&font(#6495ED){登録日}:2010/11/27 Sat 02:09:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「グレンダイザー(GREN DIZER)」は、『[[UFOロボ グレンダイザー>UFOロボ グレンダイザー(アニメ)]]』に登場する[[架空の兵器>巨大人型ロボット(兵器)]]。 「&bold(){宇宙の王者}」の異名を持つ「スーパーロボット」である。 尚、『[[マジンガーZ>マジンガーZ(アニメ)]]』から始まるマジンガーシリーズ最終作の主役機という事から、 現在では[[マジンガーZ>マジンガーZ(機体)]]、[[グレートマジンガー>グレートマジンガー(機体)]]と併せて「トリプルマジンガー」と呼ばれる事もあるが、 アニメ作品主導で設定を作られた事もあり、マジンガーとの繋がりは武装の類似以外には極力廃されているというのが事実である。 ここでは、主にアニメ作品での設定と誕生経緯を紹介する。 尚、グレンダイザーというのは「ダイザー(ロボット)」と「スペイザー(支援メカ)」の合体した形態を指すはずであるが、 劇中での扱いやわかりにくさからか曖昧になっており、現在では普通にロボット単体を「グレンダイザー」と呼んでいることが多い。 *【出自】 パイロットを務めるデューク・フリード(宇門大介)の父・フリード星王がフリード星の守護神として作り上げた。 しかし、&bold(){一方では仇敵であるベガ大王の命令により作られたという発言もあり}、その出自に関しては今以て不明な点が多い。 アニメ本編ではベガ星連合軍への明確な反抗の標としてデュークの力となった。 マジンガーに類似するデザインと武装があるのは&bold(){偶然の一致}である。 全高 30メートル 重量 180トン 光量子エネルギーで駆動し、宇宙合金グレンの装甲で守られている。 サイズはともかく、重量がマジンガーに比べて9倍もあるが、単に差別化を図っただけの設定なので作劇上で活かされた事は無い。((機械獣や戦闘獣は300t以上あるのがザラであるが、作中でそれについて触れられたことは無い。)) マジンガーを身長150㎝、体重40㎏の中学生とすると、グレンダイザーは&bold(){身長250㎝、体重360㎏の巨人}ということになる。うーん…。 光量子エネルギーは恒星のエネルギーを吸収し、エネルギーに変えると説明されており、180万馬力を誇ると設定されている。 (この数値はグレートマジンガーよりも圧倒的に勝る) 宇宙合金グレンは前作までの流れから強硬な金属(鉄の5000倍の強度と言われている)として扱われる事が多いものの正式な説明はされておらず、 概ねグレートマジンガーの装甲材の超合金ニューZと同レベル((劇中ではベガ星連合軍が超合金Z製のTFOを容易く撃墜しても、グレンダイザーにはダメージがない事から、当時からニューZと同レベルとされていたようだ))であるとしか描写されていない。 なお、フリード星王家の人間しか搭乗出来ず(他の人間が近付くと攻撃する)、デューク・フリードに「変身」した宇門大介がシュートインする事で起動する。 なお、シュートインするとデュークがスペイザーのシートに座ったままそれがダイザーに移動するが、その途中&bold(){180度回転し、直後にまた180度回転して元の向きでダイザー頭部に収まる}という謎ギミックは語り草である。 令和になっても&bold(){『たとえ我が命つきるとも』でも『グレンダイザーU』でもわざわざこれの忠実再現がある}くらい語り草である。 *【武装】 ・ダイザービーム 目からの破壊光線。 [[ゲーム]]では割愛。 ・ハンドビーム 手甲から放たれる三本の[[破壊光線>ビーム/レーザー]]…こちらは有名。マジンガーZの光子力ビームの2倍の威力を持つ。 両腕で同時に発射するのは「ダブルハンドビーム」と呼ばれ、これで地面を溶かしながら地中を移動したこともある。 ・ハンド[[ミサイル]] 手甲から発射される3連装ミサイル。 TNT火薬400t分の破壊力を持ち、最大20連発まで可能。 劇中での使用はいずれも水中だったので、水中用なのかもしれない。 ・ダイザーパンチ 所謂一つの[[ロケットパンチ]]。 ・クラッシャーパンチ デコレーションを90度展開させてのパンチ。 …風圧受けて威力が下がる様な…。 ・スクリューパンチ デコレーションを90度展開させ、回転させて放つ。 威力はともかく貫通出来ない様な…。 ・スクリュークラッシャーパンチ デコレーションを180度展開して放つ貫通力と破壊力を併せ持つ[[パンチ>ロケットパンチ]]。 最強型にして、基本的にこの形で使用される。 発射せずに[[ドリル]]の様に使用した事もある。 ・反重力ストーム 胸から放たれる七色の[[重力光線>重力操作]]。 敵を巻き上げ、落とす事でダメージを与える(ただの破壊光線と化している時もある)。 部位的にはブレストファイヤーだが、武装の特徴を考えるとインパクトは今一つ。 搦め手であることやネーミング的にはどちらかというとルストハリケーンの系譜かもしれない。 スパロボではブレストファイヤー・ブレストバーンとの合体攻撃も用意されており、熱線で統一されていない都合「マジンガートルネード」という名前になっている。 ・スペースサンダー ダイザー単体での最強武器。 宇宙の雷を召喚する…という説明がされたりしている事もあるが、実際には角から放たれる6万度の雷型の熱線である。 グレートのサンダーブレークと微妙に同じ。(威力は上) ・ダブルハーケン ダイザーの代名詞。 両肩にマウントされた三日月状の鎌を[[連結>双頭刃]]し、[[両端に刃を持つ巨大な>大鎌/サイズ]][[槍>ポールウェポン]][[の様にして使用する。>トリスタン(コードギアス)]] 連結させない場合は「シングルハーケン」、刃だけ飛ばす場合は「[[ショルダーブーメラン>ブーメラン]]」と呼ばれる。 スパロボでは当初は単なる無消費武器扱いだったが、実際にはスペースサンダー並に決め技として活躍しており、参戦を重ねるうちに[[必殺技クラス>必殺技]]に格上げされた。 ・ダブルハーケン・ストーム ゲームから生まれたダイザーの最強必殺技。 反重力ストームで巻き上げた敵にダブルハーケンを投げ付ける。 なお、名称はダイナミックプロ公認……だが、『[[スーパーロボット大戦Z]]』では削られていた。 ・グレンダイザーパワーアップ / グレンダイザーパワー / グレンダイザーフルパワー マジンガーでいう「マジンパワー」に相当するブースト機能。 呼び名は回によってまちまち。 *【[[補佐メカ>支援機]]】 ***・スペイザー ダイザーのサポートメカとなる[[円盤型>未確認飛行物体(UFO)]]メカ。 ダイザーはこれと[[ドッキング>合体]]...と言うより中に入る事により大宇宙と[[大空を駆け抜ける>飛行能力]]「UFOロボ」となる。 なお、シュートインするとスペイザーのシートからダイザーのシートに移動するのは前述の通りだが、それとは別にシートも備えられており、ダイザーと分離しての有人操縦も可能。 スペイザー単体の装備は、両翼の小型円盤を展開した回転ノコギリ「スピンソーサー」及びソーサーに内蔵された「スピンドリル」、スペイザー本体から発射される溶解液「メルトシャワー」。 速度は大気圏内でマッハ9(!) 宇宙空間では何と[[亜>真ゲッターロボ]][[光速>ガンバスター]](!!)、というか計算すると「ワープしてんだろ」としか思えないレベルの速さ。 ダイザー単体に飛行能力は無いものの、このスペイザーを利用した変幻自在の戦いが可能。 ガンダムシリーズの[[サブ・フライト・システム>サブ・フライト・システム(ガンダムシリーズ)]]のように、ダイザーがスペイザーの上に乗って戦うこともあった。 …ただし、合体に6秒も時間が掛かる事と、機体の部位の殆どが隠れる事により一部武装が使えなくなるという[[弱点]]がある。 そこを突かれる場面も見られる様になったため、以下の地球製スペイザーが作られる契機となった。以降は状況に応じてスペイザーが[[使い分けられる>換装機]]。 ちなみにRIOBOT版のスペイザーは&font(red){強化アーマーに変形}できるギミックが追加されており、アーマー形態のスペイザーを装着したグレンダイザーは[[ヒュッケバインボクサー>ヒュッケバインMk-Ⅲ]]のような4本腕のマッシブな姿となる。 ***・ダブルスペイザー [[兜甲児]]が設計、完成させた支援戦闘機。(そこまでに失敗作が一個挟まっているらしい) 言わば有人スクランダーで、単機でも高い戦闘能力を有する。 光量子エネルギーで稼動し、超合金ニューZで作られたハイブリッドマシーン。これは地球製スペイザー共通である。 飛行速度マッハ6と、グレートブースターよりも速い。 ダイザーとのドッキング時の飛行速度はマッハ4とスペイザーより遅いが、合体所要時間は半分ほどに短縮されている。 