&font(#6495ED){登録日}:2011/05/06 Fri 13:52:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 《オオアゴザウルス / Gnathosaur》とは、TCG「[[マジック:ザ・ギャザリング>Magic the Gathering]]」のエキスパンション「ミラディン包囲戦」に収録されているカードである。色は[[赤>赤/Red(MtG)]]。 #openclose(show=■目次){#contents()} これがそのカード、オオアゴザウルスである。 **カードテキスト #blockquote{&font(b,red){オオアゴザウルス / Gnathosaur (4)(赤)(赤)} &font(b,u,red)オオアゴザウルス アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:オオアゴザウルスはターン終了時までトランプルを得る。 5/4} **解説 もう一度カードタイプが記された2行目をよく見てみよう。 &b(){&font(#ff0000){《カードタイプ》オオアゴザウルス}} OK? 理解したか?? なんとこのオオアゴザウルス…&b(){クリーチャーではない}。 [[まったく新しいカードタイプ>カードの種類(TCG)]]&font(b,#ff0000){「オオアゴザウルス」}を持ったカードなのだ。 つまり、オオアゴザウルスはクリーチャーではないので、クリーチャー破壊呪文を受け付けない。つまり滅茶苦茶除去し辛い。もちろん、クリーチャーではないのでダメージも受けない。 しかし、クリーチャーではないのでアタックもブロックもできない。右下には、クリーチャーでもないのに何故か意味ありげな謎の数字が書かれているが。 そもそも、呪文なのかどうかが疑わしい。 ルール的に、パーマネントとはクリーチャー、エンチャント、アーティファクト、土地、プレインズウォーカーのこと。見てのとおり、オオアゴザウルスは含まれていない。 呪文はインスタント、ソーサリー、クリーチャー、エンチャント、アーティファクト、プレインズウォーカーのこと。オオアゴザウルスは含まれていない。 土地はそのまま土地。やはりオオアゴザウルスは含まれていない。 部族はさまざまなカードタイプに与えられる、サブのカードタイプで、それ自体に特に意味はない。オオアゴザウルスはサブのカードタイプはない。 つまり、今まではマジックのカードを呪文、土地と2つに大別してきたが、これからは、 呪文 土地 &font(#ff0000){オオアゴザウルス} &font(#0000ff){商人の巻物} と、4つに大別する必要性があるかもしれないのだ。 カードタイプが増えた、ということは…あの[[タルモゴイフ>タルモゴイフ/Tarmogoyf]]が強化された、ということでもある。 しかし、ルールではオオアゴザウルスがどのような性質を持つカードタイプなのか定義されておらず、今のところオオアゴザウルスは ・カード名が「オオアゴザウルス」である ・カードタイプが「オオアゴザウルス」である ・マナコストが4赤赤である(点数で見たマナコストが6である) ・赤色のカードである。 といった特徴を持った、よくわからない何かでしかない。 つまり、 ・オオアゴザウルスは呪文ではないので、唱えられない。 ・オオアゴザウルスは土地ではないので、土地としてプレイできない。 ・オオアゴザウルスはパーマネントではないので、戦場には出ない。 …のだ。 活用するなら、他のカードとコンボして無理矢理クリーチャー化するしかない。もしクリーチャー化すれは、トランプルを得る能力が活きる…のかもしれない。 もしかしたら、これからカードタイプがオオアゴザウルスのカードが他にも出現するかもしれないし、それに合わせてどういうカードタイプなのかルールが作られるかもしれない。 カードタイプ:オオアゴザウルスのルールがわかる方、追記・修正をお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更 )&link_copy(text=項目コピー )&link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) **真相 ぶっちゃけると、ただのエラーカード。 他言語版を見ると一目瞭然であり、本来はクリーチャー — 恐竜。 もちろん、誤植のある日本語版でも普通にクリーチャーとして使えるので安心されたし。 構築では、6マナダブルシンボルの実質[[バニラ>バニラ(TCG)]]なのでお目にはかかることはないだろう。 しかしリミテッドでは、 #blockquote(){Ichor Wellspring / 胆液の水源 (2) アーティファクト 胆液の水源が戦場に出たか戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。 } などの場から離れることに意味のあるアーティファクトがあるため安定した実力を発揮している。 #blockquote(){Furnace Celebration / 炉の式典 (1)(赤)(赤) エンチャント あなたが他のパーマネントを生け贄に捧げるたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは(2)を支払ってもよい。そうした場合、炉の式典はそれに2点のダメージを与える。 } という生贄能力の後押しをしてくれるようなカードもあるのでドラフトやシールドでオオアゴザウルスの採用やピックを一考してはどうだろうか。 ***更に言うと エラーのない英語版でオオアゴザウルスを見てみよう、そこにはこう書かれているのではないだろうか &b(){「Lizard(トカゲ)」} と。 実はイクサランでサブタイプの恐竜が復活した後にオラクルの更新が行われ、現在では恐竜であることになっている。 &b(){つまり正しくオオアゴザウルスのサブタイプ部分が印刷されたカードはまだない。} **余談 #blockquote(){[[R&D's Secret Lair]] 伝説の土地 カードは書かれている通りにプレイする。すべての訂正を無視する。 (T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。 } を出すとルールが複雑になる。 上に書いたようにプレイできなかったり戦場に出した状態で[[R&D's Secret Lair]]を出しちゃうとラスゴもディッチャも石の雨も効かないパーマネントになるが、 攻撃もブロックも出来ないのでただの置物になってしまう。 <オオアゴザウルスの標本はコチラでーす しかしR&D's Secret Lairはアンヒンジドのカードなので普通のプレイでオオアゴザウルスの標本化はみられないだろう。 ちなみに外国人に、エラー内容を説明してからあげると喜ばれる。 しかしエラーカードに関しては、世界に約30枚しかないブルーハリケーンの約半数を日本人が所持しているらしい事から、もしかすると無限収集している人がいるかもしれない。 Wiki籠もりの追記・修正に耐えうるアニヲタの民にとっては、見応えのある項目が大量に増えただけのことだ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 黒スレ住民にもネタにされてたな -- 名無しさん (2013-10-29 13:06:01) - オオアゴザウルスがオオアゴザウルスだからネタになったんだろうな。フレーバー的にもカードパワー的にも実に親しみやすい。神ジェイスみたいなカードにこういう誤植があったら、かなり悲惨な事になってただろうな -- 名無しさん (2014-04-29 23:11:44) - フレーバーテキストも地味に面白い。「ファイレクシア?ちょっと油っぽくて歯ごたえがあるだけじゃないか」 -- 名無しさん (2014-04-30 00:15:00) - タルモゴイフにも「アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、インスタント、土地、プレインズウォーカー、ソーサリー、部族がカード・タイプ である」とあるしオオアゴザウルスでは全くパワーアップしないのだ…というかつまりカードタイプでもないのだ…一体なんだというんだオオアゴザウルス… -- 名無しさん (2014-10-16 18:05:15) - フレーバーテキストの割には感染を無効化したりできない。新ファイレクシアでもそこらのΦ生物をバリバリ食べているんだろうか -- 名無しさん (2017-02-24 21:44:10) - 「本来はクリーリャー-トカゲ」ってこっちも誤植かよ -- 名無しさん (2018-08-31 17:45:48) - 背景ストーリーで油の能力がインフレして大暴れしてる結果一部のファンからオオアゴザウルスが最後の希望説出てるの笑う -- 名無しさん (2023-06-07 10:01:35) #comment #areaedit(end) }