ミナト(仮面ライダーガッチャード)

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ミナト(仮面ライダーガッチャード) - (2024/09/23 (月) 02:29:19) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2024/03/22 Fri 19:47:01
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){
&sizex(4){&bold(){お~い、一ノ瀬。}}

&bold(){&color(#ff7f00,#1ad9ff){あっ、ミナト先生。おはようございます!}}

&sizex(5){&bold(){これ、なんだ? 希望する進路、真っ白なままだが?}}

&bold(){&color(#ff7f00,#1ad9ff){まだ見つけてなくて…俺のガ───}}

&sizex(5){&bold(){“ガッチャが!”だろ? もっと真面目に考えろ!}}
}



ミナトとは、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーガッチャード]]』の登場人物である。

演:熊木陸斗
キャラクターソング:&bold(){&color(#457ae6,black){「One Hint」}}

#openclose(show=●目次){
#contents()
}


*【概要】
[[一ノ瀬宝太郎>一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード]]や[[九堂りんね>九堂りんね/仮面ライダーマジェード]]が通う富良洲高校の教師で、彼らのクラス担任を務める。
担当教科は世界史。

フルネームは不明。「ミナト」が苗字なのか下の名前なのかも明らかでない。
……と思いきや、『[[仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク]]』にて、最悪の未来に於ける彼の墓標には&bold(){「MINATO」}とだけ書かれていたため、半ばネタ的に「ミナトがフルネーム」という疑惑が持ち上がっている。((映画公式Xのスペースでの湊プロデューサーの発言によると、ミナトの本名や彼の親戚の情報も知らなかったためにこうなったのが真相だという。))

振る舞いはどこかで気だるげで、大人や教師としての覇気や威厳のようなものはあまり感じられない。
また、なかなかに個性的な宝太郎には少々手を焼いているらしく、項目冒頭のように「『ガッチャ』が見つからない」として進路希望票を白紙のまま提出した彼を叱責する一幕もあった。

このように第一印象は冴えない雰囲気が強く、お世辞にも頼りがいがあるとは言い難い人物だが……


*【正体と人物像】

#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(#457ae6,black){ケミーの掟。『ケミーを目撃した者の記憶、そして記録……全て消し去るべし』。}}}

&bold(){&color(#ff7f00,#1ad9ff){ミナト先生…?}}

&sizex(4){&bold(){&color(#457ae6,black){秩序を守るための、我々のルールだ。}}}


&bold(){&color(#ff7f00,#1ad9ff){ミナト先生まで!?}}

&sizex(5){&bold(){&color(#457ae6,black){人とケミーによる多重錬成……120年ぶりかな?}}}
}


教師というのはあくまで表向きの顔。
その実態は[[錬金術]]を使う錬金術師にして、そんな錬金術師の秘密組織である「錬金連合」の一員。
それも&color(red){赤}の宝石が埋め込まれたアルケミストリングを持つ重職であり、連合が運営する教育機関「錬金アカデミー」の指導員でもある。

そんな錬金術師としての姿は連合の制服である肩[[マント]]付きの黒いスーツ姿であり、それまでボサボサだった髪も整えられたものとなる。
宝太郎が仮面ライダーガッチャードへの初変身と初戦闘を終えた後にその場に現れ、自身の正体を明かした。

[[一人称>一人称(日本語)]]は&bold(){&color(#457ae6,black){「俺」}}。
教師としては上記の通り飄々とした態度と雰囲気だが、錬金術師としては正反対の厳かな姿を見せる。
特に錬金術や[[ケミー>ケミー/マルガム]]の掟を守る事については厳格そのものであり、ケミーやマルガム、それに関連する事件や事故に巻き込まれた一般人の記憶は容赦なく消そうとするスタンスを貫く。
しかし、それも悪用されれば甚大な被害をもたらすケミーや錬金術の脅威から世界を守るためであり、時には情に流されて掟を忘れかける宝太郎に厳しい言葉をかける姿も見せている。
一方、そんな自分達の在り方に囚われず、普通の人々もまたケミーと繋がり合える世界を目指そうとする宝太郎の在り方には、どこか思うところや錬金術の新たな未来を作れる可能性を感じており、
物語が進むにつれて厳しさこそ変わらないものの、宝太郎の考えや行動に理解を示すようにもなっていき、時には多少の例外行為も行うようになった。
また、教師や指導者としての責任感も非常に強く、自身の教え子に危険が迫ったのなら自ら積極的に動いて最善を尽くそうとしており、そんな厳しいながらも優しさも確かに備えた人柄は宝太郎を始めとしたアカデミーの生徒達から大いに慕われている。

自前の変身アイテムを持たないため、宝太郎や[[黒鋼スパナ>黒鋼スパナ/ヴァルバラド/仮面ライダーヴァルバラド]]のように正面切って戦う事はできないものの、
高位の錬金術師としての腕前を活かして周囲の物体を錬金術で再錬成して武器に変える事ができ、加えて単純な身体能力そのものは宝太郎達に負けず劣らずの高さを誇るため、実際の実力は冥黒の三姉妹とも渡り合えるほど。

そうしてアカデミーの生徒や後輩であるスパナと共に、三姉妹やマルガムに立ち向かってきたミナトだったのだが……


*【突然の寝返り】
[[釘宮リヒト]]や針馬汐里といった錬金連合に属する錬金術師達の度重なる暴走と凶行による対応に追われる中、第17話にてグリオンと対面した事を切っ掛けに急にその態度を一変。
「釘宮達の暴走を止められなかったのは弱い学生達が原因」と、その責任の全てを彼らに押し付け、&bold(){「全員の退学とアカデミーの廃校」を宣言した。}
だが、宝太郎達が探してきたケミーは未だに行方知れずの個体が多く、その探索はまだ終わる兆しが見えないが、直後その後任としてその場に現れたのは&bold(){錬金連合の宿敵であるはずの冥黒の三姉妹だった。}
&bold(){ミナトはグリオンに寝返り、宝太郎達と敵対する道を選んでいたのだ。}

混乱する宝太郎達をよそに、[[仮面ライダードレッド]]に変身してヴァルバラドを容易に下すと、スパナが持っていたライドケミーカードを全て奪い、以後ガッチャードライバーの奪取と宝太郎達の記憶消去の為に彼らを狙うようになる。

だが、そうして宝太郎達と袂を別った後も、一般人が自分達の戦いに巻き込まれないように行動したり、
グリオンへの憎しみに駆られて冷静さを失ったスパナに対し、彼の師である枝見鏡花を殺したと嘘をつき、スパナが仮面ライダーへ変身できるかどうか試すような行動を取るなど少々不可解な動きを見せる場面が度々見られた。

そして、第24話にてグリオンの口から&bold(){ミナトが殺したとされる}「錫谷大輝」なる人物の名前が明かされたが……?


**《若きセンセイの過ち》
第25話にて、鏡花の口からミナトの過去が明かされた。
ミナトと彼女は錬金アカデミー時代の同級生であり、さらに後輩である錫谷ととりわけ親しい仲だった。
錫谷は閉塞的な錬金術の世界やそのあり方を変えたいと思っており、&bold(){「大物錬金術師となり、ケミーとより沢山の人々が繋がれる平和な世界を作る」}という夢を持っていた。
現実主義的なミナトは&bold(){&color(#457ae6,black){「お前の夢は甘すぎる」}}としながらも、それにめげることなく希望に満ちた姿でい続ける錫谷の姿を微笑ましく思っていた。

だが本編から10年前、事件が起こった。

その日、グリオンの手によってマルガムが現れ、学生達も多数訪れていた連合の研究所で暴れ出した。
真相を知らないミナトは1人、それを指導員だったグリオンに伝えようとしに彼の下に赴くが、同時に錫谷は当時アカデミーの指導員だった九堂風雅からグリオンを探し出すよう指示を受けていた。
そして、ミナトがグリオンのどこか他人事のような口ぶりと風雅が黒幕であるという言葉に混乱する中、錫谷が他の学生達と共にそこに駆け付けてグリオンと舌戦を繰り広げた末、ミナトは錫谷を信じてグリオンをその場で拘束した。

しかし、それが悲劇の引き金となった。
直後、グリオンはミナトの錬金術を跳ねのけると、それを逆に利用して金一色の[[ルービックキューブ]]を生成。
それを使って錫谷を叩きのめし、&bold(){致命傷を与えてしまった。}
しかも、グリオンはそこからさらにその場にいた学生達から自我を奪って[[洗脳]]し、&bold(){&color(red){その場で殺し合わせたのだ。}}

それからどれ程か経ち、その場にやってきた鏡花の目の前には夥しい数の死体と、その中で&bold(){&color(#457ae6,black){「俺が…錫谷を殺した……。錫谷の未来を奪った……」}}と項垂れるミナトの姿という凄惨極まりない光景が広がっていた。
この時、ミナトはグリオンからの一種の当てつけとして記憶を消去されずにそのまま放置されていた。

この過去はミナトの心に暗い影を落としてしまった。
彼が何かと宝太郎に目をかけていたのもその振る舞いが錫谷と一緒だったからであり、グリオンに寝返って宝太郎達の記憶を消そうとしたのも、これ以上自分のせいで若者達の未来を奪いたくないという彼なりの贖罪だった。
だが、それはグリオンに完全に屈服してしまった事も意味していた。
当然、自分達の非力さを知りながらもそんな巨悪に立ち向かおうとする宝太郎達がそれを良しとするはずがなかった。

やがて、それまでの敗北続きな状況にしびれを切らしたグリオンによって宝太郎達から全てのライドケミーカードを奪うように命令され、
ワープテラから生まれたプテラノドンマルガムと共に彼らから大半のカードを───特に宝太郎からはスチームライナー以外の全てのカードを奪い取るが、それでもなお諦めない彼らから説得される。
ミナトにとってそれはあまりにも眩しい姿だった。

#center(){
&bold(){&color(#d3af37,#e1e3e6){意味がない! お前達の&color(#f5e900,#141466){やってる事は…全部!}}}

&bold(){&color(#00ccff,black){どう&color(#e0c55a){して!?}}}

&bold(){&color(#d3af37,#e1e3e6){グリオンは強い…。&color(#f5e900,#141466){強過ぎるんだ!}}}
&bold(){&color(#d3af37,#e1e3e6){俺はこれ以上、あいつに……! &color(#f5e900,#141466){未来を奪われたく…ない!}}}

&bold(){&color(#00ccff,black){ミナト先生の昔の事を&color(#e0c55a){教えてもらった…!}}}

&bold(){&color(#00ccff,black){でも俺達なら大丈夫! 俺達を&color(#e0c55a){信じてよ! 一緒に戦おう!!}}}

&bold(){&color(#00ccff,black){先生&color(#e0c55a){!!}}}
}


だが……否、だからこそそんな彼らを錫谷のようにしたくない……[[トラウマ]]から脱せず、なおも聞く耳を持とうとしないミナトだが、宝太郎が変身する仮面ライダーアイアンガッチャードに敗北。

なおも宝太郎達から&bold(){&color(#ff7f00,#1ad9ff){「一緒にグリオンを倒そう…! 俺達と一緒に!!」}}と持ち掛けられるもやはり決心がつかず、まるで逃げるようにその場を後にした。

今度こそ完全に居場所を失ったミナト……果たして彼はどこへ向かうのか。


*&color(#f5e900,#141466){【仮面ライダードレッド】}

#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(#457ae6,black){大人しく渡せば命までは奪わない。}}}


&sizex(5){&bold(){&color(crimson,#cccccc){ドレッド&color(#2b0080){ライバー!}}}}

&bold(){&color(#7a45e6,black){舐めるな…。戦闘の実力は俺の方が上だ!}}

&sizex(4){&bold(){&color(#457ae6,black){生意気なOBにも、指導が必要だな……}}}


&sizex(5){&bold(){&color(#e9ff00,#141466){スチームライナー!}}}

&sizex(4){&bold(){&color(#457ae6,black){変身…}}}


&sizex(6){&bold(){&color(#f5e900,#141466){ドレッド・零式……!!}}}
}


第17話から第25話まで変身した。
また、初めて壱式にフォームチェンジしたのもミナトである。
ドレッドの詳細は[[個別項目>仮面ライダードレッド]]を参照。


*【余談】
・演じる熊木氏は以前から東映の特撮作品のオーディションを受け続けてきており、不合格が続いて思い悩んだ時期もあったが、その中で『[[暴太郎戦隊ドンブラザーズ]]』にて[[キジブラザー/雉野つよし]]を演じた鈴木浩文氏から励ましや激励を受けていたという。

・名前の由来は、本作のチーフプロデューサーの湊陽祐。名前の由来がプロデューサーになるパターンは[[前例が>仮面ライダー電王]][[ある。>武部直美(プロデューサー)]]


#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(#457ae6,black){甘いな。……でも、その甘さを守りたい。Wiki篭りとして、今はそう思ってる。}}}

&sizex(5){&bold(){&color(#457ae6,black){お前は追記・修正が好きだ。それでいい。それが…項目の命を守った。}}}
}


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- 途中から見え始めた苦悩がかなり辛い  -- 名無しさん  (2024-03-22 20:12:48)
- 哀しき悪役か…?言うほど悪かったようには見えないんだが  -- 名無しさん  (2024-03-22 20:39:48)
- 余談のところ文章が途中で切れてるんだけど?  -- 名無しさん  (2024-03-23 07:36:37)
- ↑今から直します  -- 名無しさん  (2024-03-23 07:40:43)
- 悪役ではないな。一時的にやむなく敵対しただけ。  -- 名無しさん  (2024-03-23 09:18:53)
- 哀しいのは事実だが悪役では無いわな… 悪者を演じる必要があったって点だけ見ればビルドのヒゲが近いのか  -- 名無しさん  (2024-03-23 12:35:12)
- 高校の生徒から声かけられるくらいには慕われてたりサスマタ使ったりしてた頃の記載も欲しいな  -- 名無しさん  (2024-03-23 23:02:56)
- 現時点ではクロスホッパーの回までは追記できるかな?  -- 名無しさん  (2024-05-01 18:19:53)
- 今までフルネーム出てないのは「無い」から?  -- 名無しさん  (2024-05-11 23:03:54)
- 仇であるグリオンが人形(ホムンクルス)だということが判明した今、名字がないミナト先生も人形(ホムンクルス)疑惑が…。  -- 名無しさん  (2024-06-17 14:24:19)
- 仮に人形だとしても記憶消去業務は過酷だろう(特に京都の時) ハリケンジャーも2体でやってたのに1人はキツくない?  -- 名無しさん  (2024-06-29 13:33:10)
- ミナト先生は多分名字でしょ(湊かな?)  -- 名無しさん  (2024-07-30 10:37:45)
- 熊木さんのXと舞台挨拶によると、デイブレイク時空の先生は生徒を庇って拷問を受けて顔に傷を負っていたみたい。そっちではグリオン陣営のまま亡くなったのだろうか  -- 名無しさん  (2024-07-30 10:43:01)
- 放送開始時の演者のインタビューによるとNARUTOのカカシ先生をイメージして演じてる(呪術の五条も参考にしようとしたが最強すぎたのでやめた)らしい  -- 名無しさん  (2024-08-06 20:07:14)
- もしVシネがあるなら先生主人公でまたドレッドかVシネオリジナルライダーに変身してほしい  -- 名無しさん  (2024-09-23 02:15:33)
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