幻星神

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幻星神 - (2025/03/27 (木) 22:43:13) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/05/10(火) 15:20:56
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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#center(){&sizex(5){&b(){&color(darkgoldenrod,black){敵の宇宙巨獣は強敵だ。}}}}

#center(){&sizex(5){&b(){&color(silver,blue){でもあたし達は負けない!!}}}}

#center(){&sizex(5){&b(){&color(goldenrod,red){ああ!幻星神の力、見せてやろうぜ!!}}}}


#center(){&image(IMG_1778.jpeg,width=360,height=270)}
#right(){&sizex(1){画像出典:『幻星神ジャスティライザー』後期OP映像より。}
&sizex(1){©2004ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京}}



幻星神とは、東宝制作の特撮ドラマ『[[幻星神ジャスティライザー]]』に登場する巨大ロボット。

#openclose(show=●目次){
#contents()
}

*【概要】
カイザー・ハデスの復活に備えてライザー星人ノルンが建造した、ジャスティライザー専用のロボット。
劇中では主にハデス軍及びダルガ帝国軍の使役する宇宙巨獣や巨大生物サイバービースト、デストボーグと戦った。

3人のジャスティライザーの共用ロボット〈幻星獣〉にそれぞれの専用機〈星神獣〉の内1体が『幻星合神』する事で誕生する。
星神獣が持つジャスティパワーを幻星獣の機体で増幅する事で、強大な力を発揮出来る。

幻星獣は3人乗りであり、合体する星神獣に対応したジャスティライザーがメインパイロットを務める。

超星神シリーズにおける前作『[[超星神グランセイザー]]』の[[超星神]]とは違い、1人だけでも幻星獣及び星神獣を呼び出して戦う事が可能。
但し、終盤を除いてライゼロスが1体しかいない為、一度に登場出来る幻星神は1体ずつに限られている。そのため他の幻星神で戦う場合はその都度分離・再合体が必要となる。

また、3人が乗り込んでいないと完全な力を発揮出来ず、劇中では1人乗り時に巨獣やサイバービーストを倒した例は少ない。
最終決戦にて3体の幻星神が同時運用可能となった後は1人乗りにもかかわらず3人乗り時に近い戦闘力が発揮出来てたことから、ライゼロス自体が改良されたと思われる。

※各種スペックは講談社『ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK』 vol.29《幻星神ジャスティライザー》より抜粋。

*【幻星獣と母艦】
**&color(lime,silver){幻星獣ライゼロス}

#center(){
&sizex(5){&b(){&color(goldenrod,red){幻星獣ライゼロス、召喚!}}}


&image(IMG_1773.jpeg,width=360,height=270)
#right(){&sizex(1){画像出典:『幻星神ジャスティライザー』第13話『源太郎危機一髪!』より。}
&sizex(1){©2004ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京}}

}


身長:53メートル
全幅:18.9メートル
体重:6500トン
最大歩行時速:220 km/h
最大飛行速度:M3
最大出力:2000万馬力
スーツアクター:岩崎晋弥

宇宙巨獣デフロッグに襲われる伊達翔太の前に現れた怪獣型ロボット。
ノルンが自身の宇宙船を改造して作った、『幻星合神』の核となる機体。
ジャスティパワーが解放された事で復活し、地球の意思が選んだ3人の若者にインローダーを与えてジャスティライザーに覚醒させた。
天堂家に代々伝わる古文書にその姿が描かれており、&bold(){『&ruby(ライゼロス){雷零守}』}と[[漢字で当て字がされている。>太平風土記]]

自立行動が可能だが、基本的にはジャスティライザーが操縦する事を前提としており、3人全員が搭乗する事でより強いパワーを発揮出来る。
チャージライザーを介して召喚指示を受けた後、シェイドスターから飛行形態で発進して地球に到着、&bold(){「ダイブイン!」}の掛け声で胸のコクピットに乗り込める。
シリーズ唯一の集合コックピットを搭載したロボットでもあり、決まったメインパイロットはいないが主に&color(goldenrod,red){&bold(){ライザーグレン}}が務め、彼が不在の際は他の2人が共同で操縦する。

