&font(#6495ED){登録日}:2011/05/01 Sun 21:45:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#808080,b){おれは誓ったッ!} &font(#808080,b){我が妹の魂の尊厳とやすらぎはそいつの死でもってつぐなわなければ取りもどせんッ!} &font(#808080,b){おれの「スタンド」がしかるべき報いを与えてやるッ!}} &ruby(シルバー・チャリオッツ){銀の戦車}とは「[[ジョジョの奇妙な冒険]]」に登場する[[J・P・ポルナレフ>ジャン=ピエール・ポルナレフ]]のスタンドである。 ---- *【&font(#808080){&ruby(シルバー・チャリオッツ){銀の戦車}}】 破壊力…C スピード…A 射程距離…C 持続力…B 精密動作性…B 成長性…C [[タロット>タロットカード]]における7番目のアルカナ「戦車」の暗示を持つスタンド。 甲冑を身に纏い手に持ったレイピアを駆使して戦う[[騎士]]のような姿の人型タイプのスタンド。 人間のような瞳を持つ目を除いて有機的な部位はなく、[[ロボット]]のフレームのような細身の素体に防御甲冑を装着した構造をしている。 顔のデザインはどことなく[[北斗の拳]]の[[ジャギ>ジャギ(北斗の拳)]]のヘルメットに似ている。 ポルナレフが生来目覚めていたスタンドであり、[[アレッシー>アレッシー(ジョジョの奇妙な冒険)]]のセト神により幼児退行させられた際にも発現できた。(体格は縮んだが) 10年近く鍛え込んでいたため精密動作性・技量はかなりのもの。能力チャートの表示とは別に本体ポルナレフの類稀な戦闘センスが加わった総合力は非常に高く、真っ向勝負の強さはシリーズでも屈指である。 ちなみにタロットにおける「戦車」のカードの暗示は本編で紹介された「侵略と勝利」の他に「素早さ」「ハッキリとした」といった意味合いを持つ。 また逆位置((カードを開示した際に絵柄が上下逆さになっている状態。多くはネガティヴな意味を持つ。))の暗示は「暴走」「空回り」と、いずれも作中におけるポルナレフや銀の戦車の描写に合致しており、 タロットの暗示を持つスタンド使い達の中でも特にモチーフに忠実なキャラ造形と言える。 *【能力】 &bold(){装備したレイピアによる斬撃・刺突。&font(#ff0000){ただそれだけ}}。 本当にこれだけのシンプルな能力であり、他の「[[ジョースター・>ジョセフ・ジョースター]][[エジプト・>空条承太郎]][[ツアー>モハメド・アヴドゥル]][[御一行>花京院典明]][[様>イギー(ジョジョの奇妙な冒険)]]」メンバーと違って、&bold(){剣戟とは別の特殊な能力が一切無い}。 そのため直接攻撃しかできず、実体を持たない相手([[ジャスティス>エンヤ婆(ジョジョの奇妙な冒険)]])や流動性が高い相手([[ザ・フール>イギー(ジョジョの奇妙な冒険)]]、[[ゲブ神>ンドゥール]])などには滅法弱い。 また、スタンド自体の膂力はそれほどでもないため、身体を引っ張ったり鍔迫り合いに持ち込まれるなど、単純な力を要求される局面は苦手。((その割には敵として挑戦してきた時は自分を持ち上げさせるパフォーマンスでアヴドゥルを挑発していた。ノリにノってたから強化されていたのだろうか?)) 更に、成長前の射程距離はかなり短く、本人曰く&font(#808080,b){「1メートル数十センチ」}程度。 ある意味徒手空拳による攻撃しかできない、第3部における&ruby(スタープラチナ){星の白金}と似たタイプのスタンド。 両者の大きな違いは銀の戦車は&bold(){&font(#ff0000){剣と甲冑で武装している}}という点。 そして弱点は攻撃手段がスタンドの剣しかないことで、それが通じない相手にはそれだけでもう打つ手がない。 また&bold(){スタンド自体に視力が無いため}((他の例を挙げると本体と無関係な場所や状況で発現する自動追跡遠隔パワー型や、5部のナランチャのエアロスミスなどがある。))、チャリオッツ周囲の状況はポルナレフ自身の肉眼で把握しなければならない。 なので視界外からの攻撃には反応が遅れがちで、[[デーボ>デーボ(ジョジョの奇妙な冒険)]]にはまさにこの弱点を突かれてしまった。 また、甲冑を脱いでの高速戦闘は攻めには有利だが、裏を返せばダメージを引き受けてくれる防具が一切ない剥き出しの状態であるため、もし一発でも反撃をもらえば即座に致命的なピンチになりかねない。 インドで[[ホル・ホース]]の皇帝相手に不覚を取ってからはポルナレフは一度もこの戦法を自発的に使わなかった。 しかしこれらの欠点を補ってなお余りあるのが&bold(){&font(#ff0000){「手にした剣の非常に鋭い切れ味」}}と、ポルナレフの10年に渡る修練により得た&bold(){&font(#ff0000){「超スピードと精密性による斬撃と刺突の高速連続攻撃」}}である。 その目にも留まらぬ早さで繰り出される剣捌きは凄まじく、 ・&bold(){大気を斬り裂いて極小サイズ真空の溝を発生させることで『魔術師の赤』の高熱火炎を無傷で斬り払う} ・無造作に放り投げた5枚のコインを一突きで全て貫く(さらにその間にアヴドゥルの炎も挟む) ・斬り払って散らしたアヴドゥルの炎を器用にテーブル目がけて飛ばして時針・分針込みの火時計を作る ・飛んでくる銃弾を剣で容易く切り落とす ・移動方向さえ把握していれば&bold(){[[光の速さで動くスタンド>J・ガイル(ジョジョの奇妙な冒険)]]すら涼しい顔で切断し撃退する} ・非実体弾である&bold(){[[『太陽』のビーム攻撃>アラビア・ファッツ(ジョジョの奇妙な冒険)]]}を剣で斬り払ってガードする((まあ、チャリオッツの剣そのものがスタンド=非実体であり、条件は同じなので、できること自体は当然なのだが)) といった曲芸紛いの超人的剣技を披露している。 また本体の技量も相当に高く、自身と同等のスピードと圧倒的なパワーを持つスタープラチナの攻撃を&bold(){肉眼で}見切って捌いている。 この通りポルナレフの力量と併せて高い実力を持つスタンドだが、第3部の旅の戦いの中で更に成長。 [[ヴァニラ・アイス>ヴァニラ・アイス(ジョジョの奇妙な冒険)]]戦では、アヴドゥルを喪った怒りから爆発的に能力が向上し、離れた位置から相手の背後を取れる程射程距離が延びた上に、 明らかにレイピアの長さよりも厚みがあるDIOの屋敷の石壁を斬り裂いて大規模な破壊を齎すなど、著しい強化を遂げた。 成長後は近距離パワー型にしては&bold(){射程がC評価}と破格の評価を得ている。 近距離パワー型で射程C評価は同部だとザ・ワールド(10m)が、他部だとパープル・ヘイズ(5m)が該当する。 **レイピア チャリオッツの主武装。 形状こそ刺突剣だが、スタンドの刃であるため実際は&bold(){「全方位に斬れる剣」}のような物で、対象がなんであれ形ある物なら大体斬れる。 スタンド本体の破壊力はC相当だが、この武器のお陰で岩や金属といった頑丈な物体をも&bold(){豆腐のように容易く切断する}((余談だが試し斬り感覚で色々な物を切り刻むので銀の戦車は作中でも上位の「物を壊したスタンド」である。))切れ味抜群のレイピアによる一撃は、 ・&bold(){『&ruby(スタープラチナ){星の白金}』以上のダメージを相手に与えうる殺傷力} ・&bold(){徒手空拳がデフォルトな通常の近距離パワー型を上回る間合い} を持つ。 また剣にはダメージフィードバックが無いため、仮に折られたりしても本体には被害が無い。 そのため敵の攻撃を受け止めたり切り払う盾としての役割も果たし、DIOの館に入り込んだ時は剣で前方の床や壁を細かく突き刺すことで罠の有無を判別していた。 **甲冑 チャリオッツの全身を覆う甲冑。 その防御性能はかなりのもので、スタンドによる打撃等の直接攻撃だけでなく、炎などの遠距離攻撃も防げるため、一見すると深手を負っていても、実際には外側の甲冑にダメージが集中しており、本体へのダメージは軽微だったことも((流石に防御力無視のクリームには通じなかった))。 ただ、「恋人」との戦いでは、鎧の上から本体が大出血するほどのダメージを受けており、実際の防御力は不明((スタンドを無理矢理小さくしたせいで弱体化した可能性も有り得る。))。 そして[[甲冑を外す>キャストオフ]]ことで、甲冑の防御能力と引き換えに身軽となり、&bold(){分身して見えるほどのスピードを発揮する((カプコン版格闘ゲームでは「アーマーテイクオフ」と称する。))}。 アニメ版ではアヌビス神に乗っ取られた際、承太郎が不意打ち気味に繰り出した&ruby(スターフィンガー){流星指刺}が甲冑の一部を弾き飛ばした事で、アヌビス神に「甲冑は外れる」という情報を与えてしまう。 これにより&bold(){甲冑をパージして余計にスピードが上がり、承太郎とスタープラチナでさえ手が付けられなくなる}悪夢の状況と化した((ただし、外したのは右肩の甲冑だけ。))。 ちなみに、『星の白金』のスターフィンガー、『銀の戦車』の甲冑[[パージ]]→高速化は、原作では共に初使用時以外はほとんど使われていない。アニメオリジナルの熱い演出である。 **技 ・&bold(){残像} 甲冑を捨てたチャリオッツの切り札。 甲冑を脱ぎ捨てたことで得たスピードによるチャリオッツの超高速移動は、スタンド使いの目にも多数の残像が見えるほどであり、これによって生まれた残像(分身)で相手を幻惑・翻弄しつつ、猛攻を仕掛けて一気に畳みかける。 ポルナレフ曰く&font(#808080,b){「感覚に訴える残像」}との事なので、流石に分身に実体は無いと思われるが、&bold(){円陣を組ませたことで隙を無くす、攻撃をはじき返そうとする}など、本当に分身に実体がないのか少し判然としない。 そもそも、スピードに優れたスタンドは他にもあれど、スタンドそのものの残像を発生させたのはチャリオッツくらいであり、「他に例がない」というところも併せて、攻防の判定がどうなっているかは不明瞭である。&s(){これ本当は特殊能力じゃないのか?} 残像が持続しているあたり、「猛スピードで同じルートを行ったり来たりしている(=移動ルート上に持続した当たり判定がある)」という解釈なのかもしれない。 ・&bold(){ラストショット} スペツナズ・ナイフのように&bold(){レイピアの剣芯を柄から弾丸のように高速で射出する}チャリオッツ最後の奥の手。 射出された刀身は物体に当たると跳ね返るので、回避されても跳弾により予想外の方向から敵を刺し貫く。 ただ刀身は一本しかない上に外してしまうと刀身をチャリオッツ本体で回収しない限り元には戻らないため、一回きりの諸刃の剣。流石に何度も跳弾はしなかったため跳弾も一回切りな模様。 奥の手なだけあり&bold(){&color(red){仲間であったジョースター一行にすら秘匿するほどの徹底ぶり}}だが、しかしこれのおかげでアヌビス神に一度勝利しており、チャリオッツには数少ない搦め手である。 名称は[[カプコン]]版格闘ゲームから。 *総評 読者からは特殊能力のないスタンドであること、ポルナレフが[[かませ犬]]になった戦闘が多いこと、そして後述する「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」の桁外れな能力から、通常のシルバー・チャリオッツは軽く見られがち。しかし総合的に見ると、仲間たちがとんでもないハイスペックなスタンド揃いな分地味に見えるだけで、&bold(){&color(red){チャリオッツもチャリオッツで大概化け物レベルに強い}}。 剣と甲冑のおかげで&bold(){触るだけ・触られるだけで危険なような相手に対抗できる}のも大きな強みで、状態が万全であれば各部の主力級クラスでさえ圧倒する実力を誇る。 また全体的に「スタンドの持つ特殊な能力」ではない「技」や「デザインとしての機能」が多く、微妙に強さの軸が他のスタンドと比べても異質なものとなっている。 本人の経験値も相まって承太郎をもってしても&bold(){&color(blue){「手加減して戦える相手じゃない、殺さなければ殺される」}}と言わしめた戦闘力は伊達ではないのだ。 ただし、この時はアヌビス神に操られている時であり、&bold(){同様に操られたチャカやカーンが一般人とは思えないほど身体能力が向上していた}ことから、 &bold(){ポルナレフも彼やスタンド自体が普段よりパワーアップしていた可能性は十分にある}((実際にアヌビス神が承太郎を挑発する際も「”2人の“達人スタンド相手に勝てるか!」と言っている))。 そのため、「手加減して戦える相手じゃない」のは事実にしても、普段からスタープラチナの攻撃を軽く捌けるほどかどうかは不明。 //実際5部では本人が更に経験値を積んだお陰か、ディアボロ率いるパッショーネに社会的に孤立させられ孤立無縁な状況下に追い込まれても&bold(){&color(red){1人でパッショーネの刺客を返り討ちにし続け、最終的に『あの』ディアボロ本人が直接姿を見せた上で抹殺しにいかなければならなかった}}ほどの戦闘力を誇った。 //考察やアニオリなのでCO ---- *【第5部】 車椅子姿という衝撃的な容姿のポルナレフと共に再登場。 ポルナレフが両脚と右手を失ったため、そのスタンドであるチャリオッツも同じ部位に鋭い棒状の義肢を装備した姿へと変わっている。 &font(#ff0000){タンスの裏に落ちた矢を拾う}という隠れた能力を披露すると同時に、拾い損ねてスタンドに矢が刺さった事でポルナレフはレクイエムの手がかりを得る事となった。 そして、やむを得ずボスを迎撃する羽目になった時には、『[[キング・クリムゾン]]』の能力を既に知っているという利点を活かして、「時間を飛ばした瞬間を見切り、攻撃してくる方向・タイミングを予測してカウンターを仕掛ける」という対応策を繰り出した。 これはディアボロをして「衰えてはいない」「もう少し踏み込んでいたら深手を負っていた」と言わしめるほどの天才的なタイミングであり、手傷を負わせている。 なお、ボスが一度見たのも原因の一つにはあるかもしれないが、ジョルノが同じ対抗策を使った場合はあっさりと破られている。 *【&font(#808080){シルバー・チャリオッツ・レクイエム}】 破壊力…E (矢の防御時 B) スピード…E (矢の防御時 B) 射程距離…A 持続力…A 精密動作性…E 成長性…A シルバー・チャリオッツが「矢」に貫かれたことで進化した姿(以下SCRと記述する)。 外見は帽子をかぶった真っ黒な人間の姿にガラッと変わっており、肩の丸いパーツに面影を残す程度。 帽子は一見[[魔術師>モハメド・アヴドゥル]]が被るような三角帽に見えるが、実際は片側の鍔がはためく程に伸びた[[テンガロンハット>ホル・ホース]]のようになっている。 以前のような直接攻撃型ではなく「矢を守るためのスタンド」へと進化し、以下のような特殊能力を得たが、瀕死のポルナレフには使いこなせず、暴走してしまった。 **●周囲の生物を眠らせ、眠った者たちの魂を入れ替えて別の生命体へ変化させる SCRは「生物の魂を支配・操作する」ほどのエネルギーを持つ。 この力をもってSCRは周囲の生物を全て眠らせ、近くにいたもの同士で魂を入れ替えるが、SCRによって魂が入れ替えられたものたちは、だんだんとその肉体が別の生命体へと変化してしまう。 SCRはこの能力を周囲にばら撒きながら移動しているため、放置すればそれだけ被害は拡大することとなる。 なお、この能力をスタンド使いが受けた場合、肉体が入れ替わっても精神は変わらないためかスタンド能力自体は変化しないが、SCRの力がなんらかの形で干渉しているのか、スタンド能力は以前よりも強化される。 **●矢を奪おうとする者が行った攻撃をそのまま相手に返す SCRは、本体であったポルナレフの「(ボスの手から)『矢』を守ろうとする意志」を受け継いでいるため、自分に対する攻撃には反応しないが、『矢』を奪おうとする行動には防御行動を取る。 『矢』を奪おうとしたのがスタンド使いであった場合、その者のスタンド能力を暴走させて本体に攻撃させ、スタンド使いでなかった場合は、SCR自らがその「敵」を攻撃する(この時、破壊力、スピードはBになる)。 (この漫画にはよくあることだが)文章で書いてもワケわからんだろうから、このように考えてみよう。 ▽スタンドを使ってSCRへ攻撃 →攻撃したスタンドを暴走させ、そのスタンド使いへ攻撃させる 【例】 [[ブチャラティ>ブローノ・ブチャラティ]](スティッキー・フィンガーズ)の攻撃 [[ミスタ>グイード・ミスタ]](セックス・ピストルズ)の銃撃(スタンドではない銃弾ごとコピーする((ただしピストルズの憑いた銃弾はスタンドを打ち抜ける為、銃弾もスタンドの一部と判定された可能性あり))) ▽スタンド使い以外(動物等)がSCRへ攻撃または矢を所持する →SCR自ら殴りにくる 【例】 亀になったポルナレフ 「(『矢』を奪おうとすると)自らのスタンドが本体である自分に攻撃してくる」のは、SCRの性質に由来する。 というのも、帽子を被った成人男性のような黒い影のヴィジョンは、実際にはSCRの本体ではなく、その正体はSCRの力を受けたものたち一人一人の精神の後ろにある「太陽」のような存在で、黒い影はその「太陽」の光を受けて映し出された「SCRの力の影響を受けた者たちすべての『心の影』」でもある。 そのため、黒い影への攻撃はそのまま「自分自身(の影)への攻撃」となり、上述の「スタンドがその本体に攻撃してくる」現象が起こる。 SCRを破壊するならば、目の前の『影』ではなく、己の精神の後ろにある『太陽のような何か』を攻撃しなくてはならないのだ。 最終的に、この性質を理解した[[ディアボロ>ディアボロ(ジョジョの奇妙な冒険)]]が『太陽のような何か』を攻撃し、SCRは損傷を受けて『矢』を奪われた。 この時、ディアボロはSCRを完全に破壊して能力が解除されてしまうと「本体」の元に戻されるため、行動不能になる程度に留めたが、ディアボロの行動を見てその仕組みを理解したブチャラティが『太陽のような何か』を完全に破壊したことで、SCRは消滅し、能力も解除された。 ちなみに、「ホワイト・アルバム」や「オアシス」のような本体一体型のスタンド使いが『矢』を奪おうとするとどうなるのかは不明。 なお、ポルナレフはレクイエムが発動した段階で既に瀕死状態であったため、SCRはいわば「[[独り歩きしているスタンド>ひとり歩きしているスタンド(ジョジョの奇妙な冒険)]]」の如く独立した状態で、本体との繋がりは断たれている。 ポルナレフはSCRが破壊された際、精神(魂)が乗り移っていた『亀』のスタンドで造られた「部屋」にしがみついて成仏せずにいたが、既に繋がりが断たれていた影響か、SCRが完全に破壊された後もポルナレフの魂が連動して消滅することはなかった。 余談だが、格ゲー「未来への遺産」では「レクイエムの片鱗」という技で、一時的にSCRが発現する。 丁度発売が第5部でポルナレフが再登場した頃だった影響と思われ、勝利台詞にも&font(#808080,b){「未来で会おう!イタリアで……!」}というものが追加されている。 &s(){……冷静に考えるとどの時系列のポルナレフがどういう感情で言っているのかよくわからないセリフだが、とりあえずカッコいいから無問題である。} #center(){&font(#808080,b){オレを編集者にしてみろ!} &font(#808080,b){冥殿より秀逸なのがいい! みじめなヤツはヤだぞッ} &font(#808080,b){追記、修正ランドをおっ立てるんだ}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,33) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }