美遊は所有者自体が少なく、オジマンは全体へ付与しているので勘違いされやすいのだが、「強化成功率アップ」の効果は&bold(){強化をする側}にかけるものである。 例えば味方のアタッカーに「魔性の貌」の効果を付与したいからといってうっかりそちらに「勢い破竹の如し」を使っても意味がない。 強化スキルを使う蘭陵王に付与することで、確率のバフがかかりやすくなるのである。 ただ[[ネロ>セイバー(EXTRA)]]等の「皇帝特権」の付与率を上げたいのならば、彼女にスキルを掛ける必要がある。ぼーっとしてると間違いやすいので、注意が必要である。 宝具は相手全体のチャージ減とクリティカル発生率減と、デバフとして優秀な効果を付与。 更にこちらでも味方の火力を上げることが出来、スキルと合わせると驚異的な爆発力が生まれる。また被ダメージカットは宝具レベルで効果が上昇。 運良くLv2以上まで上げることが出来れば味方の防御面を大幅に上げることが出来る。[[マシュ>マシュ・キリエライト]]辺りと組ませれば敵宝具も余裕で受け流せる鉄壁と化す。 編成としては、やはりArts型のセイバーと組ませるのが良い。 ただし同じサポート宝具の剣ジルとデオンを除くと、恒常ガチャで手に入るArts型セイバーはなんと剣ランスロットのみ。 スト限ガチャの星4ネロと[[柳生のお爺ちゃん>柳生但馬守宗矩(Fate)]]を除けば、あとは期間限定で現状入手不可のサーヴァントばかりである。 なのでArts編成にこだわらず、他のセイバーと組ませることがメインになると思われる。 幸いArts面を抜いても優秀なサポーターなので特に問題なく活躍ができる。 Artsチェインが組みづらくなり宝具の回転率はやや落ちるが、それでもNP付与が出来るので極端に回らなくなるわけではない。 アーチャー以外が相手ならばスキルの無敵と宝具のダメージカットで場に長く居続けられるので、 サポート系キャスターが揃っていないのなら他クラスへの出張も十分視野に入るレベルである。 弱点としては、宝具がサポート系であるゆえに自身単体の攻撃性能はあまり高くないということ。 またスター発生率も自身はそんなに高くないので、クリティカル運用をするのならば彼の他にスター回収役も必要となる。 そして十分に性能を活かすのならば、スキル上げが必須というのもかなり痛い。 特に「勢い破竹の如し」はLv10で付与率ほぼ確定まで持っていけるので、これだけでも早急に10にしておきたい。次に「魔性の貌」、最後に「隠美の仮面」といったところか。 最終的には全て最大まで上げたいところだが、「英雄の証」と「万死の毒針」を相当数要求されるので、日頃から集めておきたいところ。幸い2つとも銅素材なので、比較的集めやすい素材である。 スキル上げの関係で初心者では真価を発揮しづらいが、その分完成した時のサポート能力は圧巻の[[上級者向け]]のサーヴァントである。 サポート型のサーヴァントを求めているマスターならば、是非とも育て上げてみてはいかがだろうか。 追記・修正は仮面を被りながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 星4ネロもスト限ですよ! -- 名無しさん (2019-04-15 17:54:54) - 2部三章が終わってからはすっかりぐっちゃんパイセンの保護者ポジションに(笑) -- 名無しさん (2019-04-15 18:13:16) - 虞美人幕間での『世間知らずのお嬢様を諭す執事』のような姿は必見 -- 名無しさん (2019-04-15 22:04:37) - 尚本人も結構ポンコツな一面もある模様 -- 名無しさん (2019-04-16 22:50:54) - ↑チョコイベで仕切り直し:Eとか言われてて草生えた -- 名無しさん (2019-04-17 21:35:54) - 蘭ちゃんといい項羽様といい、ぐっちゃんと縁が深い男性陣どっか微妙に抜けてる率高いのなんなんだろうね…(笑) -- 名無しさん (2019-05-01 16:41:51) - ↑ ほら、パイセン自身どっか抜けてるから…類友というか… -- 名無しさん (2019-07-01 07:08:43) - 今年の夏イベでいいキャラしてたなぁ。特にラスト敵側に回った立場を利用してぐっちゃんに心にたまった愚痴を言いたい放題言ったのは良かった(笑) -- 名無しさん (2020-09-01 22:49:41) #comment #areaedit(end) }

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