&font(#6495ED){登録日}:2020/11/08 Sun 08:09:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&color(magenta){わたしたち、はじめまして!}}}} #center(){&sizex(5){&bold(){&color(magenta){…じゃないんです!}}}} 『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』とは、2020年10月31日に公開された映画作品である。 *&bold(){◆概要} 『[[ヒーリングっど・プリキュア]]』『[[スター☆トゥインクルプリキュア]]』『[[HUGっと!プリキュア]]』によるクロスオーバー作品で当初は3月20日公開を予定していたが、新型コロナウイルスの流行および緊急事態宣言を受け延期が決まり新たな公開日が5月16日に一度は決定していたのだがさらに再延期されて11月間近、例年で言えば秋映画の時期の公開になった。そのため内容が完全に春公開前提だが、事情が事情なので致し方ない。 子供達がミラクルライトでプリキュアを応援する観客参加型のシーンが現在の映画館にそぐわないのも大幅延期の一因とされているが、本作では前説で静かに鑑賞するよう促すなど、例年にはなかったいくつかの変更点が設けられている。劇場公開版はコロナ禍を考慮して一部の台詞などが変更されたが、映像ソフトでは修正前のオリジナル版を収録。公開時の前説も映像特典として収録された。 『しまじろうとそらとぶふね』や『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』といった本作同様に幼児層を対象として尚且つ観客参加型シーンがある映画は子供達が映画の展開に合わせて声を出せないなどの事情もあり、本来の予定から約1年の延期に踏み切っているがプリキュアは1年ごとにタイトルや登場キャラが変わっていき単独映画も控えている都合上、長期延期は難しいのである。 ストーリーはタイトルが示す通りいわゆる[[ループもの>ループ(ジャンル)]]を主軸としており、閉じ込められた世界を抜け出し明日に向かうことを目的としている。 ほぼ全シーンの脚本はのどかの視点で固定されてるため、彼女の言動を追うことでループものに馴染みが薄い視聴者でも事態を理解しやすくなっている。 *&bold(){◆あらすじ} 春のとある[[土曜日]]、のどかたちは朝から平光家に集合し宿題をしていた。 退屈しお腹を空かせたラビリンたちがひなたの兄・ようたから渡された[[ドーナツ]]の箱を開けると、どこかのめっきり使われてない公園らしき場所に飛ばされてしまう。 そこで出会ったのは明日を司る精霊・ミラクルンと、彼女を追ってきた昨日を司る精霊・リフレイン。 命からがら逃げ延びたヒーリングアニマルたちが朝を迎えると、手にはなぜかミラクルンから渡されたライトが握られていた。 ラビリンたち自身は渡された経緯を思い出せないが、ともかく今日は土曜日。午前中に宿題を終わらせて花見に行く日である。 のどかの母・やすこも[[小学校]]同窓会で朝から出かけるらしく、楽しい1日になりそうだ。 のどかは朝っぱらから不思議なぬいぐるみを連れた少女と知り合ったあと地図を読みすぎるあまり迷子になった少女に道案内し、そして交通事故に遭いかけた男児を助けつつ平光家へ向かっていた。 到着後、退屈したヒーリングアニマルたちは…。 そう、のどかたちの暮らすこの世界は無自覚に『今日』を繰り返し続けていたのである。 元凶たるリフレインの目的とは? そしてプリキュアたちは、明日を守れるのか!? *&bold(){◆登場人物} ***★ヒーリングっど・プリキュア ・[[&bold(){&color(magenta){花寺のどか/キュアグレース}}>花寺のどか/キュアグレース]] ・[[&bold(){&color(dodgerblue){沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌ}}>沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌ]] ・[[&bold(){&color(#fcc800){平光ひなた/キュアスパークル}}>平光ひなた/キュアスパークル]] 時間軸はミラクルヒーリングボトル入手前。 