五老星(ONE PIECE)

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五老星(ONE PIECE) - (2025/07/10 (木) 21:03:15) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2023/06/13 Tue 23:32:58
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:&bold(){&color(whitesmoke,black){約 31 分で読めるのだ}}

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#center(){&sizex(6){&bold(){&color(whitesmoke,black){“五老星” ここに!!!}}}}



&bold(){&ruby(ごろうせい){五老星}(FIVE ELDERS)}とは漫画『[[ONE PIECE]]』の登場人物。
&bold(){&color(red){「[[&color(red){世界政府}>世界政府(ONE PIECE)]]最高権力」}}と称される5人の老爺にして、&bold(){全天竜人の頂点に立つ5人。}

#openclose(show=●目次){
#contents
}

*【概要】
登場自体は早く、世界の頂点に立つと言われる「[[天竜人>世界貴族(ONE PIECE)]]」の存在が明かされる遥か前の単行本25巻 第233話『世界最高権力』にて登場。

常に彼らがいる部屋も、マリージョアに存在する天竜人の居城「パンゲア城」の一室「権力の間」。
5人の合議制で、重要事項の方針を決定しており、[[スパンダム>スパンダム(ONE PIECE)]]による[[プルトン>歴史の本文(ONE PIECE)]]の設計図奪取作戦を許可したのも彼ら。
パンゲア城に出入りできる事から天竜人なのは間違いないが、今のところパンゲア城外で他の天竜人と対面したシーンはなく、またチャルロス聖などが五老星について言及した事もないため、マリージョアにおける彼らの力関係に関しては謎が多い。
といっても天竜人すら粛清可能な神の騎士団の最高司令官ですらタメ口は許されず、礼儀をもって接しなければならない辺りは最高位に相応しいといえる。
また、通常の天竜人と違って地上でもヘルメットの類はつけておらず、更には服装もスーツや着物など、ごく普通の一般的な格好をしている。

もちろん「安物」を着ているわけもなく、彼らが着ているスーツは「東の海」にあるスーツ専門店の「ニョルニョ・ニャルマーニ」製という&bold(){ハイブランド物}であった。
彼らは、この特注したスーツしか着ないということが110巻のSBSで判明されており、ここでも「最高権力者に相応しい身だしなみ」が用意されている。
やはり権力者に普通のスーツは無礼というものだろう。しかし、天竜人の独特的な口調や、「下々民と同じ空気を吸いたくない」などという理由でのヘルメットなどは採用していない。

最高位の天竜人と言うだけあり、一般人は肖像画でしかその姿を見る事が出来ない。
エッグヘッド島では、サターン聖が戦闘態勢に入り能力を披露したこともあってか海軍でもその姿を見る事が許されるのは本部少将以上の者のみとされた。
その際には本部准将以下は拝謁することも許されず、それ以下の海兵は例え偶然と言えども&bold(){即座に粛清されている。}
海軍のトップである元帥も、彼らの前では単なる中間管理職に過ぎない。
一方で、当時のCP5長官[[スパンダム>スパンダム(ONE PIECE)]]の意見具申や、[[アラバスタ王国]]国王[[コブラ>ネフェルタリ・コブラ]]の面会に応じるなど、政府の人間や加盟国国王に対しては普段基本的に真面目に対応している。
また、長年にわたり政治活動もしていたため、それぞれの分野に関しての知識や技量は優れており、仕事面での評価は総じて「優秀で有能」と言える。

───ただし、彼らですら世界の頂点ではなく、[[サカズキ>赤犬(ONE PIECE)]]の言動によれば&bold(){&ruby(●●●●){[[もっと上>イム(ONE PIECE)]]}}が存在している。

*【構成員】
メンバーは以下の5人。
少なくとも22年前の時点から誰1人として欠けていない。
原作1073話でメンバーの内の1人、1086話で残る全員の名前が明かされ、同時に各々の役職は&bold(){「○○&ruby(ぶしん){武神}」}という肩書を持っていることが判明した。
大臣のようなものだろうか。
五人の名前はそれぞれ[[水星]]、金星、火星、[[木星]]、土星の英名、もしくはその捩りが入っており、恐らくそこから五老&bold(){“星”}という名称が来ていると思われる。

また、[[悪魔の実]]の能力なのかは現状不明だが5人とも&bold(){明らかに人の形ではない異形の巨大な怪物}に変身することができ、島に上陸する際は魔法陣から転移するようにして出現する。
そして5人全員が[[動物系悪魔の実]]の覚醒に達した[[ルッチ>ロブ・ルッチ]]と同様の黒いオーラのような羽衣と強大な[[覇気>覇気(ONE PIECE)]]をまとっている((ビッグ・マムを知るジンベエをして「なんちゅう覇気!」と驚愕し、ルッチがゾロとの戦闘中に「他所見したいくらい気になる覇気を感じるよな」と言い、ゾロも「島中にな」と同意する程の))が、&bold(){&color(red){変身後の姿が明らかになったにもかかわらず、悪魔の実の能力者であるかすらも明言されていない}}ため、これまでの登場人物達全員と比較しても極めて異質。

**&bold(){[[&color(peru){ジェイガルシア・サターン聖}>ジェイガルシア・サターン聖]]}

#center(){&bold(){&color(peru){「世界の秘密を探求する者」…「失われた種族の血を引く者」…}}
&bold(){&color(peru){「古き神を呼び起こしてしまった者」───この島は不都合に満ちている!!!}}}

声:野田圭一
肩書:科学防衛武神

左目に傷のある、[[杖]]を突いた巻き髪の男。コートの色は&bold(){&color(#937B69){褪せた薄茶色。}}
五老星は長らく全員名前も詳細も不明だったが、原作1073話にて遂に五老星で最初にフルネームが明かされた。
かつて一度だけ[[ベガパンク>ベガパンク(ONE PIECE)]]と面識があるらしく、[[黄猿>黄猿(ONE PIECE)]]率いる艦隊と共にエッグヘッドへと向かっている。
扉絵でベガパンクが謁見した際の様子が描かれており((ちなみにその際の五老星は全員シルエットが黒塗りとなっている。))、MADS時代から[[天才]]として名を轟かせていたことで、特別に目通りを許されたようだ。
詳細及び外見モチーフは[[個別項目>ジェイガルシア・サターン聖]]を参照。

**&bold(){&color(red){マーカス・マーズ聖}}

#center(){&bold(){&color(red){世界は創造主の思い通りゆえ……}}}

声:園部啓一
肩書:環境武神

長髪で長いひげをたくわえた男。コートの色は&bold(){&color(#426AB3){濃い青色。}}
スタイルがいいからか五老星が集まっているシーンではよく立っている。

穏やかそうな風貌だが、サターン聖同様本性は冷徹。
五老星以外の存在を虫ケラ扱いしているが、ルッチが[[カク>カク(ONE PIECE)]]の助命を嘆願した際は&bold(){&color(red){「虫など踏もうとして踏むものではない」}}と若干困り気味に難色を示していたり、彼の健闘に&bold(){&color(red){「見事」}}と評してたりと一般の天竜人と比べると味方の懇願などには耳を傾けたりと話が通じる人物。
一方でベガパンクの配信を即時に止めるために躊躇いなく研究所を破壊し尽くそうとしたりと、苛立っている時の思考はかなり暴力的。

因みに作中では変身したり解除したりと、五老星の中ではやたらと忙しい人でもある。一応書き留めておくと・・・
>&color(#F54738){変身状態(エッグヘッド上陸)}→&color(#3B4EF0){解除(パンクレコーズの偽電伝虫の破壊)}
>→&color(#F54738){変身状態(研究所[ラボ]内の生体反応による徹底的破壊)}→&color(#3B4EF0){解除(覇王色による大量の電伝虫の遮断)}
>→&color(#F54738){変身状態(本物の配信電伝虫を守る鉄の巨人の破壊)}→&color(#3B4EF0){解除(マリージョアへ帰宅)((1119話にてルフィ・サンジ・フランキー・ボニーの連携で遥か彼方へ吹き飛ばされて以降このシーンまで出番が無い事から、ルフィ達の攻撃が原因でウォーキュリー聖らと同じくエッグヘッドに留まっていられなくなったものと思われる。))⇦しかも椅子に座って休んでいた}
&s(){&bold(){そりゃあ疲れるわ}}
#region(エッグヘッド編で…)

#center(){&bold(){&color(red){隠すだけに留まらずダマす気で…!!}}
&bold(){&color(red){おのれベガパンク!!}}}

変身態は鳥型の妖怪&bold(){『&ruby(いつまで){以津真天}』}。
外見は黒色の羽衣を纏った禍々しい巨大怪鳥で、後述の伝承の姿に酷似した姿を持つ。また頭部にはマーズ聖を彷彿とさせる長い髪が伸びており、目の周辺には燃えるような黒い炎を帯びている。

作中ではパンクレコーズに張られているバリアに突撃し、不死身の肉体を生かして強引に突破。
口からビーム状の火炎放射を発射して物体を撃ち抜く技のほか、恐らく強力な[[見聞色の覇気>見聞色の覇気(ONE PIECE)]]によってパンクレコーズ内にいる無数の電伝虫の存在を探知している。

以津真天とは『太平記』や『今昔画図続百鬼』に描かれた怪鳥のこと。&bold(){「いつまでん」}とも呼ばれる、
人間のような顔と鋸のような歯が並ぶ曲がった嘴、蛇のような身体、剣のように鋭い脚の爪を備えた5m近い体長の鳥であったという。
戦乱や飢餓などで死んだ人の死体をそのまま放っておくと死体の近くに止まり、&bold(){「いつまで、いつまで(死体をほったらかしにするのか)」}と鳴いて人々を恐れさせる妖怪とされる。
#endregion

外見モチーフは自由民権運動で知られる日本の政治家「板垣退助」説がよく挙げられる。
板垣退助は「民主化や民の自由を推し進めた偉業」で歴史に名を残している。

**&bold(){&color(deepskyblue){トップマン・ウォーキュリー聖}}

#center(){&bold(){&color(deepskyblue){刷り直せ!!こんなもの世に出すな!!!}}}

声:平野正人
肩書:法務武神

カイゼルひげをたくわえ、頭にあざのある禿頭の男。コートの色は&bold(){&color(#E2E3CB){灰色寄りの白色。}}
モルガンズがギア5のルフィの写真を[[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]の写真として全世界にばら撒いた際に激怒していた人物。
基本冷静沈着な五老星の中では声を荒らげる描写が多く、比較的感情豊かなメンバーといえる。
[[創造主>イム(ONE PIECE)]]がルルシア王国消滅を決めた際には最初は&bold(){&color(deepskyblue){「ずいぶん人がいます」}}と一応は諫めるような言葉を出していた。

#region(エッグヘッド編で…)

#center(){&bold(){&color(deepskyblue){[[&color(deepskyblue){因縁深き者達……!!}>ドリー&ブロギー(ONE PIECE)]]}}}
#center(){&bold(){&color(deepskyblue){そいつが誰だかわかっているのか!?}}}

変身態は4本の牙を持つ巨大な猪型の妖怪&bold(){『&ruby(ほうき){封豨}』}。
サターン聖同様黒色の羽衣を纏っている。
エッグヘッド全体が波打つほどの圧を有する[[覇王色の覇気>覇王色の覇気(ONE PIECE)]]を帯びた咆哮を発するだけでなく、牙を巨大な刃に変化させ素早く跳躍しながら斬りつけることができる。
また、肉体の硬度が異常なまでに硬く、[[カイドウ>カイドウ(ONE PIECE)]]にある程度通用したゴムゴムの&ruby(レッドロック){業火拳銃}やギア5状態のルフィの巨大化した拳を受けても微動だにせず、逆に殴った方のルフィが手を痛めるほどであった。

封豨とは『楚辞』等に記された中国における伝説上の怪物のこと。
鎧のような毛皮に覆われており、とてつもない怪力で家畜や人を襲い、田畑を荒らす巨大な人喰い猪だったとされる。
#endregion

外見モチーフは第7代ソビエト連邦最高指導者「ミハイル・ゴルバチョフ」説がよく挙げられる。
ゴルバチョフは「米ソ冷戦を終わらせ[[核兵器]]を減らすことを選んだ偉業」で歴史に名を残している。
一方でソ連崩壊の遠因として、祖国では批判的な評価も多い。&font(l){まあロシアじゃあ誰だって[[からかいの対象>アネクドート]]ではあるが。}

**&bold(){&color(#c5c529){イーザンバロン・&ruby(ブイ){V}・ナス&ruby(じゅろう){寿郎}聖}}

#center(){&bold(){&color(#c5c529){世界の均衡など……永遠には保てぬのだ}}
&bold(){&color(#c5c529){ここらで一度大きく掃除する必要があるな}}}

声:[[緒方賢一]]
肩書:財務武神

眼鏡をかけ、野太刀のように長い[[刀]]を所持し白い着物を着たスキンヘッドの男。
唯一黒スーツではなく白い着物を着ており、コートの色は&bold(){&color(#C5D6B9){薄緑色。}}
地べたに座り、愛刀を手入れしている様子が散見される。
また、この刀は柄や鍔の装飾の類似から「初代鬼徹ではないか」と予想されているが、現状詳細は不明。
&s(){スキンヘッドの眼鏡の爺さんが「[[ヴィーナス>愛野美奈子/セーラーヴィーナス]]は流石にキツい」からか}漢字を使用した[[ワノ国]]チックな名前をしているなど刀を持っていることも含めて意味深。

#region(エッグヘッド編で…)
    
#center(){&bold(){&color(#c5c529){小娘一人に国を滅ぼす力を与えるとは……}}
&bold(){&color(#c5c529){愚かな謀反を!!ベガパンク……!!}}}

変身態は白骨化した巨大な馬の妖怪&bold(){『&ruby(ばこつ){馬骨}』}。
外見は白骨化した巨大馬で、顔が布のようなもので覆われているのが特徴。
上半身のみを人型に変形させてケンタウロスのような人獣型に変身する事が可能であり、常備している刀による居合を駆使する。
彼の斬撃は[[ブルック>ブルック(ONE PIECE)]]の剣と同様に冷気を帯びており、斬り捨てた傷を瞬時に凍結させてしまう。
更に、居合の実力も長けておりパンクレコーズを一刀両断してしまう程の腕前を持つ。

エッグヘッドに上陸後は、人獣型に変化して迅速に海岸線を目にもとまらぬスピードで疾走。
ボニーの命令によって海軍への攻撃を行っている[[パシフィスタ・マークⅢ>パシフィスタ(ONE PIECE)]]を斬りつけて脳の伝達路&bold(){のみ}を1撃で的確に凍結。
機能停止に抑えることでパシフィスタ達を失うことなく瞬く間に鎮圧していった。
破壊ではなく機能停止に追い込んだのは、彼が予算を担う財務武神であるからなのかもしれない?

また、1117話で[[ゾロ>ロロノア・ゾロ]]と激突した際に、お互いが持つ刀を視認し&bold(){&color(#c5c529){「ん!?」}&color(green){「鬼徹!?」}}と二人揃って叫んだため、初代鬼徹の所持者である可能性が非常に高い。

馬骨とは江戸時代に描かれた妖怪絵巻『土佐お化け草紙』に記述された妖怪のこと。
火事で焼け死んだ馬が化けたものとされる。
#endregion

外見モチーフはインド独立の父として知られるインドの政治指導者「マハトマ・ガンディー」説がよく挙げられる。
ガンディーは「暴力に頼らない訴えと、己の権利を守るための非服従を民に教えた偉業」で歴史に名を残している。
なおガンディーは「イスラム教徒に妥協しすぎる」と不満を持った同胞のヒンドゥー教徒により暗殺された。

**&bold(){&color(lime){シェパード・&ruby(ジュウ){十}・ピーター聖}}

#center(){&bold(){&color(lime){“三大勢力”の陣営崩壊は世界に直接ヒビを入れる 保たねばならぬ}}}

声:[[増谷康紀]]
肩書:農務武神
 
首元に傷がありカストロひげをたくわえた男。金髪と言う事もあり五人の中で最も若い見た目をしている。
コートの色は&bold(){&color(#949593){アッシュグレーっぽい灰色。}}
作品内において、&bold(){ミドルネームに漢字を使用}した初にして現時点では唯一の人物。

#region(エッグヘッド編で…)
変身態は巨大なミミズの怪物&bold(){『サンドワーム』}。
風貌は顔の正面に十字の模様が入っており、人に似た目と口を持ち、黒い羽衣のようなオーラを纏っている。
ドリー&ブロギーに勝るとも劣らないサイズの巨大ミミズ。

モデルと同様に地中の潜行が可能で、突然真下から奇襲し敵を捕食する戦法をとる。
また、巨大な口による吸い込み能力を使用する事ができ、多少離れた沿岸にいる軍艦が引き寄せられそうになったり、[[巨人族>巨人族(ONE PIECE)]]のドリーとブロギーが前に進めなくなるという[[ピンク色の悪魔>カービィ]]も真っ青な吸引力を誇る。
吸い込んだ物を一気に吐き出す事も可能。
更に、ウォーキュリー聖の硬度な肉体に攻撃が通用した鉄の巨人の腕を齧り取るなど、対象物を噛み砕く力は相当なものである。

サンドワームとはゴビ砂漠周辺に生息するといわれている、巨大なミミズのUMAのこと。&bold(){「サンドウォーム」「モンゴリアン・デス・ワーム」}などとも呼ばれる。
1800年代初頭から存在が提唱され、獲物を見つけると両端を跳ね上げるような仕草を見せて相手を威嚇し、飛びかかって毒液を吹きかけるという。
そのインパクトから、初公開週にはX(旧Twitter)では五老星ごぼう抜きで&s(){ネタにされて}話題に上り、「サンドワーム」がワードトレンド入りまで果たしてしまった。
&color(lightgray){丸呑みや吸引といった恐るべき災害級破壊力を持っていることには違いないのだが、毎度力技を使っては次のページで即反撃に遭いがちというのもネタキャラ化に拍車をかけている。}
なお、五老星の中では唯一、東洋妖怪ではなく何故UMAに変身するのかという理由は現在の所不明。
#endregion

外見モチーフは第16代アメリカ合衆国大統領「エイブラハム・リンカーン」説がよく挙げられる。
リンカーンは「奴隷制を廃止し、人々に平等を広めた偉業」で歴史に名を残している。
なお史実のリンカーンは暗殺された。

#region(そして、ある脱退したメンバーに代わり新たな男が五老星に加入した…※最新話のネタバレ注意)
・&bold(){&sizex(5){&color(#C864F0){フィガーランド・ガーリング聖}}}

#center{&bold(){&color(#C864F0){共に世界を良くしよう&br()&ruby(どうせいたち){同星達}よ……!!}}}

声:[[山路和弘]]
肩書:科学防衛武神

“[[神の騎士団>神の騎士団(ONE PIECE)]]”最高司令官を務める天竜人。
サターン聖がイムによって粛清され、その後任として決まった。
権力の間に入室後、ベガパンク「&ruby(ヨーク){欲}」を直属の部下にする事と、科学防衛武神を担う事を他の五老星達に伝えた。
詳細は[[世界貴族>世界貴族(ONE PIECE)]]を参照。
#endregion

*【来歴】
時系列は新世界編を現在とする。

**過去
200年前、マリージョアを襲撃した鉄の巨人をサターン聖は&bold(){&color(peru){「アレは“未来”だ……!!」}}と称し、当時の研究者達に研究をする事を指示する。

38年前、かつて[[世界政府非加盟国>世界政府加盟国/非加盟国(ONE PIECE)]]だったゴッドバレーで開催されていた天竜人達の催しである「先住民一掃大会」の場に、現在と姿が変わらないサターン聖が居合わせていた。

[[ロックス海賊団]]と[[ロジャー海賊団]]が島に襲来し、混乱の最中、当時天竜人の奴隷だった[[バーソロミュー・くま]]がニキュニキュの実の能力を手に入れたのを目撃し、サターン聖は彼を衝撃波で吹き飛ばす。
くまに対してバッカニア族は「奴隷になる事と死ぬ事しか許されていない」と冷淡に語るが、くまは&b(){&color(GHOSTWHITE,#244344){ 「───ぼくは“ [[&color(GHOSTWHITE,#244344){ニカ}>ニカ(ONE PIECE)]]”のように…こんなかわいそうな人達を一人でも多く救いたい!!!」}}と反論し叫ぶ。
だがサターン聖は、

         
#center(){&bold(){&color(peru){…&color(red){&ruby(●●●){だから}}消えるんだお前達は}}}


と微動だにせずそう呟いた。
なお、意図的なのかは不明だがこの時はくまを逃がしてしまっている。

22年前、西の海の[[オハラ>オハラ(ONE PIECE)]]にてクローバー博士ら歴史研究者達が、違法とされていた「[[歴史の本文>歴史の本文(ONE PIECE)]]」の研究によって、&bold(){「空白の100年」の真実}に辿り着こうとしていた事を知り、苦悩らしき表情を浮かべつつオハラに“[[バスターコール>艦隊(ONE PIECE)]]”を発令した。


#center(){&bold(){&color(whitesmoke,black){オハラは…… 知りすぎた…………!!!}}}


10年前には当時CP5主官をつとめていたスパンダムがプルトンの設計図の在り処の情報を掴んだ事を五老星に報告し、「その情報が本当なら設計図を入手してこい」と人員導入や捜査権限の許可を与えた。
なお、この会合シーンは権力の間では無く、噴水や池が設けられている庭園とおぼしき場所であった。

4年前、サターン聖は当時ルーキーだった[[火拳のエース>ポートガス・D・エース]]が[[王下七武海]]の一角を落とした事により、くまをその後任に起用する事を娘のボニーの治療と引き換えに要求。
その際に、「海軍の人間兵器」になる事、「人格の消失」といった様々な条件を提示した。

**偉大なる航路編
[[赤髪海賊団]]と[[白ひげ海賊団]]が接触する恐れがあると報告を受けるが、「“[[赤髪>赤髪のシャンクス]]”は暴れさせればこそ手に追えんが自分から世界をどうしようという男でもあるまい」と言いこの件は保留した。
そして、[[アラバスタ王国]]にて[[王下七武海]]の[[サー・クロコダイル]]が抜けた事で、その後任を急いで決めるべきと通告し、クロコダイルを討ち取った[[モンキー・D・ルフィ]]を警戒した。

[[エニエス・ロビー]]が[[麦わらの一味]]によって陥落し3日が経った頃、新世界にて赤髪と[[白ひげ>エドワード・ニューゲート]]が接触する事に一時焦るが、事態が大きく発展する事は無かった。

頂上戦争前に、くまを完全なる人間兵器にする前に体内に自爆スイッチを付ける事を要求。
ベガパンクは別の代替案を提案するが、&bold(){&color(peru){「私も科学者ウソはつけんぞ」}}と反論する。

マリンフォード頂上戦争終結後は、脱退と除名で3席も空いた七武海と白ひげの死により荒れる世界情勢について議論していた。

**ドレスローザ編
[[ドンキホーテ・ドフラミンゴ]]の王下七武海脱退の誤報について海軍元帥[[サカズキ>赤犬(ONE PIECE)]]が抗議に来ており、[[クザン>青キジ(ONE PIECE)]]が[[黒ひげ海賊団]]に加担している一件について触れ口論を続けていたが、海兵からドレスローザにてドフラミンゴ並びに[[ドンキホーテファミリー]]がルフィと[[ロー>トラファルガー・ロー]]の[[海賊同盟>海賊同盟(ONE PIECE)]]によって瓦解した事を報告された。

**&ruby(レヴェリー){世界会議}編
世界会議開催中ではあるが、&bold(){&color(whitesmoke,black){「君だから時間を取った」}}と[[ある人物>赤髪のシャンクス]]との対談を行っていた。

各国の王達の会議が始まると、何かに勘付いたかもしれない[[アラバスタ王国]]の[[コブラ王>ネフェルタリ・コブラ]]並びにネフェルタリ家や、[[ワノ国]]で[[四皇>四皇(ONE PIECE)]]の[[カイドウ>カイドウ(ONE PIECE)]]と[[ビッグ・マム>シャーロット・リンリン(ONE PIECE)]]が接触する可能性について言及をしていた。
それと同時に、世界の均衡を保つ為にも&bold(){&color(#c5c529){「ここらで一度大きく掃除する必要がある」}}と語った。

そしてパンゲア城の“虚の玉座”の部屋にて、彼らの「もっと上」の人物なる“&bold(){[[イム>イム(ONE PIECE)]]}”と呼ばれる謎の人物が現れ、玉座に座るその人物の前で5人は跪き、


#center(){&bold(){&color(red){歴史より消すべき“&ruby(ともしび){灯}”がまた}}}

#center(){&bold(){&color(deepskyblue){お決まりでしょうか?}}}

#center(){&bold(){&color(peru){然らば その者の名を!!}}}


とイムに問いかけた。

**未来島エッグヘッド編回想
ワノ国編より後のエッグヘッド編の回想で、時系列的には世界会議中である。

アラバスタ王国国王のコブラと虚の玉座の部屋にて面会。
彼から800年前にアラバスタを統治しており最初の20人の1人でもあったが、世界政府創設後に行方が分からなくなった女王“&bold(){リリィ}”と、“&bold(){[[Dの一族>Dの一族(ONE PIECE)]]}”についての質問を受けた。
五老星の回答としては、800年前のリリィの件については知る由も無いが、Dについては「なぜ…それを聞く?」と問い返した。

しかし、この会話を聞いていたイムが突如虚の玉座の部屋に現れ、
コブラに対して、「リリィによって行われた&bold(){歴史の本文の解放が本当にミスなのか、それとも計画的に行われたものなのか}」とその真意を問う姿勢とし、五老星も武器を構えた。
そしてイムは&bold(){アラバスタに送られた手紙の送り主の名}をコブラに問い、コブラは&bold(){「───ウソでもつけば…逃れられそうか?」}と聞くが、
ウォーキュリー聖は&bold(){&color(deepskyblue){「『イム様』の姿を見た瞬間から 運命は決まっている」}}と答え銃を構えた。

コブラは手紙の送り主の名を正直に言い、イムに攻撃されてしまうが、その直後に会話を聞いていたサボが乱入。
五老星はイムと共に明らかに人の形ではない&bold(){異形の姿}に変貌し、瀕死のコブラ王を連れて逃げるサボに追い打ちをかけた。

**ワノ国編第三幕
数多くの事件が起こり、世界情勢が荒れたまま閉幕した今年の世界会議を&bold(){&color(whitesmoke,black){「呪われている」}}と評し、[[ワノ国]]で勃発した[[四皇>四皇(ONE PIECE)]]と[[最悪の世代>11人の超新星]]達の戦いについて議論していた。
その際、五老星からも伝説とされているある悪魔の実について言及し、数百年覚醒する事が無かったその悪魔の実の&bold(){[[本当の名前>ニカ(ONE PIECE)]]}を歴史から消す為、もう1つの名前が付けられている事についての言及をした。

そして、ワノ国での戦いが激化する中、ワノ国近海に待機していた世界政府の船に連絡を取り、[[CP-0>CP-0(ONE PIECE)]]の[[ゲルニカ>ゲルニカ(ONE PIECE)]]に&bold(){「麦わらのルフィを始末しろ」}と勅令を下す。
だが、これによりルフィは五老星が語っていた上記の[[悪魔の実]]の力を覚醒させてしまうことになった。

鬼ヶ島の戦いが決着した後は、恐れていたニカの顕現や四皇の[[カイドウ>カイドウ(ONE PIECE)]]と[[ビッグ・マム>シャーロット・リンリン(ONE PIECE)]]が同時に陥落し、ただでさえ荒れ始めている世界情勢がより不安定になることを不安視していた。
[[ワノ国]]近海に現れた幻の島“[[ゾウ>ゾウ(ONE PIECE)]]”が霧の中に消えた報告を受け、現時点で[[ワノ国]]は開国しない事を確認した。
また、生き残ったCP-0のメンバーのヨセフに「[[ニコ・ロビン]]くらいは連れて帰るんだろうな…?」と圧をかけていた。&font(l){[[気軽に言ってくれるなぁ。>ドラえもん のび太と鉄人兵団]]}

鬼ヶ島天上決戦から7日後、四皇を倒したルフィと[[ロー>トラファルガー・ロー]]と[[キッド>ユースタス・キッド]]の新たな手配書が作成されるが、ルフィの名前に“&bold(){D}”のミドルネームが入っている事と、&bold(){ニカの姿(ギア5)に覚醒したルフィの写真が使用されており}、発行を止めろと指示するも、[[モルガンズ>世界経済新聞社(ONE PIECE)]]がリーク情報で手に入れたその写真を独断で使用し、名前を変える事もなく手配書はそのまま世界中にばら撒かれてしまう。

**ワノ国編終幕後
世界会議後、“炎帝”として各地で崇め立てられている[[サボ>サボ(ONE PIECE)]]がルルシア王国に潜伏している事を海軍の通信部を介して知る。
しかし彼らは偶然そこに居合わせていたサボに対して、&bold(){&color(whitesmoke,black){「運のない男だ…」}}と哀れんでいた。
その後、ルルシアは[[ある人物>イム(ONE PIECE)]]によって跡形もなく消えてしまう事になった。

なお通信部に対し何者かがルルシア王国は元々無いと口止めするセリフがあったが、アニメ1089話でピーター聖のセリフであることが判明した。

**未来島エッグヘッド編
海軍大将[[黄猿>黄猿(ONE PIECE)]]が率いる艦隊の旗艦にメンバーの1人の&bold(){ジェイガルシア・サターン聖}が同乗していた。
[[ベガパンク>ベガパンク(ONE PIECE)]]とはかつて一度だけ面会した事があったとの事。

サターン聖がエッグヘッド近海に待機している頃、パンゲア城に残った他の4人はベガパンク“&ruby(ヨーク){欲}”と電々虫で連絡。
欲はエッグヘッドにある&ruby(パワープラント){融合炉}が唯一マザーフレイムの製造に必要なものである事、欲だけでも造れる事を五老星に通達し、自分を天竜人にすることと引き換えにマザーフレイムを五老星に渡す取引を持ちかけ、五老星もこれを了承した。

…だが、実はこの時点で欲は[[麦わらの一味]]に制圧されており、電伝虫も[[ウソップ]]が用意した物でこの通信は既に一味とベガパンクの本体に筒抜けという状況であった。
黒[[電伝虫]]で盗聴していた黄猿や海軍側にも通信の内容が漏れていた。
この通信の五老星の会話から「マザーフレイム」と呼ばれるもの、「所望されている」といった発言からそれを所望している[[五老星よりも上の人物>イム(ONE PIECE)]]を示唆する会話を聞かれてしまうことになった。

一方サターン聖は、欲の身柄、融合炉、パンクレコーズだけを安全に抑え、それ以外は失ってもいいと判断。
黄猿の能力によって研究層の周りに張られている[[バリア]]を突破できると研究層に閉じ込められているルッチからの情報を元に出撃を指示した。

島内で戦いが激化する中、サターン聖が&bold(){「5」の数字が描かれた魔法陣を介して}エッグヘッド本島へ上陸し、ベガパンク達に接触。威権順位を利用して島内でベガパンクによって反旗を翻した[[パシフィスタ>パシフィスタ(ONE PIECE)]]の機能を停止させた。
その際の姿は上述の異形の姿になり、何度攻撃を受けても再生する能力を見せつけた。

ボニーを処刑しようとするが、自爆装置で処分したはずの[[バーソロミュー・くま]]が現れ、くまから顔面に容赦無く拳を喰らわされてしまう。
実はベガパンクが付けていたのは自爆装置ではなく「完全停止スイッチ」であり、くまを意志もなく命令すら耳に入らない植物状態にするものであったが、どういう訳かくまは自力で動いていた。
更に[[サンジ]]とフランキーにも妨害され、最終的に&bold(){「世界の秘密を探求する者」「失われた種族の血を引く者」「古き神を呼び起こしてしまった者」}これらを理由に不都合と認定し、エッグヘッドに向けて&bold(){“バスターコール”}を発令した。

バスターコール中止の要求をするベガパンクに&bold(){&color(peru){「空白の100年を知識欲に負けて探求したお前が全てを巻き込んだ」}}と論じ、パシフィスタを用いてボニーとくま達を処刑しようとする。
自分のクローンにくまが娘共々殺されそうになる様を&bold(){&color(peru){「(愚の骨頂)」}}と内心悦に浸りながら嘲笑った。
しかし、「父の姿をしたパシフィスタにボニーが殺される」という最悪の事態を憂慮していたベガパンクが、&bold(){威権順位をボニーを第一としていた}ため、攻撃しようとした全てのパシフィスタがボニーの味方となり、島を包囲していた軍艦を攻撃し、戦況は逆転することになった。

サターン聖はいよいよ怒りを露わにし、ベガパンクの胴体を足で貫いた後黄猿に始末を指令するが、そこに復活したルフィが現れそれを妨害。
それと同時にエッグヘッドを囲む軍艦を巨兵海賊団率いる[[ドリーとブロギー>ドリー&ブロギー(ONE PIECE)]]が強襲。
そしてギア5ルフィの『ゴムゴムの&ruby(ドーンガトリング){白い銃乱打}』を喰らい、島内に潜入していた[[黒ひげ海賊団]]のデボンとオーガーの所まで吹っ飛ばされてしまう。((その際デボンに触れられてしまい、2人を始末しようとするがオーガーのワプワプの能力で逃げられる。))

ダメージを再生能力で修復し、更に恐ろしい形相に変化した上で再び攻撃を始める。
しかし、黄猿ともどもギア5であしらわれてしまい、更にベガパンクが仕込んでいた全世界へ何かを伝える配信を察知。
サターン聖は他の五老星のメンバーにテレパシーで現状を伝え、更に増援を要請した。


#center(){&bold(){&color(peru){呼ぶぞ}}}

#center(){&bold(){&color(whitesmoke,black){ああ}}}


サターン聖がエッグヘッド本島に上陸した時と&bold(){同じ魔法陣が4つ浮かび上がり、その中から残る4人の五老星が出現した}。

以下、各人別に動きを書く。
ナス寿郎聖はパシフィスタの機能停止のため動きまわり、その後はボニーの抹殺に島の奥へ進み、巨兵海賊団の船に乗り込もうとした彼女らの前に対峙。
配信元が特定された後は、彼のみ脱出しようとする残りの[[麦わらの一味]]が乗る[[サニー号>サウザンド・サニー号]]を強襲するが、駆けつけたゾロとジンベエによって阻止される。


マーズ聖はフロンティアドームに侵入してベガパンクの配信の停止に向かう。
[[ルッチ>ロブ・ルッチ]]から情報を聞き、拘束されていたヨークを解放、配信機材の破壊へと赴く。 
[[電伝虫]]のもとに辿り着き破壊したマーズ聖であったが、それはベガパンクが用意していたダミーであり、ベガパンクが厳重な警戒を敷いていることを察知。
欲により配信元が特定された後は『&bold(){鉄の巨人}』の元に集まり攻撃。
配信を止めた後は巨兵海賊団と合流したルフィ達に空から奇襲をかけるが、ギア5ルフィのゴムゴムの白い風船によって遥か彼方まで飛ばされてしまう。

サターン聖は残りの2人と共にルフィとドリー、ブロギーに攻撃するもその奇想天外な戦法に振り回されてしまい、戦闘は残り2人に任せて配信を止めるためマーズ聖に続き研究層に侵入。
そこで麦わらの一味と遭遇し、攻撃を仕掛けるがロビンを守る為に立ち向かってきた[[ナミ>ナミ(ONE PIECE)]]、[[ウソップ]]、[[チョッパー>トニートニー・チョッパー]]、[[ブルック>ブルック(ONE PIECE)]]、&ruby(リリス){悪}と戦闘開始。
そして、奮戦虚しくベガパンクの配信が始まってしまうが、マザーフレイムの融合炉を破壊する訳にもいかない為、サターン聖は[[麦わらの一味]]を退け、研究所内に聞こえる生体反応をしらみ潰しで機能停止にするといった荒技に出る事となった。
欲により配信元が特定された後は『&bold(){鉄の巨人}』の元に集まり攻撃。
配信を止めた後は巨兵海賊団と合流したルフィとボニー達が乗る巨兵海賊団の船に飛び乗り、ボニーとくまを今度こそ抹殺する為猛追を仕掛ける。
だが、ボニーが再びニカの姿に変身してルフィと共に迎撃に当たり、2人の渾身の力を纏った拳により、肉体の再生がすぐに追いつかない程のダメージを喰らい吹っ飛ばされてしまう。

ウォーキュリー聖はサターン聖、ピーター聖と共にルフィとドリー、ブロギーに攻撃するもその奇想天外な戦法に振り回されてしまう。
しかし、身体の頑丈さと覇気により肉薄。
欲により配信元が特定された後は『&bold(){鉄の巨人}』の元に集まり攻撃。
配信を止めた後は巨兵海賊団と合流したルフィとボニー達が乗る巨兵海賊団の船に突撃して倒そうとするが、倒したはずの鉄の巨人が復活して殴り飛ばされてしまう。
しかし、最終的に鉄の巨人の内部に潜んでいた[[電伝虫]]を破壊し、今度こそベガパンクの配信を強制終了させた。

ピーター聖はルフィ、ドリーとブロギーと交戦し、切られたりするものの持ち前の再生能力でダメージを受けず、ルフィ達に肉薄する。
欲が電伝虫の居場所を特定した際には『&bold(){鉄の巨人}』の元に集まり攻撃。
配信を止めた後は巨兵海賊団と合流したルフィ達の出航を妨害すべく、吸い込みの能力で引き寄せてサポートした。
落下させたはずの鉄の巨人が海面から急浮上した際には交戦し倒すサポートをした。

クー・ド・バーストと暴の[[自己犠牲]]により何とかサニー号を出航する事ができた[[麦わらの一味]]に肉薄したものの、
鉄の巨人が自身の体内に秘めていた「結び目」を解き、[[ある人物>ジョイボーイ(ONE PIECE)]]の覇王色の覇気が放出されたことで、&bold(){五老星全員の変身状態が解かれ、サターン聖以外は全員マリージョアの権力の間に強制送還された}((マーズ聖は先にマリージョアへ戻っていた。))。

#region(エッグヘッド編以降では…)
エッグヘッドの戦闘終了後、中将たちにエルバフへの追撃を中断するといった指示を出していたサターン聖だったが、
ジョイボーイを逃した失態によってイムに見限られてしまった。((イムのこの判断は勘違いによる八つ当たりの様に感じるが、ルフィはもちろんの事、ジョイボーイの覇気を秘めていた鉄の巨人をエッグヘッドに匿ったのはサターン聖本人であり、どの道「逃がした」という結果には変わりない。))
体が黒い何かに包まれてしまい、断末魔をあげながら肉体が急速に干からび、爆発。骸骨だけが残された。


#center(){&bold(){&color(peru){(慈悲を…!!あそこまで掴み所のない力だとは……!!)&br()(イムさ…)}}}


一方、権力の間でも動きがあり、他の五老星達の前に突如フィガーランド・ガーリング聖が現れ、言葉遣いや態度が馴れ馴れしい事に訝しむが、ガーリングは自分が受けた命について話す。


#center(){&bold(){&color(whitesmoke,black){おい 何の用だ…? ガーリング……!!}}}


#center(){&bold(){&color(#C864F0){今しがた 命を受けてな}}}


#center(){&bold(){&color(deepskyblue){誰に… 何のだ}}}

#center(){&bold(){&color(lime){言葉使いが妙だな ガーリング}}}

#center(){&bold(){&color(red){謹め}}}

#center(){&bold(){&color(#c5c529){ん?}}}


#center(){&bold(){&color(#C864F0){ベガパンク「&ruby(ヨーク){欲}」を以後 私の直属の部下とし&br()私が“科学防衛武神”を担う}}}


科学防衛武神は神の騎士団のトップであったガーリング聖が務めることを、彼の口から報告。
また、「欲」は彼の直属の部下になる事も伝えられる。

#center{&bold(){&color(#C864F0){共に世界を良くしよう&br()同星達よ……!!}}}
#endregion

**[[ONE PIECE FILM RED]]
エレジアにて行われている世界の歌姫[[ウタ>ウタ(ONE PIECE)]]のライブの“NEW GENESIS“の中継を監視していた。
ウタが[[赤髪のシャンクス]]の娘である事を知るが、ウタを「[[大海賊時代>大海賊時代(ONE PIECE)]]を全否定する全く新しい敵」として彼女の思想を危険視しており、
&bold(){&color(whitesmoke,black){「革命の芽は早めに摘んでおかねば手遅れになる」}}との事で、彼女の始末について話していた。
だが、ナス寿郎聖が&bold(){&color(#c5c529){「あの娘が、“フィガーランド家”の血筋でもか?」}}と問い、((この家系についてはウタがシャンクスの娘であるという事実が発覚した後に言及された為、おそらくシャンクスの家系であると思われる。))
最初は何やらウタの始末について躊躇っていたが、
チャルロス聖が巻き込まれた事で最終的には&bold(){&color(whitesmoke,black){「たとえ天竜人が関わっていようと……」}}との為、ウタの始末について判断を迫られていた。
また、エレジアに伝わる古代の伝説“[[トットムジカ>Tot Musica]]”についても知っており、前述通り(公開時はまだ未判明であったが)圧倒的な戦闘力を持つ彼らでも完全復活してしまったトットムジカを見た時点でピーター聖は&bold(){世界の存続を諦めてしまった}。

*【余談】
**◇五老星の素性
五老星の素性には謎が多く、
・&bold(){「オハラ殲滅作戦の際は、[[空白の100年>歴史の本文(ONE PIECE)]]について少なからず知っている様子を見せ、同時に“知りすぎた”オハラを滅ぼすことを悲しむ((ところどころ「目に影のかかる描写」が散見されるが、これは作中においては「内心の感情を押し殺す」意思表示として使われている))」}
・&bold(){「傷跡をはじめ、“たたき上げ”のような描写もあり」}
・&bold(){「穏健派であるが[[れっきとした大海賊であるこの男>赤髪のシャンクス]]と自らの本拠地のマリージョアで会談する」}
・&bold(){「天竜人の最高位ながら、天竜人独特の服装・言葉遣いはなし」}
・&bold(){「立場故か尊大で非情な決断も辞さないが、一般の天竜人のように不条理なほどの横暴さはない」}
・&bold(){「エッグヘッド編でサターン聖がエッグヘッド島に海軍の護衛の元に赴いた際にはマスクなどを装着していない」}
・&bold(){「老人ながら今のところ代替わりの描写はなし」}
・&bold(){「それどころか&COLOR(red){38年前から容姿が一切変わっていない}…を通り越して、中には200年前から生存しているメンバーすらいる」}
といった、大多数の天竜人とは異なる点が多々ある。

また、海賊でも海軍でも本作の実力者のほとんどが自分の技にオリジナルの技名を付けているのに対し、五老星は技名を付けていないという特徴もある。
まるで、虫ケラを踏み潰すかのように冷徹に戦うその姿は[[ONE PIECE]]世界において一線を画するものがある。

そもそも「五&bold(){老}星」という集団名が何に由来するのかもわかっていない。
単に、豊臣秀吉のもとで働いた「五大老」のように、単に“5人の賢人”程度の意味合いでしかない可能性もある。
実際、英語表記が「FIVE ELDERS」なので、ここには「星」を意味する単語は入っていない。

**◇総じて
上述の概要通り、それぞれの実力は非常に凄まじく、&bold(){単体でも海軍大将や四皇に匹敵する}。
更に、5人全員が揃った時の合計戦闘力は、&bold(){&color(red){海軍総戦力や四皇総戦力よりも上である。}}
加えて、それぞれが高度な覇気と特殊能力を持っており、炎や冷気、毒や吸込みなどを駆使しながら麦わらの一味らを苦しめていた。
ルフィも現段階では異常な再生能力を突破する事ができず、麦わらの一味を助けに緊急参戦したドリーとブロギーにも倒せないから逃げようと即座に言うほどであった。
また、お互いに能力を把握しているのか、戦闘では互いの能力を活かしながら敵を排除するなど連携にも長けている。((例えば、Vナス寿郎聖がパンクレコーズを切断して、ピーター聖が中にいたサイファーポールを吸い込んで生体反応を潰す。ルフィ達の乗せた海賊船をピーター聖が吸い込みで岸まで引き寄せて、サターン聖とウォーキュリー聖が突進で船を破壊するなど))

このように、彼らの実力と影響力を見るなら、「四皇」「海軍」「王下七武海」と並ぶ&bold(){「第四の勢力」}と言っても過言ではない。
というより、&bold(){元}王下七武海には[[例外>ジュラキュール・ミホーク]]こそいるが、三大勢力はそれぞれが巨大な組織を持つのに対し、&bold(){彼らは5人だけでそれに匹敵する}のだから恐ろしい話である。
&s(){よくサボは逃げれたな.....}

また、長らく天竜人の横暴に関して「あんなに海軍でも嫌っている人物が多いのにも関わらず、なぜあんなに強い海軍大将達がクーデターなどを起こさないのか」という疑問が読者の中で取りざたされる事があったのだが、
これに関しても&bold(){「天竜人のトップ達は海軍より遥かに強いから」}というシンプルな理由が見て取れることがわかる。

**◇五老星のデザイン
[[名探偵コナン]]の作者の[[青山剛昌]]氏との対談の際に[[尾田>尾田栄一郎]]氏は、&bold(){「今振り返っても五老星のデザインは失敗していない」}と語っており、青山氏も&bold(){「アレは俺には描けない」}と評価している。

外見モチーフは19世紀~20世紀における世界各国の偉人達と推測されている。
いずれも自由・平等に関する活動をした偉人として知られているが、&bold(){公式の見解ではないので注意}。
仮にモチーフがこれらであるのであれば、五老星は&bold(){あまりにも邪悪かつ皮肉めいたカリカチュア}と言える存在になる。

五老星やほとんどの天竜人達を見ていると
・奴隷制や貴族制の肯定で階級差を徹底し、天竜人への献上金による搾取等で貧富差を広げる
・民の自由は認めず、減ってもいい虫けらとして扱う
・危険な古代兵器の使用や、バスターコールによる大量殺戮を是とする
・従わぬなら暴力、服従せぬなら排除、下々人の権利なぞ無視
・各地から奴隷を集め、非人道的な扱いをして使い潰す
といった、元ネタらしきの存在の平和的偉業に対して、&bold(){これでもかというくらいに真逆の行為}をしているのである。

その他、かなりマニアックなところを突いている各々の変身形態については
・サターン聖=牛鬼=牛
・マーズ聖=以津真天=鶏
・ウォーキュリー聖=封豨=豚
・ナス寿郎聖=馬骨=馬
・ピーター聖=サンドワーム=蚕
……と、そのものズバリ&bold(){家畜}がモチーフではないかとも言われている。
世界の権力の最上層に君臨し、一般人を「虫」呼ばわりしている彼らも、結局はイムに傅く家畜でしかない……という意味なのだとしたら、とんでもない皮肉である。

その他、関係があるかは不明だが尾田氏の学生時代のペンネームは&bold(){&ruby(つき){月}&ruby(ひ){火}&ruby(みず){水}&ruby(き){木}&ruby(こん){金}&ruby(どう){土}}という名前だったりする。
また、[[同じく惑星の名を冠する某美少女戦士シリーズ>美少女戦士セーラームーン]]を思い起こす読者もいるとか。

**◇世界の秘密を知るもの
劇中の世界情勢で会話しており、「Dの名に世間の注目度が浴びる事に嫌う」、「ロジャーやルフィが世界的に有名になるとDの名を手配書から削除しようとする」、「巨人族やルナーリア族、バッカニア族には敵対している」、「空白の100年に関する話を触れた途端に嫌悪感をしめす」とワンピースの世界の秘密を知っているかのような描写が多い。

**◇成果
エッグヘッド終盤では、ベガパンクの配信やルフィ達の戦闘などで結構&bold(){ごちゃごちゃ}していて分かりづらい部分が多いのだが、実は彼らがエッグヘッドに上陸してからは、相当な成果を挙げてマリージョアへ帰還していたのだ。
彼らが挙げた成果の内容は以下の通り。
・&color(peru){サターン聖→(黄猿と共にベガパンクの抹殺に成功、消えない炎【マザーフレイム】の必要材料となるパンクレコーズと融合炉【パワープラント】の確保)}
・&color(red){マーズ聖→(ベガパンク欲【ヨーク】の救出および身柄の確保)}
・&color(deepskyblue){ウォーキュリー聖→(Dに関する情報およびジョイボーイに関する核心的な内容の配信を停止)}
・&color(#c5c529){Vナス寿郎聖→(主戦力となる多数のパシフィスタマークⅢの確保に成功)}
・&color(lime){ピーター聖→(配信電伝虫を守る鉄の巨人の破壊に成功)}
・&color(pink){ベガパンク欲(ヨーク)→(本物の配信電伝虫の場所を特定、ヘッグヘッドの戦況および島中の状況の的確な報告、消えない炎【マザーフレイム】に関する研究所【ラボ】内の情報提供)}

+α モルガンズ→(世界中に伝えた新聞の内容として「ルフィがベガパンクの殺害」という記事で発行)((正確には自分の書いた記事を面白くする為の彼自身の単独行動だが、これが最終的に世界政府にとって都合の良いものとなった。))

「最高権力」という肩書に見合うだけの高い戦闘力、そして長年その椅子に座り続けるだけの実績も兼ね備えているため、イムの謁見が許される数少ない人物というのも頷ける。
世界政府パネェ……

**◇椅子
見落とされがちな部分だが、実は五老星は5人いながら椅子は4人分(1人分の小さい椅子が2つと2人分の大きい椅子が1つあるだけ)しか用意されていない。
そのため、登場する度に必然的に誰かしらは立っており、確率的にはマーズ聖が立っていることが割合が多い。
そんなマーズ聖も珍しく椅子に座ったかと思えば、今度はサターン聖やピーター聖が立っていたりする(なんなら全員立っている場面もちらほら)。

一方で、原作433話や1089話(アニメでは1123話)では5人全員分の椅子が存在し、五老星全員が椅子に座っている描写があったりもする((後者ではサターン聖は船内の椅子に座って食事や仕事をしており、残りの4人も権力の間で椅子に座っていた。))。
[[作画ミス>SBS(ONE PIECE)]]なのだろうか?ともあれあまりにも超貴重なシーンなので、気になる方は必見である。





#center(){&bold(){&color(whitesmoke,black){項目の内容など…同じ内容のまま永遠には保てぬのだ}}}

#center(){&bold(){&color(whitesmoke,black){ここらで一度大きく追記・修正する必要があるな}}}

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