装備武器は側面から発射される「ダブルミサイル」、主翼両端を射出する「ダブルカッター」、主翼からの光量子ビーム砲「サイクロンビーム」。 『UFOロボ グレンダイザー』での甲児は前作までのボスが担っていたコメディリリーフの3枚目キャラと化していたが、 同機の完成&搭乗後は過去を思い出したのか、かつての主人公としての片鱗を見せ、ダイザーを食う活躍もする事が多くなった。 #openclose(show=『グレンダイザーU』では…?){ 第2話時点では登場しないが、OPで他のスペイザーと共に登場しており、&font(l){[[SEED>機動戦士ガンダムSEED]]っぽい構図で}一緒にパイロットが映るのだが、 マリンスペイザーはヒカル、ドリルスペイザーはマリアが一緒に映る。 そしてダブルスペイザーと一緒に映ったのは勿論我らが兜甲児…&bold(){ではなく}、原作でダブルスペイザーに乗った事がない&font(l){そもそもTV版には出ていない}&bold(){弓さやか}であった。 ということは、甲児は[[……?>マジンガーZ(機体)]] &font(l){まぁ、OPの最後で当然のようにダイザー&スペイザー達と一緒にいるんですけどね、マジンガー} } ***・マリンスペイザー 牧葉ひかるがメインパイロットを務める、その名の通り[[水中用>水中戦]]のスペイザー。 水中用とは言いつつも飛行可能な万能機。 ドッキングの際にはダイザーの体の大半を覆う等、ダブルスペイザーよりも大型。 飛行速度マッハ4、水中潜航速度40ノット、最大深度400メートル(あれ?浅い?(([[ガンダムF90]] [[Mタイプ>ミッションパック(ガンダムF90)]]と同じ潜航深度である。))) 装備武器は両翼から発射される「マリンミサイル」、尾翼を射出する「マリンカッター」、本体から発射される「マリンビーム」。 ***・ドリルスペイザー その名の通り、[[ドリル]]で[[地中に潜る>地中移動]]能力を持つスペイザー。 マリンスペイザー同様に大型。合体するとダイザーの腕は使えなくなるが、機体の性格上最も合体による攻撃力が高くなるスペイザーである。 当初は甲児がダブルスペイザーと併用していたが、生き別れのデュークの妹、グレース・マリア・フリードが登場して以降は、彼女がメインパイロットを務めた。 尚、当初はボスを換骨奪胎したキャラクターである荒野番太がパイロットを務める筈だったのだが、 デブキャラを入れると何となく[[ゲッターチーム]]に似てしまうので、差別化のために、急遽美少女(マリア)が乗る事になったのだという。 飛行速度マッハ4、地中進行速度マッハ2(速っ!) 装備武器は両翼から発射される「ドリルミサイル」、尾翼からの光量子ビーム「スパークボンバー」、先端のドリルでの突撃「ドリルアタック」。 ***・ウルトラサブマリン 深度400mまでしか活動出来ないグレンダイザーの為に開発されたサポートメカ。第67話のみの登場。 謂わば超巨大な水中[[バイク]]で、グレンダイザーは密閉されたキャノピー内から操作、深海3000mまで潜航することが出来る。 人間用のコックピットもあるのでダイザーとは別個に行動可能。 主な装備は機首の「サブマリンミサイル」、機首に内蔵された「サブマリンドリル」、高圧の水を渦にして放つ「サブマリンストーム」、敵を拘束する「チェーンアタック」など。 ***・コズモスペシャル 大気圏外では活動出来ない地球製スペイザーに代わり、ベガ大王との最終決戦の為に用意された宇宙戦用特殊スペイザー。 スペイザーでありながらグレンダイザーとは合体せず、支援戦闘機としての性格が強い。 大気圏離脱時は合体しており、戦闘の際は甲児機、マリア機、ひかる機の3機に分離して戦う。 主な装備は甲児機が「コズモミサイル」、マリア機とひかる機が「コズモビーム」、マリア機のみ二連式の「スパークボンバー」を備える。 *【グレンダイザーU】 リブート作『グレンダイザーU』では、「フリード星の守護神とされる存在」の方を基本設定として採用。 ただし、厳密な出自には曖昧な部分も示唆されている。それも元からと言えばそうだが。 王家にしか操縦できない設定は、「GN因子」というものを有したごく僅かな人間「スターカー」のみ操縦できるという設定に置き換えられており、敵方についたスターカーに奪われる危険性も孕んでいる。 勿論スターカーじゃない人間が乗ろうとすると攻撃してくる。 少なくとも合体状態だとスターカーではない人間がスペイザーのコクピットに乗り込むのも攻撃判定を受けるらしく、 第2話で甲児をスペイザー側のコクピットに乗せる事になった際には、先にデュークがダイザーに乗り込んで防衛装置が作動しない状態にしてから甲児が乗り込んでいる。((現状分離状態でスペイザーに乗り込んではいないので、合体時のみダイザーが攻撃してくるのか、分離状態でもスターカーでなければスペイザーが攻撃してくるのかは不明。)) 大きな特徴は、&bold(){操縦者の怒りに共鳴(?)して暴走してしまう「悪魔のマシン」としての性質を持つ}こと。 このせいで直前に両親をカサドの手で殺害されたデュークは&bold(){ダイザーを暴走させてフリード星で守るべき民を自らの手で虐殺した挙句、説得に来た婚約者のルビーナが乗る戦闘機をも粉砕してしまった}事がトラウマになり、((ルビーナは生存しているようだが、2話時点ではデュークはルビーナを殺してしまった認識になっている。)) そのため&bold(){グレンダイザーを忌み嫌い}、当初は太陽に投棄しようとしていた。&font(l){それ悪いのダイザーじゃなくてデュークじゃね?とか言わない。本人も自分が悪いのも認めてるし諸共太陽に突っ込む気だったし} その分戦闘力も凄まじく、本作では機械獣<<<マジンガーZ<<<円盤獣<<<グレンダイザーという描写をされており、 マジンガーZがタイマンならワンチャン円盤獣を撃破できるかどうか程度の大きな力の差があるのに対し、&bold(){グレンダイザーは円盤獣複数機を瞬殺している}。 挙句の果てに、&bold(){スクリュークラッシャーパンチが僅か数秒で地表から月周辺にいるベガスターに届いてしまう}レベル。 &font(l){7カウントもかけて攻撃しようとするなというツッコミもあったが、&bold(){数秒で宇宙まで届くロケットパンチ}なんてものを想定できるかと言う話でもある} 前日談コミックや第3話冒頭で&bold(){ベガ星連合軍のフリード星への7回の侵略を全て阻止した}とされるのも納得せざるを得ない、信じられるかこのパワーな戦闘力である。 武装などの機能自体は概ね同様と思しい。 特別性を強調されている一方で、他のスターカーの乗機として&bold(){アクアダイザー}、&bold(){ゼオラダイザー}といった新たな系列機体が存在している。 …が、スペック的にはグレンダイザーに全く追いついていないらしく、ゼオラダイザーは地の利を生かして立ち回りこそしたものの、結果から言えば&bold(){全く歯が立たなかった}。 一応アクアダイザーはシールドであのグレンダイザーの攻撃を防ぐくらいはできたが… 恒星間文明基準でも神の如き扱いを受けるだけあり、もはやその力は宇宙最強と言えるレベルではあるものの、スターカーであるデュークのメンタル面の不調や迷いから毎回苦戦を強いられる …が、基礎スペックが高すぎて大抵は傷一つ負うことが無い。太陽に不法投棄したくらいで本当に破壊できるのか少々怪しいレベルで頑丈である。 そして、&bold(){何故かグレンダイザーに関係していると思われる遺跡が地球にある}。 &font(l){グレンダイザーの曖昧な開発経緯と原作にはいないさやかの存在と合わせて&bold(){[[アレ>UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)#id_12f91cec]]}が眠っているんじゃないかと不安視する声もある} なお、前述の通りシュートインの謎回転を忠実再現しているが、描写からすると本作では&bold(){搭乗者のスキャンを行う過程で回転させている}という理由付けを&s(){(一応)}しているようだ。 *【ゲーム「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」での扱い】 初登場は初期シリーズにまで遡るが、奇しくも声による演出が付いた頃にデューク・フリード役の富山敬氏が癌で死去(本人は快諾しており、ノリノリで演ずるつもりだったとの事)。 『[[第4次S>第4次スーパーロボット大戦]]』では声付きスパロボに参戦となったにも関わらずデュークは声無しになってしまった。 『[[IMPACT>スーパーロボット大戦IMPACT]]』以降は代役を[[山寺宏一]]氏が努めているものの((旧シリーズ当時は代役を立てない方針だったが、冨山氏を含め、流石に物故者や引退者も出るようになった放映当時からの年月経過を無視できなくなったため、『IMPACT』時に、冨山氏に声が最も似ていると業界内で知られていた山寺氏に白羽の矢が立てられた。))