そのため全員初期技しか使えず、先輩方のような強化技を持たないことに引け目を感じ挫折しかける一幕も。 しかしながら現行作品の主役だけあって華々しいアクションシーンは多く、本作のオリジナル形態である&bold(){&color(pink){スーパーグレース}}も動きやすい衣装を活かしたパワフルな面を見せてくれる。 また本編中のループ内では先輩方が記憶を持ち越せないため、それぞれ事情を伝えるべく奔走することに。 ・&bold(){&color(pink){ラビリン}} ・&bold(){&color(paleturquoise){ペギタン}} ・&bold(){&color(orange){ニャトラン}} 彼らがミラクルンと最初に出会うことになる。 その際のやり取りが、そのまんま視聴者のミラクルンライト使用を促す合図になっている。 実際には前述の都合で映画館だとできないためか、YouTubeの公式チャンネルではこのシーンを編集し自宅で遊べるようにした動画が公開されている。 ・&bold(){&color(thistle){ラテ}} キュアアース誕生前&[[ビョーゲンズ]]の出番が一切ないため残念ながら目立った活躍はないが、犬ということでひかるとのどかが打ち解けるのに一役買う。 ・[[&bold(){&color(mediumpurple){風鈴アスミ/キュアアース}}>風鈴アスミ/キュアアース]] 本来は彼女が登場する前に公開予定だったため当然ながら本編に登場しないが、本編開始前の前説でキュアアースとしてキュアグレースと共に出演。 [[今回は駆け付けられないが>大人の事情]]((正確には時系列上当時は本編にまだアースは存在していなかったというのが正しいが、おそらくメイン視聴者の児童層に配慮した結果このような説明になったと思われる。))応援してるとのこと。 ***★スター☆トゥインクルプリキュア ・&u(){[[&bold(){&font(#ffc0cb){星奈ひかる/キュアスター}}>星奈ひかる/キュアスター]]} ・&u(){[[&bold(){&font(#008080){羽衣ララ/キュアミルキー}}>羽衣ララ/キュアミルキー]]} ・&u(){[[&bold(){&font(#ffa500){天宮えれな/キュアソレイユ}}>天宮えれな/キュアソレイユ]]} ・&u(){[[&bold(){&font(#8a2be2){香久矢まどか/キュアセレーネ}}>香久矢まどか/キュアセレーネ]]} ・&u(){[[&bold(){&font(#0000ff){ユニ/キュアコスモ}}>ユニ/キュアコスモ]]} すこやか市にキャンプ目的で訪れた。 本作[[最終回]]ではキュアグレースが友情出演しているが、その内容は大人になったひかるが睡眠中に見た夢なので初対面扱い。 ユニはクロスオーバー作品では本作が初登場だが、台詞付きでの出演は2023年現在本作が唯一。 ・&bold(){&color(hotpink){フワ}} ・&bold(){&color(deepskyblue){プルンス}} プリキュアたちのキャンプに同行している。 プルンスは本編同様ララのリュック役。 ***★HUGっと!プリキュア 本作の後は『プリキュアオールスターズF』まで全員出演が途絶えていた。 ・&u(){[[&color(hotpink){&bold(){野乃はな/キュアエール}}>野乃はな/キュアエール]]} ・&u(){[[&color(deepskyblue){&bold(){薬師寺さあや/キュアアンジュ}}>薬師寺さあや/キュアアンジュ]]} ・&u(){[[&font(#ffd966,b){輝木ほまれ/キュアエトワール}>輝木ほまれ/キュアエトワール]]} ・&u(){[[&font(#ff0000,b){愛崎えみる/キュアマシェリ}>愛崎えみる/キュアマシェリ]]} ・&u(){[[&font(#9900ff,b){ルールー・アムール/キュアアムール}>ルールー・アムール/キュアアムール]]} すこやか市に温泉巡り目的で訪れた。 しかしはなが迷子になったため、目的の温泉を全て回れる確率は3.87%(ルールー談)という事態に。 なお、ルールーのカチューシャの時計機能は現在も残っている模様。 ・&bold(){&color(lightpink){はぐたん}} ・&bold(){&color(red){ハリハム・ハリー}} 当然ながら彼らも同行。 ハリーは両形態で出番があるが、お約束の[[ネズミ]]ネタは特にない。 *&bold(){★ゲストキャラクター} ・&bold(){&color(cyan){ミラクルン}} CV.稲垣来泉 明日を司る精霊。 桜と時計を組み合わせて擬人化した可愛らしい少女のような外見をしている。 基本的に「ミラ、ミラ」としか話せないが、ラテの聴診器を使うことで意思疎通が可能。 彼女から生み出されるミラクルンライトが明日に繋がる力となるらしく、それが理由でリフレインから狙われることに。 またミラクルンライトには、時間が巻き戻った後も持ち主の記憶を持ち越せる効果がある。 ・&bold(){&color(silver){リフレイン}} CV.[[平田広明]] 昨日を司る精霊。 白いローブと、これまた時計を色白の男性風に擬人化したような奇怪な外見が特徴。 有事の際は時計を模した魔法陣やモンスターを展開し、小柄かつ非力なミラクルンとは異なり高い戦闘力を誇る。 とある理由から、某土曜日の午前7:30〜正午の4時間半を人知れず繰り返し続けていた。 プリキュアがそのことに気づいたため、予想外の事態と認識しつつ対峙することに。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は彼は、やすこが子供時代通っていた小学校の時計台に宿っていた。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){しかし廃校からさらに時が流れた今年、校舎の取り壊しが決まり、そのことを悲しんだため「最後の授業」と称して終わらない土曜日の半ドン(午前授業)を繰り返していたのである。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){スーパーグレースたちとの戦いを経て浄化され、かつての賑やかな風景を思い出しながら一時休息する。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その後やすこたちが同じ日に開催してた同窓会にて取り壊し中止を地域に掛け合うことが決まったことで、彼もまた過去を大事にしながら未来へ進めるようになった。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ちなみにミラクルンは同校の桜に宿った精霊とのこと。リフレインは仲間である彼女と共に今日を繰り返すつもりだったが、拒絶及び脱走されたため冒頭に至る。}} ***&bold(){◆主題歌} ・ヒーリングっど・プリキュアTouch!! OPとして使用。 すこやか市を訪れたはなやひかるたちの足取りに加えて、3作品のOP映像の一部も使われている。 ・ミラクルっと・Link Ring! EDとして使用。 最初はテレビ本編版そのままで、曲の途中から10人のプリキュアたちが加わる。 ***&bold(){◆挿入歌} ・Circle Love~サクラ~ 作詞:マイクスギヤマ 作曲:三好啓太 歌:北川理恵 最終決戦シーンで使用。 桜が咲き誇る舞台をバックに、クールかつアップテンポな曲調が戦いを盛り上げる。 *&bold(){◆その後} 新型コロナウイルスの影響により半年以上も延期された事で本来は秋に公開される予定だった『ヒーリングっど・プリキュア』の単独映画はアニメ終了後の2021年3月に公開、さらに『[[Yes!プリキュア5>Yes!プリキュア5/〃Go!Go!]]』のキャラ達も登場するため単独及びクロスオーバーも兼ねた内容になっている。 ヒープリの次回作『[[トロピカル~ジュ!プリキュア]]』は上記作品の同時上映と秋の単独映画が公開されている。前者の方はヒープリのキャラ達、後者の方は『[[ハートキャッチプリキュア!]]』のキャラ達も登場するためこちらもクロスオーバーを兼ねた内容になっている。 