高槻美沙

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高槻美沙 - (2025/07/19 (土) 05:12:53) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2021/05/20 Thu 22:30:32
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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&font(#ff69b4,b){&ruby(たかつき){高槻}&ruby(みさ){美沙}}は皆川亮二の漫画「[[ARMS>ARMS(皆川亮二の漫画)]]」の登場人物。

CV:一城みゆ希


*【概要】
主人公である[[高槻涼>高槻涼(ARMS)]]の母親。第一話から登場している。

息子曰く「若作りな専業主婦」、または「呑気な母さん」と言っている明るく人当たりのいい優しい女性。
近所でも評判の若奥様で、年齢不詳の外見で高校生の子供がいるとは思えない若々しさと美貌を誇る。

カツミはおろか生意気なアルからも懐かれており、「美沙ちゃん」、「美沙ママ」と慕われるほど。
料理上手であり特に包丁さばきは見た者を驚かせるレベル。

現在は5年前から[[夫・巌>高槻巌(ARMS)]]が単身赴任な事もあり、女手一つで涼を育てている。
もっとも本人は仮初の独身気分を楽しみながら家事に精を出している。(コブ(息子)付きだけど)

また、世話好きで細かい事は気にしない。涼がアルを連れて来た際も、理由も聞かずに甲斐甲斐しく世話を焼いた。
&s(){流石に保護者も身元も不明の小学生を住まわせるのはどうかと思うが}







&color(#F54738){以下ネタバレ}



第一部日本編の中盤、突如登場した「キース」から真実を知りたければ現在の鐙沢村を見てきたらいいと促された涼達。

そして謎の秘密結社「エグリゴリ」の実験場と化した村で、自分達が何者であったのかを知る。


村で行われていたのは、エグリゴリに反目する組織『ブルーメン』によるARMS適合者を生み出す人体実験。



その実験の結果、適正因子を埋め込んだ受精卵から生まれた&ruby(デザイナーズベイビー){人工授精児}……それが涼達だったのだ。

&bold(){すなわち自分が今まで家族と思っていたのは、血の繋がりのない赤の他人でしかなかったと知る。}



衝撃的な事実を知ってしまった涼に、更に追い打ちをかけるように目の前でカツミがナパームの炎と共に消失してしまう。
その絶望から涼のARMSは暴走、完全な化け物となり襲撃してきたエグリゴリの軍隊を殲滅する。


藍空市に戻ってからもその現実をうまく受け止められないでいた。

&color(#696969){自分が家族と思っていた元の日常を否定された現実}

&color(#808080){元の日常からカツミを目の前で奪われた現実}

&color(#a9a9a9){父親はこうなる事を知っていたかもしれない現実}

何故かカツミの家は引き払われており、涼も自分だけ自宅に戻る気になれず廃屋で生活する日々。

だが、そんな涼の前にカツミそっくりの少女・[[久留間恵>久留間恵(ARMS)]]が現れ、『ブルーメン』の使者として接触してきた。
鐙沢村の人体実験をしていた組織に不信感を募らせる涼達に、カツミが生きていてアメリカにいるという情報を告げる。
涼は一筋の望みに賭け、アメリカに行く事を決意。渡米の為に一度自宅に戻り準備をする事にした。
そんな中、母と思っていた美沙にどう向き合えばいいのか複雑な感情を抱え、このままアメリカに行ってしまっていいのかと涼は思い悩む。

しかしそんな彼等に追い討ちをかけるように、ARMSを捕獲するべくエグリゴリのサイボーグ部隊が自宅にまで強襲してくる。
涼は母親を危険に巻き込まないよう、たとえ自らの化け物染みた姿を見られてしまったとしても全力で返り討ちにしようと決意。

次々に襲い掛かってくるサイボーグ兵を蹴散らしていく。

だが


&bold(){ベランダから侵入してきたサイボーグ兵に美沙が捕まってしまう。}


首を鋼鉄の腕で掴まれ苦しそうにしている母の姿を見た涼は、遂にARMSを解除。戦意を喪失してしまう。

&bold(){「…母さん、ごめん…オレのせいでこんな目に…}
&bold(){ ……もう誰も巻き込まないつもりだったのに…」}









絶望的な状況ですが、追記・修正をお願いします。
 
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#include(テンプレ3)







「&font(#ff69b4){……まったく………しょうがない子ね………}」








「&font(#ff69b4,b){お父さんは一体この子に何を教えていたのかしら…!?}」




&bold(){「え?」}






&font(#dc143c,30,b){ドンッ!!}



#size(10){ 
#aa{{
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       ,,、 -''/                       .▂▅■▀ ▪ ■ ▂¨ ▃
.       イ  /,r ''了 / 了              ◢▇█▀ ¨▂▄▅▆▇██■■〓◥◣▄▂
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.....  イ  / / __/: l/                               i!  j!  i'j'゙ 、i!`ヾY■
    |.  / //__,   _,,, _                    ,..-、‐へ/:.`ヽ/ヽ/  ゙i l!、   `ト
.....  |  レ '''"  /;;;;;;;;;;;;;;;,、          _..-、-、__yz≦ヽ: : : !/:{:.:.:.:.:.:.人:.:.]] .ィヽ.i!i ,-、i!|!]
.   |    ,、-ー.r';;;;;;;;;;;;、;;;;;;;;;;;}      _/:(:_: :ノ:⊆):.ト.ヽY:ヽ: j{:.:.:.:`ー':.:.:.:.:.>く:.:.:.:.:.\ゝマ/
.    |  r'..   |;;;;;;;;;;ノ-‐ r_!ノ、 __   /: {:. . : :,.ゝ'⌒Y: :.!l: ]:.]: :]:〃、`ヾil! 、:.:.:.:.:.:.:.:.:>':⌒\'
....  |  |.     ];;;;;;;;;i] '´゙ .〉l;): 7: : Y`!: : : :`ー‐ノ.、(.,、..ノ: 人:ノノ:ノ.:==:.ヽ:.:.`ヾil!ヽ:.:.:.:.ヽ:.:.:.:./:.ヽ
   |  |.    {;;;;;;;;;;;]ヽ ーノ(,イ: : : ム:j,:..:/ヽノ‐-=‐・'´. .`7:.{ヽ、:.:.:.:.〃:.:.:.:.:.:.ヾi!\:.:.:.:.:.:.:./.:.`
   /  |.    〉;;;;;ノ-、二!_ ,、孑(゙´ィ//゛ヽ       /l!ヽ:.:.ヾ//:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:\ヽ:.:.:.〃/:.:
.   |   ,..-、,..(⌒ノ二`ヽ ∧(/_ r尨/〉′..゙/゙ '' 、.   ,:./:.:.`ヽilliヽ.、:.:.:.:.:.:.:.: 〈:.:.:.:.:.ヽノ:.〃.:.:.:.:.:
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    ゚¨ー'´  ゝ.   ハ 「 ̄ ̄`/゙\ /.     `',,、- '/.:.{:.:.:.:.ー'/:.:.:.:.:.:.ヽiliヽ:.:.:.:.:.:.T:.:.:.:./ニ二二
           ト、  ィヽ_/   、ヾ\\.  /.  /ヾ\ー‐‐'.:.:.:.:.:.:.:.:.,/.:\\:.:.:.:〉/ ̄ ̄`ヽ
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            } `i_! :i  _/:i:i!...  ∠  /.   入:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ===}_二ニゝ . . . :ー ̄- ": :j
            ゝ' |ヽ_/:i:i:i:i:i:|...   | /..... /:::::::>.:.:.:.-=ニ二ゝ二ニゝ. : : : : : : 三ニ≡ノ
              く__,|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|...   | /   〈:::=:::::\::ム::>‐=二ゞ二ゝ―≦二二二ニイ
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               / ̄!:i:i:iノ:i:i:i:i:i:i:i:i}       /.::::ヾ:::::::::/".:::::::::::::::r====、ヾー'
}}}
&font(#888888){首を掴んでいたサイボーグ兵の額が撃ち抜かれる}


涼・サイボーグ兵「「「…………なっ!?」」」


&font(#dc143c,40,b){カッ!!}



&font(#888888){涼を取り押さえていたサイボーグ兵の額に包丁が突き刺さる}



涼 (;; ゚Д゚)





「&font(#ff69b4,b){お父さんに習わなかった…?}
 &font(#ff69b4,b){何事もあきらめたら“そこで終わり”だって事を…}

 &font(#ff69b4,b,18){だったらこの私がしっかりレクチャーしてあげるわ。}」

#size(10){
#aa{{
                        ,..--、,.._____
                    /,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,`ヽ
                  ,.ィ;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;ヽ
                ,;´;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,、
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              /;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,`,
                 {;,;,;,;,;,;,;,;,ハ;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,
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            _ /`ー;;;;;爻 -==、、  `,≧==-ヾ;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;ヽ             !   . '´`,
           /.ィ゙イ..,'.j;,;,;,}  ==ミ`、 ' ,===、 ゙.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,'、          /ゝ ,′ /
         ,ィニ二:. /..../`;,;,;、      ,゙!      ;,l;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,ム           /   j、_ /
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   ___ __ _//ノヾニマ:θ,!..〃};,;,;,、   、    ,   /j;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,{ヽ/、__ノ 弋  `{
. __/! Y }{ }yミー彡'!... /../,゚ ハ;,;,;,;,,、  `ニニニ´  .イ '爻;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,レ`ー‐/ ヽ./ T" ‘,
/Yヘ{_人_人.ノニニニニ/´ャ三/7 爻;,;,;,;,;,ヽ.      .ィ     ゙ヾ);,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;/   くヽ   ヽ /ヽ. 〉
ミ//洲洲洲洲洲洲{._ ノ三'./ 辷x;,;,;,;,;,;,;,;丁  ´  .ィ<ニマ・'' ̄ ̄`ヽ{    ゙, `ヽ ,ゝ‐‐'⌒゙.
//洲洲洲洲彡=‐く /'.....,'/  ,彳;,;,;,;,;,;,;,;, |,..‐ ''´  ,//   ,. -―‐‐゚,   !  ゙./ヽ.__, /
`T¨¨¨¨/、 ̄   ∠ム_ム′  {、!;,;,;,;,;,;ィヾ.     //   /      ヽ     (__ノ {  〈
 `r‐'' !l ,'`ー、イ={-(。)     {;,;ハ ̄ | ム   //  ,.       _,ノヽノ  ノ i   `゙ /
<j_____ム ⌒′      /__∨イノ ゚, / /   /   ,ィ三三 / ,,′ノ, ′´⌒ {   /
`ー=≠‐ --‐イ        ィムレ/OY //´:i:i:/!   /  ,≦≠  _/{ {  /゙!     `ー /
       /{         //' / ノ/ ,:i:i:i:i:/'ム  '  ィ/,-≠ / ゙、 ゙、  {      ノ
      三 ,′     ///},′ /" /:i:i:i:i/ /ム ! ,j ,/,.ィ/  ヾ、 `、 ヽ   _.イ
、       i      レ:iイ l!/O/.  /:i:i:i:i,′ /∧ヽ ∨//〃   ヾ、  \  ̄/',} }
ミ、        |     /:i/ノ! レ`メ   /:i:i:i:i:i!|!  ヽ/\ ノ/ / ミi     ヾ、  `ー'‐"/
ミ、     ハ      ;i:i/! ム ,′{  /:i:i:i:i:i:il!、   ヽ//V { ミ、      `ー=- ァ‐′

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&tags()
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&bold(){その正体は「&ruby(ラフィング・パンサー){笑う牝豹}」「&ruby(ヘルズ・ブラック・ウィッチ){地獄の黒魔女}」の異名を持つ伝説の傭兵。}
あらゆる戦場で幾人もの凄腕や要人を始末してきたという最強無敵の女傑であった。放り投げたリンゴを空中で一瞬にして八等分に切り分けられる特技を持つ。
実は涼とは血の繋がりは全くない赤の他人……ではあるが、「&font(#ff69b4,b){あなたは私が生涯でもっとも心を痛めた自慢の息子よ!!}」という言葉通り、本当の親子の絆がある。

キース・ブラックの策略によりARMS移植以外に助かる方法がない事態に陥るまでは、そのまま家族で幸せに暮らそうと思っていた。



#contents(fromhere=true,level=2)

*【戦闘能力】
「&font(#ff69b4,b){戦いというものは、いつでも流れを把握して、冷静に対処しなくてはならない。}」
「&font(#ff69b4,b){いいこと、涼…!? 敵を叩く時は、徹底的に最大の攻撃力で攻める事!!}」

その実力は人外魔境が跋扈する劇中でも生身の人間にも拘らず一、二を争うレベル。ガウス・ゴールによれば「少なくとも13回は死んでいるはず」と言われている。
異名がエグリゴリの末端の兵士にまで広く知れ渡っているほどで、ただの銃火器と体術、戦略のみを駆使してどんな相手でも「人の力」で打ち破る。

敵を叩く時は徹底的に、最大の攻撃力で攻める事を信条にしており、&bold(){常に微笑みながら手際良く敵を殺す。}
サイボーグ兵士に首を掴まれて拘束され、息子も捕まった包囲状態から、ものの3コマであっという間に敵を殲滅できるほど圧倒的に強い。
家のどこに隠してあったのかM60機関銃で残りの敵も返り討ちにし、更には手詰まりになった相手が手榴弾を投げ込む事をほぼノータイムで予期。
そして躊躇なく三階から飛び降り平然と着地と同時に横っ飛びし、いつの間に構えたのかベレッタM84の2丁拳銃で何人もの敵を同時に撃ち殺す。
銃火器のみならず、他にもワイヤーや投げナイフなどの白兵戦やCQCも得意としており、音もなく背後から縊り殺す。
&bold(){この流れるような戦いの中に1コマとして無駄な動きはない。}

体術や忍術を駆使する夫の[[巌>高槻巌(ARMS)]]に対し、美沙は戦略や戦術の分析も得意としており、お互いの得意分野でフォローし合えるまさに最強のパートナー。
天才と呼ばれたガウスをもってして尚、&bold(){「最悪の戦況でも最大の戦果を生み出す、戦場の天才」}と言わしめる。
しかも熟練の戦士ゆえに無意識でも正確な動きで戦えるため、テレパシーを持つ超能力者でさえも、動きの先読みができずに瞬殺される。
位置を特定されマシンガンを撃たれても、撃った時にはすでにその場にはおらず撃った相手が彼女の動きを認識する前に縊り殺されてしまうほどに俊敏。
それでいて彼女自身は&bold(){傷一つ負わないどころか息切れすらしない。}

「&font(#ff69b4,b){あなたはさっき、[[飛ぶことしかできない>巴武士(ARMS)]]、と言っていたわよね?}
 &font(#ff69b4,b){だけど飛ぶことができるだけで、こんなに展開を有利に運ぶことができるのよ。}
 &font(#ff69b4,b){そしてそのスピードが加われば、もはや誰であろうと止めることはできないわ!}」

また、キース・レッドどころかエグリゴリの兵士達にも甘く見られていた[[巴武士>巴武士(ARMS)]]の潜在能力にいち早く気付き、その力を最大限に引き出す方法を短時間で指南してみせた。
更には明らかに視界に入っていない敵をも射殺しており、敵がどこに潜んでどこから襲ってくるのかをほぼ予知に近いレベルで把握している事がわかる。
その予知じみた戦場の把握力を活かし、味方の能力を最大限に発揮できる戦術を瞬時に編み出して実行に移す事も可能。
個人の驚異的な戦闘能力も然る事ながら、味方を鼓舞する事も得意とし、どんな絶望的な状況でも活路を見出し勇気と希望を与える存在でもある。

総じて&bold(){「敵に回したら絶対勝てない最強の参謀であり単体でも無敵の指揮官」}という存在。
[[三国志]]でめちゃくちゃわかりやすく例えるなら、&bold(){[[孔明>諸葛亮]]の戦略眼と[[張遼]]の指揮能力を持った[[呂布]]}。&s(){一騎当千とかいうレベルじゃない}
戦う敵側からしてみれば、&bold(){&color(#F54738){放って置くと相手の兵が超強化されるが、肝心の軍師自身が一番強いのでどうしようもない}}という無理ゲーが待っている。