、しばらくボイス付スパロボには参戦出来ないという状況が続いてしまった([[コンプリートボックス版>スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]のみ[[堀内賢雄]]氏が代役)。 その性能は基本的にはマジンガー系と同じように硬くて倒れにくく、低気力でも使える必殺技を持つが、スペイザーへのドッキング(ゲームシステムの都合上「変形」扱い)やスペイザーチームとの合体能力を持つ等、原作を活かした性能で他のマジンガーと差別化している。 多くの作品でグレンダイザーは乗り換え不可で、デュークも他のメカに乗り換えられない。設定上マリアもダイザーに乗れるはずだが、乗り換えできたのは『IMPACT』『MX』『D』、またソーシャルゲームの『X-Ω』だけ((それ以外の作品ではグレンダイザーには乗れないが、他のマジンガー系の機体には乗り換え可能である。))。 替わりに地球製スペイザー群(とTFO)にはマジンガーシリーズで幅広く乗り換え可能。原作では無関係の[[剣鉄也]]たちでも乗れる。 旧シリーズではUFOロボ故に宇宙適応が高いという特徴があり、軒並み宇宙Bなマジンガー勢の中では安定して強いのが売りだった。 しかし、初期の作品ではデュークの覚える[[精神コマンド>精神コマンド(スパロボ)]]が微妙になりやすい(&bold(){ダメージ増加系の精神コマンドを一つも覚えない}事も)という弱点があり、出撃枠の厳しいシナリオでは選ばれない事も多い。 //そんな時はスペイザーとの合体能力で得たサブパイロットの精神コマンドで補助しなければ真価を発揮できない。←第3次はサブパイロットの精神コマンドは使えず、EXはそもそも合体不可、第4次は熱血を覚えるためこの指摘は的外れ &font(l){微妙なだけだった旧シリーズの鉄也よりはマシな扱いだが、マジンガーZはともかくグレートマジンガーより火力が低い事すらあった} 一部の合体系ユニットには、合体済みの1枠扱いで出撃できる作品もあったのだが、残念ながらグレンダイザー+スペイザーはその機会にあずかれず、2枠以上割く必要があった。スペイザー単体の戦力価値は量産MS水準だったので、それなら単純に有望な2機を選ぶ方が無難だったのも否めない。 ちなみにスパロボでは地球製3大スペイザーは特に説明もなく宇宙に出られるので、むしろ原作で宇宙に行けなかった事を後から知って驚いたユーザーも多かったとか。 &font(l){そりゃダイアナンやボスボロットに比べればどう考えても宇宙に行けそうだが。} このせいでコズモスペシャル&s(){あとウルトラサブマリン}は未だにスパロボに出ていない。 旧シリーズより後の作品ではIMPACT第2部での活躍が有名。 第2部はスーパー系のユニットが少なく、その中で序盤からいる貴重なスーパー系でしかもデュークがダメージソース用レアスキル「統率」を初期所持という第2部自軍の中核ユニット。 第2部のボスキラーとしても当然最強格であり、多くのプレイヤーが熱血統率ダブルハーケンでボスを沈めていった。 他のスーパー系と比較すると最強武器ダブルハーケンの火力がやや低めだがその分EN消費が異常に低く、そもそも統率持ちな上に最終的にデュークが魂を覚えるため第3部になっても活躍の余地は十分にある。 またルートによっては第1部で改造タイミングがあり、ここで改造しておくと第2部序盤では無敵の存在と化す。 その後のシリーズではZとグレートにダメージアップの特殊能力「マジンパワー」がついたため最大火力では2機に劣るということも増えてきた。 ……と言っても、それを見越してか&bold(){グレンダイザーが登場する場合はマジンパワーは未実装}という事の方が多かったのだが。((マジンパワーが存在し、後述のフルパワーが存在しないのは『D』くらいである。)) なお ・グレンダイザーが参戦出来ない事によるマジンガー系の戦力不足 ・ゲッター系最新最強の[[真ゲッターロボ]]が[[ゲッターロボG>ゲッターロボG(機体)]]のさらなる後継機として参戦する様になった事の二つが『F』において[[マジンカイザー>マジンカイザー(機体)]]を生む原因となった。 両者の共演は下記の『X-Ω』まで叶わず、ダイザーが復活参戦した後はトリプルマジンガーとしてユニット扱いされるのに対し、カイザーが参戦した際には存在が&bold(){無かった物}とされてしまう事が多い。 しかしながら開発側としては、下記の誕生経緯を踏まえたものでは無く、参戦作品の都合上のたまたまであるとの事。((『スーパーロボット大戦Z』において、グレンダイザーのキャラの[[没ボイス>没データ]]にマジンカイザーの武器名を叫ぶものが確認されているので、当初は同時参戦の予定であったのが窺える。その後、アナザーストーリーと言える真マジンガーの登場で、グレンダイザーとマジンカイザーはZシリーズにおいての共演は叶わなかったが、両者の共演を望む声は今なお多い。)) その後、『スーパーロボット大戦X-Ω』にてようやくマジンカイザーとの共演が実現した。スペイザー系は全く実装されなかった&s(){ので、ひかるは結局パイロットになれなかった}が、マリア搭乗のグレンダイザーも2017年お正月イベントで実装されている。 CS版のようなシナリオ形式としては『[[スーパーロボット大戦DD]]』で共演を果たしたが、OVA『[[マジンカイザー>マジンカイザー(OVA)]]』世界とグレンダイザー世界は別の並行世界であり、ダイザーの世界には『マジンガーZ』や『グレート』は存在しない。 長らくマジンパワーが無い為、最終的な決定力に欠ける等と評されていたが『[[スーパーロボット大戦Z]]』では「ダイザー・フルパワー」という特殊能力をゲット。 機体性能もマジンガーZ、グレートとほぼ互角で純粋にユニットとしての性格が違うという扱いになった。 &font(l){ただし、甲児、鉄也、デュークのキャラ性能も併せて一般的な評価はZ→グレート→ダイザーであったがそこまで言い出すときりがない。} *【余談】 本来のマジンガーシリーズ完結編は兜甲児が[[ミケーネ帝国]]との最終決戦に挑む『ゴッド・マジンガー』となる筈だったが、計画は頓挫。 映画『宇宙円盤大戦争』のアイディアをマジンガーシリーズに合わせてアレンジし、 TVシリーズに再構築した『UFOロボ グレンダイザー』が製作される事になった(パイロットフィルムとして位置付られる)。 完全なアニメ主導の企画であるだけにアニメ企画に関わって来た元ダイナミックプロの団龍彦は 同作に対して複雑な心境にある事を著作『[[スーパーロボット大戦(小説)]]』の後書きにて明かしている。 (原作者の永井豪も後年、ゴッドのアニメ企画の頓挫を大いに悔やんでいる旨の発言をインタビューで語っている) 『ゴッド・マジンガー』はマジンカイザーのイメージの原点とも言える存在だが、そのデザインは大幅に異なっており、シンプルなデザインに仕上がっている。 ダイザーのスクリュークラッシャーパンチのアイディアは、この企画が元になっている。 (だが、企画頓挫の要因はその従来との連続性がないデザインでもある) 永井豪によるコミカライズ版では上記設定に関わらず甲児がダイザーを操縦する描写がある。流石は永井豪、粗い… 一方、[[石川賢]]によるコミカライズ版の方では甲児がマジンガーZに乗り込み、鉄也もグレートに乗り込んで共闘するシーンもあり、 トリプルマジンガーの連携プレイを見せてくれた。流石は[[石川賢]]…心を掴むのが上手い。 &font(l){永井版ではグレートが2回も強奪されてるのは禁句} てか、TVでも乗れよ甲児!! ※東映が許しません。 冒険王に掲載された[[桜多吾作氏によるコミカライズ>UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)]]では地球版のグレンダイザーとも言うべき古代ミケーネの「&bold(){守護神ラーガ}」が登場。 見た目や能力も酷似しており、偶然キーとなる指輪を拾った弓さやかが搭乗。 グレンダイザーと共闘するもののベガ星連合軍による工作で米ソ両大国が&bold(){核戦争}を始めてしまい地球はほぼ死の星に。 重大な過ちを犯したとして地球人類をベガ星連合軍諸共丸ごと粛清。文明を崩壊させた。 ちなみに本作独自の設定としてフリード星、ベガ星連合、地球、古代ミケーネといったマジンガーシリーズに登場した勢力は 全て共通の祖先「シグマ文明」を持っているという設定で、グレンダイザーとラーガの見た目が酷似しているのはその為。 マジンガーZを作った兜博士が古代ミケーネの遺跡発掘に参加していた事を考えると マジンガーとグレンダイザーの類似性は先祖帰りなのかもしれない。 追記・修正、ゴー!! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }