爆裂ダッシュ!グレンセーバー政

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爆裂ダッシュ!グレンセーバー政 - (2023/03/28 (火) 05:51:06) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/04/21 Sat 14:12:08
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&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){&sizex(4){&bold()&color(red){破壊されない。}}}

爆裂ダッシュ!グレンセーバー政とは、デュエル・マスターズのカード……カード?である。

#openclose(show=▷ 目次){
#contents()
}

**概要
「ストロング・メタル・デッキ 爆裂ダッシュ」に収録されたサイキック・スーパー・クリーチャー。

|&font(b){&color(red){爆裂}&color(green){ダッシュ!}&color(red){グレンセーバー}&color(green){政}}|
|&color(red){火}/&color(green){自然}文明 (15)|
|サイキック・スーパー・クリーチャー:ビーストフォーク/フレイム・モンスター/ハンター 12000+|
|■このクリーチャーは破壊されない。|
|■ハンティング(バトル中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにあるハンター1体につきパワー+1000される)|
|■T・ブレイカー|

その能力は今までありそうでなかった「破壊されない」というもの。
破壊されない能力や場を離れずにとどまる能力は他にも数あるが、そのどれもが条件付きのものであり、いかなる場合でも破壊されないというカードは未だにこのクリーチャーのみである。

この能力が許されているのは、サイキック・クリーチャーというカードタイプの都合上、破壊以外の方法の除去でも破壊と扱いが同じため。このクリーチャーも、「手札に戻す」「シールドに送る」といった方法ならば除去をすることが可能。
ただし、「リンク解除」の能力まで持っている上に解除後に残る《不死身のブーストグレンオー》もほぼ同様の耐性持ちと、完全に除去するのはなかなか骨が折れる。
ただしサイキック・スーパー・クリーチャーの例に漏れず覚醒リンクの成立難度が高い上に《不死身のブーストグレンオー》と比較して強化される部分が多少のサイズ増加とバトル時の破壊耐性、リンク解除による一回分の残機と、正直割りに合わない上に派手さも足りないため、リンクはあまり狙われない。


**サイキック・セル
|&bold(){&color(red){不死身のブーストグレンオー}} P &color(red){火文明} (7)|
|サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 6000|
|■このクリーチャーは破壊されない。|
|■このクリーチャーがバトルに負けた時、自分の超次元ゾーンに戻す。|
|■W・ブレイカー|
このままでも破壊されない能力を持つ。……が、バトルで実質破壊されてしまうため、真に破壊されないのはリンク後のみ。
ただし火の7コスサイキックのため選択肢に入れやすく、同じく《超次元 ボルシャック・ホール》等で出せる他のクリーチャーと能力もあまり被っていないため、選択肢としては入れやすい。

[[ライバル]]は同じく除去耐性に近い能力を持つ《レッド・ABYTHEN・カイザー》。あちらは実質選ばれない能力を持っている代わりに選択しない破壊ならば効いてしまう。どちらもバトルでは破壊される分ABYTHENの方がやや使いやすいが、差別化はできているためこちらにも優位点はある。というよりもサイキック・クリーチャーの強みがその使い分けにあるため、枠が足りているならどちらも投入して場面にあった使い分けをすればいい。

ストロング・メタル・デッキの(後述する特性が原因である)生産数の少なさもあって入手難度が高かったが、後にDMX-22「[[超ブラック・ボックス・パック>超ブラック・ボックス・パック(デュエル・マスターズ)]]」に再録されたため入手しやすくなった。
完全破壊耐性という単純明快かつ強力な効果故に扱いが難しかったのかアニメや漫画での活躍には恵まれていない。

|&font(b){&color(red){剛腕}&color(green){の政}} P &color(red){火}/&color(green){自然}文明 (4)|
|サイキック・クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 3000|
|■覚醒リンク−自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《不死身のブーストグレンオー》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。|
|■ハンティング(バトル中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにあるハンター1体につきパワー+1000される)|

覚醒リンククリーチャーのコストの小さい側にありがちな微妙スペックの一枚。
更に、火の7コス以下のサイキッククリーチャーは優秀な物が多いことも相まって、《不死身のブーストグレンオー》の入るデッキにはこのカードを入れる枠が無いことも多い。無念。
一応《アパッチ・ヒャッホー》から出せる最高パワーのサイキックなためそっち方面での仕事が無いわけでもない。大体他のカードが優先されるけど。
//また、テキストには書かれていないが、このカード……カード?もある意味で「破壊されない」という特性を持っている。その詳細は後述。

**関連カード
|ブーストグレンオー UC 火文明 (5)|
|サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 3000|
|■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーを1体破壊する。|
|([[ゲーム]]開始時、サイキック・クリーチャーは山札に含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)|

|駿足の政 C 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 1000|
|S・トリガー|
|■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。|
それぞれのサイキック・セルの元となったクリーチャー達。
どちらも能力自体は強力なものの見た目と種族以外はグランセーバー政とはあまり共通した点は無い。
破壊されないのはブーストグレンオーおよび政の持つ特性ではなく《不死身のブーストグレンオー》と《爆裂ダッシュ!グレンセーバー政》のみに許された能力なのだ。



追記・修正はこのカードの実物を見てからお願いします。

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#include(テンプレ3)













さて。
性能は一通り語り終えたが、このカードについて真に語り終えたわけではない。
というか、ぶっちゃけてしまうとこのカードはゲーム上カードとして扱うだけで、&bold(){ある意味カードですらない。}

**真の概要
爆裂ダッシュ!グレンセーバー政とは、デュエル・マスターズのカードのような何かである。

一般的に、カードゲームに使用するのは紙製のカードである。
これには二つ理由があり、一つは裏面から表面が判別できないようにするために当たり前だが素材は揃える必要があること、そして二つ目は大量生産するために使える素材が限られることである。

では、&bold(){最初から公開情報となっていて見た目で判別できても構わないカード}を&bold(){最初から生産数を絞る}という前提で作ったらどうなるか?

それこそがこのカードの収録されている「ストロング・メタル・デッキ」のコンセプト。
そもそも何故メタルな種族がメイン[[というわけ]]でもないのにデッキ名にメタルと入っているのか。
そう、このカードはデッキ名の通り、&bold(){ストロングなメタルで作られた、鉄製のカード}なのだ。

つまり、このカードは&bold(){物理的に破壊されない。}

**鉄製カード
サイキック・クリーチャーというのは、条件を満たすことで裏返り、能力が強化されるという、文字通り覚醒を行うカードである。
こういった、「自身が見た目や名前込みで変化する」といった要素は、カードゲームでは大抵強化前と強化後の二種類のカードを使用することで表現される。だが、デュエル・マスターズが選んだのは本来裏面となる部分に強化後の姿を刷り、最初から公開情報としてしまうという手法だった。
そう、公開情報であるのはあくまで裏返すというギミックの副産物だった筈なのである。

だが何を思ったか、デュエル・マスターズの開発は考えてしまった。「公開情報なら紙という媒体に拘る必要は無くね?」と。
結果作られたのが「ストロング・メタル・デッキ」及び鉄製カードである。

裏面に配慮する必要が無く、収録されるのがパックではなくデッキのため封入に関する問題も無く、少数生産であるためコスト[[(物理)]]を気にする必要も薄い。こういった要素からこのカードが生まれたのである。

しかし、カードゲームにおいて気にされるのはそんな見かけの問題なんかよりも効果の実用性やアニメでの活躍である。
このカード自体は実用的なカードであり、収録されたデッキ自体の完成度の高さも相まって「ストロング・メタル・デッキ 爆裂ダッシュ」はすぐにはけたものの、そんな要素も無くメタル一本で勝負した同時発売の「ストロング・メタル・デッキ 最強国技」は長い間在庫として残り続けた。
こちらに関しては収録カードが比較的地味な上に有能な新規は近い時期にほぼ再録されてしまったという事情もあるが……
そのためかは不明だが、金属製カードで一般販売されたものはこのカードで打ち止めである。尤も、公式戦で使える金属製のカード自体は他にも一応あるのだが……。

**形状
流石に金属製の薄い板をそのままゲームに使用するのは安全基準上問題があるため、このカードは縁が丸められている。その見た目は誰が呼んだか通称「缶の蓋」。
もっとも、あくまでそう見えるというだけで実際にこのカードを蓋として使うことのできる缶は(少なくとも公式には)存在しない。してたまるか。

この少し厚みのある構造のため小さいスリーブには入れられず、物理的な取り扱いが少し難しい。

**余談
このカードの登場を引鉄に、デュエル・マスターズにはカードの姿に縛られないカードが多数登場する。
例えば下敷き大の巨大カードであったり、パタパタと折り畳んで使うカードだったり、%%ルーレットを回させるカードだったり。%%
ただし、このカードを含めてそのどれもが書籍などの付録や特殊なパック、デッキのみの封入であり、再録する場合はパックに入れなければならない都合も相まって普通のカードとして収録される。
プレイヤーからも半ばネタ扱いされているがこれらのカードが収録された「ストロング・メタル・デッキ 爆裂ダッシュ」はデッキ自体の完成度も高く、発売直後に開催された九州代表エリア決定戦においてなんと無改造で出場したプレイヤーが準優勝を果たすという快挙を成し遂げている。



追記・修正は破壊されないメタルな肉体を持った方にお願いします。

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#openclose(show=コメント欄){
- あっさり流してるけど最後何か変なこと言ってない?  -- 名無しさん  (2018-10-10 06:34:57)
- というか、このカードの最大の肝なのに散々引っ張った挙句あっさり片付けるってどうなんだ  -- 名無しさん  (2020-12-31 15:45:03)
- あーこれ旧アニヲタウィキの頃雑に作られたデュエマ項目の生き残りっぽいな  -- 名無しさん  (2020-12-31 15:56:11)
- あたかも事実であるかのように書かれているけど、「鉄製であること」と「アニメで活躍しなかったこと」に因果関係はあるのか?「能力が作劇上使いにくかった」とか「放送スケジュールの都合上」とかいくらでも理由はありうると思うけど。  -- 名無しさん  (2021-01-03 01:03:00)
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}