怪獣型らしくワイルドな戦法を得意とし、3人が揃っていない状態で巨獣デフロッグを倒すなど、これ単体でも充分な戦闘力を持っている。
特に2000万馬力の最大出力というステータスは次回作『[[超星艦隊セイザーX]]』の[[流星神]]グレートライオと同等の数値である。

3人分の星神獣が出そろった第2部以降は出撃早々に合体するパターンも増えてきたものの、その後も安定して単機での出番に恵まれている。
ただその分敵に狙われる機会も多く、
・巨獣ブルガリオの空間波動遮断装置によって星神獣の召喚を封じられ、破壊寸前まで追い詰められる。(第24話)
・巨獣グラスターの罠にかかり石化してしまう。(第31話)
・巨獣レオガイアスIIのワープウェイブ砲で数万光年離れた宇宙の果てに追放される。(第38話)
・暗黒魔神クロガネの破壊光線で&color(red){&bold(){戦闘不能に陥る。}}(第47話)
…このように後半以降は幾度となくピンチに追い込まれている。

そしてクロガネに破壊された後の第49話にて、シェイドスターに乗り込んだデモンナイト/神野司郎の手によって修復され、彼の操縦で戦地に駆け付けた。
実はシェイドスターの中に2号機と3号機が隠されており、最終決戦では3大幻星神が同時運用された。
最終回では『ミラージュパワー』によって3大幻星神の状態のままリュウトに取り込まれたが、『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!!星の戦士たち』では引き続き3大幻星神が登場している。((シェイドスターは最終回で破壊されている為、既に合体した状態で召喚された。))

デザインは体は[[3式機龍>3式機龍(メカゴジラ)]]、頭部と腹部の回転ノコギリは[[ガイガン]]がモデル。後者は[[川北紘一]]特技監督のアイデアによる。
鳴き声は[[アントラー]]のアレンジ。

&s(){[[19年後>ウルトラマンブレーザー]]、本作と同じ時間帯で[[怪獣型ロボット>アースガロン]]が活躍する事になるがライゼロスとは多分関係ない…はず。}

&bold(){&size(16){武器・技}}
・&bold(){&font(#a9a9a9){ゼロスフレア}}
全身のエネルギーを使って口から吐く1万度の熱線。
公式サイトではライゼロスの必殺技として設定されているが、この技で倒した巨獣はギルモネのみで、それもコウキのパドルシューターとの同時攻撃という形だった。

・&bold(){&font(#a9a9a9){ゼロスクラッシャー}}
胸に内蔵された超合金製の円盤ノコギリ・ゼロスカッターに高速回転と高周波振動を加えて至近距離から敵の体を切り裂く。

・&bold(){&font(#a9a9a9){ゼロスキャノン}}
両肩に装備された発射口から拡散徹甲弾と高熱プラズマ弾を1秒に3発発射する。
巨獣デフロッグを倒したのもこの技であり、後半でも巨獣デボラスを吹き飛ばす威力を発揮した。

・&bold(){&font(#a9a9a9){スマッシュクロー}}
両腕の爪・ゼロスクローをロケットパンチの要領で飛ばして敵を打ち抜く。
飛ばした腕は直ぐにライゼロスの下に戻ってくる。

・&color(red){&bold(){ファイヤーバースト}}
第24話にて使用された、口から放つ[[火炎放射]]。
巨獣ブルガリオを焼き尽くして撃破した。
1回しか使っていない為か、公式サイトやムック本などでは軒並み説明が省かれている。


**&color(lightskyblue){格納衛星シェイドスター}
全長:500メートル
重量:150万トン

衛星軌道上に鎮座する要塞。
ライゼロスや4体の星神獣は普段はここに格納されており、メンテナンスなども自動的に行う。
クローキングデバイス(遮蔽装置)によって普段は不可視状態となっているが、インローダーからの信号を受けて遮蔽を解除し、ライゼロスや星神獣を発進させる。

もともとはノルンがジャスティパワーの解明の為に利用していた巨大プラントで、ハデスを封印した後はライゼロスと星神獣を格納出来るように改造され、月の軌道を人知れず漂っていた。
機体下部のパラボラアンテナからオーロラを照射してライゼロスの石化を解除したり、ジャスティスパークを増幅させてグレンを再びシロガネに変身させたりと、ノルン本人と同じく&bold(){スペックがチート染みている。}

コンピューターには生前のノルンの人格や記憶が移植されており、ハデスとの決戦で初めてジャスティライザーの前に姿を現し、要所要所で彼らをサポートするようになる。
最終決戦ではノルンの意思の下クロガネに立ち向かうが、エビルブレードの衝撃波で大破した。


*【星神獣】
天堂澪の導きで呼び出せるようになった動物型メカ。
各ジャスティライザーに専用機が1体ずつ存在する。
リュウトを除いてコクピットが存在せず、ライゼロスの操作レバーで遠隔操作される。

劇中で復活したリュウト以外の3体は天堂家の古文書に記録されており、ライゼロスと同じく漢字で当て字がされている。
モチーフは[[四神>四大(分類)]]だが、ランガとリュウトは元ネタと色が入れ替わっている点が異なる。

**&color(goldenrod,red){星神獣エンオウ(炎凰)}
全長:38.5メートル
全幅:52メートル
全高:6.5メートル
総重量:3200トン
最高飛行速度:M5.5

&color(goldenrod,red){&bold(){ライザーグレン}}の心とインローダーに秘められた「&font(#ff0000){勇}」のジャスティパワーで呼び出される鳳凰モチーフの星神獣。
朱雀の姿を模しており、マッハ5.5で飛行する。
高速移動や体当たりで敵を翻弄する『天駆ける不死鳥』で、プラズマエネルギーを漲らせた翼で切り裂く&bold(){&font(red){シャイニングスライサー}}が得意技。
武器は三日月型の&bold(){&font(red){ブレイブクレッセント}}と炎のエネルギーを変換させて発射する&bold(){&font(red){フェニックスバルカン}}。

モチーフは[[ラドン>ラドン(怪獣)]]のトサカが取り入れられている。

**&color(goldenrod,blue){星神獣ランガ(嵐牙)}
全長:51.5メートル
総重量:4200トン
最高飛行速度:M2.8

&color(silver,blue){&bold(){ライザーカゲリ}}の心とインローダーに秘められた「&font(#0000ff){仁}」のジャスティパワーで呼び出される虎モチーフの星神獣。
初登場は第1部ラストの第16話と他2体よりも遅かった。
白虎ポジションだがボディカラーはカゲリと同じく青。

野獣の闘争本能の従い戦う『地を駆ける蒼き虎』で、格闘戦が得意。
武装は&bold(){&font(blue){スラッシュクロー}}と口から放つ衝撃波・&bold(){&font(blue){ハウリングバースト}}の2種類と少ないが高い運動性を持つ。

**&color(silver,black){星神獣コウキ(光亀)}
全長:32メートル
全幅:40.5メートル
全高:19.5メートル
総重量:5400トン
最高飛行速度:M2.8

&color(darkgoldenrod,black){&bold(){ライザーガント}}の心とインローダーに秘められた「&font(#ffdc00){智}」のジャスティパワーで呼び出される亀モチーフの星神獣。
玄武ポジションで、ガントと同じくボディカラーは黒だがエネルギーは黄色。

背中の甲羅の防御力が高く、中には&bold(){&font(yellow){タートルミサイル}}といった多数の火器を搭載している『空を飛ぶ大亀』。
第13話ではパドルシューターとライゼロスのゼロスフレアの同時攻撃で巨獣ギルモネを撃破した。

**&color(khaki,ghostwhite){星神獣リュウト(龍斗)}
全長:61メートル
全幅:74メートル
総重量:7200トン
最高飛行速度:M7(大気圏内)/M25(宇宙空間)

蒼き星の勇者・[[&color(gold,ghostwhite){&bold(){ライザーシロガネ}}>ライザーシロガネ]]が呼び出す、双頭の龍をモチーフとした最強の星神獣。
シロガネの誕生を予知していたノルンによって建造されたが、シロガネが召喚するまで機動出来ないようシェイドスターの中に封印され
ていた。
ハデスとの最終決戦を迎えた第33話にて封印から解放され、2回目の出撃以降は他の3体同様シェイドスターから発進する。

白銀のボディカラーを持つ青龍型メカである。
&s(){キングギドラ要素が強すぎて青龍っぽく見えないのはご愛敬。}
デザインの元は[[メカキングギドラ>キングギドラ]]だが、首が2つに減り目がオレンジである点が異なる。

他の星神獣と違い内部にコクピットが存在しており、シロガネが直接搭乗する事で操作する。
これは地球上のジャスティパワーをエネルギー源とするリュウトが暴走しないよう、星神獣の状態から制御する必要があるため。

武装は2つの口から放つ光線&color(khaki,ghostwhite){&bold(){ダブルショックバスター}}。
その他羽根に充填したジャスティパワーを放射する&color(khaki,ghostwhite){&bold(){ドラグブレイザー}}も設定されているが、劇中では未使用に終わっている。

基本的にはシロガネ専用機だが、ジャスティカイザーほど凄まじいジャスティパワーは無いので設定上はシロガネ以外もダイブイン可能。
最終決戦ではデモンナイトがダイブインし、3体の幻星神を援護した。
そして奇跡の力&color(gold){&bold(){『ミラージュパワー』}}により、3人のジャスティライザーと3体の幻星神がリュウトを核に融合することで蒼き星の守護神・&color(gold,ghostwhite){&bold(){巨大シロガネ}}へと変化した。
ラストは神野と共にライザー星へと帰った。その為、『劇場版セイザーX』にはジャスティカイザー共々未登場。

*【幻星神】
**&color(goldenrod,red){幻星神ケンライザー}

#center(){
&sizex(5){&b(){&color(goldenrod,red){幻星神、ケンライザー!}}}


&image(IMG_1774.jpeg,width=360,height=270)
#right(){&sizex(1){画像出典:『幻星神ジャスティライザー』第10話『貫け!信じあう心』より。}
&sizex(1){©2004ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京}}

}


身長:51メートル
全幅:28メートル
体重:9700トン
最大歩行時速:270 km/h
最大出力:4000万馬力
スーツアクター:角田浩一

ライゼロスと星神獣エンオウが『幻星合神』して完成する幻星神。
&color(goldenrod,red){&bold(){ライザーグレン}}がメインパイロットを務め、他の2人はサポートを行う。
エンオウの機首を中心から折り曲げ、装甲状態に変形させた後に腕と首を収納したライゼロスの上半身に覆い被さる事で合神が完了する。

鎧武者のような姿をしており、怪獣然としたデザインが多い幻星神の中では最もヒロイックなフォルムをしている。
白兵戦が得意で能力のバランスが取れており、&font(red){「勇」}のジャスティパワーを&font(red){炎}に変えて戦う。

背中に羽があるため、幻星神では唯一ライゼロスの飛行能力が損なわれておらず飛ぶこともできるが、実戦ではあまり活用せず、第50話でディグロスから発射されるギガトロン砲を食い止めるために宇宙へ向かったのみにとどまった。
近接戦闘に特化しているため、キャノン砲を武器とするアーマーガンナーや、激しい突風を繰り出すキングゼロなどの遠距離攻撃を得意とする敵には苦戦を強いられることが多かった。

第29話では巨獣スカラベレスのパラライズビームで機能が低下し、搭乗していたグレンも変身が解除されて体が麻痺する絶体絶命の危機に陥るが、駆け付けたユカの力を借りて翔太が生身で操縦し、辛くも勝利を納めた。
本編での登場回数は10回と一番多いが、ジャスティカイザー登場後は[[主役機の座を譲る>主人公機乗り換え]]かのように出番が激減し、第3部では4機で唯一単体で運用されていなかったりする。((第47話でも合神するはずだったが、魔神ダルガにエンオウを撃墜された事で未遂に終わっている。))


&bold(){&size(16){武器}}
・&bold(){&font(red){勇鳳剣ライザーセイバー}}
背中の翼に装備された2本の刀。
必殺技時は1本の巨大な剣に合体させる。

・&bold(){&font(red){ライザーバーン}}
両肩から放つ超高熱竜巻。
当たれば敵を焼き尽くす威力を持っているが、巨獣キングゼロにはデスストームではじき返された。

・&bold(){&font(red){アームブレイザー}}
両手から超高熱プラズマを発生させて繰り出す手刀技。

・&bold(){&font(red){ライザーキック}}
[[高熱火炎を帯びた右足で放つ>レオキック]]飛び蹴り。


&bold(){&size(16){必殺技}}
・&bold(){&font(red){メガヒートスラッシュ}}
ライザーセイバーを1本の大剣へと合体させて炎の力で敵を一刀両断に切り裂く。
直接切り付けるパターンと炎の斬撃を飛ばすパターンの2種類存在する。