さらに同作の単独映画のラストで『映画の次回作は2022年秋公開予定』と告知されたが、その次回作『映画 デリシャスパーティ・プリキュア 夢見る・お子さまランチ』の同時上映作品としてスタプリからデパプリまでの4世代のプリキュアが共演する短編クロスオーバー映画『わたしだけのお子さまランチ』が制作された。 …が、当時の最新作『[[デリシャスパーティ・プリキュア]]』より以前の作品のキャラで喋ったのはトロプリメンバー全員と、キュアグレースとラビリン、キュアスターとフワのみであり、他メンバーはセリフ無しのカメオ出演となっている。 コロナ禍の収束の兆しが見えない中で年間2本体制を続けたとしても、万が一の事態で映画の公開が延期されれば後続の劇場版のスケジュールにも影響を与えてしまうという事情も窺える。 春映画の休止はTVシリーズのシリーズ構成にも変化を与えており、初期メンバーを映画の公開までに初変身させる必要があった制作上の縛りが無くなった事で、変身者こそ序盤で全員登場させつつも初変身は放送開始からある程度経過した時期になる事が珍しくなくなっている。 そして2023年、本作から3年ぶりとなる本格的なクロスオーバー映画であり『[[ひろがるスカイ!プリキュア]]』の劇場版を兼ねている『[[映画 プリキュアオールスターズF]]』が公開された。 追記修正はミラクルンライトを光らせながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この時間のズレでルールーは同時期にもう1つのループ地獄を味わうことに・・・ -- 名無しさん (2020-11-08 08:18:49) - 某コズミック変質者「つまり、私のお仲間という訳だね(ループ的な意味で」 -- 名無しさん (2020-11-08 09:34:11) - コロナに翻弄された本作だけど待ってた分、面白かったよ。ヒープリ組の初々しさも今では懐かしく見えた。 -- 名無しさん (2020-11-08 13:33:11) - 某田舎神社の巫女「こっちは今までとは違うループに苦戦中なのですよ・・・」 -- 名無しさん (2020-11-08 13:36:50) - リフレインのキャラデザ、声、動機も相まってすごく好きになった -- 名無しさん (2020-11-08 14:32:30) - 最後のリフレインとミラクルンが穏やかに見守るシーン良かったな。クリア条件は歴代も屈指の糞要素満載だけどね、地味だけど響のお母さんの名前が出てビックリしたは -- 名無しさん (2020-11-09 14:15:34) - うららは次回作への伏線かな -- 名無しさん (2020-11-09 14:20:20) - 偶然といえヒープリ7話でグアイワルが退散する時わが勝利の記念日は延期だと映画の延期とセリフがシンクロするという。 -- 名無しさん (2020-11-27 00:46:22) - ライトが三つしかないのなら、3組それぞれの代表一人が持ったほうがいいような気がする。仲間が説明したほうがすんなり話が進むだろうし。 -- 名無しさん (2021-08-28 21:46:21) - なんでラテだけライトよこさないラテ!? -- 名無しさん (2021-10-29 04:49:57) - 愚痴コメントを削除。 -- 名無しさん (2021-10-31 20:18:32) - 来年の劇場版は秋のみになって今後は現行シリーズメインに過去シリーズのキャラと共演する方針になるって事だろうか。 -- 名無しさん (2021-12-09 19:04:01) - すこやか市の風景描写がTV本編より豊かなのが印象的。 -- 名無しさん (2022-05-14 05:49:19) - 映画デパプリの同時上映作で、2年ぶりにスタプリが映画に出るらしい -- 名無しさん (2022-09-15 20:08:41) - ↑ヒープリとスタプリは主人公とその妖精だけセリフありっぽいけど同時上映で4世代がコラボするだけでも十分か。 -- 名無しさん (2022-09-25 15:35:25) - のどかの声優の人はゆるゆりでミラクるんの声優をやってたという面白い偶然。 -- 名無しさん (2023-02-10 18:45:21) - ビョーゲンズはこん時何してたのかね? 職務怠慢? -- 名無しさん (2025-03-30 21:39:33) #comment(striction) #areaedit(end) }