*【作中の活躍】
第一話から登場しているが、この時は普通の主婦を演じており、息子の涼も彼女の正体は知らなかった。
しかし、第二章中盤でエグリゴリのサイボーグ部隊がARMSを捕獲すべく涼達の自宅を強襲。
&bold(){正体を現すや否や圧倒的な戦闘力でサイボーグ部隊をあっという間に殲滅。}
仲間を人質に取った超能力部隊[[X-ARMY>X-ARMY(エグザミィ)]]との戦いに向かう息子を激励し送り出す。
決着後、涼達と和解したX-ARMYの面々を家に招き入れ、暖かくもてなした。
通常、主人公の優しい母親かつ存命しているキャラとなれば「守られるべき&bold(){弱い}存在」という事が多く(しかも美沙の見た目は年の割には若い事以外は本当に単なる主婦にしか見えない)、そんな彼女が人質に取られてしまうという絶望的な状況。
そこからの大逆転劇は読者にとっては衝撃的で、言いようのないカタルシスをもたらしただろう。
まさしく彼女の言う通り「あきらめたらそこで終わり」……つまり諦めさえしなければ勝機が掴めるという信念の証だろう。

続く戦いにおいても、超人部隊レッドキャップスを歯牙にもかけずき薙ぎ倒し、オリジナルARMS達を捕獲する為の作戦『スナーク狩り』を瓦解させる。

「&bold(){不死身の肉体に身を包んで弱者をいたぶる事によって}
 &bold(){勝利を得ようとするレッドキャップス…}
 &bold(){あなた達は、超人でも勇者でもない!!ただの臆病者の負け犬よ!!}」


続くアメリカ編では日本に残ったため出番はなし。
ニューヨークの決戦から戻ってきた涼達を暖かく迎え入れた。
そして夫の[[巌>高槻巌(ARMS)]]も久しぶりに戻り、戦いを終えARMSが休眠状態になった涼と久しぶりに親子三人水入らずで過ごした。

そして最終章では序盤から登場し、&bold(){にこやかにキース・ブルーに銃口を突きつけて脅す}という相変わらずのママっぷりを発揮。
不適手術に失敗しているとはいえARMSがあるので撃たれても死なないはずだが……&bold(){いや、&ruby(この人){美沙ママ}なら殺せるかもしれない。あと単純に怖すぎるので冷や汗をかくのは本当に仕方ない。}
そして「お父さんからの預かり物」と言って布に包んだお弁当…&bold(){ならぬ『ジャバウォックの爪』}を涼に託す。

「&font(#ff69b4,b){0パーセントを1パーセントにできるかもしれない切り札}
&font(#ff69b4,b){ …残り二つしかないもの一つをあなたにって…}
&font(#ff69b4,b){ そのかわり、それを手にするなら約束しなさい…生きて帰るって!!}
&font(#ff69b4,b){ 私は母親よ。息子が死にに行くなんて許せるわけないでしょ!?」}

しかし最前線について来たりはせず、必ず帰るという涼達を信じて送り出した。

流石に普通の銃火器でARMS達の戦いに参戦するのは無茶だったか……

……と思いきや、物語最終盤で再登場。
&bold(){まるで夫の忘れたお弁当を届けにきたかのようなノリで『アザゼル』を届けに来る。}しかも手押し台車で。
ちなみにこのアザゼルは、巌が崖との決戦前に&bold(){ちょっと争いの仲裁ついでに寄り道で}回収した物である。&bold(){本当になんなんだこの夫婦。}


「&font(#ff69b4,b){恵さん…単刀直入に言うわね このアザゼルとコンタクトしてほしいの。あなたの中で眠っている"アリス"の力を使ってね}」

オリジナルARMS達は力を失っていたが、“共振”だけは残っていた。つまりこの金属生命アザゼルに、より純粋なオリジナルARMSの共振が伝えられる。
これによりホワイトの支配下にあるアザゼルに、全人類を代表して「ヒトは滅びを望んでいない」という意思を伝える作戦だった。

「&font(#ff69b4,b){大丈夫よ、恵さん。絶望は終着点じゃないわ。そこで諦めてしまうことこそが、全ての可能性を閉じてしまうの。}
&font(#ff69b4,b){ 涼達もほんの少しの可能性を信じて戦っている。あなたも自分自身の心を信じて!自分自身の信念を!}」

ママン……

そして恵がアザゼルと交信を果たすまで守り抜く為、&bold(){相変わらずの[[二丁拳銃>二丁拳銃/二挺拳銃]]でエグリゴリの残党を片っ端から撃ち殺していく}。
しかし流石にキース・ホワイトには銃撃どころか、ヴァイオレットの『バロールの魔眼』さえも通用せず、とうとう『ブリューナクの槍』の餌食になろうという寸前で、遂に恵がアザゼルとの交信に成功。
これによりオリジナルARMS達が復活し、反撃の狼煙が上がった。

なお、巌は空間の断裂による最大出力の『魔剣アンサラー』までは流石に捌ききれず腹を切り裂かれていたが、美沙ママは&bold(){なんと結局最後まで無傷であった}。
もしも『ジャバウォックの爪』がもう一本余っていたら、ホワイトも危うかったのでは?

*【エピローグ】
10年後のラスト最終話でも健在で、相変わらず主婦として過ごしている。
ようやくちょっとだけ老けてはいるようだが、&ruby(アリス){亜里須}((涼とカツミの間に産まれた娘。髪の色以外は『アリス』そっくりであり、生まれ変わりと思われる。))の祖母とは思えないほど若々しいのは相変わらず。



*【余談】
かつてエグリゴリのARMS研究施設に恐らくはブルーメンの前身組織の依頼で&bold(){たった3人で侵入}。
この時サミュエル・ティリングハースト博士と接触したのは彼女。その際、彼の人間性を評価し殺さずに見逃している。
その縁でオリジナルARMSのコアとキース・ブルーを引き受けた事でARMSの物語が動き出した。
この為、高槻涼にとっては二重の意味で母といえる人物でもある。
…そして何気にこのエピソードによって、彼女は無意識に敵を殺す戦闘マシーンではない事が判明。
すなわち&bold(){あの反応速度の中で、殺す前に相手をきちんと見極めていた}という化け物ぶりがむしろ補強された。

この時の侵入した三人のうち一人が恐らく夫の厳。
もう一人は不明だが男性ではあり、シルエット的に消去法で隼人父だったと思われる。
並み居る当時の最先端戦闘用サイボーグを&bold(){基地セキュリティに引っかかることなく殲滅している。}

そんな彼女が唯一涙を流して弱音を吐いたのが、幼少期の涼が事故に巻き込まれるのを防げなかった件。
この事故のせいで涼は致命傷を負い、ARMSの移植を余儀なくされてしまった過酷な運命に嘆いていた。



&font(#ff69b4,b){「勇気なんてものは私にだって、はなっからないのよ。}
&font(#ff69b4,b){ みんなを救ってやるなんて浮ついた責任感もね}
&font(#ff69b4,b){ でも私は逃げるような真似だけはしたくない。}
&font(#ff69b4,b){ 私は私の息子やみんなが死んでいくのを}
&font(#ff69b4,b){ 指をくわえて見てはいられないわ。}
&font(#ff69b4,b){ だって私は涼やみんなを愛しているもの}
&font(#ff69b4,b){ 私はいつもそうやって戦って来た。}
&font(#ff69b4,b){ 自分の持っている出来る限りの力をみんなに注ぐ事が出来れば 何の後悔もないわ」}



&font(#ff69b4,b){「私を愛してくれた人…私の代わりに死んでしまった人……}
&font(#ff69b4,b){ その人たちと引き換えに私は今まで生き長らえてきた…}
&font(#ff69b4,b){ その命………あなた達のような人種にくれてやるわけにはいかない…」}





&font(#ff69b4,b){いいこと、涼…!? キーを叩く時は、徹底的に最大の編集力で打ち込む事!!}


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- 非戦闘員として人質にされたかと思いきや銃取り出して平然と敵兵を撃ち殺したシーンはマジで予想外で衝撃的だったな。  -- 名無しさん  (2021-05-22 13:01:49)
- 高槻夫婦の夫婦喧嘩とか起きたら下手すると戦争レベルだな  -- 名無しさん  (2021-05-24 08:16:32)
- たぶん後付設定だと思うんだが、ここまでブッ飛んだものやられたら称賛するしかないわ!  -- 名無しさん  (2021-05-24 14:12:04)
- 項目ができた数日後に思わぬ形でtwitterで話題になってて草。人妻の動きじゃない…!  -- 名無しさん  (2021-05-29 16:54:45)
- ↑↑後付設定じゃないよ、そうじゃないと涼の出生とかおかしくなるし、一話から戦闘の英才教育受けてる事は示唆されてる。皆川作品によく出る「虫も殺さなそうな穏やかな女がチート並に強い」というやつ。  -- 名無しさん  (2021-05-30 04:46:28)
- 戦闘力でもそうだけど、実はお母ん力もそんじょそこらのママキャラの比ではない位に比類なき抱擁力を持ってる。トラウマ抱えた息子をひたすら待ち続け、帰ってきたらいつも通り迎えるシーンは胸を打たれたわ。  -- 名無しさん  (2021-10-25 16:09:29)
- レッドキャップスと対峙した際の「不死身の肉体に身を包んで弱者をいたぶる事によって勝利を得ようとするレッドキャップス…あなた達は、超人でも勇者でもない!!ただの臆病者の負け犬よ!!」というママのセリフは感動したな。  -- 名無しさん  (2022-12-10 14:54:10)
- 原作者曰く「設定は最初期から皆川さんと共有済み。いつブチかますかタイミングを測ってた」とのこと。  -- 名無しさん  (2023-03-16 12:24:36)
- D-LIVE!!のおかんもやたら強かったのは彼女の流れなんかな  -- 名無しさん  (2023-03-17 11:59:10)
- 皆川先生のツイートで後付け設定ではなかったことが公言されましたね  -- 名無しさん  (2023-03-20 11:43:57)
- マジかよ…完全に作者の手のひらの上だったわ  -- 名無しさん  (2023-03-20 19:50:27)
- うろ覚えだけどレッドキャップス戦での「私に命をくれた、生かすために死んでいった多くの人たち。その人たちのためにもこの命、あなたたちみたいな人種にくれてやるわけにはいかない!」って啖呵切るシーンが印象に残ってる。  -- 名無しさん  (2023-06-14 20:11:19)
- 最強クラスの傭兵なのに、子育てほど大変な戦場はなかったって言うのがいいよね。  -- 名無しさん  (2023-12-22 06:48:29)
- 夫と並んで作中でも間違いなくトップクラスの実力者  -- 名無しさん  (2024-04-28 17:15:14)
- レッドキャップスに不死身の油断や慢心があったのもあるけど即席チームで最大の成果を叩き出したので指揮官としてもかなり優秀。  -- 名無しさん  (2024-07-21 17:54:20)
- 件のシーンはよく二次創作でパロディされるけど、大抵美沙ママポジが範馬勇次郎だったり風鳴司令といったトンデモキャラだったりして、下のコマで驚くキャラの表情が別の意味に捉えられちゃうのはご愛嬌。  -- 名無しさん  (2024-07-22 08:40:37)
- 漫画文法的に「戦場で地獄を見たわたしなら子育てぐらい余裕」→「子育てめっちゃ難しくて戦場の方が天国に見える…でも、子供が可愛い…」という感じの変遷はしてそう  -- 名無しさん  (2024-09-20 00:20:55)
- AAあるんかい  -- 名無しさん  (2024-09-20 00:33:04)
- 高槻夫妻は作中で苦戦する描写皆無なので全キャラクターの中でもトップクラスに強い  -- 名無しさん  (2025-01-19 21:34:32)
- 父親のほうと違ってこの人は戦場から離れてた期間が長くてブランクあるはずなのにまったく無関係にサイボーグ蹴散らすからなあ  -- 名無しさん  (2025-03-23 15:09:08)
- ↑・↑×2 高槻夫妻は今現在頑張ってる息子たちと違って幾度も死線を潜り抜けてきてるせいか苦戦するシーンがない。(「人間の力」だけで完全態ARMSもレッドキャップスも打倒してるし)  -- 名無しさん  (2025-05-27 18:17:25)
- 外伝で高槻夫婦の若い頃の話とか読んでみたい  -- 名無しさん  (2025-07-18 01:46:29)
- ↑何ならスピンオフ作品で連載してほしい  -- 名無しさん  (2025-07-19 05:12:53)
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