旅する海とアトリエ

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&font(#6495ED){登録日}:2020/04/26 Sun 11:04:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約8分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&size(16){&font(b,#0000ff){これはただの海外旅行じゃない}}} #center(){&size(16){&font(b,#0000ff){言ってみれば私のルーツを探す冒険だ}}} 『旅する海とアトリエ』とは、『まんがタイムきららMAX』2018年11月号から2020年12月号まで連載されていた[[4コマ漫画]]である。 作者は森永ミキ。全2巻。略称は「海リエ」 *◆概要 自身の名前の由来となった海がどこなのかを調べるために海外を訪れた&font(#0000ff){七瀬海}と画家の少女&font(#994c00){安藤りえ}がヨーロッパ各国を巡る物語。 ジャンルとしては旅行漫画であるが、各国でガイド役となる人物と出会うのが大きな特徴である。 それぞれ悩みを抱えている者、自国の文化歴史に誇りを持っている者と、 個性豊かなガイド達とどう交流を深め、そしてどう別れていくのか、旅の醍醐味を味わうことができる。 また、作中で訪れる様々な観光場所の景色は非常に精細に書き込まれており美しい。 これらの絵は写真の線画抽出ではなく作者が手で描いており、実際に自分の目で見ている感覚を表現している。((https://media.comicspace.jp/archives/13365)) さらに観光地の歴史についてもガイド役が自らの言葉で語ることで現地の文化に触れることができ、実際に旅に行った気分になることができる。 なお、「写真の海探し」が海の目的であるが、彼女が地理に明るくないこともあって&font(b){わりと海の無い地域・国にも足を延ばしている。} *◆あらすじ 今は亡き両親が名付けた「海」という名前の由来となった海の景色を探して、海外旅行初ひとり旅を決行した七瀬海。 ポルトガルで出会った画家の少女・安藤りえと一緒に、「海」を求めて世界を旅していく中で、ふたりが出会うものとは…? #right(){(まんがタイムきららweb 作品紹介ページより引用)} *◆登場人物 ・&font(b,#0000ff){七瀬 海}(ななせ うみ) 主人公。外では常に着物を着用している黒髪美人。 小さい頃に事故で両親を亡くし、ふさぎ込んで太った時に「ひろくておおきなうみ」といじめられたことから自身の名前を嫌っている。 父親の書斎を掃除した際に幼い自分の写真と共に海の写真を見つけたことから、 写真の海がどこなのかわかれば自分の名前の由来もわかるのではないかと考え海外旅行を決意。 そして写真が挟まっていた本を元にポルトガルを訪れ、リスボンでりえと出会った所から物語は始まる。 とまぁバックグラウンドは重いのだが、天然でどこかしら抜けており食べ物に目がないとはっきり言ってアホの子である。 ポルトガルにやってきた際にも食べ物の事しか調べていなかった。 しかしそんな彼女はなんと&font(b){22歳。}りえより5歳も年上である。((作者がせっかくヨーロッパに行くのならと飲酒できる年齢に設定した)) この事を聞いた人は大抵混乱する。というか当の海自身がりえがはるかに年下であることに驚愕していた。 とはいえ、その純真無垢な感性から来る文化遺産・芸術へのまっすぐな感想が、りえやガイド達クリエイター側の心を打ち再起させるきっかけとなっており、 本人も知らないうちに多くの登場人物の救いとなっている。 作者曰く&font(b){「作る側が一番見てほしいところをちゃんと見てくれる子」} なお、手掛かりとなる海の写真には&font(#0000ff){一面の海と空}しか写っておらず、心当たりがあるか聞かれたマリアは絶句していた。 当人としては絶対見つけると意気込んでおり「見つからないことなんてありますかね?」ととぼけた態度を取っているが。 宿泊先では着物ではなくその地方にちなんだ文字が入ったTシャツを着用している。((マドリード:桜田ファミリー、シチリア:七輪、など)) それと関連するのかはわからないが、リスボン=リスと盆など、くだらないダジャレが浮かぶことが妙に多い。 #openclose(show=一見能天気だが……){ 内面では何も作れない自分にコンプレックスを抱いており、クリエイターであるりえやガイド達と一緒にいてもいいのかと悩んでいる。 自身が悩んでいるためか、同じように自分にイライラしている人に対して敏感なようだ。 なお、最終回の描写を見る限り大学には行っていなかった模様。 旅を通して現地の文化や歴史を知ることでより深く楽しめることがわかったためか、最終回では史学部に入学している。 } ・&font(b,#994c00){安藤 りえ}(あんどう りえ) もう一人の主人公。絵描きのツインテ少女。 17歳の女子高生ながらしっかりしており、どう見ても海の保護者。 リスボンの空港で海のパスポートを盗んだスリを捕まえたのが海との出会いであり、その後列車で同室になったことから以降も一緒に旅を続けている。 芸術に目がなく、美術館に来た際には線がぶれるほど異常にテンションが上がっていた。 スマホの待ち受け画面も好きな画家であるレンブラントの自画像。 風景に対する海の素直な感想を聞いてはそれに触発されて絵に描き残している。 #openclose(show=旅に出た理由は){ &font(b){筆を折るため。}実は海と出会うまでは旅行先で一枚も絵を描いていない。 元々は好きで絵を描いており、家族仲が悪化してからは絵の世界に没頭していた。 それらの絵が高い評価を得て人気が出たのだが、金儲けの道具扱いされることや好き勝手な批評が次第に増えてきたことによって 「自分の大切な世界が汚された」と感じ筆を折ることを決めた。 しかし、最後に海を描くために向かったリスボンで海と出会ったことで心境が一変。 その純粋な感性に打たれたことで再び絵を描き始めた。 もっと海の感性に触れたい、一緒にいろんなものを見たいという気持ちから海と共に旅を続けている。 } ・&font(b){フローレス・ガルシア・エマ} / Flores Garcia Emma スペインのマドリードで出会ったカメラマン。 以前は日本に住んでいたため[[日本語]]が堪能。ちなみに住んでいたのは西荻窪。 [[日本語]]の教材として選んだ漫画が百合物であったために重度の百合好きになってしまった。 二人と出会ったのも思いつめた表情で海と話すりえを見て「これ百合?」と割り込んだことから。&font(l){百合に挟まる女子。} 非常に明るく物怖じしない性格。何だかんだ言ってスペインの観光案内を買って出たことから面倒見も良い。 カメラマンとしては最近売れ出してきたが、売れてから思うように撮れなくなった。 ただし根が楽天的な性格なので「待ってればまた撮れるようになる」とぶらぶらしている。 ・&font(b){李 淑芬}(リー シューフェン) スペイン~イタリア間の船で&font(b){船から落ちた}海をキャッチした命の恩人。 国籍は台湾。そして&font(b){セリフは全て中国語(訳無し)} 言葉が通じない方が海外旅行の雰囲気が出せると作者が考えてこうしたとのことである。 2人の不注意を叱った後、大量の[[烏龍茶]]を押し付けて去っていった。 映画の勉強をしているらしい。 ・&font(b){マリア・ロッシ} / Rossi Maria エマがイタリアでのガイドを頼んだ日本でルームシェアをしていた友達のイタリア人。 エマの友達でイタリア人ということからどんなえげつない陽キャが来るのかと思いきや、予想外にも人見知りで暗い人物であった。((作者の意向でステレオタイプなキャラ付けはなるべく避けるようにしているとのこと。)) エマについては色々言いたいことはあるがいい友達らしい。 服作りをしていたが仕事先で失敗してしまい、その事が[[トラウマ]]となって夢を諦めかけている。 しかし海とりえと出会い、彼女達の言葉によって前向きになり再び歩み始めた。 別れ際にオーストリアで行われる[[オーケストラ]]のチケットを2人に譲渡…したはいいがオーストリアには海がないことに気づいたのはその後であった。 実家はシチリア。まぁ普通の堅気の家系と思われる……祖母が朝起こしに来る際に何故か銃構えてたけど。 ・&font(b){アンナ・シュナイダー} / Anna Schneider 海とりえがオーストリアでのんべんだらりと観光していたところ、案内を買って出た祖国を愛するバイオリニスト。 親の仕事柄六ヶ国語を喋れるので[[日本語]]もお構いなし。 外面は親切であるが、その実取り繕う必要がないと感じた相手に関しては当たりがきつくずけずけと物を言う。 とはいえ(若干押しつけがましい所はあるものの)親切心は本物であり、ようは[[ツンデレ]]。 祖国愛が強いことから適当に観光していた2人を放っておけず声をかけた。 ・&font(b){ナタリア・ブラシッチ} / Natalia Vlasic 過去にアンナと共に活動していたクロアチア人ピアニスト。 周りに期待される自分であろうとするアンナを解き放つべく共に海外で活動しようとしたが、 素直になれないアンナに振られ離れ離れとなっていた。 非常に顔の整った男装の麗人でこちらも祖国愛が強い。 海たちとの出会いでアンナが素直な気持ちをぶつけられるようになり、紆余曲折を経てよりを戻した。 ・&font(b){パパリスボン、ママリスボン} 本作のマスコットキャラであるつがいのリス。 海の行く先々で出てくるが&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体は海の両親。亡くなった後も海を見守っているようだ。}} *◆余談 ・スケジュール管理 旅の行程については担当編集が無理のないスケジュールになっているかチェックしている。 交通機関の経路、運行に関しても確認を入れてリアリティを持たせているとのこと。 ・旧タイトル案 最初の設定だと「旅する海とキャンパス」というタイトル案だったらしい。略して&font(b){「[[うみキャン>ゆるキャン△]]」} ……さすがにこれはふざけすぎという事で現在のタイトルに変更された。 追記・修正は写真の場所を特定してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この作品のことは知らなかったが、無茶苦茶丁寧に作られてることはわかった。一度読んでみようかな -- 名無しさん (2020-04-26 18:50:48) - 表紙飾ったのに完結か -- 名無しさん (2020-11-18 23:21:46) - 終わるの驚く人結構多かったし、すぐに次回作が連載されることが確定してるみたいだから、人気というよりはやっぱり情勢の問題で描くのが難しくなったのかねぇ。まぁ人気あっても2巻完結って作品も多いけどきらら -- 名無しさん (2020-11-28 18:14:16) - 読後感の良い作品だったよ。後今になって海と後りえ→エマ→マリア→アンナ→ナタリアと主要キャラでしりとりできるのに気付いた -- 名無しさん (2021-01-28 22:23:46) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/04/26 Sun 11:04:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約8分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&size(16){&font(b,#0000ff){これはただの海外旅行じゃない}}} #center(){&size(16){&font(b,#0000ff){言ってみれば私のルーツを探す冒険だ}}} 『旅する海とアトリエ』とは、『まんがタイムきららMAX』2018年11月号から2020年12月号まで連載されていた[[4コマ漫画]]である。 作者は森永ミキ。全2巻。略称は「海リエ」 *◆概要 自身の名前の由来となった海がどこなのかを調べるために海外を訪れた&font(#0000ff){七瀬海}と画家の少女&font(#994c00){安藤りえ}がヨーロッパ各国を巡る物語。 ジャンルとしては旅行漫画であるが、各国でガイド役となる人物と出会うのが大きな特徴である。 それぞれ悩みを抱えている者、自国の文化歴史に誇りを持っている者と、 個性豊かなガイド達とどう交流を深め、そしてどう別れていくのか、旅の醍醐味を味わうことができる。 また、作中で訪れる様々な観光場所の景色は非常に精細に書き込まれており美しい。 これらの絵は写真の線画抽出ではなく作者が手で描いており、実際に自分の目で見ている感覚を表現している。((https://media.comicspace.jp/archives/13365)) さらに観光地の歴史についてもガイド役が自らの言葉で語ることで現地の文化に触れることができ、実際に旅に行った気分になることができる。 なお、「写真の海探し」が海の目的であるが、彼女が地理に明るくないこともあって&font(b){わりと海の無い地域・国にも足を延ばしている。} *◆あらすじ 今は亡き両親が名付けた「海」という名前の由来となった海の景色を探して、海外旅行初ひとり旅を決行した七瀬海。 ポルトガルで出会った画家の少女・安藤りえと一緒に、「海」を求めて世界を旅していく中で、ふたりが出会うものとは…? #right(){(まんがタイムきららweb 作品紹介ページより引用)} *◆登場人物 ・&font(b,#0000ff){七瀬 海}(ななせ うみ) 主人公。外では常に着物を着用している黒髪美人。 小さい頃に事故で両親を亡くし、ふさぎ込んで太った時に「ひろくておおきなうみ」といじめられたことから自身の名前を嫌っている。 父親の書斎を掃除した際に幼い自分の写真と共に海の写真を見つけたことから、 写真の海がどこなのかわかれば自分の名前の由来もわかるのではないかと考え海外旅行を決意。 そして写真が挟まっていた本を元にポルトガルを訪れ、リスボンでりえと出会った所から物語は始まる。 とまぁバックグラウンドは重いのだが、天然でどこかしら抜けており食べ物に目がないとはっきり言ってアホの子である。 ポルトガルにやってきた際にも食べ物の事しか調べていなかった。 しかしそんな彼女はなんと&font(b){22歳。}りえより5歳も年上である。((作者がせっかくヨーロッパに行くのならと飲酒できる年齢に設定した)) この事を聞いた人は大抵混乱する。というか当の海自身がりえがはるかに年下であることに驚愕していた。 とはいえ、その純真無垢な感性から来る文化遺産・芸術へのまっすぐな感想が、りえやガイド達クリエイター側の心を打ち再起させるきっかけとなっており、 本人も知らないうちに多くの登場人物の救いとなっている。 作者曰く&font(b){「作る側が一番見てほしいところをちゃんと見てくれる子」} なお、手掛かりとなる海の写真には&font(#0000ff){一面の海と空}しか写っておらず、心当たりがあるか聞かれたマリアは絶句していた。 当人としては絶対見つけると意気込んでおり「見つからないことなんてありますかね?」ととぼけた態度を取っているが。 宿泊先では着物ではなくその地方にちなんだ文字が入ったTシャツを着用している。((マドリード:桜田ファミリー、シチリア:七輪、など)) それと関連するのかはわからないが、リスボン=リスと盆など、くだらないダジャレが浮かぶことが妙に多い。 #openclose(show=一見能天気だが……){ 内面では何も作れない自分にコンプレックスを抱いており、クリエイターであるりえやガイド達と一緒にいてもいいのかと悩んでいる。 自身が悩んでいるためか、同じように自分にイライラしている人に対して敏感なようだ。 なお、最終回の描写を見る限り大学には行っていなかった模様。 旅を通して現地の文化や歴史を知ることでより深く楽しめることがわかったためか、最終回では史学部に入学している。 } ・&font(b,#994c00){安藤 りえ}(あんどう りえ) もう一人の主人公。絵描きのツインテ少女。 17歳の女子高生ながらしっかりしており、どう見ても海の保護者。 リスボンの空港で海のパスポートを盗んだスリを捕まえたのが海との出会いであり、その後列車で同室になったことから以降も一緒に旅を続けている。 芸術に目がなく、美術館に来た際には線がぶれるほど異常にテンションが上がっていた。 スマホの待ち受け画面も好きな画家であるレンブラントの自画像。 風景に対する海の素直な感想を聞いてはそれに触発されて絵に描き残している。 #openclose(show=旅に出た理由は){ &font(b){筆を折るため。}実は海と出会うまでは旅行先で一枚も絵を描いていない。 元々は好きで絵を描いており、家族仲が悪化してからは絵の世界に没頭していた。 それらの絵が高い評価を得て人気が出たのだが、金儲けの道具扱いされることや好き勝手な批評が次第に増えてきたことによって 「自分の大切な世界が汚された」と感じ筆を折ることを決めた。 しかし、最後に海を描くために向かったリスボンで海と出会ったことで心境が一変。 その純粋な感性に打たれたことで再び絵を描き始めた。 もっと海の感性に触れたい、一緒にいろんなものを見たいという気持ちから海と共に旅を続けている。 } ・&font(b){フローレス・ガルシア・エマ} / Flores Garcia Emma スペインのマドリードで出会ったカメラマン。 以前は日本に住んでいたため[[日本語]]が堪能。ちなみに住んでいたのは西荻窪。 [[日本語]]の教材として選んだ漫画が百合物であったために重度の百合好きになってしまった。 二人と出会ったのも思いつめた表情で海と話すりえを見て「これ百合?」と割り込んだことから。&font(l){百合に挟まる女子。} 非常に明るく物怖じしない性格。何だかんだ言ってスペインの観光案内を買って出たことから面倒見も良い。 カメラマンとしては最近売れ出してきたが、売れてから思うように撮れなくなった。 ただし根が楽天的な性格なので「待ってればまた撮れるようになる」とぶらぶらしている。 ・&font(b){李 淑芬}(リー シューフェン) スペイン~イタリア間の船で&font(b){船から落ちた}海をキャッチした命の恩人。 国籍は台湾。そして&font(b){セリフは全て中国語(訳無し)} 言葉が通じない方が海外旅行の雰囲気が出せると作者が考えてこうしたとのことである。 2人の不注意を叱った後、大量の[[烏龍茶]]を押し付けて去っていった。 映画の勉強をしているらしい。 ・&font(b){マリア・ロッシ} / Rossi Maria エマがイタリアでのガイドを頼んだ日本でルームシェアをしていた友達のイタリア人。 エマの友達でイタリア人ということからどんなえげつない陽キャが来るのかと思いきや、予想外にも人見知りで暗い人物であった。((作者の意向でステレオタイプなキャラ付けはなるべく避けるようにしているとのこと。)) エマについては色々言いたいことはあるがいい友達らしい。 服作りをしていたが仕事先で失敗してしまい、その事が[[トラウマ]]となって夢を諦めかけている。 しかし海とりえと出会い、彼女達の言葉によって前向きになり再び歩み始めた。 別れ際にオーストリアで行われる[[オーケストラ]]のチケットを2人に譲渡…したはいいがオーストリアには海がないことに気づいたのはその後であった。 実家はシチリア。まぁ普通の堅気の家系と思われる……祖母が朝起こしに来る際に何故か銃構えてたけど。 ・&font(b){アンナ・シュナイダー} / Anna Schneider 海とりえがオーストリアでのんべんだらりと観光していたところ、案内を買って出た祖国を愛するバイオリニスト。 親の仕事柄六ヶ国語を喋れるので[[日本語]]もお構いなし。 外面は親切であるが、その実取り繕う必要がないと感じた相手に関しては当たりがきつくずけずけと物を言う。 とはいえ(若干押しつけがましい所はあるものの)親切心は本物であり、ようは[[ツンデレ]]。 祖国愛が強いことから適当に観光していた2人を放っておけず声をかけた。 ・&font(b){ナタリア・ブラシッチ} / Natalia Vlasic 過去にアンナと共に活動していたクロアチア人ピアニスト。 周りに期待される自分であろうとするアンナを解き放つべく共に海外で活動しようとしたが、 素直になれないアンナに振られ離れ離れとなっていた。 非常に顔の整った男装の麗人でこちらも祖国愛が強い。 海たちとの出会いでアンナが素直な気持ちをぶつけられるようになり、紆余曲折を経てよりを戻した。 ・&font(b){パパリスボン、ママリスボン} 本作のマスコットキャラであるつがいのリス。 海の行く先々で出てくるが&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体は海の両親。亡くなった後も海を見守っているようだ。}} *◆余談 ・スケジュール管理 旅の行程については担当編集が無理のないスケジュールになっているかチェックしている。 交通機関の経路、運行に関しても確認を入れてリアリティを持たせているとのこと。 ・旧タイトル案 最初の設定だと「旅する海とキャンパス」というタイトル案だったらしい。略して&font(b){「[[うみキャン>ゆるキャン△]]」} ……さすがにこれはふざけすぎという事で現在のタイトルに変更された。 追記・修正は写真の場所を特定してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この作品のことは知らなかったが、無茶苦茶丁寧に作られてることはわかった。一度読んでみようかな -- 名無しさん (2020-04-26 18:50:48) - 表紙飾ったのに完結か -- 名無しさん (2020-11-18 23:21:46) - 終わるの驚く人結構多かったし、すぐに次回作が連載されることが確定してるみたいだから、人気というよりはやっぱり情勢の問題で描くのが難しくなったのかねぇ。まぁ人気あっても2巻完結って作品も多いけどきらら -- 名無しさん (2020-11-28 18:14:16) - 読後感の良い作品だったよ。後今になって海と後りえ→エマ→マリア→アンナ→ナタリアと主要キャラでしりとりできるのに気付いた -- 名無しさん (2021-01-28 22:23:46) #comment(striction) #areaedit(end) }

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