&font(#6495ED){登録日}:2022/08/27 Sat 09:57:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&size(21){&font(b,#dc143c){混沌なる世界を掴む力よ}}} #center(){&size(21){&font(b,#dc143c){その拳は大地を砕き、その指先は天空を貫く!}}} #center(){&size(23){&font(b,#dc143c,#000000){この世の全てを握り潰せ!}}} -目次 #contents *概要 その名の通り「[[手のモンスター>腕だけのモンスター(遊戯王OCG)]]」…というだけだと大雑把すぎて記事が膨張してしまう。 ここでは「アニメ[[遊戯王ZEXAL]]で[[ギラグ>ギラグ(遊戯王ZEXAL)]]が使用したカード、及びそれを意識したとされるカード」という定義で掲載する。 メインデッキのモンスターはレベル4モンスターの展開と「相手によって破壊」を条件にした効果という特色が存在する。 これにより相手の破壊牽制、もしくは能動的な[[自爆特攻>自爆特攻(遊戯王OCG)]]で戦うための布陣を築き上げる運用になる。 エースカードのオーバーハンドレッドナンバーズは比較的すぐにOCG化を果たしたものの、メインデッキのカードは一年間を空けての発売となった。 メインデッキのカードは「コレクターズパック 伝説の決闘者編」から収録され、海外では1ヶ月早く流通している。 後述の通りアニメでは「ハンド」モンスターを指定する専用サポートが存在するが、《[[ワン&bold(){ハンド}レッド・アイ・ドラゴン>ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン(遊戯王OCG)]]》などを含めてしまうためかそれらのOCG化はされていない。 そのためOCGではテーマではなくシリーズカードという扱いである。 *カード解説 #blockquote(){&font(b,#994c00){ファイヤー・ハンド} 効果モンスター 星4/[[炎属性>炎属性(遊戯王OCG)]]/[[炎族>炎族(遊戯王OCG)]]/攻1600/守1000 (1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、 相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 その相手モンスターを破壊する。 その後、自分のデッキから「アイス・ハンド」1体を特殊召喚できる。} #blockquote(){&font(b,#994c00){アイス・ハンド} 効果モンスター 星4/[[水属性>水属性(遊戯王OCG)]]/[[水族>水族(遊戯王OCG)]]/攻1400/守1600 (1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、 相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 その相手のカードを破壊する。 その後、自分のデッキから「ファイヤー・ハンド」1体を特殊召喚できる。 } 相手によって破壊されることで、後続を呼びつつカードを破壊する手。 「相手によって破壊された」なので、戦闘破壊の他に相手の効果による破壊にも対応している。 その他に「召喚を無効にし破壊するカウンター罠」など、フィールド以外の場所で破壊する効果にもしっかり対応。 破壊効果を使ってもボード・アドバンテージを稼げない上にこちら側のカードがやられてしまうので、効果破壊に対する牽制になる。 かといって放置してしまうとXモンスターに繋げられる…と、中々焦ったい。 ターン中の回数制限もないため、自爆特攻によって相手の場を荒らしつつデッキ圧縮&墓地肥やしができるカードとして注目を集めている。 炎属性と水属性を墓地に貯めれるため、《氷炎の双竜》の召喚コストにもうってつけ。 ただしこの効果は、相手の場に破壊できるカードがないと破壊もリクルートもできず犬死にしてしまうという欠点にも繋がる。 アニメ版では戦闘破壊にしか対応しておらず、後続を呼ぶ効果もなかったので大幅に強化されている。 #blockquote(){&font(b,#994c00){マジック・ハンド} 効果モンスター 星4/[[闇属性>闇属性(遊戯王OCG)]]/[[魔法使い族>魔法使い族(遊戯王OCG)]]/攻 800/守1600 (1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、 相手がドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。 そのカードを墓地へ送り、相手に800ダメージを与える。 } 相手のサーチ行為を咎める手。 一度しか無効にできない上に弱小ステータスのモンスターを残して相手にターンを渡すリスクが上回っている。 しかも被破壊時の効果を持っていないため、適当に戦闘破壊されて易々とサーチを通してしまう危険も大きい。 入手機会さえ目を瞑ってしまうと、《[[ライオウ>ライオウ(遊戯王OCG)]]》に勝る部分がまるでない。 アニメ版の効果はこちら。 #blockquote(){相手がデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。 そのカードが魔法カードだった場合、そのカードを破壊して、 相手ライフに800ポイントダメージを与える。 「マジック・ハンド」の効果は、デュエル中に1度しか使用できない。} #blockquote(){&font(b,#994c00){プロミネンス・ハンド} 効果モンスター 星4/炎属性/炎族/攻 600/守2000 (1):自分フィールドに 「マジック・ハンド」「ファイヤー・ハンド」「アイス・ハンド」のいずれかが存在する場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。} いずれかのハンドがフィールドにいる時に、手札から特殊召喚できる手。 《ファイヤー・ハンド》と《アイス・ハンド》は後続を確保しつつ動き回るカードなので、この条件を満たすのは難しくない。 そのまま手っ取り早くランク4のX召喚に繋げることができる。 ただしレベル4を手札から出すだけなら、他にも選択肢は豊富に存在する。 #blockquote(){&font(b,#994c00){サンダー・ハンド} 効果モンスター 星4/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[雷族>雷族(遊戯王OCG)]]/攻1600/守1600 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札・墓地に存在し、 元々の攻撃力または守備力が1600の自分フィールドの表側表示モンスターが 戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。 このカードを特殊召喚し、相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。 この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。 } 活躍から5年が経過し、すっかり忘れ去られた中で突如新規収録された手。 特定のモンスターの破壊をトリガーに、自己特殊召喚と破壊を行う。 上述した《ファイヤー・ハンド》《アイス・ハンド》はこの条件と合致し、更に積極的に破壊されにいく効果を持っているため相性はいい。 出てきた後続と《サンダー・ハンド》で2枚の破壊と2枚のレベル4モンスターを確保できる。 更に《サンダー・ハンド》の効果は回数制限がある代わりに対象をとらない破壊なので突破能力は上がっている。 ハンドシリーズの系譜を継ぐモンスターではあるものの、その「被破壊」という条件自体が通用しなくなっている部分が難点。 破壊以外の除去方法も蔓延しており、相手の破壊を待つ受動的な姿勢や自爆特攻自体が「遅い」と言わざるを得ない。 たまたまステータスが一致したエースモンスターを効果破壊から牽制するにしても、 《[[ウィンドペガサス@イグニスター>@イグニスター/Ai(遊戯王OCG)]]》の方が範囲も広く、デッキバウンスなのでより被害を大きくできる。 *エクシーズモンスター -[[No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド]] -[[CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド]] アニメ本編におけるギラグの切り札。個別記事参照。 *デッキ概要 枚数は少ないもののデッキ自体はランク4Xも出しやすく、ハンド同士のシナジーもあり[[バリアン七皇>バリアン(遊戯王ZEXAL)]]の中では比較的まともな部類。 破壊されることで後続を呼びつつ相手の場を荒らし、大型モンスターで止めを刺す…と決まればカッコいい。 自分のカードが続々破壊されるため、《補給部隊》を始めとした破壊トリガーカードとは相性が良い。 中~長期戦を見据えるなら、墓地の「ハンド」をデッキに戻す手段も用意しておきたい。 **【HAT】 海外で登場したハンドカードが、環境に伸し上がったデッキ。 これは「ハンド/Hand」「[[アーティファクト/Artifact>アーティファクト(遊戯王)]]」「[[蟲惑魔/Traptrix>蟲惑魔(遊戯王OCG)]]」の頭文字をとった名称で、この三種を混合した構築になっている。 破壊しないとマズい[[落とし穴>落とし穴(遊戯王OCG)]](を調達する蟲惑魔)と破壊したらマズいアーティファクトを混ぜることで、相手の動きを鈍らせる。 折を見て《ファイヤー・ハンド》《アイス・ハンド》で場を荒らしつつ、蟲惑魔と共にランク4をX召喚する流れになっている。 このデッキが流行したのは2014年の話だが、なんと2022年に発売された蟲惑魔のストラクチャーデッキ『蟲惑魔の森』にハンドやアーティファクトが収録され【HAT】を意識した構築となっていたため再び話題に上る事に。 *未OCG「ハンド」 オマケとして、アニメでギラグが使用した未OCGの「ハンド」カードをここに格納する。 #blockquote(){&font(b,#008000){侵食手の森(イローション・ハンド・フォレスト)} フィールド魔法 自分のスタンバイフェイズ毎に、全てのプレイヤーは1000ポイントダメージを受ける。} タイミングが限られているうえにLP差が変わらないためイマイチ。 #blockquote(){&font(b,#f09199){ハンド・パワー} 通常罠 自分の墓地の「ハンド」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動できる。 このターン自分フィールド上のモンスター1体の攻撃力は倍になる。} 攻撃力を倍加させるカード。 適当なコストを除外させとけばいいので軽く、他のカードと比べるとまだ実用的。 #blockquote(){&font(b,#f09199){リフューズ・ハンド} 通常罠 自分フィールド上に「ハンド」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。 自分が受ける効果ダメージを0にする。} アニメによくある効果ダメージメタ。 これで使い切りかつ条件付きともなると、流石に実用に耐え難い。 #blockquote(){&font(b,#f09199){バイス・ハンド} 通常罠 自分フィールド上に「ハンド」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。 モンスター1体の攻撃を無効にし、 そのモンスターのコントローラーにそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える。} 条件付き《魔法の筒》。 テキストからすると、《魔法の筒》と違い対象を取らない効果なので完全下位互換ではないものの、立場はかなり厳しい。 #blockquote(){&font(b,#f09199){デス・ハンド} 通常罠 モンスターをコントロールしていない相手プレイヤーがカードをドローした時に発動できる。 相手の手札の枚数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。} 「ダメージ量が相手依存」「失敗しやすい条件」があるため、運用には難がある。 一番効果を発揮できるのは相手の後攻1ターン目で、初期手札5枚とドロー1枚で1800ダメージとなかなかの火力となる。 //刻の封印にも同じことが言えるが、セットした罠カードを発動できるのは次のターンのスタンバイフェイズから。 //つまりドローフェイズではこの効果をまだ発動できない。 //違います。通常のドローの後ならスタンバイフェイズより前にカードを発動可能。強烈なはたき落としとかもそう もっとも、その後攻1ターン目ドローフェイズを逃せば「モンスターをコントロールしていない」という条件を満たしづらくなる上、満たせてもダメージに期待できないと非常に苦しい。 ついでにレアハンター(1)が使用した未OCG《デスハンド》と名前が被っているのも厳しいか。 *余談 ここで挙げた以外にも、遊戯王には「[[手・腕だけのモンスター>腕だけのモンスター(遊戯王OCG)]]」が多く存在する。 追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン「ハンドがカテゴリされない理由は俺の影響だと思う」 -- 名無しさん (2022-08-27 10:22:07) - 全身を使って寿司を握るのだ -- 名無しさん (2022-08-27 16:26:05) - ↑↑ 「レベル4『ハンド』モンスター」にしても百年竜(ハンドレット・ドラゴン)がいるという。 -- 名無しさん (2022-08-27 18:51:11) - 蟲惑魔ストラクがHATだった件 -- 名無しさん (2023-05-13 06:10:23) - せっかくならロイドみたいにガバガバカテゴリ化して変におこぼれを貰えたカードがあったらおもしろかったかもしれない -- 名無しさん (2023-05-13 11:33:50) - ローズがシンクロモンスター限定になってるしダメでしょ -- 名無しさん (2024-01-29 09:39:24) #comment(striction) #areaedit(end) }