・&bold(){&font(red){クロスファイヤーバード}}
ライザーセイバーから炎の刃を放ち十文字に切り裂く。
第28話の巨獣デボラス戦でのみ使用。


**&color(goldenrod,blue){幻星神ニンライザー}

#center(){
&sizex(5){&b(){&color(silver,blue){幻星神、ニンライザー!}}}


&image(IMG_1776.jpeg,width=360,height=270)
#right(){&sizex(1){画像出典:『幻星神ジャスティライザー』第16話『吠えろ!幻星神ニンライザー』より。}
&sizex(1){©2004ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京}}
}



身長:50メートル
全幅:28メートル
体重:10700トン
最大歩行時速:350 km/h
最大出力:3500万馬力
スーツアクター:角田浩一

ライゼロスと星神獣ランガが『幻星合神』して完成する幻星神。
メインパイロットは&color(silver,blue){&bold(){ライザーカゲリ}}で、コクピットが中央に移動する。
グレンは右側、ガントは左側に移動してサポートを行う。
ランガのボディーを展開して上半身に変形、腕と首を収納して裏返し状態になったライゼロスに覆い被さる事で合神が完了する。

ランガの頭部がそのまま残った獣面が特徴的で、合神直後は野獣の如く雄叫びを上げる。
驚異的な瞬発力で敵を翻弄し、&font(blue){「仁」}の力を&font(blue){風}に変えて忍者のごとく戦う。

ケンライザーやジュウライザーをスピードと瞬間移動で圧倒した巨大ドクターゾラを越える機動力を持つ。
忘れられがちだが、特撮史においては殆ど例がない&bold(){&font(blue){『女性戦士の専用メカが合体した、女性の変身ヒロイン専用のロボット』}}という特記事項に値する機体でもある。
反面初登場が第16話と遅かった上に、本編での登場回数は4回しかなく、3体の中では一番出番が少ない。

両手と両肩のライザーストライカーを展開し、頭部から刃物が飛び出た&color(goldenrod,blue){『ブレイズモード』}と呼ばれる必殺技用の強化形態が存在し、玩具版でもギミックが用意されていたが、&s(){出番が少ないのもあってか}前期OP(第28話まで)に出たのみで劇中では未使用に終わっている。
その代わりに『劇場版セイザーX』ではニューボスキートが変化した偽ニンライザーがブレイズモードの姿をとっていた。


&bold(){&size(16){武器}}
・&bold(){&font(blue){仁爪牙ライザーストライカー}}
両腕に内蔵された爪。
クロー部分からプラズマを発生させて敵を切り裂く。

・&bold(){&font(blue){ハウリングバースト}}
口から放つ衝撃波。ランガから引き続き使用可能。
高層ビルを粉々に粉砕する威力を持っており、巨獣の巨体をも吹き飛ばしてしまう。

・&bold(){&font(blue){ライザーキック}}
ケンライザーのものと同名だが、こちらは回し蹴りの要領で敵に連続キックを叩き込む点が異なる。

・&bold(){&font(blue){トルネードバスター}}
空中から超高速で繰り出す[[きりもみキック>きりもみ回転(技)]]。


&bold(){&size(16){必殺技}}
・&bold(){&font(blue){タイフーン・スライサー}}
肩から発生させた竜巻で敵を捉え、ライザーストライカーで切り刻む。
一刀両断にするパターンと高速回転して敵を微塵切りにするパターンの2種類存在する。
『ブレイズモード』は本来この技の発動時に使用することを想定していた形態であった。


**&color(silver,black){幻星神ジュウライザー}

#center(){
&sizex(5){&b(){&color(darkgoldenrod,black){幻星神、ジュウライザー!}}}


&image(IMG_1775.jpeg,width=360,height=270)
#right(){&sizex(1){画像出典:『幻星神ジャスティライザー』第8話『出撃!幻星神ジュウライザー』より。}
&sizex(1){©2004ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京}}

}


身長:43メートル
全幅:35メートル
体重:11900トン
最大歩行時速:150 km/h
最大出力:5500万馬力
スーツアクター:岩崎晋弥

ライゼロスと星神獣コウキが『幻星合神』して完成する幻星神。
メインパイロットは&color(darkgoldenrod,black){&bold(){ライザーガント}}で、例によってコクピットが中央に移動。
カゲリが右側、グレンが左側に移動してサポートを行う。
ライゼロスを逆さにして両脚を開き、上下に分割したコウキが脚部と両肩のジョイントから挟み込むことで合神が完了する。

[[二足歩行になった亀>ガメラシリーズ]]のような名状し難い奇抜な姿をしており、全身が武器で構成されたそのフォルムは怪獣型からも人型からも離れている。
全身に漲る強大なパワーを秘めており、「智」の力を&font(yellow){電気エネルギー}に変えて戦う。

非常に高い火力と電撃攻撃にも耐えうる防御力を持っており、巨獣ギルモネの金縛り光線も短時間でほどいてしまう。
一方で機動力は4体の中で最も低いため、瞬間移動を駆使する巨大ドクターゾラには終始翻弄されていた。


#center{&bold(){&color(goldenrod,red){もっと早く動けねぇのかよ!?}}}

#center{&bold(){&color(darkgoldenrod,black){ジュウライザー(の機動力)では、これが限界だ!!}}}


空を飛べる敵に対抗出来る唯一の機体である。((幻星神はケンライザーを除いて大気圏内の飛行能力を持たず、他2体は遠距離攻撃に乏しいため))
登場当初は遠距離攻撃に乏しいケンライザーから交代して合神するパターンが多く見られた。
第22話ではケンライザーを苦戦させた巨獣キングゼロのデスストームを、[[高速回転>回ればなんとかなる(ウルトラシリーズ)]]しながらライザーキャノンを発射することで打ち破る芸当を見せた。
登場回数は9回とケンライザーに次いで多く、安定した活躍を見せていた。

銃火器を装備していることや監督繋がりから、[[ガンヘッド>ガンヘッド(映画)]]とよく比較されがち。


&bold(){&size(16){武器}}
・&bold(){&font(yellow){智玄砲ライザーバスター}}
ライゼロスの尻尾が頭部に配置されて出来た大型キャノン砲。
対象を蒸発させる高熱のプラズマを発射する。

・&bold(){&font(yellow){ライザーキャノン}}
両肩に装備した二門のビーム砲。
強力な破壊ビームを連続で発射出来る。

・&bold(){&font(yellow){マグナグラスパー}}
ライゼロスの脚部が変形した両腕の超電磁クロー。
敵を鋭い爪で切り裂いたり、圧倒的なパワーで巨獣を持ち上げることが出来る。


&bold(){&size(16){必殺技}}
・&bold(){&font(yellow){サンダーバースト}}
内蔵された火器からプラズマ光線を一斉砲撃し、敵を木端微塵に吹き飛ばしてしまう。


**&color(khaki,ghostwhite){幻星神ジャスティカイザー}

#center(){
&sizex(5){&b(){&color(gold,ghostwhite){幻星神、ジャスティカイザー!}}}


&image(IMG_1777.jpeg,width=360,height=270)
#right(){&sizex(1){画像出典:『幻星神ジャスティライザー』第33話『究極幻星神、光臨!』より。}
&sizex(1){©2004ジャスティライザープロジェクト・テレビ東京}}

}


身長:56メートル
全幅:35メートル
体重:13700トン
最大歩行時速:光速の&bold(){50%}(大気圏内)/光速の&color(red){&bold(){5倍}}(宇宙空間)
最大出力:&color(red){&bold(){測定不能}}
スーツアクター:角田浩一

ライゼロスと星神獣リュウトが『幻星合神』する事で完成する&color(gold,ghostwhite){&bold(){ライザーシロガネ}}専用の究極の幻星神。
リュウトのボディーが展開して装甲と下半身を形成し、逆さになったライゼロスを挟み込んで合神が完了する。

変形機構が同じジュウライザーと比べるとオーソドックスな怪獣型のフォルムをしている。
玩具では両肩からリュウトの二つ首を伸ばせばキングギドラモードにも出来る。
操縦はリュウト内のシロガネによって行われ、ライゼロスに他2人が乗っていなくても完全に力を発揮出来る。
というか、この形態だとジャスティパワーが強すぎてシロガネ以外が入ることは不可能。

強力なジャスティパワーを秘めているため、リュウトの状態からシロガネが制御する事が必要となる。
3大幻星神を全てにおいて上回る桁違いのスペックを誇り、その戦闘力は巨大カイザー・ハデスすらも圧倒するが、ジャスティパワーを制御している澪の負担も非常に大きい。実際第36話での出撃後には酷く衰弱し入院する羽目になったほど。
そのため、滅多には使えず本編での登場はニンライザーと同じく4回にとどまった。((講談社全員サービス『ひみつ大公開DVD』での巨獣グラゾス戦を含めると5回。))
その分劇中では無敗を誇り、苦戦らしい苦戦も第41話の魔獣ザリガンとゾラ艦の連携攻撃に多少怯んだ程度。
最後の出番となった第49話ではジャスティクリスタルを介してユカと真也のジャスティパワーを分け与えられた事で更にパワーアップし、メカ巨獣メガリオンを完膚なきまでに叩きのめした。
ミラージュパワーでシロガネが巨大化するまでは、このジャスティカイザーがジャスティライザー最大の切り札であった。

余談だが、手の3本爪や翼のあるスタイルなど、『[[ゴジラVSデストロイア]]』の[[デストロイア]]に類似しているが、デザインを担当した西川伸司氏はモチーフ説を否定している。本作では東宝怪獣のオマージュが多数見受けられるため余計にそう感じさせた点もあるのかもしれない。
寧ろ西川氏は後年に自身が手掛けた『[[SSSS.GRIDMAN]]』の[[アンチ(怪獣形態)>アンチ(SSSS.GRIDMAN)]]との類似性(首から上の構造)をTwitter(現・X)上で指摘したりしている。


&bold(){&size(16){武器}}
・&color(khaki,ghostwhite){&bold(){グリッターホーン}}
頭部の角から放つ高電圧の破壊ビーム。

・&color(khaki,ghostwhite){&bold(){ブレイブシューター}}
肩から放つ強烈な熱線。
劇中ではゾラ艦を撃墜した。

・&color(khaki,ghostwhite){&bold(){ジャスティグラスパー}}
ライゼロスの両脚が変形した爪で、形状こそマグナグラスパーと同一だが、特殊合金製の装甲さえも引き裂く程の怪力を誇る。

・&color(khaki,ghostwhite){&bold(){ブラストテイル}}
尻尾を振り回して先端で敵を切り裂く。


&bold(){&size(16){必殺技}}
・&color(khaki,ghostwhite){&bold(){ジャスティノヴァ}}
ジャスティパワーを全集中させて胸から放つ3色の破壊光線。


*【玩具版】
KONAMIから、非変型のサウンド&ライトギミックを搭載したタイプと劇中同様の変型合体ギミックを再現したタイプの2種類が発売された。後者はライゼロスとエンオウ&コウキがセット売りでランガとリュウトがそれぞれ単品で発売された。ライゼロスの単品売りはされていないので終盤の3体揃い踏み再現はかなりハードルが高め。
その他カバヤから食玩『幻星神ガム』が発売されている。こちらはリュウトは未発売で、代わりにジャスティカイザーとシロガネとの全3種の非変形キット『ジャスティカイザーガム』でラインナップされた。


*【余談】
・企画段階では後半から3機の星神獣にも乗り込める案も検討されていたが、『便利になりすぎる』という理由でシリーズ構成の稲葉一広氏によって却下された。

・幻星神の[[合体バンク>バンクシーン]]はミニチュア版とCG版の2種類が用意されている。&br()これについて川北監督は&bold(){『ミニチュアでメカのギミックを楽しんで貰って、CGで自由なカメラアングルを楽しんで貰いたいんだよ。』}と&s(){最初は『予算があるからだよ(笑)』と前振りをしつつも}語っている。((朝日ソノラマ『宇宙船』Vol.119(2005年7月号)より。))



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- 王道かっこよさのケンライザー         重武装がかっこいいジュウライザー     ニンライザー(笑)  -- 名無しさん  (2013-12-31 17:44:39)
- 白虎と青龍のカラーが逆なんだよね  -- 名無しさん  (2014-03-07 07:08:40)
- 3人乗り単体⇒ゲッターみたいにメイン交代⇒一人乗り  -- 名無しさん  (2024-11-15 00:25:59)
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